まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1454  ー 岩田山試験林調査報告 ー

2019年10月10日 |  マツタケの林地栽培 

メンバー8名で、和歌山県富貴の「まつたけ山復活させ隊」試験林に発生調査に行ってきました。

入口にて記念撮影。

急登の作業道を試験林へ向かう。


週末に大型台風19号の襲来が予報されている中でしたが、お天気はまずまずの晴れたり曇ったりで、標高700m前後の試験林は気持ちの良い空気でした。
ごくおおざっぱですが、簡易温度計で測定した12:00ころの試験林の温度と地温測定値は、気温が約22℃、地温は日向で19℃、日陰で18℃くらいでした。下の写真は日陰の地温。


まずは腹ごしらえ。


発生確認は次写真のとおりでした。
(右端の小さい紫色キノコはマツタケではありません、ムラサキシメジ。)

地面はやや乾燥気味で大物は期待できないかとの感触でしたが、やはり固めで小ぶりのものが多かったです。
ただし乾燥気味で固めだったおかげか、すべて虫食いの無いきれいで形の良いものばかりでした。
でもとりあえず発生を確認できたのでよかったです。

発生現場写真。






他にも5、6種類の名称不明のキノコの発生を確認しましたが、やはり乾燥気味のためかマツタケ以外のキノコの発生も少なかった。


そして今回一つの大きな問題が見つかりました。マツタケの大敵と思われる「ケロウジ」の発生が見られたことです。
今後、ケロウジの増加がみられるようなら対策が必要になるかもしれません。

糞やリョーブの萌芽食など鹿の侵入痕跡も見られました。

(宮崎 記)

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