田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

刺さった男(LA CHISPA DE LA VIDA)

2016年12月30日 16時26分53秒 | 日記

 失業中の元宣伝マン、ロベルト(ホセ・モタ)はなかなか就職先が決まらず失意の日々を送っていた。かつて彼がコカコーラのキャッチコピーを生み出したことなど、もう誰も評価していないのだ。そんなある日、古代遺跡の発掘現場に立ち寄ったロベルトは、ひょんなことから工事現場の鉄柱が頭に刺さり動けなくなってしまう。テレビ局や広告代理店、市長らがエゴ剥き出しの狂騒を繰り広げるなか、一夜にして有名人となっていくロベルト。やがて現場に駆け付けた妻(サルマ・ハエック)に、ロベルトは自身の命を懸けた一発逆転の大勝負に出ると訴える……。(moviewalkerより)

 

 

 

 随分前に見た録り置き映画。劇場では同じアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の映画を順に公開したようです。「スガラムルディの魔女」と「刺さった男」です。なにやら発掘とかで、公開されなかった(あるいはされそうにない?)映画を夜に一回上映とか、そんな感じで公開されたんだと思います(大阪ではね)。チラシももらってたし、wowowで発見したときは思わず録画。94分と、長さも手頃。

主人公のロベルトは、ごく若い頃(10代?)コカコーラかなにかのキャッチコピーで大当たりし、才能あると言われた元宣伝マン。しかし、それ以降はヒットもなく、中年となった今では失業しています。いまだ過去の栄光にしがみつくロベルトもロベルトですが、かつて彼を褒めそやした連中もいまはそっぽを向き、就職活動をするも、みなにべない返事ばかり。ロベルトはいよいよ行き詰まるばかりです。家に帰ればサルマ・ハエック演じる妻が、気丈に励ましてはくれるのですが、実際に仕事もないのに、無責任な励ましは気が滅入るばかり。どうしていいかわからないロベルトは、ふと新婚旅行で訪れたホテルを見に行くことにします。しかし、そこにかつてのホテルはなく、市長の肝いりで博物館が建てられている模様。しかも遺跡が出たとかで、建設は遅々として進まず、業績をアセる市長は未完成のまま「見せれる部分」だけを公開してメディアにお披露目しているところでした。

とまどっているうち、賑わっている博物館に入り込んでしまったロベルト。報道陣にとまどい、人気(ひとけ)のなさそうなところに迷い込むと、そこは未完成の工事現場。立ち入り禁止区域に入ってしまい、警備員に呼びかけられた拍子に落下。あろうことか、突き出た鉄筋に後頭部が刺さってしまい、動けなくなってしまいます。一命は取り留め、意識ははっきりしているものの、どうしようもありません。さぁ、たいへん。医者が呼ばれるも、下手に抜いてしまうと出血多量で死亡するため動かせないし、ここで手術するにも・・・と、八方塞がりなようす。

さぁここから、いろんな人々の思惑が交差します。人命よりも「責任はどうなる」と、政治生命の方が心配な市長。遺跡を守りたい一心の館長。責任が取れないからと、右往左往するだけの医者たち。独占的にインタビューして視聴率を稼ごうとするメディア関係者。それに乗じて金を稼ごうと考えるロベルト本人。先ほどむげに就職を断ったかつての知人は、就職できなかったことで自殺したなどと言われて企業イメージに傷がつくことを恐れ、急に「君を重用する」と言い出す始末。挙げ句には「死んだ方が独占インタビューに価値が出る」と言い出すメディア幹部まで現れ、サルマ演じる妻にこっそり大金を示すヤツも。

やがて呼ばれたロベルトの子供たち。長男はごつい靴をはいたゴス系ロック野郎で、顔は美形なんでしょうが、なかなかパンチのある出で立ちで現れます。娘はおとなしくて、やや病んでそうな感じです。この娘を留学させたいという意向もあり、ロベルト本人はカネに執着しています。

そんなこんなで、いろんな人々と思惑が入り乱れ、どうなることか、オチはいったいどうつけるのかと、結構ハラハラします。そんななか、最初から最後まで毅然とした態度をとり続けるのが、サルマ演じる妻です。どこまでも夫の身を案じ、大金を払いのけ、子供たちと一緒に最後まで夫に寄り添います。えらいなぁ。

もう2年も失業しているロベルトが、お金に執着する気持ちはとっても理解できるし、メディアたちもいやらしいように描かれているけど、実際そんなものだろうし、それも彼らの仕事のうちなんだろうと思う。ソデにしておいて「重役として雇う」と急に言う旧友はどうかと思うし、人が死ぬかもしれないのに政治生命しか頭にない市長も「どうよ」と思うけど、現実はそんなものなんだろうなぁ。世知辛い。でも、私も大金がかかっていればよろめくかも(笑)。

 

 

 

 

<ここからネタバレ>

結論から言えば、ロベルトは助かりません。急場の手術室をこさえてもらって、現場で執刀してもらうのですが、やはり傷が大きすぎました。無理ないですよね。鉄筋の柱なんですから。

そして、大金の入ったジュラルミンケースを蹴り倒して、子供たちと一緒に現場を去るサルマは超クール!思わず「サルマ・ハエック、ええ役やってるやん!」と言ってしまいました。でもやっぱり、もったいないなぁ。一生楽できるのになぁ・・・(笑)。

気のせいかもしれませんが、サルマ・ハエックはスペイン語の映画の方が輝いているように見えました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)

2016年12月27日 07時45分18秒 | 日記

This Fan-Made Rogue One Poster Is Gorgeous, As Are These New Photos

 「スター・ウォーズ」シリーズの「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化。「エピソード4 新たなる希望」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする物語となり、一匹狼のヒロイン、ジン・アーソが、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれる。主人公ジン・アーソ役は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。監督は2014年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。(映画.comより)

 

 

 

 どこまで続くのか、スターウォーズシリーズ。私はリアルタイムではなく、「みんなが知ってるから」な~んて理由で後から見たクチなので、あんまりこのシリーズに対する思い入れはないのですが、この新作の評判もいいということで、見てみることにしました。お話も、一応把握していますしね。

さて、今回のスピンオフは、「3」と「4」のつなぎの物語。ということは、遙か昔に初めて「スターウォーズ」が公開された時のお話につながる、ということですね。「3」はずいぶん後に公開されたわけですが。

優秀な科学者だったマッツ・ミケルセンは、妻と幼い娘との3人で、隠遁生活をしています。しかし、ベン・メンデルスゾーン演じる帝国軍将軍に見つかり、連れ戻されます。要は、帝国軍のやり方に不審を抱いた科学者が逃亡を試みたけれど、彼をどうしても必要とする軍に連れ戻された、そんな感じでしょうか。妻は殺されますが、娘だけはなんとか旧友の元に保護することができ、マッツはおとなしく従います。この旧友がフォレスト・ウィテカーです。

そして時は流れ、幼かった娘は長じています(フェリシティ・ジョーンズ)。いろいろあるなかで、フォレストともはぐれ、一人で生きざるを得なかったフェリシティは、少しすさんでいますが、「父の子」である誇りは失っていません。やがて反乱軍に確保され、協力を要請されます。彼らが欲している「デス・スター」の設計図も必要なのです。「なぜ私?」と問うフェリシティ。そう、それを設計したのはマッツ・パパだったのです。そこから始まる帝国軍と反乱軍の壮絶な攻防。さすがのスターウォーズ。その激しい戦いの様子は、類を見ないほどの臨場感で観客を圧倒します。

しかしながら、映像は他を寄せ付けないほど素晴らしいものではあるものの、ストーリーはそれだけです。まぁ、前後のお話が決まっているので、当然と言えば当然なのですが。そして当然、「4」につながるというとことで、反乱軍の手に無事設計図が渡るわけです。

 

<少しネタバレ>

 ラストシーンで、設計図が無事にレイア姫に手渡される場面があるのですが、今のレイア姫のままで、「あれっ?」と思いました。「4」での姫は若かったのでは?「私の勘違いで”フォースの覚醒”に繋がるんだったかな」とか考えてしまいました。この辺、コアなファンの方々はどういう受け止め方をされているのでしょうか。是非お聞きしたいです。なにか、私が重要なことでも見逃しているのでしょうか。

 

 

さて、個人的には旧態依然とした「どんなに真ん中にいても、主人公には弾は当たらない」「もうダメという時も、思いがけない人が間一髪で救ってくれる」という場面の繰り返しで、少々うんざりしました。他のみんなは死んでゆくのに。わざとかなぁ。

これはちゃんと「4」に繋がっているから、単品なんでしょうね。次はどんな作品になるのかな。当然「フォースの覚醒」の続きか?なにかフェイントがあるか?わかりませんね~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めまい (1958)  (VERTIGO )

2016年12月25日 10時34分15秒 | 日記

b0170958_11324472.jpg

Vertigo movie poster image

 

 今なお映画界に多大な影響を与えるアルフレッド・ヒッチコック監督の作品群の中でも著名なサスペンスミステリー。過去のトラウマから高所恐怖症になってしまった元刑事が、ある人妻の身辺調査を続けるうちに彼女の奇異な行動に翻弄(ほんろう)されていくさまを描き出す。高所恐怖症や夢遊病といった心理学的な仕掛けをちりばめ、過去と現在を交差させた技巧を凝らした演出や、二つの役柄を演じ分けたヒロイン、キム・ノヴァクのなまめかしい美貌に魅了される。(シネマトゥデイより)

 

 

 

 <午前10時の映画祭より>

 行ってきました~、久しぶりに午前10時の映画祭。有名どころで表題はよく聞いていて、知ってるつもりで実は見てない、みたいな作品が結構多く、実はコンプレックスにもなってます。一つづつ解消していきたいです。

さて、ヒットコック監督の超有名作「めまい」。技術こそ拙いですが、今見ても怖いですねぇ~。大したCG効果もないのに、やっぱり彼は天才だったのですね。

主人公のジェームズ・スチュアートは、優れた警察官(警部?)でしたが、ある事件がきっかけで高所恐怖症になってしまい、自己嫌悪から辞職してしまいます。元カノのところへは再三出入りしているようですが。そんな彼に、旧友から連絡が。「信じられないだろうが、妻が何かに取り憑かれている。行動がおかしいので尾行して監視してくれないか」とのこと。断り切れなかったジェームズは、彼女の監視を始めます。すると、確かに行動が奇異。友人が言うとおり、何かに取り憑かれている模様。しかも、本人は何も覚えていないという。「そんなバカな」と思いながらも、美しくはかなげで、危なっかしい彼女(キム・ノヴァク)を放っておけず、徐々に惹かれてゆく元警部。あかんだろ!友人の奥さんだ!節操なさすぎ(笑)。

しかし、取り憑かれたものから彼女を救うことはできず、ついには投身自殺。友人も彼を責めず、罪には問われなかったものの、愛した女性を救えなかったショックは大きく、元警部は精神を病んでゆきます。

しかし、ここでまだ、物語は半ば。驚きの展開が待ち受けます。ミステリーにさほどのヒネリはないのですが、あらゆる面で怖かったですね。犯罪そのものも怖いのですが、精神を病んだ後のジェームズ・スチュアートもなにげに怖い。この辺は人により、「現実なのか」とか、解釈も違ってこようかと思います。

それにしても、男の人って変わらないんだなぁ・・・と冷めてしまいます。しっかりものの元カノの元へ頻繁に出入りしながら、聡明な彼女ではなく、美しくて危うげな、お金持ちで昼間からブラブラしまっくている奥様に惹かれてゆくのですから。自分がいないと何をするかわからないようなもろさ、今にも死んでしまいそうなはかなさ(つまりは何かに取り憑かれてしまう弱さ)に、たまらなさを覚えるのですね。人妻なのに。まぁ、しっかりしすぎの元カノがかわいくないのもわかるような気もしますが。

ともかく、個人的には「ヒマだからそんなこと、考えるのよ。必死に忙しいと、取り憑かれたのうんぬんなんて言ってるヒマ、ないから」と思ってました。もちろん、物語はそうではない意外な展開を見せるわけですが。

まぁ、どちらにしても、結果的には悲しい物語でしょうね。残酷です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

唐山大地震(唐山大地震)

2016年12月22日 07時35分45秒 | 日記

イメージ 1

イメージ 2

 

 20世紀最大の震災といわれる1976年の唐山大地震を題材に、「女帝 エンペラー」のフォン・シャオガン監督が描いたヒューマンドラマ。1976年7月28日、中国河北省の唐山市でマグニチュード7.8の直下型地震が発生。崩壊した家の下敷きになった子ども2人のうち1人しか救えないという絶望的な状況に陥った母親は、苦悶の末に息子を選ぶ。そしてその声は、ガレキの下の娘の耳にも届いていた。奇跡的に命を取り留めた娘は、養父母のもとで成長するが……。日本では当初2011年3月26日に公開される予定でプロモーションも進められていたが、直前の3月11日に東日本大震災が発生。劇中に大地震の再現シーンなどが含まれることから、配給の松竹は公開を延期。4年後となる15年にあらためて公開を決めた。(映画.comより)

 

 

 

 ずいぶん前に見た録画鑑賞。しかしながら、あまりに強烈な印象ゆえ、記憶はあまり薄れていません。本当に良くできた作品でした。

上にもありますが、いったんは公開が決まっていた作品。我が田舎、和歌山でも公開される予定でした。そこへ起きた東日本大震災。あえなく公開中止となり、そのまま和歌山に来ることはなかったのでした。4年後に公開された、とあるので、都会では上映されたのでしょうね。

ということで、wowow録画です。

唐山大地震とその32年後の四川大地震は史実、主人公の物語はフィクションです。とある平凡な家庭。両親と双子の姉弟。両親も仲睦まじく、平凡ながら幸せに暮らしていた主人公たち。そこへ突然起きた大地震。ほとんどの建物は壊れ、子供たちを助けに入ったお父さんは建物の下敷きになって死亡、姉と弟もがれきの下敷きになっています。揺れが収まった頃始まった救助活動。母は、子供たちを助けに来てくれた男たちに「二人とも助けて」と懇願するも、がれきの重なり具合や被害状況から「どちらか片方に」と選択をせまられます。決められず「どちらも助けて」と泣き崩れていると「こっちにも人がいるぞ!来てくれ」との声。さっさと決めなければ他へ行ってしまいそうな男たちに、母は思わず「男の子を」と言ってしまいます。しかし、その声は意識を失っていた男の子には届かずに、かすかに意識があった女の子の耳に届いたのでした。

片腕を失いながらも、命は助かった男の子。父親と共に亡くなったはずの女の子。しかし、どうした拍子か、女の子は息を吹き返し、並べられた遺体の中から立ち上がりました。そして、やがてたくさんの震災遺児とともに保護され、子供のないしかるべき夫婦に引き取られてゆきます。義理の両親は本当に女の子を愛してくれました。また、女の子も成績優秀で長じては医学部に進むことができました。しかし、記憶の底にはあの母親の叫びが残っているのです。やがて亡くなる義理の母。「あなたのために貯金を残しました。本当のお母さんを捜しなさい」と言い残して。一方、医学部に進むも挫折する娘。不意に出来てしまった娘と共に、新たな人生を切り開いてゆくしかありません。

一方の男の子と生き残った母親。一時は姑に「危ないから息子は私が引き取ります」と引き離されそうになりながらも、なんとか息子と二人、暮らしています。片腕がないことに少しいじけながらも、長じては大学に進学し、親元を離れます。

そうこうしながら、自らの生活も確立していたそれぞれ。そして、唐山大地震の32年後に起きた四川大地震。今はカナダ人の伴侶を得てカナダに住んでいた姉も、仕事を持っていた弟も、居ても立ってもいられなくなり、現場にボランティアに。

私、恥ずかしながらボランティアに行ったことがないので知らなかったのですが、膨大な数のボランティアさんたちに食事を振る舞うときは、出身地域ごとにまとまって行うのですね。なるほどと思いました。そして・・・。

あんまり書いちゃうと感動が半減するかもですが、本当に感動しました。少し長い映画ですが、片時も目が離せません。今でも、思い出すと涙が出てくるくらいです。悪人なんて一人も出てきません。みんな、必死に生きて運命に翻弄されるだけです。本当に、本当に、涙なくては見れない映画に仕上がっていました。長いので、時間の覚悟は必要ですが、感涙必至、絶対にお勧めです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー

2016年12月18日 08時25分47秒 | 日記

歴代仮面ライダー集結!ドライブ・鎧武・ウィザードが復活『平成ジェネレーションズ』へ

「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー」の劇中カット。

 物語は、「仮面ライダーエグゼイド」の世界の只中で進行します。
正体不明のゲームウイルス生命体“パックマン”襲来によって、未曾有の危機に陥った人類。恐ろしい勢いで感染が拡大する中、天空寺タケル=仮面ライダーゴーストがウイルスに感染し、変身する能力を失ってしまいます。仮面ライダーエグゼイド=宝生永夢は、敵の正体とその感染源を突き止めますが、それは自身の運命をも左右する、ある“重大な真実”へと繋がっているのでした。
行く手を塞がれるエグゼイドとゴースト。この絶体絶命の危機から2人のライダーを、そして人類を救い出せるのは、そう、あの男たちだけ―。
レジェンドと呼ばれる仮面ライダーたちは、この危機をどう打ち破ってみせるのでしょうか。安息の地を求めて旅立ったウィザードは、この地上から姿を消した鎧武は、そして、ベルトさんを失ったドライブは、我々の前にどうやって復活を果たすのでしょうか。
タケルたちに襲いかかる新たな運命、歴代仮面ライダーたちの奇跡の集結、さらに、エグゼイドのテレビシリーズへと直結する秘密が、まさにこの物語の中で明かされます。すべてが超レベルアップの仮面ライダーMOVIEは、スーパーヒーローイヤーのクライマックスに相応しい“新章”へと突入します。(東映ウェブサイトより)

 

 

 

 チビ息子と鑑賞。一時は仮面ライダーから離れてポケモンなど見ていたのに、最近急に仮面ライダーに帰還(?)したチビ息子。見る前から興奮しきりです。休日ながら、一回目の上映(午前9時30分から)を鑑賞したからか、比較的すいてました。

さて、最近の仮面ライダーはドクターです。といっても、ゲーム上で存在するとか相手もゲームでやっつけるとか、その根本思想からおばさんにはついて行きがたいものになっていますが、とりあえず正義の味方で変身するのです。そして、一度目の変身では、なんだかずんぐりむっくりの見栄えのしないライダーになります。もう一度変身すると、従来のカッコいいライダーになるのですが。

そのせいか、すごく強くてカッコいい悪役もなぜか白衣なのです。そんな必要、ある?って感じなのですが、まぁ病院に紛れ込むためってことなのかもしれません。堂々と入ってきてたような気もしますが(笑)。この悪役の背の高い青年ドクター、とても強かったのだけれど、韓国映画か何かで見たような顔です。似たような人がいるだけかもしれませんが。

謎のゲームウィルスといっても、その実は生物兵器みたいなものです。感染すると人が次々倒れてゆきます。ゴーストも変身能力を失ってしまいました。このウィルスを発明したのが、過去に名だたる研究者だった男、佐野史郎です。過去にある実験に失敗し、どこかへ(ひょっとして異次元空間?)行ってた彼は、満を持して戻ってきて、人類を征服しようと思っているみたいです。それを迎え撃つのは、変身できないゴースト、ドライブ。そしてここにはいないはずだったウィザード。彼らは変身する前の姿のまま登場します。唯一、武人鎧武のみが仮面ライダーの姿から参戦です。

ま、みんな正義の味方ですから、なんだかんだ言っても変身できるわけです、最終的には。そして当然勝利するわけですが(まぁ仮面ライダーですから)、なんか、ライダー多すぎ(笑)。そりゃこれだけいれば勝てるでしょうよ、って感じ。まぁここのところ、映画ではいつもたくさんのライダーが出て来るようにはなってるわけですが。あと、歴代で一番バリエーションの多い変身シーンが登場してるんだそうです。

まぁそれでも、イケメン多数で楽しめました。仮面ライダーはカラフルで強いしね。ドライブの泊さんが、冒頭から結婚指輪をしているのが「芸が細かいな」と思いました(前作「仮面ライダードライブ」のラストで結婚していた)。もうすぐ子供も生まれるようで、おめでとう!

個人的に、楽しめました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする