まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1370 今冬は暖冬、その功罪.山神祭開催のお知らせ! 

2018年12月01日 |  マツタケの林地栽培 

12月1日(土)第663回例会の活動報告です.暑くもなく寒くもなく少し汗ばむが快適でした.昼食はおでんがメイン料理で、食材に出汁が良くしみこみ大変結構でした.食当の皆さんありがとう!

 参加者の皆さんは、名簿記載順に、前田、関、松本、大島、有山、松浦、ホリイ、橋本、太田、尾林、アトジ(ヒ)、アトジ(マ)、ヤマダ、TAKE、三品、フジイ(テ)、中野、内田、吉村、猫田、西村、女坂(昼から)、ふらっと寄りの金子夫妻(リス森)の24名でした.
 気象庁の観測では、エルニーニョが春までは続くため、暖冬予報が出ています.我々アウトドア派にとってはありがたいご選択だが、その通りになるということは、生物現象としては大きな問題を含んでいる.

 常々、思っていることですが、最低気温が5℃を上回る日が続くと、生き物は代謝活動を落とさず、いってみれば休まず働きづめになる、それはどんな影響を持つのだろうか.
 植物病理学研究室の知り合いが、連続光で植物を育てると植物は休まず成長を続け、言い換えるとそれは植物にストレスを与え続けることで、植物にウイルスを感染させると、尋常じゃない結果を生む恐れを述懐していた.
 このことをマツタケの林地栽培に援用すると、アカマツも、マツタケも、カミキリの幼虫もザイセンチュウ達も休眠せず成長を続ける.これは、アカマツやマツタケの生活リズムを壊していることになり、ザイセンチュウもホストの仮導管にダメージを与え続ける.また、地上部の落葉・腐植層で休眠する害虫や病原菌の生残率が高まり、春の被害が、いや増すことに繋がっている.

 はてさて、どちらが良いのであろうか! ヒトができることもあろうとは思うが.

 さて、今日の香川山の様子をご覧下さい.

香川山マツタケ発生地の左のエリアも、来年はマツタケが出そうに見える.何回そんな風に思ったことでしょう(-_-;)!

ザイセンチュウ病枯損に、加えて獣害(鹿)による枯損が続く.

除伐ヒノキで椅子を作る.まだヤニが出ます.

                 トンビが眺めている.

歳時記風景を三つどうぞ!

大きく育った”エノモト”ゆず

サカキのお飾りをつくる.

もやっているが、最低気温が下がり、先週より紅葉がよろしいようです. 

【お知らせ】
忘年会(山神祭)開催
 【日時】12月21日(金)午前10時過ぎから
 【場所】京都市岩倉香川山BC
 【会費】2000円 酒類は提供されません.差し入れは、何でも大歓迎です.
     今年の無事故を謝し来年の松茸大発生、メンバーの健康と多幸を祈念しましょう!
     芋煮(牛)、まつたけご飯、餅つきなどで盛大に祝いたく存じます.

交流会 
滋賀県彦根 荒神山 松茸復活プロジェクトとの交流会 参加者を募ります.
 2019年3月23日(土) 作業エリア診断と意見交換会 詳細は未定
 

 


まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

 

 

 

 

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