田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

消えない罪(The Unforgivable)

2021年11月30日 18時36分29秒 | 日記

Sandra Bullock Movie The Unforgivable Trailer

The Unforgivable' Trailer - Video | Moviefone

The Unforgivable Movie Still - #611128 The Unforgivable Movie (2021) Dual Audio Archives HD 720p - Final News24

 「しあわせの隠れ場所」「ゼロ・グラビティ」のサンドラ・ブロックが、許されぬ罪を背負って生きる元受刑者を演じたヒューマンサスペンス。過去に犯してしまった殺人の罪で服役し、20年の刑期を終えて刑務所から出所したルース・スレイター。しかし、罪を償って社会に出たはずの彼女を待ち受けていたのは、過去の罪が許されない世界だった。社会に溶け込むことができずに孤立し、安息を求めて訪れた故郷の地でも厳しい批判にさらされ、行き場をなくしていくルース。そんな彼女が罪を償うことができる唯一の手段は、昔、とある理由で置き去りにしてしまい、離れ離れになってしまった妹を捜すことだった。サンドラ・ブロックが主演のほか製作も務め、2019年・第69回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(アルフレッド・バウアー賞)を受賞した「システム・クラッシャー 家に帰りたい」で注目されたドイツの新鋭ノラ・フィングシャイトがメガホンをとった。共演にビンセント・ドノフリオ、ビオラ・デイビス。Netflixで2021年12月10日から配信。それに先立つ11月26日から一部劇場で公開。(映画.comより)

 

 

 

<2021年11月28日 劇場鑑賞>

 待てばNetflixで見れたんですけど、近所の映画館で上映されていたから行ってきました。サンドラ・ブロック、好きなのに最近見なくて、久しぶりだったので、そこに飛びついたってこともあるんですけど。

 果たして、サンドラは熱演でしたね~。保安官殺しの罪で20年の刑期、でも模範囚なので少し早く保護観察で出てきたという設定。化粧っ気のない顔、なんだか目が小さく見えました。サンドラの年齢設定が「?」と思うほど妹が若く、ちょっと不自然な感じもあるのですが、若くないサンドラが醸し出すなんとも言えない悲哀が、却ってリアルな雰囲気を作っていると、私は思いました。

 過去の映像が断片的に織り込まれます。姉妹は、早くに母親を亡くしたのでしょうね、父親と3人暮らしのようなのですが、サンドラが「お父さん、やめて!」と叫んでも父親は子供たちの部屋をロックして出て行ってしまい、何かいけないことが起きている模様。そして、家を取り囲む人々。妹を守るため、呼びかけられても家の中に籠るサンドラ。この時、妹は5歳。サンドラは、かなり大きいです。

 いくら模範囚でも、保安官殺人ともなると罪は重く、社会も容赦ありません。辛いことばかりですが、じっと耐えるしかありません。実は彼女は、服役中に妹にたくさん手紙を書いたのですが、一度も返事は来ませんでした。無事なのか。どんな感じに育っているのか。妹の人生を邪魔する気はありませんが、一番の関心事はそれなんです。彼女は行動を開始します。

 彼女を助けるのが、弁護士のヴィンセント・ドノフリオ。罪はちゃんと償っているし、妹の養父母に面会する権利と殺人とはまた別、という考え。彼は姉妹の元の家に住んでいるのです。過去の事件は知らなかったようです(なんで元の実家に、偶然弁護士が住んでいるのか、とは思いましたけど)。彼女に対する警戒を解かないヴィンセントの妻は、肌の黒い息子たちを必死に守っているようにも見えます。この妻を演じるのがヴィオラ・デイヴィス。しかし妹の養父母は、大切に育てている娘を犯罪者と会わせる気はありません。(養父母との)面会時間中は、賢くしているつもりだったサンドラも、20年も刑務所にいて世間を知らないのです。つい声を荒げてしまい、ますます嫌悪されてしまいました。

 と、それだけでも充分成り立つ話なのに、そこに殺された保安官の息子たちが絡んできます。なにが模範囚だ、あいつのせいで母はアルコール中毒に、自分たちも悲惨な人生を歩むハメになったんだ、と鼻息も荒く復讐心に燃えています。危なっかしかったですね、本当に。彼らは深く考えずに行動しているゆえ、何をするかわからないし、サンドラも無防備です。いろんな人が絡んで、本当にドキドキしました。

 ただ、勝手なことを言うと、どうしてもサンドラがいい人に見えるので、最初から「何かあったに違いない」と思うし、話の途中で真相が見えてしまいます。でも、だからと言って、緊張が解けるわけではなく、ヴィオラが真相に気付くところなどは出色でした。この映画は、女性たちがよかったですね。妹の養父母も、面会したサンドラが「寝ない子だった。今、睡眠は取れているの?」と尋ねたとき、何かに気付いた母親の表情も出色でした。父は嫌悪するばかりでしたが(それはそれで当然なのだが)。

 悲しかったです。年の離れた妹。私には、年の離れた弟がいるのですが、やっぱり私もサンドラと同じことをしたでしょう。切実さがわかるだけに、身を切られる思いでした。

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ブルーに生まれついて(Born to Be Blue)

2021年11月27日 17時12分56秒 | 日記

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 イーサン・ホークが1950年代のジャズ界で活躍したトランペット奏者でボーカリストとしても活躍したチェット・ベイカーに扮し、その半生を描いた伝記映画。黒人ミュージシャンが主流だった50年代のモダンジャズ界で、甘いマスクとソフトな歌声で女性を魅了し、一世を風靡したチェット・ベイカーだったが、やがて麻薬に溺れ、どん底の日々を送ることとなる。しかし、1人の女性との出会いにより、ベイカーは再生の道へと踏み出していく。イーサン・ホークは本作出演のため半年におよぶトランペットの集中トレーニングを受け、劇中ではベイカーの代表曲「マイ・ファニー・バレンタイン」など歌声も披露している。2015年・第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品。(映画.comより)

 

 

 

<2020年7月16日 録画鑑賞>

 古い映画ですみません。この映画の主人公、チェット・ベイカーは実在のトランペッターなんですね。音楽に疎い私は知らなかったのですが、その昔「バード」という映画を見たことがあるので、彼の名前が出てきた時に「あ、実話か」と認識できました。一世を風靡したとあるから、さぞ魅力的な男性だったのでしょうね。なるほど、演じるイーサン・ホークもその甘いマスクを最大限利用して、うまくハマってましたね。楽器の演奏も、自ら演じられるように練習したとか。さすがです。

 しかし、私は本人の声を知らないから比較することはできないのですが、どうなんでしょうね。彼は元々俳優だから、ソフトな感じはうまく出ていたけれど、いまいち声に幅がないような、艶がないような感じがしました。もちろん、音程は外してないんだろうけれど。女の子の描き方も単純な印象を受けました。

 まぁでも、本人がそういう歌い方だったのかもしれませんね。知らないのに、こんなこと書いてすみません。でも、イーサン・ホークは大好きです。一番好きなのは、やっぱり「ガタカ」かな。

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テーラー 人生の仕立て屋(Tailor)

2021年11月26日 17時00分49秒 | 日記

テーラー 人生の仕立て屋」 : ヨーロッパ映画を観よう!

テーラー 人生の仕立て屋』レビュー:ウェディングドレスのオーダーメイドを始めた中年男の人生サバイバル! (2021年9月2日) - エキサイトニュース

 

映画『テーラー 人生の仕立て屋』崖っぷちの仕立て屋が“ウエディングドレス作り”で大逆転?! - ファッションプレス

 移動式のスーツの仕立屋を営む主人公が、初めてのウェディングドレス作りに奮闘する姿を通して、人と人とのつながりや人生の希望を描いたドラマ。ギリシャ最大規模のテッサロニキ国際映画祭では、ギリシャ国営放送協会賞、青年審査員賞、国際映画批評家連盟賞の3冠に輝いた。アテネで36年間、高級スーツの仕立て屋店を父と営んできた寡黙なニコス。そんな中、不況がギリシャを襲い、店は銀行に差し押さえられ、ショックで父は倒れてしまう。途方に暮れたニコスは、手作り屋台で、移動式の仕立て屋を始めることを思いつく。しかし、道端で高級スーツはまったく売れなかった。そんなある日、ウェディングドレスの注文がニコスに飛び込んでくる。紳士服一筋だったニコスは、隣人の母子に手伝ってもらい、女性服の仕立てを学びながら、人生初めてのウェディングドレス作りに挑むことになるが……。主演はギリシャのベテラン俳優、ディミトリス・イメロス。監督は本作が長編初作品となるソニア・リザ・ケンターマン。(映画.comより)

 

 

 

<2021年11月23日 劇場鑑賞>

 例によって都会からいくらか遅れてやってきた映画なのですが、主役のおじさんの味のある顔立ち・表情が、噂に聞いた「商売に行き詰まっている老舗テイラー」をそのまま体現していて、「これは見たい」と思わせる広告展開でしたね。確かに、この主演俳優さんは、とてもよかった。彼の頑固そうな父親や、その友人たちもなかなかに魅力的なお年寄りたちで、魅せましたね。ただ、ストーリーがやや平凡でした。先入観から期待値が高すぎたのかもしれませんね。

 一時は、将軍など地位のある人やお金持ちが顧客についていたテイラーも、いまや一から高級な生地でスーツを仕立て上げる人などなく、閑古鳥鳴きまくり(笑)。いよいよお店も差し押さえの危機に直面しています。待っても来ない客を待つより自分が動くべきと、主人公(ニコス)は屋台を引っ張り、行商に出ます。しかし、基本、ストリートはお金持ちが来るところじゃないんですね。みな気軽でお安いものを求めているため、高級紳士スーツなど、だ~れも買いません。途方に暮れていると、ある女性に「娘が結婚するんだけど、ウェディングドレスを作れるかしら」と声をかけられます。「えぇっ!」と思ったニコス、一度は断りますが、本当に生活に困っているゆえ、とにもかくにも引き受けます。

 で、ここはファンタジーだと思うのですが、紳士服とウェディングドレスは全く違うにもかかわらず、ニコスはいとも簡単に魅力的なドレスを作ってしまいます。大喜びな新婦。ところで、ニコスは近所の女の子と仲良くしているのですが、「いつも無理ばかり言ってすみません」と、母親が時々果物などを差し入れていました。彼女はニコスの作業場に女性ものの洋服があるのに目を止め、声を掛けます。実は彼女も洋裁が得意で、自分のワンピースくらいは作ってたのです。そこから、二人の共同作業が始まります。

 このへんは楽しかったですね。日本と文化が違うのでしょうが、屋台で簡単に採寸してもらって、体にフィットしたお洋服を作ってもらえるんだったら、私も行くな~と思いました。日本でオーダーメイドなんて言うと、貧乏人には敷居が高いのですが。どの服も大きい147cmの私は、ちょっとうらやましかったりしました。

 と、ファンタジーとは言え、目にも楽しかったのはここまで。ここから先は、ちょっと月並みな展開になってしまいます。ギリギリありそうな粗野な父親(少女のね)といい、「監督は女性かな」と思わせる展開でした。

 ラストは希望を描きます。レースをちょっとひらひらさせながらのニコスの出張車。でも、そんなにウェディングドレスの需要があるのかな、とも思いました。ギリシャは、日本と違って若者が多いのかもしれませんが。

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モスル あるSWAT部隊の戦い(Mosul)

2021年11月25日 17時43分48秒 | 日記

Mosul – Refugees Welcome Film Fest

緊迫の戦闘シーンの数々が 『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』予告編&場面写真公開|Real Sound|リアルサウンド 映画部

Mosul' Review – The Hollywood Reporter

 IS(イスラム過激派組織)によって何もかもを奪われた男たちが、命がけでゲリラ戦を仕掛ける姿を実話ベースで描いた戦争アクション。「アベンジャーズ」シリーズのルッソ兄弟がプロデュース。監督は「ワールド・ウォーZ」「キングダム 見えざる敵」などの脚本を手がけてきたマシュー・マイケル・カーナハン。長引く紛争により、荒廃したイラク第二の都市モスル。21歳の新米警察官カーワは重武装したISに襲われたところを、ジャーセム少佐率いるSWAT部隊に救われる。カーワが身内をISに殺されたと聞いたジャーセムは、その場で彼をSWATの一員に招き入れる。少佐を頂点に統制が取られ、十数名の元警察官から構成されるその部隊は、本部からの命令を無視して独自の戦闘をおこない、カーワには明かされないある使命でつながっていた。激しい戦闘で仲間を失い、絶望的な状況に直面しつつも、部隊はISの要塞に向かう決断をする。その決断の裏には、彼らの隠されたある任務があった。(映画.comより)

 

 

 

<2021年11月21日 劇場鑑賞>

 ちょっと変わった”色”の映画でしたね。ISを題材にした映画と言えば、例えば”貧しくない層の白人青年”が、勧誘されてしまう顛末とか、被害者になってしまった人たちの目線の映画とか、そういったものはあったと思うのですが、今回のように「全編アラビア語」「キャストもアラブにルーツを持つ者たちだけ」というのは初めてなんじゃないかな。しかも、セットとは思えない臨場感。銃を撃つ音が本当にお腹に響き、しかもそれが切れ目なく続くので、次に何が起こるかわからない緊張感も相まって、精神が続かないかと思うほどでした。しんどかった。

 イラク第二の都市、モスル。IS(ここでは映画に倣ってダーイッシュと呼ぶことにします)に奪われ、奪還しても残党がくすぶり、どこからダーイッシュが飛び出してくるか、どこかから狙われているのか、予測もできない現地で、とにかく、歩くことも角を曲がることもままならない状況です。現地の若き警察官カーワは、仕事中にダーイッシュに襲われ、叔父を殺され、もうダメだという時にSWATに助けられます。SWATといっても有志で、元警察官の面々ではあるのですが、正式なものではありません。隊長は、身内を殺された経験があるというだけでカーワをスカウト、SWATに引き入れます。もちろん、隊長もプロですから、彼は使えると見て取る何かがあったのかもしれません。

 冒頭から銃撃に次ぐ銃撃。見ているほうも気が休まる場面がありません。SWATの面々は、安全地帯を目指しているのではなく、ISの本拠地を目指して進んでいるのです。隊長は、立派な指揮官なのですが、なぜかよくゴミの始末をしています。若い兵士たちが散らかせば拾い、兵士たちにも「ゴミを集めろ」と命令したりします。どこかに踏み込めば、まずゴミを拾うなどその辺を簡単に整理整頓するのです。お片付け大好きな私は、ここ、ウケました。これに関する説明はなかったので、単に隊長の癖なのか、あるいはゴミが最も危険だという認識でもあるのか、そのへんはわかりません。

 隊長は戦闘により家族を失ったからか、子供には優しく、車で移動している最中に、父親の遺体を運んでいる少年たちを見つけ、乗せてやろうとします。兄は父との約束があると言って現地にとどまり、弟だけが乗せてもらっているのを見るのは辛かった。どちらが安全なのかはわからないけれど、彼らはもう会えなかったかも。隊長は、家族連れを見つけて弟を託すのです。自分たちは進軍しなくてはなりませんから。

 過酷な戦闘下、SWATは一人、二人と減ってきます。それでも粛々と進むしかありません。

 

 

<ここからネタバレ>

 隊長はある罠にはまり、死亡。残った隊員たちは泣く暇もなく進軍します。そしてダーイッシュに掌握された街中まで進んだ彼らは・・・そうです、家族に再会するのです。これが彼らの隠されたミッションでした。隊長曰く、若者を一人でも多く、希望を持って残すことができたなら、次に国家を再建するから、と。

 少し不意を突かれた展開でした。そして、まだ新人警察官だった主人公のカーワは、この頃には目つき・顔つきが鋭く変わっているのです。この辺は「太陽の帝国」のクリスチャン・ベイルを想起しました。

 緊張感MAXだった作品だけに、最後にはどんな展開をするのだろうと思っていたのですが、まさか家族との再会とは。もちろん、「死んだ」と聞かされていた妻が再婚してたりとか、そんなこともあったりするのですが。このおきまりの展開、不要だったかも(笑)。

 怖かったですね、本当に。身体の弱い人にはお勧めしないです。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(Once Upon a Time... in Hollywood)

2021年11月20日 22時49分17秒 | 日記

ネタバレなし】『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』映画に愛をこめて ハリウッド の夜、あるいはタランティーノのインテルビスタチェ・ブンブンのティーマ

賛否両論の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 タランティーノがあえて描かなかった“惨状”とは? | 文春オンライン

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告編 ─  クエンティン・タランティーノ監督、レオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピット&マーゴット・ロビー | THE RIVER

 クエンティン・タランティーノの9作目となる長編監督作。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターを初共演させ、落ち目の俳優とそのスタントマンの2人の友情と絆を軸に、1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた。第92回アカデミー賞では作品賞や監督賞、脚本賞、ディカプリオの主演男優賞、ピットの助演男優賞など計10部門でノミネートされ、助演男優賞と美術賞を受賞した。テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリフ・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する。(映画.comより)

 

 

<2020年7月11日 録画鑑賞>

 おもしろかった!さすが、評判がよかっただけのことは、ある。私、事件のことは知識として知っていても、シャロン・テイトは全然知らないし、1969年当時のことは小さすぎて記憶になく、せっかく映画を見ても「そうそう!」とならないのがとても残念でした。でも、後付けの知識でも、ヒッピーたちのコミューンとか、フラワーチルドレンとか、なるほどこんな感じだったのかと、かなり楽しめました。ブルース・リーが多弁過ぎて弱いのだけは納得できないけれど、他ならぬタラちゃんが作った映画だから、ワザとなのか、ウケ狙いなのか。

 ヒッピーって、元々よく理解できない存在だけど、仕事もせずに洗脳だけされたのかな。また、チャールズ・マンソンたちって、金持ちを恨んでいただけなのかな。それとも、個人的な狙いがあった?日本人の私には、そのへん、よくわからないです。

 落ち目のリック(レオナルド・ディカプリオ)と、彼から離れられないスタントマン、クリフ(ブラピ)。この二人はとてもうまかったです。劇中では、二人とも現実をよくわかっている賢い人たちだし、実力だってある。それでも、絵に描いたような落ちぶれ方をするのはなぜなんだろうと、マジで考えてしまいました。役者さんたちも、本当によかったです。みんな、うまいわ。

 楽しめました!

 

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