田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ドラえもん 新 のび太と鉄人兵団

2011年03月27日 21時28分16秒 | 日記

「新」がどこに入っていたのかわからなくなったので、とりあえずそれらしい場所に入れてみました。間違っていたら指摘して下さい。

元ネタの映画があるらしいのですが、知りません。ですので、今回はまっさらな頭で見ることができました。

いつも通り、ドラえもんの映画は友情がテーマです。

進化したロボットたちが、人間を支配しようとするというので、「猿の惑星」を思い出しましたが、今回の話にそんなどんでん返しはなくて(笑)、いつも通り、のび太たちの活躍によって地球の危機は救われるのです。

しかし、「猿の・・・」でもそうですが、ロボットだろうとなんだろうと、やっぱり知性を持っちゃうと、行きつくところみんなこうも一緒なのかなぁ・・・。この辺で「あ!なるほど!」というような斬新な進化の結果があってもいいかも。だれか、作ってくれないかなぁ、私は凡人だから思いつかないけど(笑)。

それにしても、地球に送り込む使者を若くて美しい女性にしてあるあたり、ロボットたちも人間の特性をよく調べて理解してるじゃないですか。さすがの知性。「ナルニア国物語3」の「目障りなら姿を変えましょうか」「no!」の美人みたいですね(笑)。

しかし、「いつもながらワンパターン」と思いつつも、やっぱり最後には感動して涙が出てしまいました。この歳で「ドラえもん」に涙するなんて、ちょっと悔しい気もしますが、膝の上の小さな息子もおとなしく最後まで見てくれたし、隣の大きな娘も「よかったね~」って言ってくれたし、やっぱりいい作品だったということで、納得することにします(笑)。

あ、そうそう。ロボットたちが送り込んだ女性型の使者、妙に肉感的でした。痩せてなくてね。これも、女性監督ならでは?!

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ツーリスト

2011年03月26日 22時07分51秒 | 日記

前評判が悪かったので(笑)、ちょっと迷っていたのですが、やっぱりこの豪華な顔触れの映画は見ておかないと「映画ヲタク」の名に恥じるかと思い、見ることにしました。

結論から言うと、「普通の映画」でした。出来栄えから言うと、ごくごく普通の映画だと思います。ただ、顔触れが豪華過ぎるので、やっぱり期待値が高かったということだと思います。

アンジーが「監督とは”どうやったら一番美しく見えるか”ということを常に一番に考えながら作った」と何かで述べていたので、そこをしっかり見なきゃ、と思い、アンジーのファッションから立ち居振る舞いまで、目を皿のようにして(笑)、注視していました。

もともと美人なのは周知のこととして、やはりすらっとした背の高さ、美しくまっすぐに伸びた髪、そして生地のよさそうな、体にフィットした洋服。どれをとってもためいきものでしたね。また豪華な衣装やホテルがよく似合う!本当にゴージャスで美しい女性ですね。

「ソルト」の時も「きれいすぎる!」と思ったけれど、まったく、アンジーは今もっとも輝いている女性の一人ですね。

ポール・ベタニー、彼の今回の役回りって、「ファイヤーウォール」の時に似てません?ポールって、わりとハンサムなのに、勝利者が似合わないのはビル・プルマンのようですね。

あと、久しぶりに見たティモシー・ダルトン!彼の「007」も結構好きだったんですよ!すっかりよきおじさまになっちゃって。それから、私が「ファンタスティック・フォー」のリーダーと区別できないルーファス・シーウェルも。この二人、似てません?(似てないか・・・)

監督は「善き人のためのソナタ」の人なんですねぇ、なんかあまりに映画の雰囲気が違うので意外です。

ともかく、普通~~に楽しむには充分だと思います。美男美女に美しい街並み。適度なアクションとどんでん返し。

あ~私も一度でいいから、あんなゴージャスなホテルの部屋に泊まってみたい(笑)。

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裏窓

2011年03月24日 13時52分03秒 | 日記

「午前10時の映画祭」第一弾が、田舎にも下りてきました。都会ではもう第二弾が始まっているようですが、ともかくせっかくのチャンスなので、一つ見とこうと思いました。

さて、巨匠ヒッチコックの超有名作品「裏窓」。期待でドキドキしていました。

しかし・・・どうなんでしょう。私、個人的にはちょっと退屈でした。裏窓って言ったって、どの部屋もみんな、あけっぴろげて丸見えじゃないですか。こんなこと、する?(笑)

やっぱその時代に見ないとおもしろくないのかな。冒頭から「近所丸見え状態」に引いてしまいましたし、骨折していたカメラマン、いくらヒマだからって人の部屋を覗き見ばかり。うわさ好きのおばちゃんじゃあるまいし(笑)、男の人がこんなこと、するのかなぁってちょっと思ってしまいました。

そこに場違いなほど美しいグレース・ケリー登場。とっかえひっかえ、そういう設定とはいえ、これまた場違いなドレスアップのオンパレード。さすがに後半は、動けない主人公に取って代わって、好奇心も旺盛に、次々と危険を冒していましたが。しかし、グレース・ケリーはほんとうに美しいですね。なるほど、王妃になるはずです。

しっかし、覗かれてるほうも、わかってて行動してるのかしら。あれだけ覗かれててわからないことはないと思うんだけど。逆に向こうにもこちらが見えるだろうし。

で、ラストは妙にうやむやな感じ。別に観客に考えさせるような話でもないんだから、はっきり事の顛末を提示してもよかったと思うんだけど・・・。

ともかく、「スターウォーズ」と一緒で、その時代に見ないと感動も薄いってことですね。

 

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17歳の肖像

2011年03月21日 17時44分40秒 | 日記

いまごろすみません。なにぶん、上映館が都会だけだったもので、見逃してました。

しかし、聞いてた批評通りでしたね。よくできてました。物語としては、よくある感じ。世間知らずなteenagerが、背伸びしたいばっかりに、怪しげな年上男のいいなりになり、人生を見失ってしまう話。もちろん、もともと聡明な女性ですから、がんばって持ち直すんですけどね、でも、失ったものも大きいけれど、得た教訓も大きい、そんな話です。

しかし、アジアの人間が憧れてやまないヨーロッパの国が、ほんの60年代はまだあんなに女性の地位が低くて、社会進出もままならなかった、というのがちょっとショックでした。日本はまだもっと遅れていると思うから、日本の60年代なんて推して知るべしですね。

なんで、「紳士と淑女の国」「クイーン・イングリッシュを話す国」のイギリスがあんなにフランスに憧れてるのかな。自分の国だって、貴重な伝統や文化もあるし、逆にフランスにだって不自由な部分はあるに決まってるのに。

ともかく、上昇志向のマセた女生徒は、口のうまい年上男にコロッと騙されてしまいます。しかし、彼女の両親、充分な年月を経験してきてるはずの両親も、一緒になって騙されるのです。

かのビートルズが出てくるほんの少し前、60年代初頭の、あわよくば上を狙おう、という「中の下」クラスの大人たちは、なんとか上に食い込むためだけに「オックスフォードに入れ」といい、羽振りのいい男が現れると「大学は行かなくていいから、さっさと結婚しろ」と言います。

悲しいですね。この時代は離婚とか、不倫とかは一般的ではなかったのでしょうか。だって、いい歳をした男がこんな若いteenagerに手を出したんですもの、少し歳をとれば同じことをするに決まっています。そんなこと、若い娘は仕方がないとして、両親はどうして推測できなかったのでしょう。一時のことに浮かれて学校をやめたり、受験をやめたりしたら、男に捨てられたときはどうやって生きて行くの?

それとも、その時代は、一度結婚すると、妻としての強固な権利が得られたのでしょうか?

女は教育をつけても、公務員か教師になるしかない・・・映画の中でもそう言ってましたけど、それだけ女に活躍の場がなかったってことは、浮気されても黙っているしかなかった、でも、我慢さえすれば、生活は保障されてた、そういうことなのでしょうか?

働けないのなら、結婚によって生活を保障されるしか、生きてゆくすべはないですものね。

(相手の男の妻も、すべてをわかっていても、何度も浮気されても、妻でいたみたいですから、結局はそうやっていきてゆくしかなかったのでしょうね。)

それにしても、年上男のピーター・サースガードはうまかったですねぇ。怪しげな商売をしてそうな雰囲気はムンムンだけれど、言動は誠実で、彼女に対しても、本当に紳士だった。あれなら信用しちゃうかな、って思うほど。多分、いちいちの恋愛に対して真摯なんでしょうね、それがいけないことであっても。

役者陣も、みんなうまかったですねぇ、こんなありがちな物語なのに、見応えのある作品に仕上がってるのは、みんながうまいから。エマ・トンプソン、太りました(笑)?名優だから、役作りかな。

そうそう、それから、私は女子校ってものに通ったことがないから、よく知らないけれど、みんなすごいあけっぴろげなんですねぇ。年上の人とつきあうのも、フランスへ行くのも自由だと思うけれど、親しい友達だけでなく、学校中に広まってるのはwhy?すごいのね。

ともかく、いつの時代も、女性の地位に関しては考えさせられます。

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塔の上のラプンツェル

2011年03月18日 14時18分24秒 | 日記

おもしろかったですねぇ!本当に。これはもともとグリム童話なんですね。

アニメがいくら進化したとはいえ、技術だけならこんなに魅力的な作品にはならないはず。お話といえ、人物設定といえ、ほんとうにうまかったですね。

欲を言えば、塔に忍び込む大泥棒フリンがハンサムすぎる(笑)。こんなに素敵な男性なら、ラプンツェルじゃなくても恋をしちゃうでしょ?

お姫様(ラプンツェル)を誘拐した「お母様」も、こんなに美しく娘を育てたのだから、あながち悪い人ではないと思う。ただ、「いつまでも美しくありたい」という女性として当然の望みを強く持ちすぎただけ。

泥棒仲間や酒場に群れる野郎どもも、みんなすごくユーモアがあっていい人たちだったし、さすがにディズニー、素晴らしいおとぎばなしになってました。

しかも、女性としてラプンツェルに大いに感情移入できる物語。フリンが行っちゃいそうになるときは「そんなはずは・・・」と思いながらも、彼女と一緒に涙を流しそうになりました。

フリンを助けるためにお母様に嘆願するところや、その後フリンが取った行動にも大いに共感。

こんなの、ラプンツェルじゃなくても恋しますって。

子供も楽しめて、でも幼稚じゃない。ディズニーって、本当にすごい。

おすすめです。

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