ヒエは日本を起源とする雑穀で名前の通り
冷え性体質改善に効果があり冷害地で栽培できるなど
強い生命力がある。ただ冷めるとボロボロになり
美味しくないと言われてきた。それはもち性ではなく
うるち性が主流だからだ。それぞれの特徴を理解すれば
使い道も広がる。うるちヒエは加熱するとクリーム状に
なるのでソースに加えたりヒエ粉は優しいオフホワイトで
水で溶いて加熱し甘みを加えると即席のクリームに。
岩手県軽米地方では珍しいもち性のヒエを栽培している。
冷めてパラパラになるのを逆手に取りカラスミ風に仕上げた
料理を先日の講習会で教えて頂いた。
ヒエの優しい色合いと栄養価、もっと見直したいものだ。