まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-223-

2007年07月23日 |  マツタケの林地栽培 
地元の子供達と遊ぶ



京まつたけ復活・里山再生
第101回(7月26日)二周年記念 開催のお知らせ

 岩手県岩泉町に創設された岩泉まつたけ研究所の仕事を終えて、京都に戻ったのは、2005年4月の終わりである.

京都大学マツタケ研究会の大月さんと、マツタケ学発祥の地である京都市左京区岩倉尼吹山の故濱田先生顕彰の碑と香川さん所有の現活動拠点の状況を見に出かけたのは5月13日であった.
 
 マツタケの生活する里山(アカマツ林)を復活させようと、京都新聞や毎日新聞や朝日新聞やNHK京都などマスメディアに後押しされるような気持ちでまつたけ十字軍運動の第1回の活動を持ったのは6月16日であった.28名の参加があり安堵したことを思い出す.
 
 以来2年と40日ほど経ったことになるが、日本財団と全労済の助成を受けたが、基本的には参加者の浄財と支援者の寄金で活動が維持されている.補助金行政に慣れ親しみ、本来の姿勢を曲げることがないように、このシステムを維持するつもりである.
 
 岩倉のアカマツ林をご提供戴いている京都市左京区の玉城さんや同じく澤田さん、嵐山のアカマツ林を提供いただいた京都市中京区の高木さん、宇治市炭山のアカマツ林を提供下さった京都市上京区の橘さんに心から感謝申し上げます.
 
 岩手県大野高校の皆さん、岩手久慈市と久慈地方森林組合の皆さん、香川小豆島の皆さん、大阪能勢の皆さん、滋賀里守隊の皆さん、滋賀長浜市の皆さん、京都長岡京市の皆さん、京都宇治田原の皆さん、木津川市鹿背山の皆さんとこの運動の輪が広がっている.
この輪を大切にし、連携を取りながらマツタケの増産出来るアカマツ林づくりを進めていきたいものだ.

開 催 要 項
京まつたけ復活・里山再生「まつたけ十字軍運動」は、生物の多様性上危機に瀕する里山をマツタケの生活するアカマツ林に戻すことが目的である.山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視した様々な取り組みを実践する.中身は参加者の皆さんが創り上げることを前提としている.参加者の数だけ面白いことがある.
1)実施日    2007年7月26日(木)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都バス 岩倉村松集会所前.初めての方は要連絡(連絡先は下記)あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(バス終点「村松」から5分).
4)服装等     山で軽作業できる服装、ノコ・ナタ、長靴か地下足袋、傘かレインコート、タオルなど 
5)用意するもの 昼食は用意されるのでMY皿と椀と箸、コップ.料理の持ち帰り容器など、飲料水(お茶もあるので水筒)
6)アクセス   京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅七条口から(60分、バス停「C6」番)、阪急京都線四条河原町駅から(40分、四条河原町    交差点北へ上がる東)、京阪本線出町柳から(25分、加茂大橋東詰め上ル、京都地下鉄烏丸線国際会館から(15分、バスターミナル1)
   (市営地下鉄はJR京都駅・烏丸御池・国際会館などに停車)

参加費は無料、ただし食材費(実費、通常約300円)は徴収.資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<本日の作業予定>
 梅雨明けも間近となり、熱中症が心配される.競争の原理は昔の皆さんのこと、自己管理を心がけ、適度に休み、水分補給を!!
 午前中は、各班の作業実施.昼は、「海鮮大パーティー」です.

1)7月26日(木)第101回記念パーティーのため、シェフが、日本海伊根の漁港に出かけて魚を仕入れる.海鮮バ-ベキューを基本とする料理になる.魚のおみやげ付きになるらしい.皆さん!前日の海が荒れないように祈っておきましょう.会費は3000円.バーベキュー用に野菜をお持ち下さい.

2)香川山の頂上付近に、以前伐採したものが置いてある.これらを下ろす作業と地掻作業.それに補整作業(皆さん! この作業は、マツタケ山をつくる上で、大切なことであることをお忘れ無く.この補整作業をしないとマツタケ山づくりが完了したとはいえない.言い換えると、途中で山づくりを投げ出したことにつながる.

3)香川山BC入り口付近の整備.周辺のザイセンチュウ被害木の伐倒焼却.

4)玉城山班は、マツタケ山づくりが尾根筋を更に進んでいるようだ.除間伐材の整理.枯損木等の運び出し.

5)澤田山班はアカマツの残っているエリアとそうでないエリアで作業の中身を変えて奮闘中.マツタケ山づくり作業に取り組んでいる.

6)田んぼの草取り

<お知らせ>
1)アイディアの域を出ていないテーマもあるが、園部町・八木町、宇治田原などのアカマツ林での活動、第2ベースキャンプ設営、陶芸窯づくりなどが、今、挙がっているが、それぞれに課題があり、実行に移す意味があるのかどうか十分検討されねばならない.第101回(7月26日)にでもお考えをお聞かせ下さい.

2)香川県小豆島の森川さん達が山づくりを始めます.8月の始めに応援に出かけます.昨年マツタケの発生が確認できている山です.

3)宇治田原の山本さん達も、マツタケ発生の確認済みアカマツ林で手入れを始めます.こちらも応援に出かけます.

4)岩手県久慈市並びに久慈地方森林組合さんが、見学に来られたときに、京都と久慈で協同してイベントを実施しようと話し合ったが、この秋に久慈市で実現する.

<メール便り> どんどんお寄せください!

7-9月の活動日
第102回活動日2007年8月03日(金)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第103回活動日2007年8月11日(土)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第104回活動日2007年8月21日(火)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第105回活動日2007年8月31日(金)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第106回活動日2007年9月07日(金)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第107回活動日2007年9月13日(木)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第108回活動日2007年9月21日(金)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第109回活動日2007年9月29日(土)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分


寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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