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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

パース便り・その5「ヤンチャップ国立公園①」

2008年02月12日 | パース滞在記

10日の日曜日は朝から青い空が広がっていたので、海に行く事にしました。
写真は「ヤンチャップ国立公園」近くの「Two Locks」の浜辺です


パースから北へ約50kmの所に、西オーストラリア州では最も古い国立公園「Yanchep National Park」があります。

先日行ったサンセットコースト「ソレント海岸」の更に北端にあるこの国立公園までは車で40分・・・
60号線を北上すると簡単に行けますが、主人が快適なフリーウェーを走りたいというので、先日水族館を見た時と同じ海よりの2号線で行きました。

Joondlupの町でフリーウェーは終り(この先は工事中)、60号線に向かいましたが・・・

今オーストラリアはバブルで景気も良く、パースの地価も年々上がっていると聞いています。
このような新しい衛星都市がどんどん出来ているのでしょう・・・





リゾートの雰囲気を感じさせながらも、緑の中に整然と並ぶ新しい住宅地に見とれていたら方向がサッパリ分らなくなり、迷子になりました
グルグル廻ってようやく元に戻って出直しです・・・

どうにか無事に60号線に入れました
(オーストラリアの道路標識はとても分りやすくて、ツーリストには親切丁寧なので焦る事は無いのです)

あとはそのまま北上すれば「Yanchep National Paek」の標識が見えてきます。
まず最初に海を見ることにしました。


「Two Locks」と書かれた標識近くの駐車場に車を入れ、横の展望台から望んだ「インド洋」です
休日だというのに車は5~6台しか停まっていませんでした。
ここから浜辺に下りてみました。


真っ青な空と海、そして白い砂浜
ここにはおじさんよりも赤いビキニ姿の若いお姉さんが立っていて欲しかった


若いお姉さんは釣りをしていました。
ここは泳ぐには厳しい所なのかも知れませんね。

Two Locksと言われるもう一つの岩は、北側のハーバー横にありました。



車で少し南に戻り、カフェやシャワールームの施設がある駐車場に行くと、海水浴場が広がっていました。
家族連れがたくさんいて、休日の海水浴を楽しんでいます。


ここは「ラグーン」(珊瑚礁)に守られた浅瀬で、子供たちも安心して水遊びが出来る砂浜のようです。
中高年の夫婦は水着姿で横たわり、読書をしている人が多くてビックリ
ヤワな肌の日本人ならあっと言う間に火傷状態になりそうです。

私もこのカンカン照りの中を10分も立っていたら、頭がクラクラしてきました。
そして2台のカメラ(一眼レフとコンデジ)を取り替えながら写真を撮っていたら、コンデジがするりとバックから滑り落ち、海の中にポチャ~~ン

幸いメモリーカードは大丈夫でしたが・・・
カメラはうんともすんとも動きません
あちゃ~~~

<>

「もうコンデジは諦めて、一眼レフをうんと勉強しなさい!」と言う神様の思し召しなのでしょか?
コンデジは軽くて便利なんだけど
ガックリきましたが、ラグーンに守られた天然プールのような海水浴場はあくまでも穏やかでピカピカに輝いていました
マウスオンでご覧下さい


足元に咲いているお花に慰められましたが・・・
そうだ!主人のコンデジ「キャノン・IXY」があるわと、少し元気が出てきました。

今回の画像は3台のカメラによるものですが、正直まだ一眼レフの良さが出ていません。
シャッタースピードとISOをいじりましたが、すべてはこれからですね

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パース便り・その4「スビアコのマーケット」

2008年02月11日 | パース滞在記

日本の首都圏はまたまた雪が降ったと聞きましたが、こちらはこの週末、ようやくパースらしい青空が戻ってきました。
借家の庭のユーカリの木も、真っ青な空が背景にあってこそ映える木だと思います

前日の金曜日は薄曇りの中、古い建物が残る町「ヨーク」に行ってきましたが、それは後ほどUPすることにして、まずは週末の様子をご紹介いたします。



快晴に恵まれたので、朝から早速お洗濯、シーツ類なども洗って干しました。
広い庭には大きな円形の傘のような形の物干しがあり、大きなシーツでも8枚は干せる優れものです。
風車のように風で廻りますので、乾くのもあっと言う間ですね。

土曜日には近くの水産会社が朝の7時半からお昼まで、週に一度のお魚の小売販売をするので、早速朝一番でお買い物です。
そろそろお魚が食べたくなりました。
エビ、イカ、鮭、そして冷凍のマグロのお刺身も買いましたよ。
お土産用の鮭の燻製も入れて、〆て90A$(約9000円)・・・
これでしばらくは食生活も豊かになりそうです
ただ・・・
野菜と果物類が乏しくなったので、週末マーケットがある「スビアコ」に行きました。


日曜日はほとんどのスーパーやお店がお休み、そして土曜日も早く閉まるので、このような週末マーケットは大繁盛です。

お洒落なブティックやカフェが並ぶ「スビアコ」です。
大きなフットボールの競技場もここにありますよ。









街を少し散策してから、マーケットでお買い物をしました。

土日はマーケットの無料駐車場も満杯になります。
それでも日本ほどは並びません・・・








車が無くても、パースの駅からフリーマントル行きの電車に乗れば簡単に行けます。
こちらがお洒落な街に相応しい駅です。
そして駅の裏側に週末マーケットがありますが、以前来た時の半分の広さになっていました。
建て替えられるのでしょうか?






午前中なのに、もうこの通りの混雑です。
このマーケットでは、スーパーでは売られていないアジアの野菜が買えるのが嬉しいですね~
白菜、大根、ホウレン草、モヤシなどはスーパーでは売っていないのです。

果物と野菜の一部をnon_nonさんのソースでご覧下さい。
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流石に南国の果物が美味しそうで、マンゴーを買いました。
乾燥気味の国だけに、キノコ類は「ホワイト・マッシュルーム」ともう一種類だけしかありません。
湿気の多い日本は、キノコ類が豊富なことが良く分ります。

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お花屋さんの切花も、普段中々日本ではお目にかかれない種類が並んでいました。
マウスオンでご覧下さい。


こちらが今回買った品々で、全部で35A$(約3500円)でした。

久しぶりに「鮭」と、山のようなお野菜を食べました。
何しろ本場のタスマニアン・サーモンですから、とても美味しかったです
生キャベツはちょっと硬くてチンしてから戴きました。
トマトも熟れているわりには硬いのです。
太陽の光が強いとそうなるのでしょうか・・・

そして今日の日曜日は雲ひとつ無い快晴に恵まれ、パースから北に車で40分の所にある「ナンチャップ国立公園」に行ってきました。
ここの海が感激するほど綺麗でしたが・・・
オッチョコチョイの私らしい、大チョンボをしてしまいました

詳しいお話は次回にいたします


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パース便り・その3「ソレントの水族館」

2008年02月09日 | パース滞在記

パース滞在2日目は雲が多いながらも晴れていたので、ソレントビーチに行きました。

パースは海沿いに広がる街と思われがちですが、インド洋からスワンリバーをさかのぼって20kmの所にある川沿いの街なのです。
しかし車で30分も走れば、サンセットコーストと呼ばれる海岸線に出ますので、海はとても身近に感じますね。

サンセットコースト周辺には高級住宅が建ち並び、美しいインド洋と白砂のビーチが続き、サーフィンやダイビングなど目的に合わせたマリンスポーツが楽しめるので、私たちもパースに来たら必ず訪れるエリアです



ヒラリーハーバーを備え、ショッピングエリア、レストラン、プレイコーナーといった複合施設が魅力の「ソレントビーチ」には、前回の11月に友人ご夫妻がパースに到着したその日にご案内しました。



毎回お食事ネタで恐縮ですが、その時食べたランチのボリュームの凄さにビックリしたものです
夫婦一組で、サンドイッチとサラダを一皿づつ頼んだのですが、とても全部は食べ切れませんでした

又去年の2月は主人の誕生祝いをここでやり、孫がやって来た時はここで海水浴を楽しみました。

そんな思い出がたくさんある「ソレントビーチ」には水族館があり、今回はそこに寄る事にしました。


水族館の正式名は「aqwa」(THE AQWARIUM OF WESTERN AUSTRARIA)
入場料は一般が26A$でしたが、シニア料金があったので(女は55歳、男は60歳から)、19A$(約1900円)で中に入りました

見た事が無いような「南国の魚」や、色鮮やかな珊瑚がたくさん水槽にいました。
暗い中、フラッシュ無しの撮影で画像が荒いのですが、non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
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子供を連れたファミリーが多く見られましたが、混みあうこともなく余裕を持って見学することができました。
でも・・・
写真の出来が悪すぎてお恥ずかしい限りです


暗い館内で珍しいお魚を見てから順路に従って外に出ると、水槽の中の生物を自由に手にとって見られるコーナーがありました。
ウニを捕まえている女の子をパチリ・・・

それから先はアザラシ&アシカのコーナーでした。

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マウスオンでご覧下さい。
2頭が気持ち良さそうに泳いでいました。
時々逆さまになって・・・
結構なスピードで目の前を通り過ぎていきますが、その内姿が見えなくなって??


上にあがってみると、お食事時間のようでした。
お行儀がよろしい事

ここは「Seal Island」と看板に書かれていましたが、正直「アザラシ」なのか?「アシカ」なのか?よく分りません
電子辞書を引くと両方の名前が出てくるのです・・・

「水族館」を見たあとは、夕日の綺麗なサンセットコーストを車で走るつもりでしたが、曇ってきたので諦めて其のまま家に帰りました。
そして撮った写真をPCに入れて見て、あまりのひどさに絶句です
暗い中、動きのあるお魚の写真はとても難しい・・・
腕も悪いけど、50万画素のコンデジでは限界があるのかなぁ~

翌日は雨だったので、一眼レフのカメラを取り出して主人を相手に勉強しましたよ。
でも・・・
そんなにすぐに覚えられるほど簡単なものではありませんでした

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パース便り・その2「オージービーフ」

2008年02月07日 | パース滞在記

パース滞在最初の夕食は毎回「オージービーフのステーキ」と決まっています
日本で食べるよりも更に安くて、断然美味しいからです。
そして食事当番は主人と、これまた決まっています

女は海外に来てまでオサンドンをする気はありません。
夫が家事の手伝いをしなければ、奥様はすぐに「もう行くのはイヤ!」となるのは目に見えていますね。


お買い物は、日本、中国、韓国の食材が揃っている「ライオン」にまず行きました。
すしライスと呼ばれる「うるち米」が、10kg2000円くらいで買えます。
オーストラリア米ですが、結構美味しく食べられます。
我が家は取り合えず3kg購入しました。







日本製の主な調味料や食材も、お値段は2倍近くしますが買うことができます。
納豆やお豆腐、おでんの具までもが冷凍されて売っています。

お醤油やワサビ、麺つゆなどを買いました。









こちらが「ライオン」で買った品々です。
他に3kgのお米を加えて、お支払いは50A$(約5000円)を越えました。



次に我が家から車で10分の所にある巨大ショッピングモールに行きました。
大型スーパーが2店舗、小売店も並び、小型デパートからシネマまで揃っています。










私たちはオーストラリア中を網羅しているスーパー「Coles」で肉や野菜、飲み物、そして雑貨類等を買いました。
日本とはすべて大きさが違います。
日本では100gいくらの世界ですが、こちらはkg単位ですから・・・
お肉もほとんどがブロックです。








こちらが今回買った肉類です。ビーフ、ポーク、そしてラム肉・・・
他に鶏肉も買いました。

ハムは一本、ベーコンは1kg入りです。ベーコンの厚さは日本の3倍くらいはありますね。
そして昼食用にのり巻きを買って帰りました。
お惣菜売り場に売っているのです。中味はシーチキンと鶏肉です。
流石に疲れて、外食をする元気もありませんでしたね。

最後に借家のすぐそばにあるリカーショップで缶ビールを一箱とワインを購入・・・
これで一週間分の食料が調達できました。

日本では一週間の内の2日がお刺身、もう2日は鍋料理・・・
お肉はあまり食べませんが、こんなに買って食べられるのかしら?
お魚は土曜日に水産会社で買う予定なので今回はナシです。
夫婦してコレステロールが増えることだけは確かなようですね

ちなみに昨夜食べたステーキは厚さが2cm以上もありました。
そして今夜はポークカレー・・・
夫婦2人の共同制作でした。

                     ☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆


ところで我々がオーストラリアに出発する前日の日曜日は、一日中雪が降っていました。
私が住んでいる所は積雪が10cmくらいにもなりました。
飛行機が無事に飛ぶかと心配したくらいです・・・


そんな中、息子が主人と私の合同誕生会を催してくれたので、横浜駅にある「ルミネ」まで出向きました。

息子がセッティングしたのは「お寿司の食べ放題」でした。
お産の検診で実家に帰っていたお嫁ちゃんとハー君は、雪で道路が封鎖のために息子が迎えにいけず、残念ながら欠席でした。

久しぶりに親子3人でお寿司を食べまくりましたよ









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マウスオン・クリックでご覧下さい
これだけお寿司を堪能したら、パースでの3週間、お刺身が食べられなくても我慢できそうです。



お嫁ちゃんが選んでくれたという誕生日プレゼントは、同じブランドのポロシャツでした
ナント!綺麗な色合いでしょう・・・
明るいパースの夏空にピッタリですね。
明日は夫婦でこのシャツを着て、「ヨーク」と言う古い街までドライブに出かける予定です

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パース便り・その1「無事に着きました」

2008年02月05日 | パース滞在記

無事にパースに到着しました。
今日は曇っていて真っ青な空が見られませんでしたが、それでもこのプリメリアをはじめ、街中に南国のお花が咲き乱れているパースです。

雪の横浜を午後に出て、いつもより一本早い「成田エキスプレス」で成田空港に行きました。
この時期は卒業旅行の学生が多いのか?
空港は前回の11月に出かけた時よりは断然混んでいましたね。

20時35分発のカンタス航空「パース便」は満席の状態で時間通りに出発しました


pm10時過ぎに夕食が出て、am5時過ぎに朝食が出ますが、空港での待ち時間にビールとイタリアンですでに出来上がった私たち・・・
正直「胃」はノーサンキュー状態でした。

目が覚めて窓の外を見るとまさしく夜明けの風景が・・・
三日月の横に星が2つ輝いていましたが、コンデジではあまり上手くは撮れませんでした

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マウスオンです
飛行機は日本からひたすら海の上を南下して10時間・・・
オーストラリア大陸に入り、一旦インド洋に出てから再びスワンリバー沿いに広がるパースの上空を行きます。
朝の7時に無事パース国際空港にランディングしました。
今、西オーストラリア州は夏時間なので、日本との時差は全くありません。

農業畜産国のオーストラリアは入国審査が厳しくて、ほとんどの人々が全部の荷物の中味を調べられます。
私たちは漬物類とおつまみ類の干物を持参したので最初から「申告アリ」のブースに並びました。
それを見せればOKで、ケースの中まで調べませんから、この国に来る方は最初から持ってきた食料を申告することをお勧めしますね。


今回もわりとスムースに解放されて、ゲートを出てからATMでオーストラリアドルに両替をしました。
今までの経験では銀行系カードだとローンが発生し、返済利率が結構かかりますが、お買い物カードだと手数料のみで非常に安く済みます。ただし為替の変動により何とも言えませんが・・・






ネットでは先週の土曜日あたりから、お天気が崩れていたと聞いていましたが、確かにいつもの真っ青な青空が見られません。
湿度が40%以上もある蒸し暑いパースの朝でした
飛行機の機長さんの案内では、朝の7時の気温は26度だそうです。





ネットで頼んでおいたレンタカーは空港駐車場に置いてあり、およそ15分で、バイズウォーターの借家に到着です。

こちらが今回22日間借りる「トヨタのカローラ」です。
まだ2000kmしか走っていない新車に近い車でした。







今回は着替えなどは前回の11月に来た時に置いておいた物が多く、荷物の中味を取り出す作業も簡単に終わりました。
お隣のLご夫妻に挨拶をしてから近所を歩いてみました。

南国特有のお花がアチコチに咲いていましたので、non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
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黄色い「ゴールデンシャワー」のお花はタイの国花ですが、このパースでもそしてハワイでもたくさん見られる華やかなお花ですね。
白い「ブラシの木」かしら?と思ったお花も、葉っぱを見るとどうやらユーカリのようですね。
他にも御馴染みのハイビスカスやブーゲンビリアが満開でした。
どれも地植えで大きく育ち、垣根に使われていて見上げるばかりの大きさでした。


庶民的な街「バイズウォーター」の住宅街ですが、晩夏の風景は静かなものでした。

私たちは空腹を感じてお買い物に出ました。
観光のツァー旅行と違って、右から左へ全てが準備されているわけではありません
自分達が食べるものは自分達で調達しなければなりません。
お米や調味料が揃ったアジアンフードのお店と、全てが買える巨大モールのスーパーマーケットに出かけました。
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ささやかなボランティア

2008年01月12日 | パース滞在記

私たちが西オーストラリアの州都「パース」に通い出したきっかけは、主人の先輩のTさんから「今度パースから日本狂のオージーが遊びに来るので、彼に松の刈り方を教えてやって欲しい」と頼まれたからです。

パース生活のパイオニアのTさんは、一年の三分の一は現地に行って、掛け軸の表装などを教えていました。
Gさんはその生徒だったのです。

パースの松がどんなものやら判らなければ、教えられないと・・・
我ら夫婦はすぐに現地に飛んで行ったのが始まりでした。

日本文化に魅せられたGさんのお宅は木の塀で囲まれていて、庭は完全な日本庭園でした。
京都のお寺の庭園の本を模しての自作のお庭だそうです
古い紙焼きの写真で恐縮ですがUPいたします。



Gさんのパースの自宅にはお茶室まであって、正面には松の木が・・・
主人がバッサリとハサミを入れると「オーマイ・ゴッド」
彼はイギリス生まれのドバイ育ち。
パイン(松)はイングリッシュガーデン風に茂っていました。







松の木の手入れは手作業が大変なのです。
ジックリと講習しました。
当時のGさんは侍気取りでチョンマゲ結って、そして作務衣姿
右端に写っている愛犬の名前は「カブキちゃん」
我々よりもずっと日本的な暮らしをしていましたね。


この時以来、主人は先輩のTさんが借りているパースの家の共同借主になり、年に2~3回パースに通ってGさんに和風庭園なるものを指導しました。

便利屋さんをしていたGさんも、今ではいっぱしのジャパニーズ・ガーディナー
順調に造園の仕事も入っているようです。


こちらは前回の、2ヶ月前の11月に行った時に見せてもらったGさんの仕事現場です。
大きな新築の家のエントランス部分を和風に仕立てているようで、主人のアドバイスを求めていました。



でも・・・
こんなに解放的な所に「日本庭園」というのも、あまりピンときませね~
主人に言わせると「石の並べ方がにぎやか過ぎて落ち着きがない」と厳しい採点です。



素人の私から見ると、このようなカンカン照りの青空に、メープル(カエデ)やアゼリア(ツツジ)は大丈夫なのかしら?と心配になりました。
大きなジャカランダの木陰になる場所に植えてありましたが・・・

オージーにしては珍しく手の器用なGさんお得意の石並べですが、これも駄目出しが出ましたね。
飛び石を、このように一個だけ向きを変えるのは×なんだそうです。








玄関に向かう通路と和風庭園の境も、Gさんの手つくりです。
最終的にはどんな風に完成しているか?
2月に行った時のお楽しみです。



次の仕事も入って、Gさんも得意満面です。
主人もボランティアでしたが、ささやかながらも日本文化を伝える事ができて、パース通いも意味あるものになりました。









最初の2年は主人が製図を書いていましたが、もうGさんも立派に描けるようになりました。
主人の役割も一段落です。







弟子のGさんが一人前になったら、そろそろパースも卒業かな・・・
まだまだ知らない国がたくさんあるので、未知への国の興味が膨らみます。


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インド洋に浮かぶ「ロットネス島」

2008年01月10日 | パース滞在記

両親がお世話になっている施設からTELがあり、母の症状はノロウィルスが原因ではなく、ちょっと下痢しただけでその後も元気との事でした。

ノロウィルスは生もの、特に貝類が危ないそうで・・・
大晦日に弟の所が、そして元旦に我が家で出したお寿司が原因かも知れないと、施設のお医者様に言われ心を痛めていましたが、とにかくホッとしました

早速例年通り、2月のパース行きを検討しましたが・・・
インターネット上での、2月上旬のカンタス航空パース直行便の格安航空券はすべて売り切れです
どうしよう
毎年2月中旬に、世界中のスイマーが集まる「ロットネス海峡横断スイム」が開催される事を思い出しました。


どこかの国の旅行雑誌で世界一美しい島と絶賛された「ロットネス島」は、パースのお隣の港町「フリーマントル」から20KMの所にあります。

毎年、コッテスローの海岸からロットネス島を目指しての遠泳大会が行われるのです。
日本からも十数名が参加するらしい・・・
それで飛行機は混んでいるのかも知れません
サメが怖いですからね。
一人に必ず一隻の船が付き、何人かの監視人も必要のようです。
応援団も行くでしょう

私たちが4年前に訪れた時は、まさにその当日にぶつかり、シュノーケリングを楽しむつもりが、海一面にご覧のとおりの伴走船で埋め尽くされ、泳ぐ事も出来ませんでした

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マウスオンです
ロットネス島は一般乗用車の乗り入れは一切禁止です。
電気バスに乗っての2時間の島巡りか、自転車で周る事しかできませんが・・・
とにかく海(インド洋)の美しさには感激します

4年前のフイルム写真で少々色あせていますが、緑に近いトルコブルーから濃い青色のインディゴブルーまでの鮮やかなグラデェーションがとても綺麗ですね。




ロットネス島にはかわいい有袋動物のクオッカが生息しています。
この島の名前の由来も実はこのクオッカからだそうです。

初めて島に上陸したオランダ人の探検家が、島中にいるクオッカを大ネズミと勘違いしRAT(ネズミ)NEST(巣)、つまりネズミの巣の島からロットネス島という名前になったとか・・・

自然の姿で接する事もできますが、ちっとも人間を怖がってもいませんね~~~




4年前に、パースから日帰りツアーで行きましたが、やはりこの島で一泊してノンビリしたいと思いますね。
ホテルもありますが、なかなか予約が取れないと聞いています。


去年の3月に延々で2000kmを運転して行った「南極海」に面した「エスペランス」の海は別格ですが、パース近郊の海岸の中では、この「ロットネス島」の海が一番だと思います。

さて・・・
私たちの航空券は?
知り合いのいる旅行会社のカウンターで取りました。
2月に3週間ほど行ってきます。

1月には主人の大きな仕事が入っており、3月上旬にはお嫁ちゃんの出産が控えていますからね~
混んでいても日程に余裕がありません。

年寄りがいるので、何が起こるか分らないし・・・
今回は日程の変更「可」のチケットにしましたよ
11月に行った時より、1人3万円以上も高い航空券となりました

同じ飛行機の同じ座席なのに、金額が全然違うなんて、未だにその販売システムがよく分りません

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競馬場と花火

2007年12月15日 | パース滞在記

パースの隣人「L&Bご夫妻」からクリスマスカードが届きました。
南極海に面したデンマークの町の近くにある「エレファントロック」の写真入りカードです
私たちも今年の3月に行きました
このカードと同じ写真と詳しい記事はこちらでUPしています。

「今年の春に日本にやって来た隣人のL夫妻とのお付き合いはその後どうなっているの?」と気にしている友人がいるようなので・・・
久しぶりに、先月行ったオーストラリアのパース滞在記をUPします。


私たちがパースに着いた翌日の金曜日、そのL&B夫妻に案内され、ご主人の運転する車で夕方の「競馬場」に行きました。
受付でのチケット代もLさん持ちで払っていただいたんですよ。
来日した時、箱根に案内したり、我が家で食事会を催したりしたお返しのようです。

日本の競馬場も知らない私・・・
家族連れが多いのにまずビックリしました。
子供用の遊園地までが設置されています



競技の終わった馬が戻ってきました。
TVで観る日本の競馬と違って、後に騎手が乗った二輪車を引いています。
主人に言わせると「映画ベンハーで観た闘いと同じ」だそうで・・・
古代ローマ時代からのスタイルなんでしょうか?

この日の競馬には「イタリアンカップ」と言う冠が付いて、場内はイタリアムードであふれていました。
イタリア料理の屋台もたくさん出ています。


競馬場は高級社交場とも言われるイギリスの血が流れているせいか、みなそれなりにおしゃれをして、ビールなどを飲みながら競技を楽しんでいました。
この日はLご夫妻の従姉妹夫婦も一緒でした。
私たちもすでに顔なじみのスモールL夫妻です。






3夫婦でイタリアンレストランで夕食をしてからユックリ観戦する事にしました。
走る馬の姿をマウスオン・クリックでご覧下さい

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馬の走り方がちょっと違っています。
足を蹴り上げて思い切り走るのではなく、駆け足のような感じです。
人間で言えば「競歩」のようなものでしょうか・・・

スタートも「ゲートが開いて、各馬いっせいに」ではないのですよ
横一列に並んだ馬車の前に車が一台・・・
それに釣られて馬が走り出し、助走がついた所で車は場内からいなくなります。、

スモールLさんが馬券を買ったそうで、熱心に応援していました。

競技が終わっても席を立つ人はあまりいません。
賑やかな歌や踊りがあり、最後に花火が点火されました。
今年の夏は日本で花火を見る機会がありませんでしたが、まさか11月のパースで見られるとは


ナント!、すべてが終わったのは午後10時を過ぎていました。
普段の日は夕方の5時を廻ると中心街のお店もしまってしまうパースですが、金曜日の夜は特別で・・・
始ったばかりの「夏」を、大人も子供もみな心から楽しんでいるようでした。
L&Bさん、楽しい夏の夜をありがとうございました。

尚、Lさんご夫妻が来日した時に案内した「箱根路」の記事はこちらです
L&B夫妻を紹介していますが、ご興味のある方はご覧下さい。

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初夏のパース・無事帰国

2007年11月26日 | パース滞在記
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昨日、初夏と言うより「真夏」のパースから無事帰国いたしました。
成田空港の朝の気温は6度・・・
流石に寒さが堪えました。

今回は、主人の弟子のオージーが請け負った造園の仕事のチェックと、今期から新しくパースの家の共同借主になった友人のMご夫妻の案内が主な目的でした。

この10日間、私は暇さえあればあちこちの公園で「ジャカランダ」のお花を眺めていました。
それらを纏めてnon_nonさんのソースを使ってUPしましたのでご覧下さい


そしてこちらが「ジャカランダの実」です。
2枚貝のような形の実の中に、透明の膜で保護されたタネが入っています。
今はまだ木にぶら下がっている方が多くて、ジャカランダの木の下には古い中味のないものばかりが落ちています。
キョロキョロ探しながら歩きました。
レモンは借家の庭で採れた今年の初物です

さて・・・
パース最後の日は荷物のパッキング以外にも、毎度、掃除洗濯で大忙しなのですが、今回はM夫妻が引き継いであと10日間ほどパースでの生活を楽しまれるので随分助かりました。
何しろお掃除大好きなご夫妻なのです・・・

そして夜には大家さんからインド料理のお店に案内され、楽しい晩餐となりました。


海に近い住宅街の中のインド料理のお店「THE COVE」です
インド料理はナンのランチしか食べた事がなく、本格的なお料理は初めてです。


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お店の内部の雰囲気をマウスオン・クリックで、3枚の画像をご覧下さい

30代後半の若い大家さんは、今奥様が日本で闘病生活を送っており、小さな男の子2人を男手一つで育てているクレーマー・クレーマーなのです。
今回は子供も一緒に楽しめるブッフェ料理を堪能しました。
ほとんどがカレー味です。

最初に出るパパダムサラダと各種カレー
甘いインド風デザート最後に一つまみのハーブ

パース最後の夜の楽しい宴を終えて、借家に戻ったのが9時半・・・
十三夜の月が綺麗な夜でした。
この時期のこの時間はまだ南十字星が見えていません。
オリオン座が北半球とは逆になっていました
そして今日、改めて日本でのお月様を見て、ウサギの位置が随分違う事に気がつきました

すぐに荷物を積んで、Mさんの運転で空港に送ってもらいました。
飛行機は23時10分発
借家からは15分でパース空港です。

飛行機は40分ほど遅れて離陸し、真夜中の12時半過ぎに食事がでましたが、お腹が苦しくてとても食べる気にもならず・・・
胃も痛くなり、眠れなくて辛い10時間でした
何だか疲れがドッと出てしまったようです


朝食も果物を少々手を付けただけで済ませましたが、日本に近づく頃少し楽になりました。
ふと窓の外を見ると、火山の噴煙が立ちのぼっている島が見えています。
三宅島でしょうか・・・
こんなにハッキリと見たのは初めてでした。

朝の9時半過ぎに成田に到着しましたが、流石にひんやりとしていて寒かったです。
リムジンバスで着いた横浜の、街を歩く人々の衣装は完全に冬のスタイルでした。
わずか10日間で、日本は秋から冬に様変わりしていましたね


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初夏のパース・「暑さの中のクリスマスツリー」

2007年11月23日 | パース滞在記

日本から今回共同家主になった主人の友人ご夫妻がやって来ました。
昨日一昨日と、インド洋を見に行ったりしながらこちらの道路状況を知ってもらいました。

そして今日はショッピングやお食事など、何かと出向くパースの中心街に出ましたが・・・
昨日までの涼しさとはうって変わって、風もなく蒸し暑い日となりました
日中は40度近くまで行ったのではないでしょうか・・・

都心のアーケードや教会などのクリスマス飾りが綺麗ですが、真夏の太陽の下でのクリスマスなんて


こちらはパース駅前広場のクリスマスツリーです

日向に出ると頭がクラクラするような暑さでした。
それでもオージーたちはほとんどの人々が帽子をかぶっていません。
まして「日傘」など皆無に近いです。
私もバックの中に折りたたみ式の日傘を入れていましたが、野暮なような気がして使いませんでした。
オゾンホールが破壊されて、オーストラリアの紫外線は日本の5~6倍と聞いていますが・・・

駅前広場の周りに、デパートやショッピング街が広がっています。
ヘイSTモールは300mの歩行者専用道路で、中でも有名なのが「ロンドン・コート」です。



1937年に、イギリスのチューダー様式を模して造られたアーケードで、観光スポットとなっています。
真ん中にある時計はロンドンのビック・ベンを精巧に模した物と言われていますが・・・

この時計の左側の窓(2F)の部屋に、日本人スタッフばかりの小さな「ナビツァー」と言う旅行社があります。
ブログ仲間の616さんから教えてもらったところですが、日本語仕様のPCも一時間2A$で貸してくれるし、パース近辺の旅行の申し込みも日本語で出来るので私たちはとても助かっています。
それでMさんにも教える方々、今日の昼食のお薦め場所を聞きました。


狭いアーケードの両側にはお土産屋さんなどが並んでいます。
ここで友人のMさんが、主人のかぶっているカンガルー帽子と同じような帽子を買いました。

そしてここでも、クリスマス飾りと真っ青な夏空が印象的でした


太陽の光はいっそう強烈に輝き暑さも増してきて・・・
私たちは薦められた「眺めの良いスワンリバーの桟橋のレストラン」まで歩く気力がなくなりました。
結局もう一つのお薦めの歩いて5分の美味しいイタリアン「CRITFROIN CAFF」に行きました

家を出た時は、超高層ビルのてっぺんにある「回転レストラン」に行く予定でいましたが、あそこは「フォーマルウェアー」だそうで諦めたのです。
ちなみに今日の我々のスタイルは、ポロシャツにサンダル履きでした

      

オーストラリアのレストランの一人前は、完全に日本の2倍の量ですね。
夫婦で一人前食べるのが精一杯でした。
サラダなど、4人で分けても余るくらいの大盛りです。

一階のお店なので見晴らしは良くあリませんでしたが、若くて綺麗な日本人のウェートレスさんが「こんにちわ」と声をかけてくれたので、おじさん二人は目じりが下がり・・・
「又来るからね」とうれしそうでした。

パース中心街の夜景も見たかったのですが、夜には大家さん一家を食事会にご招待していたので、まだ陽が高い4時頃には借家に戻りました
今夜は天ぷらです。
楽しい宴が続きましたが、いよいよ明日の晩には日本に向けて帰ります
コメント (20)
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