毎年恒例の人間ドックで幸か不幸か心臓に異常が見つかった。
自覚症状無し、至って元気。
至急心臓専門医へ精密検査へ行くように言われたがピンと来ず
前日テニスで走り回ったほど。
しかしながら医師が見せる心電図は明らかに異常で、
今迄倒れなかったのが不思議だとか。体力と若さ?のせいかなと首を傾げられた。
受け入れ難い現実を前に料理教室を終えた12月下旬入院予定にしていたが
娘たちが猛反対。もしその間何かあったら悔やんでも悔やみきれない。
突然死の3文字を医師まで口にし再検査で3日後手術に決まった。
12月は7件の依頼がありそれをキャンセル、飛行機キャンセル
家の片付け、冷蔵庫整理、ゴミ出し、クリーニング、入院費用の用意・・・・で
あっという間に時間は過ぎた。
余りに急で家族だけに伝え一人で病室に入った。
長崎から届いた元気回復守り、わざわざ宮崎まで出かけたのだろうか。
娘や孫の手紙と共に心のよりどころにしていた。
術前、術後、失うものが多く凹んでいたが、予定通り退院出来た。
冷え性だと決め付けていたら血が通うようになりポカポカで爪の色も良くなった。
左手は多少不自由だが料理は出来る、そして心配してくれる家族や友人がいる。
パソコン無しの八日間から小さな希望を見つけた。