写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

格安スマホプラン

2021年02月22日 | 生活・ニュース

 4年前、電話機能しかないケータイから、UQモバイルという格安のスマホに乗り換えた。車を運転するとき、公衆電話の代わりの備品として携帯している。そのほかは、外出時、ネットで情報取集するために時々使う程度である。

 そんな使い方でも、毎月2950円ばかりを支払っていた。ところが、昨年来、大手の携帯電話の各社が、競うようにして低額のスマホプランを売り出し始めた。2㎇、5分以内かけ放題の電話であれば、毎月2980円という低額プランを売り出した。

 ずいぶん安くなったものだと感心していたが、これであれば今使っている格安スマホのUQモバイルの出番はなくなっている。こちらの方も割安のものは出ないものかと思っているとき、先日、期待していた新料金の広告が出ているのを見つけた。

 3㎇、10分以内かけ放題の電話で、月額が約2300円というものである。この広告を見て、早速電器店に出向き契約の変更を行った。月にわずか600円の節約ではあるが、今までは5分以内のかけ放題が10分以内になっている。時間を気にすることなく話ができるのはありがたい。

 大手3社の競争は激化しているが、ユーザーとしてはありがたい競争だ。若者の収入に占める通信費の割合が外国に比べて高すぎるというが、スマホの低額化で恋人同士の会話時間が増え、ひいては出生数も増えるということにつながれば、これこそ 国家発展のための値下げだと言える。

 それにしても、格安プランが出たといういい話を、現在契約している顧客に何の連絡もしないという不親切さに不満を感じている。第一、気がついた者勝ちという姿勢が顧客本位になっていない。車のリコールの通知とは大分性質は違うが、「こんなに格安なプランのものが出来ましたよ。検討してみてください」くらいの度量というか親切心は欲しいものである。