まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1034

2015年08月21日 |  マツタケの林地栽培 

 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

 

 自然相手の活動は一般にすぐに結果が出るというものではなく、年単位、場合によっては100年単位の気の長い期間にわたりますが、10年もたつと各班の整備地も、里山整備に対するそれぞれの考え方や施業の仕方の微妙な違いが結果に現れてきているように見えます。

 「里山整備はこうでなければいけない」という正解は無いのかもしれません。里山整備に取り組む団体はあまたとあります。しかし、それぞれの団体が発足当初から志した基本的な理念、目標というものがあるはずで、そこのところは見失わないようにすべきだと思います。

 次に示す写真は、各班の施業地の様子です。どれがどの班の施行地かは示していません。ここには示していない班もあります。
また中には、アカマツもほとんど無い手付かずの山域の写真、何も手をつけていないけれど自然にアカマツが優先している山域、人工造林区域の写真も混ざっています。

 みなさんはどれがどの班の施行地か、また何もしていない領域か、お分かりになりますでしょうか?
どの写真が、私達の活動の基本理念をもっとも体現しているとみえますか?

A
B
C
D
E
F
G
H
I
J

「答」はあえて書かずにおきます。批判するのが目的ではありませんし、そもそも里山整備の方法論は100人100通りかもしれません。
他から見れば?が付くように見える施業もそのグループではそれなりに信念を持って一生懸命取り組んでおられます。ただし、教条的になってはいけないし、謙虚さを失ってもいけないと思います。

 10年という節目にあたって、その微妙な(大きな?)違いの現われについて、「まつたけ山復活させ隊」の基本理念に照らして、各人が今一度立ち止まって真摯に考えてみる機会にしたいものです。

 

 

 

それでは本題です 

 

 第501回(8月21日(金))活動報告

 

 非常に蒸し暑い日でした。作業には不向きともいえる条件で各班とも全休、半日、軽作業と軽めの活動となりました。
 本日の参加者は、橋本、榎本、松本、TAKE、前田、小野、大久保、川本、内田、三輪、阿閉(仁)、阿閉(眞)、ホリイ、有山、宮崎、まりこ、猫田、山田、吉村、小長谷、玉城の21名のみなさんでした。

<玉城山 榎本班>
5~10年生に成長してきたアカマツ林の整理清掃作業を行いました。

<澤田山>
<阿閉班>
地掻きを行いました。

<川本班>
これから行う施業地の区割りマーキングを行いました。

<ヤマガラの里班>
午前中薪作り。

午後、新規開拓地の調査を行いました。

<中広班>
大久保さんが入られているはずですが姿を見つけられませんでした。


<三品班>、<宮崎班>は本日休業。冒頭クイズの中にはそれぞれの施業地写真もあります。

<山を廻って気が付いたこと>
雨上がりで何かキノコが出ているかと思いましたが枯木に取り付いた腐朽菌以外は見られませんでした。
ほぼ皆伐したところに草本類、とりわけキク科のアレチノギクかヒメムカシヨモギと思われる雑草が繁茂していました。
エスケープヒノキもあちこちで“元気に”芽を出していました。ヒノキはヒノキで役には立つのですけど。
 

阿閉式排水溝。確か3年はたっていると思いますが、ビニールシートの簡易施工のわりにはちゃんと機能していました。土嚢を積むより簡単で効果的かも。

ヤマガラ班新規開拓地周辺にコシアブラの群落がありました。

タケニグサが実をつけていました。葉は普通に見かけますが実を見ることはあまりない、というか気をつけて見ているような草ではないです。しかし、茎を折ると出てくる汁は有毒で、ウルシ同様触るとかぶれることもあるそうです。ご注意を。

中広班施業地。雨で沢がミニグランドキャニオン状態となっていました。

<香川山ベースキャンプ>
動かなかった草刈り機。ついに動きました。榎本さん、執念の修理。

賄班の仲良し男男、女女ペア。

切り盛りする阿閉さん。   有山農園長自らミニトマトを収穫。ポークソテーを焼く猫シェフ。
  

本日のメニュー。
ポークソテー(年寄りにも食べやすいよう切り分け済みの心配り)。

食事風景。

作る人、食べる人、共存の図。

巨頭会談?

(宮崎 記)



 

コメント
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