田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

Mommy マミー(Mommy)

2015年05月27日 07時50分17秒 | 日記

 

 

 

とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案だった。発達障がい児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律である。ダイアン・デュプレの運命は、この法律により、大きく左右されることになる。(「mommy」ウェブサイトより)

 

 

 

 ドラン監督の作品は「すごい、すごい」と噂を聞くばかりで、「わたしはロランス」しか見たことがなくて、実は少しアセっています(笑)。それで、今回見逃すまいとばかりに劇場に行って来たわけですが、いや・・・ほんとによくできた映画でした。個人的には、よく出来過ぎてつらかったです。現実を突きつけられたようで。いや、それが本当に現実なので、どうせ逃げるわけには行かないのですが。そうなのですが・・・。

 

「となる世界のカナダでは」という冒頭で、いきなり「それって、カナダだろ!」と思ってしまったひねくれ者の私。最初のシーンは、ある施設からの退去を命じられた母親が、施設長である女性と対峙している場面です。どうやら、息子(ダイアン)は施設のダイニングに放火した模様。それにより、体に大やけどを負った少年もいたようで、この少年の両親には後々損害賠償を請求されることになります。

とにかく、もはや施設では預かれないと言うことで、母親に引きとるよう要請が来ているわけですが、夫を3年前に亡くし、教養もない母親にとっては、自分一人の生活が一杯一杯。夫亡き後、息子の施設の近くに引っ越してはいるものの、最近は職まで失ってこれからどうやって生きてゆけばいいのか、途方にくれます。なんとか施設にとどめておきたい母親ですが、施設長は譲りません。「普通の子なら刑務所行きよ」「15歳になったら少年院に入れるわ」などと心ない言葉ばかり。しかし、施設長だっていろんな子供を見て来てるのです。「お母さん、いろんな子供がいるわ。何とかなる子もいる。でも、愛情だけではどうにもならないこともあるのよ」と最後に発言します。これをどうとらえるか。「あなたの愛情が足りないわけでは、決してないのよ」と言われたのなら、少し楽にもなります。「どうやったって、どうにもならないのよ」と言われたととらえると、どうにもならなくなってしまいます。おそらく、両方なのでしょうね。

さて、とにもかくにも母子二人の生活が始まります。このお母さんは、若くないとはいえ、なかなかの美人。それゆえ、気にかけてくれる年輩のおじさんが近所にいたり、仕事でも少し融通を効かせてくれる上司がいたりしました。

改めて職探しのため、ミニスカート(!)で例の上司を訪ねてみると、経営者は女性に変わっています。剣もほろろにあしらわれた彼女は、お先真っ暗。それなのに、ADHDの息子は何を思ったか、大量に買い出しして来て「ママと二人の生活が始まるんだ!お祝いしよう!」と、母親にネックレスまでプレゼントします。そんなお金、持ってるはずがありません。母親は顔面蒼白です。「いいこと、私は怒らないから、正直に言ってちょうだい。どこから盗ってきたの?一緒に返しに行きましょう」とつとめて優しく話しかけるも、「どうしてそんなこと言うんだ!僕のプレゼントなのに!盗んでなんかない。僕のお祝いなのに!」とパニックになるばかり。大げんかとなり、母親は首を絞められます。思わず壁に掛かっていた絵で息子を殴る母親。息子は怪我をしてしまい、「ママに傷つけられた」とショックを受けます。

すべては本人に悪意がないこと。これが根本です。つらいですね。本当に、どうやって生きてゆく?息子は母親より大きくなり、強くなります。でも、社会的な常識は理解できず、まったく悪意なく行動してしまいます。

お金がないので、必死に職探しする母親。「学校を途中でやめるんじゃなかった」と、今言っても何の解決にもなりません。ここでふと、向かいにずっと家にいるらしい、表情の硬い女性を見つけます。ご主人とかわいい娘さんがいるようですが、奥さんはいつもこわばった表情で在宅しているようです。

後に、彼女は元学校教師で2年ほど前からストレスでうまく発声できなくなり、吃音となったため休職しているということがわかります。優秀な御主人は優しいけれど、彼女を世間から隠そうとし、その職種もあってよく引っ越しするようです。

そんな彼女に息子の面倒を頼むようになった母親。その間、就職活動もでき、なにかと見つけて働くようになった母親は、その日暮らしとはいえ、なんとか生活してゆくようになります。

この辺は、個人的には安易な感じがしました。そんなにうまく、向かいに似たような境遇の人が住んでいることは、現実ではまれだからです。

しかし、息子は相変わらずです。少し勉強したかと思うと、もうやめる。向かいの元教師にも辛辣な言葉を投げる。そして母親は、やっと生活ができるようになった矢先、やけどの少年の両親からの訴訟を受けるのです。普通の人には絶対に払えない額の賠償金。ましてや母一人障害児一人。でも、被害者も全身やけどで人生を変えられたことに変わりはないのです。

どうにもならない母親は、近所で好意を見せてくれている初老の紳士に相談しようと思い立ちます。彼は元々法的な仕事をしていたようですし。いつもは断っていた誘いを受け、バーへ飲みに行き、談笑します。しかし、同席した息子は不満で不満でなりません。「この男は僕のママを狙ってるんだ」思いはその一点です。とうとうお店でトラブルを起こしてしまい、3人で店を出た後も、男性に喰ってかかります。

「君がそうやって問題ばかり起こすから、お母さんが苦労しているのがわからないのか」とうとう叫んでしまう男性。「ママを狙っているくせに」「ママもだ!この男はママと寝ようと思っているのがどうしてわからないんだ」などと連発し、男性を殴ってしまいます。

結局助けてもらえなかった母子。息子に悪意はありません。本当にママを愛しているのです。でも、それでは社会で生きてゆけないのです。それがわからない・・・。本当にため息が出ます。

 

<ネタバレします>

一事が万事。すべてこんな感じです。とうとう、母は彼を入院させることを決意します。本人は承諾しないので、「ピクニックに行く」と騙して出掛け、トイレに寄るふりをして待機してくれていた看護師さんたちに引き渡します。

反抗した息子の暴れ方は半端ありません。看護師さんが怪我をするに及んで、ビリビリ棒を使用。「息子に危害を加えないって約束だったのに。もういい。連れて帰る」泣き叫ぶ母親。「ママは僕を騙したんだ」暴れまわる息子。「あなたが結んだ契約です。今さら止めることはできません」と看護師。そして、病院へ。

 

どれくらいの時が経ったのでしょうか。一人になった母は、それなりにがんばって働いています。なにか、新しいことにチャレンジすらしているようです。向かいの女性が「また引っ越すことになったの」と伝えに来ます。「あら!そんな都会へ行けるなんてすごいじゃないの。うれしいわね」・・・結局何も解決していない向かいの女性も含め、二人の間で空虚な言葉が流れます。

かたや、息子は施設で看護師の制止を振り切って、出口の方へと満面の笑みで走り出して行き、これがラストシーンとなります。さて、これがわずかな希望なんでしょうか。きっと、社会常識ではそうなんでしょうね。でも、私はそうは思いません。施設を逃げ出して、それでどうなるんですか?やけどの子の賠償金は?これからの生きてゆくすべは?

そんなことを言ってたらきりがないのでしょうけど、障害児がのびのびと個性を伸ばして生きてゆけるほど、世の中は甘くはありません。そして、母親は言うのです。「小さい頃はわからなかった」と。

小さい頃はわからなかった?それでなくとも息子は、母親より体も力も大きくなるのに。

困難な場面を見ながら、「息子を連れて練炭焚くかも」と思ってしまった私でした。

この監督って、インタヴューなどでもかなり個性が強いようだけど、自分も障害児と言われて来たのかな。作品を見て、「経験者でないとわからないんじゃないのかな」とも思うことも多々ありました。こういうふうに、うまく結実するといいんですが。

 

忘れてました。例のプレゼントのネックレスなどの買い出しですが、ずいぶん経ってから、母親は夫の皮ジャンなどの衣類が売り払われていることを発見します。盗んだのではなかったのですね。なにも言われませんが、そういうことだと思います。

 

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ゼロの未来(The Zero Theorem)

2015年05月24日 18時41分49秒 | 日記

 

  

コンピューターに支配された近未来。天才プログラマーのコーエンは、荒廃した教会に一人こもり、謎めいた数式「ゼロ」の解明に挑んでいた。ある日、パーティーに連れ出されたコーエンは魅力的な女性ベインズリーと出会う。最初は困惑するコーエンだったが、次第に彼女に惹かれていく。また同じ頃、「ゼロ」の秘密を知る青年ボブとの友情も次第に生まれ始める。閉ざされた世界で、愛と友情に気づいたコーエンの人生は大きく変動していく。孤独に生きてきた男が人々とふれあい見つける、本当の幸せとは――。そして「ゼロ」を解明することはできるのだろうか――。(TOHOシネマズウェブサイトより)

 

 

 テリー・ギリアム監督の作品はいくつか見ているのですが、私基本的には凡人なので、奇抜な才能を理解する能力はなくて、いつも「まぁまぁだったかな」くらいの感想で終わってました。

じゃ、避ければいいじゃないかってもんですが(笑)、今回はクリストフ・ヴァルツだしあるいはおもしろいかも、と思ったのです。

冒頭から全裸のクリストフ(向こうむき)。コンピューターらしきものに向かって座りながらも、電話が鳴ると急いで取り、その都度落胆した様子で受話器を置きます。

そのうち外出する彼。一歩外へ出ると、しつこい広告が彼が歩く早さと同じスピードで追いかけてきます。このへんは「うわっ」と思いました。舞台は近未来の様子を呈していますが、今もすでにこんな感じですよね。

で、彼は才能ある社員なので、上司にも大切にされているのですが、なにぶんある電話を待ちわびている身なので、出勤する時間がもったいないなどとそれらしいことを言って、在宅勤務を希望するのです。上司であるデビット・シューリスに「直接マネージメント(社長)にかけあえるようにしてやるから、パーティに来い」と言われてしまい、社交的ではない彼もしぶしぶパーティに参加。

そこで出会うのが、若くてキュートなベインズリー(メラニー・ティエリー)。もちろん、マネージメントにも出会います。そして、在宅勤務を許されるのです。

しかし、この彼の「自宅」ってのも、すごいんですね。古い教会なんですが、なんともグロテスクというか独創的というか・・・。さすがバーチャルな世界に住んでいる人は違います。

で、うまくコトが運ばないある日、パソコンを壊してしまった彼は上司のデビット・シューリスや若い天才ルーカス・ヘッジズの訪問を受けるハメになります。もちろん、魅力的なベインズリーにはぐいぐい迫られています。と、そうこうしながら、孤独だった主人公の人生がなにかと開けてゆく様を綴った映画となっています。

しかし、テリー・ギリアムの画は独特すぎるし、お話も、基本は月並みですが、展開はよくわからない感じで、結局彼が幸せになったのかどうかは、私にはよくわかりませんでした。

ひょっとしたら、かかってくるはずのない電話を待ち続けている主人公、仕事は嫌いじゃないけどなんとなくこなしているだけの主人公、この辺に「普通に働いてるけど、いつか誰かがここから連れ出してくれる、と根拠もなく願っている現代人」を象徴しているのかもしれませんね。魅力的なベインズリーは、もちろん顧客をたくさん持つ高級コールガールでヴァーチャルですしね。存在はしていますが。

なにげに、奇抜な見かけにしては話は月並み・・・そんな印象を受けました。しかし、凡人が理解していないだけで、実は奥深~いお話だったのかもしれません。やっぱり、私にはギリアムは無理なのかも。

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スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救WOO!(The SpongeBob Movie: Sponge Out of Water)

2015年05月18日 07時24分52秒 | 日記

 平和な海底都市ビキニタウンに、大事件発生! 大切に守られていた魔法の本の最後の1ページが、海賊バーガー・ビアードに奪われてしまったのだ。そこには、黄色くて四角い海綿くん“スポンジ・ボブ”が働く、ハンバーガーショップ「カニカーニ」の秘密のレシピが書かれていた。スポンジ・ボブは海賊を追って、大親友のヒトデのパトリック、お隣さんのタコだけどイカルド、リスの女の子サンディら仲間たちと、地上に飛び出した!果たして彼らは、世界征服を狙う海賊を止めることができるのか?(TOHOシネマズ公式サイトより)

 

 

 こんな映画が近くで上映されてたので、少し前ですが子供たちを連れて行って来ました。高校生の娘はアントニオ・バンデラス目当てで。チビ息子はアニメを楽しみに。なんと朝9:10からの上映。早起きでした。

スポンジボブは、いつだったかテレビで「スクエアパンツ」というのを見たことがあります。それがwowowだったのかなんだったのか、もはや記憶は定かではないのですが、娘には「覚えていない」と言われてしまいました。絶対に見せたのに~。

ともかく、海の底に住む町の生き物たちが主人公の物語。今回は、皆が大好きな「カニカーニバーガー」の秘密のレシピが盗まれて、一番人気のバーガーが作れなくなってしまったスポンジボブとバーガーを食べれなくなった仲間たちの、レシピを取り戻す旅と冒険の物語。

毎日作ってるレシピなら覚えておけよ、という指摘はなしにして(笑)、実写で登場する海賊のバンちゃんとアニメキャラとの共存。伝説の本(多分海底は平和、みたいな終わり方だった)に勝手に物語を書き足してレシピを盗んだバンちゃんは、水陸両用の海賊船を駆使して逃げ回ります。

アニメキャラが砂浜を駆け回って太ったおじさん(実写)のお腹でバウンドしたり、バンちゃんの海賊船が、実はバーンと開くと移動式のバーガーショップだったりと、やりたい放題のアホ映画ですが(笑)、おもしろかったです。娘も私も「そんなアホな」とつぶやきながらも大笑い。なんのシーンだったか、もう記憶は飛んでしまいましたが、子供たちが爆笑しているシーンもありました。うちのチビ息子もつられて笑ってました。

ま、大人は却って疲れるかもしれませんが(笑)、バンちゃんは大真面目に演じているし、上映時間は短くて見やすい。お勧めと言うほどではないですが、良作です。

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ギリシャに消えた嘘(The Two Faces of January)

2015年05月12日 07時31分13秒 | 日記

 「太陽がいっぱい」「リプリー」の原作者として知られるパトリシア・ハイスミスのサスペンス小説「殺意の迷宮」を、今作が初監督となる「ドライヴ」の脚本家ホセイン・アミニにより映画化。1962年、ギリシャのアテネでツアーガイドをしているアメリカ人青年ライダルが、パルテノン神殿で優雅なアメリカ人紳士チェスターとその妻コレットと出会う。夫妻に魅了され、彼らのガイドを務めるライダルだったが、チェスターがホテルの部屋に現れた探偵を殺害し、ライダルがその後始末を手助けしたことから3人の運命は激変。警察にも追われる身となった3人は、後戻りできない破滅への道を突き進んでいく。紳士とその妻にビゴ・モーテンセン、キルステン・ダンスト。ライダル役に「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」のオスカー・アイザック。(映画.comより)

 

 

 都会では終了しちゃった作品。「お!田舎に降りて来た」と思って喜んだら、一日たったの2回上映、2週間で打ち切りだったというクセモノ(しかも2週目は夜1回上映)。配給会社の思う壺だと思いながらも、なんとか都合をつけて見に行ってしまった私でした。

さて、私の世代には懐かしいパトリシア・ハイスミスの原作。どうなんだろうなぁ。個人的には「太陽がいっぱい」はイマイチ納得のできないお話だったし(原作はまた違うだろうけれど)、どれほどのサスペンスなのかなぁと、期待と怖れ半分半分で見に行きました。

渋さ溢れるヴィゴは、若くて魅力的な妻キルスティンを伴って、優雅なギリシャ旅行をしています。見るからに裕福そうで、こういう男が若い美人を連れているとうさんくさいですね(笑)。いかにも悪いことをしてそうで。オスカー・アイザック扮する現地ガイド(もちろんうさんくさい)にも目をつけられます。彼の場合、妻(キルスティンね)の美しさにも目がくらんだようですが。

で、予想通りに物事は起こります。宿泊先のホテルで強面な男に脅されたヴィゴは、はずみで男を殺してしまい(この探偵、弱過ぎだろ!と思ったのは私だけでしょうか)、偶然居合わせたオスカーは、その後始末を手伝うハメに。

そこから彼らの逃亡劇が始まります。偽のパスポートや逃亡手段のためには金に糸目をつけないヴィゴ。相変わらず美しい妻。お金に目がくらみながらも、どんどんキルスティンに惹かれてゆくオスカー。美しい妻は、どんなに逼迫した状況になっても、膝上のワンピースを着てヒールを履いています。動きやすいパンツなんて、持ってないかのようです(実際そうなのかもしれませんが)。この辺は女として見習いたいところ(笑)。

でもね、そうそう安易に逃げられるものではありませんよね、人生って。見ていてドキドキします。

ただ、映画では2時間に収めなければならないからか、オスカーと父との確執、その父とヴィゴの類似性に言及されたわりには、それ以上の追求がなく、だからなんだったのかがよくわかりません。そして、話の展開も意外性に乏しいものでした。

私は最後の最後まで、どんでん返しがあるのかと期待して目を凝らしていましたが、そんなことはなかったのです(笑)。

なんでも意表を突くのがよしとされている風潮にすっかり毒されている私が悪いのか、考えてみると人生ってそうそうどんでん返しがあるわけではないですよね。ある意味、考えさせられた映画でした。ただ、ヴィゴは渋かったですし、キルスティンは皆に愛されてました。そう言う意味では真の悪人はいなかったのでしょうね。

 

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フォーカス(Focus)

2015年05月07日 07時39分11秒 | 日記

 ウィル・スミスが視点(フォーカス)を操ることで相手を手玉にとる犯罪のプロに扮したクライムサスペンス。監督・脚本は、「フィリップ、きみを愛してる!」「ラブ・アゲイン」のグレン・フィカーラ&ジョン・レクア。詐欺師集団を束ねるニッキーは、未熟な女詐欺師のジェスに懇願され、彼女をチームに入れて育てることに。仕事の足かせになる恋愛はしない主義のニッキーだったが、ジェスとの関係は師弟のそれを超えたものになってしまう。ある大きなヤマに勝った後、ニッキーはジェスに大金を渡して別れを告げるが、数年後、大きな狩り場でもあるブエノスアイレスのモーターレース会場でジェスと再会。彼女は男を手玉に取る女詐欺師に成長しており、2人は世界の大富豪を巻き込み騙し合いを繰り広げる。ジェス役は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で注目を集めたマーゴット・ロビー。(映画.comより)

 

 

 

 意外におもしろかった!いや、そんなこと言うとウィル・スミスやマーゴット・ロビーに失礼ですが、実はあんまり期待してなかったのです。マーゴットはすんごい美人だし、「また~」と思ってました。ところがところが。

これは、結局騙されてナンボ、の映画だと思うので、彼らを疑いの目で見るのは当然としても、あんまりいろいろ考えを巡らせずに「ルパンと不二子」くらいに構えてたらおもしろいんじゃないかと思います。

基本的にプロの世界。詐欺のチームを率いるのも、上手に引退するのも、人並み外れた才能が必要です。もちろん、ウィルがど~んと主演ですから、出来過ぎな演出やアホすぎるカモもいます。でも、かなり性格ヒネてる私でも、最後は「あははは」と笑ってしまいました。

いや、なにか言うとネタバレっぽくなってしまうので、書きづらいですが、楽しめました。

ただ、あまりに鮮やかに手口を見せたりするので、マネしたくなる「よい子」が出てくるかもしれません。彼らは、才能がある上、訓練を積んだプロであり、常人にはマネができなんだよ、ということを大人はよくわからせないといけません(笑)。

若い頃ハンサムだった(そして今はちょっと渋くなっている)ロドリゴ・サントロも出ています。華やかで美しいホテルやパーティもたくさん登場。目に楽しい映画です。疲れない程度に、どうぞ。

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