標高2999M 剱岳山頂からの展望です。
過去二回ガズで何も見えなくて残念な思いをしたけど、三度目の正直! 今回は最高の天気に恵まれました。
眼下には、別山・真砂山・立山(富士ノ折立・大汝山・雄山)と続き
さらに奥には槍ヶ岳まで北アルプスを代表する峰々が延々とつながっています。 まさに絶景!
さらに左を見渡すと、八ツ峰の背に来年は行こうかなと思っている 鹿島槍・五竜岳・唐松岳・白馬と後立山連峰の面々が一望!
そして右に目を凝らすと、遥か彼方に地元 白山の姿も見えます。
白山よりも高い場所から拝むのは失礼かもしれませんね。
立山の地獄谷とアルペンルート・・・
その奥に薬師岳と、まさに360度大パノラマです。
もう一つの登山ルート・・・ 別山尾根方面。
たぶん剱岳に登る8割以上の方がこっちじゃないかな?
おっと 見ても飽きない景色に時間を忘れてました。
15時までに番場島に戻らないといけないので、惜しいですがそろそろ下山開始です。
殺風景な中にある あの標識・・・ やっぱ絵になるなるなぁ。
特に天気が悪い日はルートを間違えやすいので、この標識は文字が読めなくても目印となります。
じゃぁ また次に合う日まで。 別れを済ませ来た道を帰ります。
ここが早月尾根、一番の難所と言われる カニのはさみ
事故は集中力が切れた帰りの方が起きやすいので最後まで気が抜けません。
岩壁に打ち込まれた 杭 に足をかけて渡ります・・・
ガスっていた時は見えませんでしたが、やはり下を見るとかなりの高度があります。
落ちたらケガじゃ済まされないだろうぁ・・・ 慌てず慎重に!
荒々しい岩壁が続いている剱岳・・・ やっぱカッコいいわ。
急がないといけないのに、その迫力につい足が止まって帰りも写真撮りまくりです。
登ってた時は気づかなかったけど、あの先どうなっているんだろ?
晴れていると気づくことが多くて楽しいねー
と、思っていると、お昼近くになり下からどんどんガスが湧いてきて山頂も雲の中・・・
下山するタイミングが本当によかった! 今回は何もかもがツイていたね。(ラッキー)
これ以上遅らせまいと思ったのか、これから先 ガスに囲まれて真っ白な中の下山となりました・・・
不思議なもんだね・・・ 展望が悪くなると一気に疲れが出て足が辛くなる。
一歩一歩が牛歩のように重くなって頭痛もしてきた。
そして悶々と歩き、登りとたいして変わらない4時間14分で番場島に到着!
時間には間に合いましたが、さすがに疲れたなぁ。 (´ρ`)フッー 下りは大嫌いです。
今回、好天と休みが重なったので、急遽(思いつきで)向かった 剱岳 日帰り登山。
三度目の正直とあって、天候に恵まれ最高の登山となりました。
無理してきた価値十分にアリ!
この早月尾根は体力的に厳しいルートなので、日帰りはオススメできませんが 剱 の厳しさを知ることができる素敵な登山道です。
下から見たとき、あそこを登ったんだなぁ と、思えることが幸せです。(キモト)
ちなみに・・・ 帰りの運転中の 睡魔 が今回一番の強敵でした。