田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

宇宙人ポール(paul)

2012年02月21日 08時14分08秒 | 日記
田舎に降りてきました~、インディペンデント系の映画が!

早速行って来ました。中学生の娘と二人です(年齢制限がなくてよかった!)。

さてさて、主人公はイギリス人のヲタクふたり、サイモン・ペッグとニック・フロスト。コミックヲタクな二人は、夢だったアメリカの「コミコン」に参加するべく渡米。そして、本場のコミコンの雰囲気にすっかり酔いしれ、大満足。その後も宇宙人やUFOにまつわる地域を訪問する予定でウキウキ。

ところが、あろうことがその道中で本当の宇宙人に出くわしてしまうのです。彼の名前はポール(ポール?!)。長らくアメリカの某施設に囚われていたらしく、すっかりアメリカナイズされて陽気なポールにイギリス人たちは戸惑うばかり(いえ、アメリカ人でも戸惑います手(パー))。

しかし、なんだかんだ言っても、イイ奴なポール、かぐや姫ばりに帰れなくなってると知って、二人は協力することに。

宇宙船との待ち合わせ場所へと急ぐその道中に、堅物のクリスチャン父娘や、なんとしてもポールを捕獲しようとする輩が絡んでくるから、それでなくても珍道中なものが、ますます珍道中を極めることに。


とまぁ、お話はさいしょからふざけています。いえ、もちろん、私は宇宙人の存在を否定するものではありませんが、これほど(ハッパまで吸う)くだけた宇宙人がいるとは・・・どうでしょう。いたらいたで楽しいでしょうけど(笑)。

それにしても、敬虔なクリスチャンの考えって、怖いですね~(信者の方、ごめんなさい)。

あと、私、残念ながら「ホット・ファズ」を見てないんですね。「ショーン・オブ・ザ・デッド」は見たと思うんですが、なぜかこの二人を覚えてないんです・・・。似たような題の、実は違う映画を見たのかな。ともかく、おふざけな二人を知らない上、つい先日「mission impossible」で真面目なサイモンを見たので、ちょっと面食らいました。

大体この二人、イギリス人っぽくないですよね。ニックなんか、「史上最悪の二日酔い」の太っちょ兄ちゃんと、わかんないじゃないですか(笑)。

しかし、理屈はともかく、笑えました。楽しかったです。関係ないけど、あんなキャンピングカー、高いだろうなぁ・・・とずっと思ってました。
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コレラの時代の愛(love in the time of cholera)

2012年02月19日 01時35分44秒 | 日記
もうず~~っと前に録画したままになってあったのをやっと見ました。

しかし・・・なんとも言えない映画ですね。これって、原作があるんですね。原作はもっとすっとした文章になってるんでしょうか。映画だけ見ると、これが純愛と呼べるのかどうか・・・複雑な気持ちになりますね(いや、少なくとも本人は純愛だっただろうけれど)。


舞台はコロンビア。電報局で働く青年フロレンティーノは、あるときある女性を見染め、手紙を書きます。もともと詩的な才能があったのでしょうか、彼女もその手紙に答え、二人は愛し合うようになります。

とは言っても、時代は1800年代。しかもその女性(フェルミーナ)の父親は野心満々で、美しい娘をいいところに嫁がせたいと思っています。結局、手紙のやり取りをしただけで、二人の仲は裂かれてしまいます。

ここからが尋常ではありません。主人公の青年はメソメソ泣くわ、心配した母親がつかせてくれた遠方の仕事をすぐにやめて、彼女のそばに戻ってくるわ(彼女は立派な男性を見つけて結婚したと言うのに)、彼女のために純潔を誓うわ、最後には彼女が夫と死別するまで待つことを決心するんです。

そして、その「心の純潔」を維持するために、次から次へと女を抱くのです。

そして待つこと51年9か月と4日、とうとう夫が亡くなったその日に彼女を訪ね、「あなたに純愛を誓う」という意味のことを再び言うのです。でも、亡くなったその日ですよ!さすがにフェルミーナも彼を追い返してしまいます。

ところが、それでも彼は諦めません。再び手紙を書き始め、フェルミーナもそのうち気が折れて彼と会うようになります。

そして、仲良くなってしばらく、二人は蒸気船の旅に出ます。別の部屋を取ってあった二人ですが、旅の最後の日にとうとう結ばれます。53年7カ月と11日におよぶ誓いの人生は終わりを迎え、これからは二人で生きてゆくのです。


確かに主人公の男性はピュアです。彼女への愛は本気で強く、たとえおばあさんになっていても、変わらず愛し続けることができるというのは尊敬モノです。

でも、実際、こういう男が近くにいると、女性もちょっと怖いでしょうね。もちろん、過激なことはしないと重々わかってはいるけれど、それでも・・・。
それとも、本気で愛してくれている人が常にスタンバイしてくれている方が、案外安心できるのかしら。経験がないからわかりませんねぇ。

ともかく、ちょっと韓国の「天国からの手紙」とかいう純愛映画を思い出しました。最後に彼女の靴(片方)を抱いて入水してゆく男性(この場合は若かった)に引いてしまったからです。それまでもずっとその彼の純愛が描かれますし。

それにしても、名優ハビエル・バルデムのうまかったこと!あんな役もできるんですねぇ。

ところで、フロンティーノ、彼女のほうが夫より先に死んだらどうするつもりだったのかな。自殺でもするつもりだったのかな。
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マジック・ツリーハウス

2012年02月12日 23時34分07秒 | 日記
もうずいぶん長く上映してると思うのに、結構入ってましたね。

やっぱり子供たちが多かったです。私も、3歳の息子と鑑賞。


さて、お話は・・・

仲良し兄弟のジャックとアニー。ジャックは本の虫で、ちょっと知識人のお兄ちゃん。アニーは運動神経抜群で、どんな動物ともお友達になっちゃう妹。

この二人が、ひょんなことからツリーハウスをみつけ、そこから本の中の世界へとスリップしてしまいます。

そして、魔法使いのモーガンと巡りあい、彼女を助けるために冒険を重ねてゆく、そしてその過程でジャックとアニーも成長してゆく、そんな話です。

お話は大変わかりやすくまとめられてありました。



ただ、これはあくまで私個人の感想なんですが、もう少し期待してたかな・・・とも思います。

なんて言うのかな、あまりに話が紋切り型でつまらないというか、子供向けなのはわかってるんだけど、もうすこしおもしろくできたんじゃないかな、というのが正直なところです。

恐竜に追いかけられたりもするのですが、それなら「ドラえもん」のほうがよくできてたな、とか、余計なことも考えてしまいました(笑)。

(ちなみに、恐竜が出てくる映画の中で、一番好きなのは「おまえうまそうだな」です。)


それに、これは全然当人たちの責任ではないのですが、やっぱり声優さんはプロの方を使うべきではないでしょうか。北川景子さんは美人で魅力的な女優さんですし、愛菜ちゃんもとってもかわいい声を出してましたが、やっぱりプロではないですからね、そのへんはどうかと思いました。そういう意味では真矢さんも。

惜しい作品でしたね。絵も美しかっただけに。
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リッキー(Ricky)

2012年02月11日 12時46分35秒 | 日記
wowowの録り置きをやっと見ました!

赤ちゃん、とってもかわいかったです。でも、チラシにアップで出ている赤ちゃんのかわいさに惹かれて見ると、案外リアルでグロテスクな映画であることに面食らいます。



郊外に住むシングル・マザーのカティ。

変わり映えのしない貧しい単調な生活。

しかし、新入りの工員パコと懇ろになり、またたく間に同居。そしてすぐに妊娠、出産。

出産を境に仕事が減った二人は、貧しさと育児の大変さでけんかもしますが、新しい命の到来を大いに喜んでいます。

しかし、少しずつリッキーの体に異変が出始めて・・・。

というお話です。

リッキーの背中に徐々に生えてくる羽は結構グロテスクで、天使のようにかわいらしいものではありません。

でも、家族はそれを受け入れ、精いっぱいの力で赤ちゃんを守ろうとします。


映画はファンタジーだとわかっていても、ドクターに「これは肩甲骨が変異したもので・・・」などと言われると、そんなことも現実にあるのかな、と思ってしまいます。

結論から言うと、あれはすべて、最初からカティの妄想だったのかも、という気にもなります。現実的にはあんな小さい子が、一人で生きてゆくのは不可能だからです。

でも案外、ターザンみたいにしっかり育てられているのかも。しかし、お母さんの危機に現れるところを見ると、やっぱりファンタジーだったのかも。

この含みが、オゾン監督の狙いなんでしょうね。

などと、こんな現実的なことを書いている私は、きっと頭が超固いんでしょうね。「ツインピークス」を理解できない部類というか・・・。
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(JOHNNY ENGLISH REBORN)

2012年02月10日 00時05分17秒 | 日記
あはは!アホな映画!どっと疲れたわ(笑)。

映画館に入ったときは、レディースデーだというのに私一人。「おっと」と思っていると、来るわ、来るわ、案外な人数が予告や宣伝が始まってから(笑)。

皆さん、やっぱりゆるゆるですねぇ。

このシリーズは、1作目を見てないので、話の続き具合がわからないのですが、どうも前作で大きな失敗をしたもよう。それで、一度はクビになっているようなのです。MI:7から再びお呼びがかかったのも、情報提供者が彼を指名したから。(なんだか「カオス」みたいですね)


明らかに上司もイヤそうな顔。この上司がジリアン・アンダーソン。わかんなかったですね、なんか雰囲気変わっちゃって。

それから、後々彼をハメる、もと同僚にドミニク・ウェスト、彼(ジョニー)と懇意になる行動心理学者にロザムンド・パイク。

あと、バディに新人の黒人エージェントがつくのですが、かれもまた「タッカー」などと、それらしい名前です。

そして、行く先々で、本人は真剣だし必死なんでしょうが、いろんな珍行動を起こすのです。なぜか、出てくる悪役たちもオマヌケな奴ばかり。無駄に運動神経がよかったりもします(素晴らしい技で屋根を超え、ジャンプやアクロバットを繰り返して逃げるのですが、なにげに歩いて行けたり)。

しかし、なにもかもがバカバカしいこの映画ですが、ジョニーの声にだけ反応するロールス・ロイスはよかったですね。これ、私も欲しいです。

チベットに引きこもっていそしんでいた修行や中国語が、なにかのときにいちいち役に立つのが楽しめました。

これって、まだまだ続くのかしら。今回のミッションは成功したから、案外次回作もあるのかもしれません。ローワン、がんばれ!

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