11月の初めに風邪を引き、咳が出始めたのでかかりつけの病院で薬を処方してもらった。数日後、咳がひどくなったので再び病院へ行くと「少し強い薬にしましょう」といって、それまでと違う薬を服用していた。
ところが数日後、咳が収まるどころか、手や足に発疹ができ始め、指がパンパンに腫れてきた。我慢が出来なくなって國病へ駆け込んだ。血液検査やCT検査をするも、異常はない。皮膚科で「薬疹ではないか」と診断されて塗り薬をもらい「今まで飲んでいた薬は飲まないでください」と言われて帰ってきた。
その後、手足の発疹は成長し、足の裏には大きな水疱ができ、痛くて歩けないほどとなった。水を抜いてもらった翌日からは何とか歩けるようになった。こんなことで3週間がたった現在、手足の皮は見事に剥げて、まさに「皮をはがれた因幡の白うさぎ」状態となり、一皮むけた手足となり、やっと普通の生活ができるようになっている。
たかが風邪と高をくくっていたが、とんだ1か月を過ごす羽目となった。巷では、やれ紅葉狩りだ、ライトアップした庭園でお茶会だなどとかまびすしい声が聞こえていたが、この秋は家の中でじっと我慢の日々を過ごした。
気がつけば、時は早くも11月も下旬。師走の足音もすぐ近くに聞こえる。年賀状も今から準備を始めなければいけない。例年に比べやや出遅れた年末行事を、少しずつ片づけていく。そんな中、明日は節目の誕生日。古来稀な古希をとっくに超して、なお生きている。
今年の暮れは、長い患いがあったせいか、面倒だと思っていた年末の作業の一つ一つが、生きているという実感を味わえる大切な行事であるように感じている。こうしてブログを書く気も出てきた。さあ、まずは年賀状の印刷から始めてみるか。
大変な1か月でした。
ありがとうございます。