田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

青春18×2 君へと続く道(青春18×2 通往有你的旅程)

2024年07月01日 18時45分49秒 | 日記

青春18×2 通往有你的旅程- 维基百科,自由的百科全书

來不及說再見的愛戀《青春18x2 通往有你的旅程》,刻劃難以忘懷的初戀悸動- 迷誠品

許光漢和你預約情人節!《青春18x2 通往有你的旅程》讓許光漢獨旅日本,找尋來不及再見的初戀悸動

 「新聞記者」「余命10年」の藤井道人が監督・脚本を手がけた日台合作のラブストーリー。ジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本漫車流浪記」を映画化し、18年前の台湾と現在の日本を舞台に、国境と時を超えてつながる初恋の記憶をエモーショナルに描き出す。

18年前の台湾。高校3年生のジミーはアルバイト先で4歳上の日本人バックパッカー、アミと出会い、天真爛漫でどこかミステリアスな彼女に恋心を抱く。アミもまた、ある秘密を抱えながらもジミーにひかれていく。しかし突然アミの帰国が決まり、意気消沈するジミーにアミはある約束を提案する。

現在。人生につまずいて久々に帰郷した36歳のジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取り、あの日の約束を果たすべく日本へ向けて旅立つ。東京から鎌倉・長野・新潟、そしてアミの故郷・福島へと向かう道中で、彼女と過ごした日々の記憶がジミーの心によみがえる。

台湾の人気俳優シュー・グァンハンがジミー、清原果耶がアミ役でそれぞれ主演。「ブエノスアイレス」などの俳優チャン・チェンがエグゼクティブプロデューサーを務めた。(映画.comより)

 

 

<2024年5月12日 劇場鑑賞>

 今どき珍しい純愛映画。なんだか新鮮でした。私自身は清原果耶をよく知らなかったのですが、なんかすごい「美人枠」でしたね。私の好みではなかったので「そうなのか、彼女は”美人枠”の女優さんなのか」と、話の筋で理解しました。個人的にはこの後「碁盤切り」で再び「武士の娘であの器量。200両でどうだ。いや、300両出そう」というセリフを聞き、巷ではすごい美人なんだなぁ、と再認識することになるのです。

 話はなんて言うことはありません。上に書いてある通りです。ただ、女性のほうが年上なので、何かにつけてリードされちゃってる男の子、でも”きれいなお姉さん”に惚れてるから、強く出られても言いなりになるしかない男の子が描かれるので、そこは好みが分かれるかもしれません。

 で、とっても仲良くなったのに、「彼氏がそう望むから」と急に帰っちゃった姉さん。実は・・・というオチがついています。もちろん、大人になってから彼女を訪ねて来た彼は、すべての事情を知ったうえで訪ねてきたわけですが。

 清原果耶のお母さん役で黒木瞳が出てたのに驚きました。そっかぁ。

 ベタでもいい、きれいな映画が見たいと言う人におすすめです。

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タイガー 裏切りのスパイ(Tiger 3)

2024年06月29日 18時27分00秒 | 日記

Cinematic Studio - Tiger 3 Movie Poster- Official Licensed - Starrer by  Salman Khan - Katrina Kaif - Premium Glossy

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 サルマーン・カーン主演のスパイアクション「タイガー」シリーズの第3作。第1作「タイガー 伝説のスパイ」および第2作「タイガー 甦る伝説のスパイ」と、リティク・ローシャン&タイガー・シュロフ主演の「WAR ウォー!!」、シャー・ルク・カーン主演の「PATHAAN パターン」とも世界観を共有する「YRF(ヤーシュ・ラージ・フィルムズ)スパイ・ユニバース」シリーズの1作。

インドの国家諜報機関RAWのエージェントであるタイガーは、アフガニスタンでの任務中に危機に陥った仲間のゴーピーを救出に向かうが、ゴーピーはタイガーの妻であるゾヤが二重スパイだという言葉を残し、命を落とす。妻への疑念を抱いたまま日常生活に戻ったタイガーだったが、次の任務でロシアに赴いた際、ゾヤがタイガーに襲いかかってくる。

サルマーン・カーンがタイガーを演じ、妻のゾヤ役もシリーズおなじみのカトリーナ・カイフが務めた。(映画.comより)

 

 

<2024年5月6日 録画鑑賞>

 今回BSでまとめて放送があったから順番に見れたけど、日本でタイガーシリーズの公開は「1」と「3」だけで、「2」が飛ばされてたらしいです。そして「3」はスパイユニバースの「パターン」の後という時系列らしいです。シャー・ルーク・カーン主演の「パターン」のときもタイガーが助っ人に現れてましたが、今作「3」でも、ここぞという時にパターンが、最高にアガる粋な現れ方をしてました。思わず「来たっ!」と声が出たほど(笑)。

 話は上にある通りで、それ以上はネタバレになってしまうので、数行開けて書きます。

 

 

<ここからネタバレ>

 時系列に沿って書くと、まずゾヤのお父さんもパキスタンのスパイでした。しかし、まだ彼女が幼い時に殉職。組織が彼女の面倒を見ます。そのとき彼女を迎えに来たのがアーティシュ。演じるはイムラン・ハシュミ。アーティシュは早くに彼女の才能を見抜き、優秀なスパイとして育て上げます。しかし、愛国心強すぎるスパイになってしまったアーティシュは、それがパキスタンのためになると信じ、インドの首相暗殺を企てます。そんなこと、組織や国に予定はない。ゾヤとタイガー、パキスタン政府によってその試みは阻止され、アーティシュは拘束されます。その際に、協力していた妻が亡くなってしまい、アーティシュは皆に恨みを抱くようになります。

 そして、今。服役を終えたのか脱獄したのかは知らないけれど、妻と自分への仕打ちに対する復讐に燃えるアーティシュは、ゾヤ(とタイガー)の息子を拘束。ゾヤにも協力させてタイガーたちの裏を読み、パキスタンの軍部と結託してパキスタンの全権を把握しよう(そしてインドの首相も暗殺しよう)としていたのでした。実は息子を人質に取られたゾヤが、タイガーを襲ったのでした。

 もちろん、全貌が明らかになった後は、タイガーたちは破竹の勢いで反撃。豪華で派手な戦闘が繰り返されます。そしてもちろんハッピエンド。彼らは再びどこかへ。

 

<ネタバレ終わり>

 話の大まかな筋が「パターン」に似すぎではないかとも思いましたが、今回は写真の二枚目にあるように、強~い女性たちのサウナでのバスタオル一枚のファイトが延々映されたり、ゾヤ(カイフさん)がいつまでもバスタオル一枚だったり、ハリウッド並みのサービス精神があふれていたように思います。しかし観客は男性だけではないのにね。女性にはタイガーのムキムキ胸板を見せてるからいいというくらいに思ってるのかしらん。

 個人的には、この後来るであろう「パターン2」がとても楽しみです。

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タイガー 甦る伝説のスパイ(Tiger Zinda Hai)

2024年06月28日 16時05分38秒 | 日記

Tiger Zinda Hai – FILMSAAGAR

Tiger Zinda Hai Emoji, Salman Khan Asks Swag Se Swagat Nahin Karoge -  Entertainment News: Amar Ujala - फिल्म से 10 दिन पहले सामने आया सलमान का  नया अवतार, कहा- स्वागत नहीं करोगे हमारा

Tiger Zinda Hai Movie - Video Songs, Movie Trailer, Cast & Crew Details |  YRF Yash Raj Films

 2023年公開『PATHAAN/パターン』にカメオ出演したことでも話題となった、サルマーン・カーン主演の超絶スパイ・アクション、『タイガー』シリーズの第2弾。
第1弾『タイガー 伝説のスパイ』から8年後を舞台に、実際にイラクで起こったインド人看護師人質事件から着想を得て製作された本作は、超一級のエンタテインメント映画でありながら、シリーズを通して描かれるインド・パキスタン間の融和をテーマに掲げるなど、単なる娯楽アクション映画に留まらない魅力を放つ。
物語が交差する『WAR ウォー!!』『PATHAAN/パターン』そして『タイガー』シリーズは、「YRF(ヤシュ・ラージ・フィルムズ)スパイ・ユニバース」として熱狂的な人気を誇り、その壮大なユニバースから目を離すことができない。

【ストーリー】
テロ組織ISCは負傷した指導者アブー・ウスマーンの治療のため、イラクの病院を占拠し、インドとパキスタンの看護師40名を人質にする。アメリカはISCを壊滅させるべく、病院の空爆を計画。インドの国家諜報機関RAWのシェノイ長官は人質救出のために、伝説のスパイ、タイガーの投入を提案する。
タイガーは8年前の任務で死亡したことになっていたが、実はパキスタンの国家諜報機関ISIのエージェントであるゾヤと結婚し、オーストリアで息子とともに静かな生活を送っていたのだった。
タイガーはエキスパートを結集させ、作戦を開始。そこにゾヤと他のISIエージェントも加わり、インドとパキスタンの看護師救出に動き出す――。(amazon.co.jpより)

 

 

<2024年5月6日 録画鑑賞>

 上にもある通り、インドの「スパイ・ユニバース」のうちの「タイガー」シリーズ第二弾。一作目を見てそのままになっていましたが、BSで吹き替え版しかないとは言え、無料放送されていたので鑑賞。一作目で感じた声の違和感はすでに感じず、素直に楽しむことができました。

 これは実際に起きた事件が参考にされているとのこと。病院で、しかも看護師さんたちを人質に取るなんて、考えるだけでも怖いですね。イスラエルみたいにいきなり空爆するより、患者さんや看護師さんが生かされているだけましなのかもしれませんが。

 2017年。イラクで勢力を拡大するテロ組織ISCによって、CIAの協力者だったアメリカ人ジャーナリストが殺害される事件が発生する。ジャーナリストの殺害後、ISC指導者はイクリットを訪れるがイラク軍の攻撃を受けて負傷。ISCは彼を治療するため同地の病院を占領し、インド人とパキスタン人の看護師を人質に。事態を知ったアメリカ軍がイクリット空爆の準備を進める中、人質の一人であるマリアが在イラク・インド大使館と連絡を取り、事態を説明。そこでRAWの局長がCIA長官と交渉し、空爆開始まで7日間の猶予を得ることに成功。救出作戦を実施するためRAWを離脱したタイガーを探し出す・・・という物語です。我らがタイガーは仲間と共に現場に作業員として潜入したり、爆発を起こしてけが人を装い、病院に潜入したりと大忙し。妻の元パキスタン・スパイのゾヤも大活躍です。まぁ今回は、インド側もパキスタン側も双方人質に取られているので、共闘することに違和感はなく、二人が同じように活躍していても「そうなかぁ」って感じでした。うまく作ったものですね。

 途中で、自爆装置をつけられた少年が登場するのには胸が痛みました。信仰を持つことは大事だと思いますが、こんな年端のいかない少年に爆弾をつけるなんて絶対間違っています。こんなこと、許されるはずはありません。もちろん、我らがタイガーはあらゆる手を使って彼を救います。賢明な少年は、その後はタイガーの助手として才能を発揮するのです。こんなに賢い子がみすみす死ぬところだったなんて!組織は、何が国の利になるかをもっと考えるべきですね。

 ということで、最後にはちゃ~んと行方知れずになるタイガー。まぁ映画としてはそうなんでしょうけれど、相変わらず話全体がゆるいのですね(笑)。でも、見やすい映画だったし、主演の二人がカッコよかったので許します(何様?笑)。この後は「3」に続きます。どんどん広がるスパイユニバースです。

 

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人間の境界(Zielona Granica)

2024年06月27日 15時09分36秒 | 日記

ZIELONA GRANICA | Oficjalny zwiastun | Kino Świat

http://www.michtheater.org/ - Zielona Granica / The Green Border

ZIELONA GRANICA GREEN BORDER directed by Agnieszka Holland Official trailer

 「ソハの地下水道」などで知られるポーランドの名匠アグニエシュカ・ホランドが、ポーランドとベラルーシの国境で“人間の兵器”として扱われる難民家族の過酷な運命を、スリリングな展開と美しいモノクロ映像で描いた人間ドラマ。ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす目的で大勢の難民をポーランド国境に移送する“人間兵器”の策略に翻弄される人々の姿を、難民家族、支援活動家、国境警備隊など複数の視点から映し出す。

「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じ、幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した家族。やっとのことで国境の森にたどり着いたものの、武装した国境警備隊から非人道的な扱いを受けた末にベラルーシへ送り返され、さらにそこから再びポーランドへ強制移送されることに。一家は暴力と迫害に満ちた過酷な状況のなか、地獄のような日々を強いられる。

キャストには実際に難民だった過去や支援活動家の経験を持つ俳優たちを起用。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した。(映画.comより)

 

 

<2024年5月5日 劇場鑑賞>

 アグニエシュカ・ホランド監督!大変失礼なんですが、若い頃彼女の映画をたくさん見ました。もう亡くなっているくらいかな、などと勝手に思っていました。なんてこと!まだまだ現役で相変わらず社会派の映画を作っておられるなんて。本当に失礼いたしました。(のちに調べたら、まだ75歳でした。そりゃ現役ですよね。そういえば自分は見逃したけれど「赤い闇」という映画が少し前にありましたね。重ね重ね失礼しました。)

 舞台は最近のヨーロッパ。ロシアと仲良しでEUとうまくいかないベラルーシが、いろんな制裁を課された腹いせに難民を利用したという話です。例えばシリア難民とか、アフガニスタン難民とかに「ベラルーシを経由すれば、簡単にEUに入れるよ」というデマを流すのです。実際は自国に難民を受け入れるのではなく、隣国ポーランドへどんどん送りつけ「人のことばかり批判して。ヨーロッパは難民に寛容なんだろ?」という嫌がらせですね。隣国ポーランドはたまったものではありません。大量の難民が押し寄せてくるわけですから。当然”国境警備隊”がやって来て押し返します。ということで、森の中の国境で非人道的な扱いを受ける人たちが続出するわけです。ケガをする人、亡くなってしまう人、金品をすべて巻き上げられる人、水や食べ物をまったく与えられなくて衰弱する人など。

 もちろん、こういう状況であることを把握しているNPOや人権団体もいるわけで、活動家たちの姿も描かれます。でも、合法的な活動をしないとこちらも取り締まられてしまう、ということで公にできることは限られます。あとは地下活動となってしまいます。そして、当然ですが、取り締まる警備隊の中にも良心が傷んでいる人もいるのです。長くそのままだと、心を病んでしまいかねませんね。そんな三つ巴の姿が描かれます。

 もちろん映画ですから、ソフトに仕上げてあるんだろうと思われることもあります。わずかでも希望を感じられるように、多少のフィクションを入れてでもそう描いてあるのかもな、とも思いました。それでも、過酷な映画でした。それが過去ではないのです、今現在起きているのですから。モノクロなので過去を描く映画のように錯覚しそうになりますが、違うのです。怖いですね。

 現在、この”難民問題”は、世界中の懸案になっていますが、彼らをどうするとか言うのではなく、そもそも難民が出ないように、どこの国も同胞同士の争いをやめて、自国で安全に暮らせるようになれば解決する問題なんではないでしょうか。自分の国で普通に暮らせれば、危険を冒してまで家族を連れて先進国へ逃れたりはしません。そこから解決できないものか、と思う私は甘いのでしょうか。

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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(Picnic at Hanging Rock)

2024年06月24日 22時48分34秒 | 日記

Exhale: Film Review: Picnic at Hanging Rock (1975)

Пикник у Висячей скалы / Picnic at Hanging Rock (1975) | AllOfCinema ...

Picnic-at-Hanging-Rock-152

 

ある晴れたバレンタインの日に、少女たちは姿を消した――
1900年、2月14日。セイント・バレンタイン・デイ、寄宿制女子学校アップルヤード・カレッジの生徒が、二人の教師とともに岩山ハンギング・ロックに出かけた。規律正しい生活を送ることを余儀なくされる生徒たちにとってこのピクニックは束の間の息抜きとなり、生徒皆が待ち望んでいたものだった。
岩山では、磁力の影響からか教師たちの時計が12時ちょうどで止まってしまう不思議な現象が起こる。マリオン、ミランダ、アーマ、イディスの4人は、岩の数値を調べると言い岩山へ登り始めるが、イディスは途中で怖くなり悲鳴を上げて逃げ帰る。
その後、岩に登った3人と教師マクロウが、忽然と姿を消してしまう…。

この度公開される4Kレストア版は、107分のディレクターズ・カット版。日本劇場公開116分であったオリジナル版から監督自身が再編集したものとなる。そのディレクターズ・カット版が公式のものとされている。
制作より50年。映画史に残る美しき謎が再びスクリーンによみがえる。(Bunkamura公式ウェブサイトより)

 

 

<2024年5月5日 劇場鑑賞>

 実はこの映画、未見でした。題は聞いたことがあっても、内容もよく知らずに来ました。ここでちょうど都会に出た時に上映期間に当たると言うのは、きっと運命だったのです。そう思って見ました。

 上流階級の美しい女性たちが通う規律正しい名門校。女生徒たちは、普段は教師たちにきびしく統率されていますが、それでも若い女性たちの精神は自由です。憧れの先輩がいたり、手紙を交換し合ったり。それなりに楽しく仲良く過ごしています。そして、聖バレンタインデーの日に行われる恒例の遠足。これがハンギングロックでのピクニックなわけです。ふだん羽を伸ばすことがあまりない女生徒たちはとても浮かれています。ほとんどの女生徒が、教師二人と運転手とともに出発しました。

 ところが、です。なにかの地場でも発生しているのか、大人たちの腕時計が12時でピタリと止まってしまいました。そして、どんどん岩を登って行った生徒たちが忽然といなくなるのです。しかも、教師も一人。皆で探しますが、見つかりません。皆が諦めて帰るころはあたりは真っ暗になっていたため、在校していた校長先生などは真っ青です。過去にこんな時間まで帰らないということは決してありませんでしたから。でも、生徒たちと先生は、確かにいなくなったのです。

 この映画はオーストラリア映画だからか、ハンギングロックには貴族とおぼしき人たちも偶然いました。同じようにピクニックに来ていたのですね。そのうちの青年二人は、女生徒たちを目撃していました。彼らは、後に警察(?)のインタビューを受けていましたが、彼らにもことの顛末はわかりません。この青年の一人が、後に一人の女生徒の死体を発見します。でも、それだけです。他の女生徒たちはどこにいるのか、なぜこういうことになっているのか。誰にもわかりません。

 不思議な映画でしたね。女生徒たちが美しかっただけに「夢かな」とも錯覚するような。まさに”夢かうつつか”の世界でした。

 

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