道立帯広美術館で開催中の『美しさへの挑戦』ヘアモード、メイクアップ300年を
見てきた。久しぶりに青空が広がり美術館周りの緑が風にそよぎ素敵な時間が持てた。
抽象的なタイトルであまり期待しなかった分、結構見応えのある展示物が多く
女性の美容歴史300年を目の当たりにして江戸時代の女性達や外国人との
比較等、あれこれ小声(?)で話していると注意を受けてしまう程熱中した。
中でも江戸城大奥の化粧道具や大正時代の貞明皇后御使用化粧容器
130年前のヨーロッパのウェディングドレスや香水瓶、アールヌーボー様式の道具等
貴重な品には思わず魅了された。明治時代の豪華な打掛がとても手の込んだ刺繍で
彩られ100年を経ても美しくそこに存在している。どんな女性が袖を通したのだろうと
思いはタイムスリップ。髪型、装い、どれをとっても今はスピードアップしすぎている。
でも私には気楽な現代が性に合っていると思う。