まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-189号-

2007年03月24日 |  マツタケの林地栽培 
住宅用地として削られ、赤土を見せる活動拠点.加藤邦彦氏、比叡山蛇ケ池付近から撮影



京まつたけ復活・里山再生


第83回(3月23日)活動報告

 前回と打って変わって春らしい一日でした.因に京都気象台(円町付近)データでは、15時に最高気温18.0℃、南よりの風11km/h.これは、平年でいうと、4月上旬の後半にあたる.
 参加者は、ゲストとして、秋田県林業技術センターの菅原さんと阿部さん(5888).菅原さんと阿部さんには、秋田県林業技術センター開発の腐生性キノコの栽培方法などを教示いただき感謝.
ゲストであるが常連の内田俊恵さん親子(美玖ちゃん、健吾君;5921,5923,5925,5928,5929,5931)、自家製のパウンドケーキを戴く.最近は、子供達の楽しげな声が響いて、大変結構なことである.まつたけ十字軍運動も層が厚くなったものである.
小吹、周田、有山、鎌田、池内夫妻、中廣、大島、加藤、中村(伸)、三品、藤井、宮崎、大久保、玉城、橋本(敏)、村上、三輪、榎本、中川、吉川、大月、猫田、阿閉(眞)、石原、阿閉(仁)、井村、吉村併せて33名

 私たちは、何故、冒頭の加藤邦彦氏(メンバー)撮影の写真に見られるように、住宅近接域で樹を伐ったり煙を出したりしているのか.それは取りも直さず、生物多様性の危機がここにあるからに他ならない.絶滅危惧種の5割が里地里山という生態系の生き物で、生息地崩壊などが主な理由だ.
 
里地里山は、集落を取り巻く林業用地と農業用地を含んだエリアを指すが、昭和40年頃に始まる日本の近代化で農法も大きく変わったが、林業は崩壊寸前にまで追い込められた.
里山の主要構成樹種であるアカマツ(全国に230万ha)の林の崩壊は一番激しい.京都府の絶滅危惧種にマツタケが挙げられているのも納得のいくことである.『健全な里山林にはマツタケが宿る』を実証しようとアカマツ林再生を試みている.

また、放置された林を手入れすると、大量の植物廃棄物が生まれる.これを有機物の循環系(里地-里山)に取り込む必要がある.このコンセプトで作物の栽培をし、水田で稲作をやろうとしている.

陶芸家の近藤さんのアイディアであるが、煉瓦1500個位を用いた窯を造り、ここで使う陶器を焼いたり、地域の人達と土ひねりを楽しもうと計画している.窯の設計は近藤さんにお任せしている.その燃料に必要なアカマツは、もちろん育成するつもりだ.

今日は、吉川さん指導の下、内ゲートの骨格が完成した(5892,58935896,5897,5900,5901,5902,5903,59045906,5908,5909).見事なものである.後は、竹を枠に打ち付けて完成だそうだ.
 
 以前から、準備していたアカマツの山引き苗を皆伐した斜面に植えた(5934,5935,5936,5937,5939).いつの日か、窯の熱源になり、マツタケが生えること願うものである.

<皆さんの活動の様子を見る>
写真39枚は、NIKON写真集にアップロード.すべの写真(52枚)はYahoo写真集に載せました.
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのまつたけ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 
Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 
もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.
 
<お知らせ>
1)来週は、地掻で生まれた腐植を水田に鋤込む.1反あたり4tの腐植が要る.軽トラで10台分とのこと.不足分は、米ぬかにすると決定(岩倉香川山農業委員会).


<メール便り>参加後の感想やご意見なんでもメールください.


 井村さんから現金カンパをいただきました.

寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店
口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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