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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

初夏のパース・「キングスパーク」

2007年11月20日 | パース滞在記

主人が弟子のGさん製作の「和風庭園」のチェックを頼まれたので、私も一緒に行ってみました。
「キングスパーク」近くの高級住宅地・・・
その中の豪邸の前庭に「枯山水」が出来つつありました。
アンバランスが何とも言えませんね~

帰路、もうすっかり御馴染みの「キングスパーク」に寄りました。
肌を焦がすような強烈な太陽、真っ青な空・・・
椰子の並木の間に見えるのがパースの中心街です。

スワンリバーの左手がオフィス街とデパートなどの商業地、川を渡った右側が南パースの高級住宅地です。
そしてスワンリバーは更に蛇行してその先まで続いています。

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マウスオン・クリックで、キングスパークからの180度の眺望をご覧下さい

キングス・パークはスワン川に面したイライザ山にある広大な自然公園です。
山と言うより丘と言う感じですが、4平方キロメートルの敷地内にあるメーンの
展望台からは、目の前に、高層ビルが林立するパースの街が一望できます。

公園内には遊歩道や戦争慰霊塔などがあり、エリザベス女王お手植えのユーカリ
の木が、見上げるばかりの大木になっています。

パース駅から車で10分足らずと近く、明るいユーカリ並木が迎えてくれるので、すぐに分かります.
パースの本当の魅力は、高層ビルの周りに広がるこのような自然なんでしょうね。



第一次、第二次大戦で戦死した兵士を祭った慰霊塔・・・
ここの火が消える事はないそうです。


裏側には第一次世界大戦で亡くなった全兵士の名前が刻まれています。

他にもベトナム戦争に出兵した兵士の銅像もあり、連合国としての役目を果たす国の、深い悲しみと誇りが感じられました。

キングスパークには低い潅木の中に広大なブッシュが広がるトレッキングコースがたくさんあり、春にはここで「ワイルドフラワー・フェスティバル」も開かれるようです。

一昨年の9月に訪れた時には一面に、野生の白い「フリージア」が咲いていました。
今回は植え込みの中にワイルドフラワーの一部が残っていましたので、non_nonさんのソースをお借りしてUPいたします。
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ワイルドフラワー
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「バンクシァ」はもう御馴染みのお花で、切花としても売られていますが、お肌の弱い人はかぶれるので「要注意」と大家さんから言われました。

さて、いよいよ明日・・・
新しく家の共同借主になった主人の友人ご夫妻がやってきます。
「気に入ってくれると良いなぁ~」と主人と話していた矢先に、ガッチャーンと言う大きな音と共に、食卓の上の電気が落っこちました
ダイニングルームの電気が点かなくなったのです


陽射しの強いパースの家は、リビング&ダイニングは日当たりの良くない南側に面しています(日本の北側と同じです・・・嗚呼ややこしい!)
天窓が付いているのですが、朝はまだ明かりが全然入りません。
暗い中での食事は嫌なので、今朝は外のデッキで食べました。
主人が作った男の料理です。

パンを買い忘れて・・・
食卓は少々淋しいけど、日本から持ってきたお漬物類がとても美味しいです

ふとテーブルの横に目をやると、時計草に良く似たお花が咲いていました。

    

パッションフルーツのお花と実が生っていました
毎年2月に来ていますが、その時はもう実が熟していて・・・
食べた事はありますが、お花を見るのは初めてでした。


外の爽やかな風を感じながらの朝食でしたが、それからが大変でした。
今日中に電気を直さなくてはなりません

ドライバーセットを買いに走り、主人は汗をかきながら天井のコンセントと格闘し、どうにか電気は点く様になりましたが・・・
今まで付いていた傘が壊れいて、結局裸電球なんですよ
どうしましょう

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初夏のパース・「ジャカランタ」の花

2007年11月18日 | パース滞在記

私が生まれて初めて目の前で眺めたジャカランダの花です
11月15日の朝、空港から車で20分の所にあるパースの借家までの途中にも、主人と2人思わず「わぁ~」と言う歓声を上げてしまうほどに・・・
紫色のお花がアチコチに咲いていました。

そして私たちが借りている家のまん前にも、丁度満開のジャカランダが見られました

  
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ズームUPでの写真を2枚、マウスオンでご覧下さい
パースの太陽の光が強すぎて、色が上手く出ませんが、カメラの撮影設定を変えて再度挑戦してみたいと思います。

荷物を解いてから、ワイン購入のために「スワンバレー」のワイナリーに行く事にしました。
あそこの「ホートンワイナリー」にはたくさんのジャカランダの木があった事を思い出したからです。
ジャカランダのお花を眺めながら昼食も楽しもう・・・
レンタカーを走らせました

スワンバレー「ホートンワイナリー」

借家からおよそ車で30分で、広大なぶどう畑の広がるスワンバレーです。
こちらには、今年の2月に孫のハー君たちと皆で来ていますね。
その時の記事はこちらです

そして今回ホートンワイナリーで見た「ジャカランダ」のお花をnon_nonさんのソースで纏めましたのでご覧下さい。
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「Jacaranda]
原産地は南米で、ノウセンカズラ科の15mもの大木になる木です。
よく日本の「桜」と並び称されますが、桜のようにいっせいに咲きだしてパッと散るお花ではないようです。

ホートンワイナリーのジャカランダは、満開のお花が数本・・・
先初めや咲き終ったものもありました。
咲きそろった満開の桜のような派手さはありませんが、順次に咲いて長い期間楽しめるお花のようです。

真昼の雲ひとつない真っ青な空の下で見るジャカランダは、朝日の下で見た紫とはちょっと違った色に見えていて・・・
摩訶不思議な感じがしました


サングラスなしでは歩けないような強烈な陽射しですが、乾燥した風が爽やかなので汗はほとんどかきません。
日陰や家の中は涼しいので、薄い上着も必需品ですね。

日中は車の冷房をガンガン入れて、朝夕は暖房を入れて走っていますが・・・
パースの人々はジャカランダのお花が咲き出すと「夏」の到来を感じるそうです。

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借家のADSLが繫がったと聞いてPCを持って来まししたが、まだ繫がっていませんでした。
技術屋さんが足りないらしい・・・

23日には帰るからと無理にお願いして、今晩無事に繫がりました。
私が見たばかりの「ジャカランダ」のお花と、初夏の「パース」の街を順次ご紹介していきたいと思います。     

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無事、パースに着きました

2007年11月16日 | パース滞在記
こちらは35度近くの暑い日が続いているようですが、でも朝夕は20度を割る涼しさなので過ごしやすいです。

今、街中に薄紫色のジャカランタが咲き乱れとてもきれいです。
日本の桜と似たような咲き方ですね。

今回もパソコンを繋ぐのに手間とっていますが、上手く繋がったらこちらに載せたいと思います。
まずは無事に着いたことのお知らせのみにて失礼します。
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パースの花々

2007年05月19日 | パース滞在記

日本を堪能して、オージー夫妻がパースに帰っていきました。
私はホッとすると同時に、先延ばしにしていた雑用に追われバタバタしています。

気がつくと家の周辺ではヤマボウシやウツギなどの初夏の花々が咲き出して
ゴールデンウィークの頃から梅雨までの間が、私は一年中で一番好きな季節です
でも・・・
カメラが手元になくて好きなお花も撮れません

2月~3月に行ったパースの夏のお花を遅まきながらUPして、満足する事にいたしますのでお付き合い下さいね。

この黄色いお花は「ゴールデンシャワー」
タイの国花ですが、ハワイやオーストラリアでもたくさん見られます。
今回来日したL夫妻のお宅のお庭にもあって、私たちが借りている家の庭の東屋まで枝が伸び、去年はお茶を飲みながら目の前で楽しみましたが、主人が綺麗に刈ったので今年はヘイ越しに少し見えるだけでした。


でも、住宅街を3~4分歩けば、アチコチの家々の門の前に咲いているこのお花に出会えます

私たちが借りている家は、パース北東部の「BaysWater」地区にありますが、緑豊かな住宅地は真夏のお花が咲き乱れていました。


小路に沿った塀を覆っているピンクのマメ科のお花が鮮やかでした。
どの家も土地は300坪以上ありそうです。

ミツバチが飛び交っていましたが、ほとんど歩いて通り抜ける人もいません。
こんな住宅地の中で、マテリアル・エンジニアのLさんは自宅で金属加工の仕事をしています。
庭の三棟の小屋の中にはドイツと日本製の金属加工機械が設置されています。
今回の来日も、機械の購入という目的があったようで、たくさんのカタログを見せてもらいました。

以前、お庭に鎮座していたキャンピングカーを売って、資金も用意していたようですが、残念ながら商談はまとまりませんでした。

日本のメーカーは、オーストラリアに機械を一台売っても技術者を派遣しての設置やメンテナンスができないと難色を示したのです
蒲田のように中小企業がまとまってある所なら何とかなったのでしょうが・・・

住宅街でひっそり事業をしているLさんは一体いつ働いているんだろう?と時々不思議に思う事がありますが、腕の良さは評判らしくて、Lさんの造るネジを求めて家の前には常に業者が車でやってきて並んでいます。

それでも平気で3週間もバカンスで留守できるパース市民の生活が、日本人には理解できません。
留守している間に顧客が他に取られるなどと言う心配がないのでしょうね。
自分の生活が一番!、仕事が2番!
それが認められるお国柄なんでしょう・・・
羨ましい限りです。

話がそれてしまいましたが、この住宅街で咲いていたお花をnon_nonさんのタグをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
non_nonさん、いつもありがとうございます。
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日本でも御馴染みのブーゲンビリアやハイビスカスは地植えされて大きく育っています。
左端下段の黄色いお花はユーカリです。
ユーカリは他にも赤や白などたくさんの種類がありますが、コアラが食べるユーカリは白花の種類のようですね。

右端下段の赤いお花もオーストラリアでは御馴染みのブラシの木です。
ほかは中々名前が分からなくて
次回は是非植物図鑑を購入しようと思います。


最後にもう1枚、珍しいお花をUPします。
思いがけず「キングスパーク」で見ることができたワイルドフラワーの「スターツ・デザート・ピー」
その名のとおりマメ科のお花ですが、昨年買ったワイルドフラワー・カレンダーに載っていたお花の中で一番印象的で、一度見てみたいと願っていました。
今回本物に出会えた時は、思わず歓声を上げてしまった私です
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See You Again!

2007年05月16日 | パース滞在記

我が家のバラもようやく咲きだしました。
バラは横浜の市の花・・・近辺の住宅街の家々もたくさんのバラが咲いています

そんな中、オージー夫妻は3週間の日本観光を終えてパースに帰って行きました。
「日本は想像以上に素晴らしい国だった」と言う言葉を残して・・・

何もかも面倒を見られたTさんご夫妻、本当にお疲れ様でした
最初のお話では、Bさんの従姉妹夫妻と4人で日本に来る事になっていました。
先輩宅に4人は無理!と言う事で、我が家もスティを引き受ける覚悟をしましたが、結局来日したのはL&B夫妻だけで・・・
お陰で我が家は「楽」をさせていただきました。

お別れの夜は「回転寿司」でした。
ベルトコンベアーに乗って流れてくるお寿司を見て、ご主人のLさんは「おぉ~busy!(忙しい)」
奥様のBさんは「beautiful!」と・・・(今回の日本での彼女はすべてbeautiflでした)

安さが売りのこのお店は大混雑で、賑やか過ぎてノンビリ語り合う事もできません
私はもっとユックリ出来る所でのお食事を・・・と思っていましたが、主人の先輩のTさんも主人も「これが一つの日本人の食事スタイル、庶民に人気の回転寿司を知るのも良い経験」と言います

オージー夫妻の食べるお寿司は、やはりパースでも御馴染みの「サーモン」「エビ(boild shrimp)」「マグロ(tuna)」・・・
パクパクと食べておりました。
欧米人の食生活は「主食」の存在が薄いので、お寿司は食べやすいのかもしれません。
ご飯とおかずを出すと先におかずがなくなって、ご飯にお醤油をかけて食べたそうです。

でも・・・
欧米人は食事の内容はたいしたことなくても、時間をかけて、ワインを飲みながら語り合い、食事をユックリと楽しむと聞いています。
それから見ると回転寿司は、ひたすら取って食べてお皿を積み上げて・・・
Lさん曰く「仕事をしているみたいだ」と

あのノンビリしたパースの街でも似たようなお店で食事をしたことを思い出しました。

2000kmを行ったドライブ旅行の翌日、食欲がないまま大家さんに誘われて案内されたのが中華料理のヤムチャのお店。
L&B夫妻は行った事があるかどうかは知りませんが・・・
ワゴンに乗せられた丸い金属製の入れ物に盛られたお料理が、次々と運ばれてきて「食べないか?」と聞かれます。




食べ馴れたお醤油味が美味しくて、食が進みました
食べ終わった食器が並ぶさまが回転寿司と似ていますね。
やはり同じアジアの食文化なのでしょう。
人気のお店らしくて、10人待ち以上の盛況でした。
アジアンに混ざってオージーの姿もたくさん見られましたね。





L&B夫妻の西日本旅行のお話を聞きました。
技術屋さんのご主人は「とにかく新幹線が素晴らしかった」とのことでした
富士山も綺麗に見えたそうです
奥様は広島のオイスター(カキ)がとても大きくて美味しかったと嬉しそうに話してくれました。
カキづくしのお食事を楽しんだようです。

姫路城は修学旅行生であふれていたそうで、神戸は台風並のお天気に遭遇したとか
そして京都はVery Beautiful

ヌードルもカレーも食べて美味しかったそうです。
麺類は「ズルズル音をたてて食べてよい」という日本の常識を知っていましたが、先輩のT氏曰く、西欧人は吸って食べるという方法が分らないようだとの事です
納豆を食べたら、唇の周りに納豆の糸がベッタリとこびりついてしまったとか・・・
西欧の「音をたてて食べるのはマナー違反」という文化の中では、吸う力が身につかないのかしら?

最後まで日本のお料理を楽しんだL&B夫妻とは対照的に、私たちはパース最後の日々は中華料理三昧でした
咽を通るのはやはり食べ慣れたアジアの味でしたね。


パースの駅の北側はノースブリッジと呼ばれ、レストランが集まる盛り場として知られます。
線路に平行して延びるローstには小さなチャイナタウンがあり、エスニック料理のお店が並びます。


その中でも一番日本の中華料理に近い味のお料理が食べられるお店がこちらです。
私たちは最後の日もこちらで夕食をしてから空港に向かいました。

チャーハンが美味しかった
エビとチンゲンサイの炒め物の他にイカの八宝菜風も頼みました。
横浜の中華街のお店に似た味で、食欲不振も吹き飛びました








オージー夫妻は横浜の中華街に行ったそうです。
お料理の印象は聞きそびれましたが、この時のお話が面白い
案内をしたのは先輩の奥様E子さんとその英会話教室のお仲間達。
Lさん曰く、皆賑やかで「Ducks」の集まりのようだったと笑います。

ウ~~ン!その中に私が入っても同じDuck(あひる)ですね。
日本の中高年の女性は皆元気いっぱいでかしましいのですよ~~

でも奥さんのBさんの一言でドキン!
「街を歩く日本人の女性は皆姿勢が悪い」とか、確かに!確かに!
私も重々感じておりますわ。

「旅行してどこが一番良かったですか?」とオージー夫妻に伺ったら「「日本の全てが素晴らしかった。でも・・・一番良かったのはスティしたこの横浜だ」と答えていました。
(ローマの休日のアン王女みたいな言葉ですね)
先輩本当にお疲れ様でした。
喜んでもらえて良かったですね。

そして2人は「日本の美しさ、技術の素晴らしさ、日本人の人の良さ」に感激して帰って行きました
これで日本ファンが2人増えましたね。

「グッバ~イ、See You Again



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ドライブ旅行2000km・デンマークへ

2007年05月12日 | パース滞在記
今、2Fの私の部屋からうっすらと霞んだ富士山が見えています。
一週間以上かけて、2人で西日本方面を周遊しているオージーのL&B夫妻は、今夜最終地の京都から帰ってくる予定です。
新幹線の中から富士山が見えると良いのですが・・・

明日は一緒に回転寿司に行く予定ですが、お二人の日本の印象を聞くのが楽しみです


私たち夫婦のオーストラリアの印象は、「とにかく海と空が真っ青で、手つかずの自然と赤茶けた広大な大地が凄い!」という所でしょうか。

前日の朝、エスペランスの宿の前でサザーンオーシャンから登る感動的な朝日を見ました。
あの感動を再び味わいたくて、この日も朝の6時過ぎに部屋を飛び出し東側の海の見える場所に行きましたが・・・
残念ながら雲が多すぎて


早朝のアルバニーの街をドライブしていると、市内の名所の一つ「Dog Rock」が見えてきました。
首輪までペイントされて、ワンちゃんの顔に見えますか?

こちらが行きと帰りに2泊した、アルバニーで一番古いB&B「ノーマンハウス」です。
ユックリと朝食を戴きました
しつこいお料理が食べられなくて前日は苦労しましたが、家庭料理は違います。
焼き野菜付きの玉子にベーコン、ソーセージ、そしてフルーツサラダも美味しい
パンもしっかりと食べました。
ミルクや生ジュースも新鮮でした


この時、アルバニーのお隣の町「デンマーク」に寄ってからパースに帰ろうと思いつき、宿の奥様に相談しました。
「National Forest」と「Elephant Rock」が素晴らしいから是非行きなさいと・・・
象の岩


アルバニーからサウスコーストハイウェーを西に向かって約45km走ると、小さな町「デンマーク」に入ります。(ヨーロッパのデンマークではありません)

この町のビジターセンターで地図を貰って詳しい説明を受けました。
「日本人か?」と聞かれ「イエス」と答えると「珍しい!」と言われました。
私たちも前回はマーガレットリバー→オーガスタ→ペンバートン→ワルポールと2泊で周り、この町は素通りしてアルバニーに向かいましたものね。

お天気がイマイチで、森の中の30kmの周遊道もビーチロードも車の中から眺めるだけでしたが・・・


「National Park」の中のWilliam Bay RDの先端に着いた時は幸いにも晴れてきて
「Elephant Rock」では象の姿を見ることが出来ました。
巨大な象の群れに見えますか?


駐車場から右手にウイリアムベイの浜辺を見ながら散策路を少し歩くと、象の見晴台があります。
私たちは更に階段を下りて、浜辺から象の群れを眺める事にしました。
小象もいましたよ

湿気を帯びた空気と柔らかい陽射しは、今まで見てきた西オーストラリアのスコーンと晴れ上がった空とは異なり、なんだか日本の海の風景を見てる様な感じがしました。

デンマークからMount Barker Roadを通り、パースに向かう国道30号線のハイウェーに入る事にします。


45kmを私が運転して、小さなMtバーカーの町に着きました。
この町のパン屋さんでパンを買ってお昼にします。
ついでにスーパーに寄ってお蕎麦とお醤油を購入(ナント!売っていたんです!)、野菜やハム類も買って、帰ってからの夕食用としました。

ここからハイウェーに入って、一路パースに向かいます。
1年前に通った時はいつカンガルーが飛び出してくるかとヒヤヒヤしましたが、今回は日中だし、第1エスペランスに向かう国道一号線から見ればこちらは断然交通量の多い幹線道路・・・
左右の地平線の見える広野もよく見ると柵が張られて、広大な牧場か又は葡萄畑がほとんどと判りました。
ビュンビュン飛ばして、追越かけて、夕方5時半過ぎには借家に帰り着きました。
少々通勤渋滞気味のパースの街が大都会に見えましたね。

こうして3泊4日の、2000km(正確には1994km)にも及ぶ「アドベンチャー・ロングドライブ旅行」は無事に終わりました。

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ドライブ旅行2000km・再びアルバニーへ

2007年05月10日 | パース滞在記

どこまでも続く大平原・・・
灼熱のオーストラリアの大地です。

このような広い国で暮らしている人が、日本に着いて早々にで箱根に案内されたら、まるでジェットコースターに乗っているように感じたかも知れませんね。
雨模様の箱根は新緑のトンネルが続き、急カーブを曲がるごとに風景が代わり、オージー夫妻は車の座席の上の手すりにしがみついて、感激と衝撃の叫び声を上げていましたが・・・

我らジャパニーズの夫婦は、オーストラリアの360度な~~んにもないこの広がりに、同じような叫びを上げていましたよ。

オーストラリアシリーズを一ヶ月ぶりに再開いたします。
3泊4日で行った「エスペランスへの旅」の続きです。
前回のお話はこちらをご覧下さい

この世のものとも思えないような綺麗な海と、ピンク色の湖を見学して大満足の私たちは、再び480kmを運転して「アルバニー」の街に戻ります。


途中の「ラベンソープ」から内陸に入り直接パースに向かう道があります。
私たちはこの道を使って「中間点のウェーブロックを見学し、そこで一泊してからパースに帰る」という計画も立てたのですが、大家さんやL夫妻から「ウェーブロックはさして見るべきものもないし、ちゃんとした宿もないから、安全な国道一号線でアルバニーに戻った方が良い」との忠告を受け従いました。

「もし寄るなら、片道50km、往復100kmの海辺の町ホープタウンでランチをとれば良い」と勧められましたが・・・
前日よりも更に暑さが増す中、もう100km余計に走る気力がなくなっていました

疲れも加わって食欲もなく、ホットドックやチキンの唐揚げ(それくらいしか売っていなかった!)を買っても、全然食べたくありません。
「こんな時はお蕎麦かソーメンだよね~」

ふと正面を見ると、アルバニー近くにある西オーストラリア州で一番高いブラフノーズ山が見えてきて、その上に雲が(上の写真ですが分りますか?)
案の定、アルバニーは曇っていました。


朝の10時過ぎにエスペランスを出発して5時間弱、ようやくアルバニーの街に着きました。
2日前に見学した入り江の先のトーンドラップ国立公園で見逃した「Wind Farm」に直行しましす。

今にも雨が落ちてきそうな雲行きに、寒いくらい・・・
あのピンカーンの中で見た紺碧の海と同じ海とは思えない風景
ゴ~~っと鳴り響くファンの回る音がやけにもの悲しく聞こえていました。
海の色は空の色に染まるのですね~

4時近くにホテルに戻ると、玄関脇のベンチに座っていたオーナー夫妻が飛び出してきました。
私たちを心配して待っていたのでしょうか?
「ロングドライブから無事に帰ってきて良かった」と歓待されました。


シャワーを浴びてから歩いて街に出ました。
西オーストラリアでは一番古い街だけあって、歴史を感じさせる建物が多く見られます。
こちらは公共の建物のようです。


こちらは教会です。
大平原の果ての小さなエスペランスの町から戻ってみると、アルバニーは都会に見えますね。

宿のご主人に「又前回と同じレストランを予約しましょうか?」と聞かれましたが、どうにもあの重いメニューが咽を通りそうもないので、「自分達で適当に探して食べてきます」と出てきましたが・・・
レストランを見て回っても食べたいものがない
リカーショップでワインとビールを買ったもののどうしよう?





結局この看板を見つけてお寿司を買いました。
前日がインスタントラーメンで、この日がお寿司
お昼がホットドッグだなんて、食に関しては恵まれない旅行でしたが・・・




お肉やお魚のフライが咽を通らないと、オーストラリアの僻地へのロングドライブは無理なのかも?と思い知らされた旅でもありました。


ホテルに帰り、部屋の窓辺にテーブルを移動して、暮れ行く外の風景を眺めながらワインを飲み、お寿司を食べましたが、2人ともすぐに沈没してしまいました
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パースの隣人「L夫妻」

2007年04月23日 | パース滞在記

この写真はパース滞在中、隣人のLご夫妻を招いてのお食事会の時のものです。
過去に何度かバーべキューに招待されていたので、そのお返しの意味もありました。
メニューはチラシ寿司、天ぷら、サーモンサラダ、ジャガイモのベーコンいため、
ブタの角煮などなど・・・

英語が話せるお嫁ちゃんが滞在している間にと、2月下旬の皆が帰国する前日にご招待しました
ご主人は我が夫と同じ1943年生まれ、奥様は私より2歳年上ですが、まぁ~同年輩のご夫妻です。
ご主人の趣味が骨董品集めとマジック

ご夫妻の事はこちらで紹介しています
同じくこちらでもどうぞ
上記ではRご夫妻としておりますが、正しくはLご夫妻です。

ビール、ワインと賑やかに飲んで食べて
そして主人とお嫁ちゃんのパパのハーモニカ演奏があって
良い気持ちになった時に、「現地の方の暮らしぶりが見たい」と言うお嫁ちゃんとそのママの希望を、快く受けて下さいました





ユトリのある5LDKのお部屋を見せてもらってから、いよいよLさんのマジックショーの始まりです。
ハー君も興味津々でした。







お嫁ちゃん一行が日本に帰った後、今度はLご夫妻から「夕ご飯を一緒に」とのお誘いを受けました。


普段のお食事はディナーではなく「ミール」と言うのですね。
骨付きのチキンとお野菜をチンしての、シンプルメニュー
味付けはペッパー&ソルト・・・
主食はジャガイモでした。

手前右端に見えるのは主人の「電子辞書」です。
これが無いと会話も時々チンプンカンプンとなりますね



デザートはマンゴー
マンゴーの切り方を奥様のBさんに教えてもらいました。
まずタネのある部分だけを切り取った後、さいの目に包丁を入れくるりと反らせます。









この日はヨーグルト和えだったので皮から剥がしましたが、マンゴーだけで食べる場合はこの状態でお皿に並べます。
甘くて美味しいマンゴー





この時期パースでは、三個500円くらいで買えます。
今回はもっぱら手の器用なお嫁ちゃんのママに切ってもらっていましたが、帰った後は私がやらなければ口に入りませんものね。
何事も勉強です。

そんな隣人Lご夫妻がいよいよ日本にやってきます。
「箱根に案内して富士山を見せよう」「皇居の二重橋もいいなぁ~」
計画はいろいろありますが、私たちは英語での詳しい説明があまりできなないんだわ


畳と建具を張替え、カーテンも春らしい色に替えて・・・
玄関や床の間飾りも仕上げました
花瓶には我が家の庭のアイリス、チューリップ、ミヤコワスレを活けました

さぁ~さぁ~、いったいどんな3週間になるのでしょうか

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ドライブ旅行2000km・「サザーン・オーシャン」の朝日

2007年04月04日 | パース滞在記

朝の6時半ごろ目覚めました。
起きて窓の外を見てみると、目の前の海の水平線が少し明るくなっています。
「えっ、もしかして朝日が海から昇ってくるの
慌てて着替え、デジカメ抱えて飛び出しました。

空が茜色に染まって、沖に浮かぶ船の舳先の辺りから朝日が現れました


サザーン・オーシャンは南に面しているはずですが、エスペランスの海は少し東に向かって曲線を描いているのでしょう。
思いがけず、海から昇る「朝日」をみる事ができて感激しました

これを綴りながら、パース近くの浜辺で見た「インド洋の夕日」(3月6日にUP)の写真と見比べてしまいました



キッチンからも寝室からも、青い海が見える良いロケーションの宿です

お湯を沸かして、家から持ってきたコーヒーと前の日に買ったパンで朝食を済ませてから、「感動の海」を再び見に行きました。






柔らかい朝日に照らされたラッキー・ベイの海は、前日の午後のような明るい輝きはありませんが、朝の静けさが漂っていました。

海が望める展望台にテーブルを広げて、コーヒーを飲みながら朝食をしているキャンピングカーの二人が、いい雰囲気をかもし出しています。
私もできればこのような、ユッタリとした旅がしてみたい・・・


朝から泳いでいる男性がいました。
手前には白い浜辺に寝そべっているビキニ姿の女性
まるで映画の中の一シーンを見ているようで・・・
風景全体がオトナの雰囲気なんですね。

アルバニーやエスペランスで出合った旅人は、ほとんどが男女のペァーで、日本に多い団体様ご一行や女性だけのグループは皆無でした。

一回りしてから街に戻り、ビジターセンターでお土産類を扱っている事を思い出したので覗いて見ました。
ウ~~ン、買いたい物が無い
しいて言えば、大きな「エスペランスの海」の写真パネルが欲しかったのですが、「日本に帰る時、どうやって持って行くのだ?」と主人に言われて諦めました
結局買ったのは、絵葉書と綺麗なビーチとピンクレイクが描かれた4本のスプーンだけ


ビジターセンターの前のガソリンスタンドで給油をしてから、AM10時20分、いよいよ出発です。
「エスペランスの海よ湖よ、一生の思い出をありがとう」

来る時も見たユーカリ並木に見送られながら「エスペランスの街」に別れを告げました。


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ドライブ旅行2000km・エスペランスのアザラシ

2007年04月03日 | パース滞在記
昨日の日曜日は気温も上がってお花見日よりとなりましたが、黄砂の影響で空が霞んでいましたね。
そして、今日も日本各地で黄砂現象が現れたようです。
人体に影響はないのでしょうか?
ニュースによるとこれも地球温暖化の影響とか・・・
東京に明日も黄砂があれば3日連続となり、観測史上初だそうです。

オーストラリアの真っ青な空を思い出しますが、あちらはあちらで「オゾンホール問題」を抱えていて、地球はちょっと「変!」と思わざるを得ませんね。

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            マウス・オンでご覧下さい
「ピンクレイク」から戻って、エスペランスの街でお土産屋さんを探しましたが見つからず、我々は一旦宿に帰りました。
シャワーを浴び、予備食としてクーラーボックスに入れていたサンドイッチとビールをお腹に入れてから、再び買い物がてら外に出て桟橋まで足を延ばしました。

釣りをしている人たちが何人かいます。
小魚がたくさん泳いでいて・・・
ナント!2頭のアザラシが波打ち際近くの海にいました。
アザラシの写真を撮っていると、桟橋の下にいたオージーが大きな声で「seal!」と指差して教えてくれて、のぞいて見ると、大きなアザラシ(?)が、浜辺の海草の上でお昼寝をしています

non_nonさんのタグをお借りしてスライドショーでまとめましたので、ご覧下さい。

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思えば去年もパースから2泊3日の旅をしたのですが、マーガレットリバー近くのインド洋が望める展望台で、オージーの夫婦が「シィール!」と、はるか彼方を指差して教えてくれたのに、電子辞書をなくした我々はそれが何だか分からなかった

あれから1年、私たちもちゃんと調べて、seal=アザラシと理解できましたが・・・
桟橋の手前にあった「レプリカの銅像」には、この辺で見られるのは「sea lion」と紹介されていました。
シーライオンを辞書で引くと「アシカ」と出るのですが・・・?
英語と生物に強い方、我々が見たのはタマちゃんの仲間のアザラシで間違いがないのでしょうか?
教えて下さ~い

桟橋近くの海に面して、モーテルやコテージタイプの小規模な宿が建ち並んでいます。
町の中にも大きなホテルなどは一軒もありません。











私たちが泊まる「エスペランス・ビーチフロント・リゾート」はこの日は満杯で、一つ上のランクのビラは予約時にすでにいっぱいで取れませんでした。

これでも☆☆☆☆(4つ星)の宿なのです。





ダイニングルームにはキッチンが付いていて、お鍋やお皿なども揃っていました。
ドァーの向こうはベッドルームとトイレ&シャワールーム。
敷地内にレストランもありましたが、クーラーも無い穴倉のような暗い店内に入る気にもならず





エスペランスの街には、パースと同じようなショッピングモールがあり、御馴染みのスーパーもありました。
私たちは疲れと暑さで食欲がなくなり、とてもステーキやシーフード・チップは重くて食べる気になれません
スーパーに海苔巻を買いに行きました。




残念ながら海苔巻は見当たらず、でもその代わり「出前一丁」があって
主人が「今夜はラーメンが食べたい!」と叫びました。
野菜とハム、そしてビールも買って、キッチンでラーメンを作りとても美味しく戴きましたが・・・
後で考えると、はるばるエスペランスまで行って、夕食がインスタントラーメンとは

港町なのに全然お魚の匂いがしない街でした。
お刺身や焼き魚があったら喜んで食べに行ったのに・・・
干物のおつまみでも飲みたかった・・・
とにかく、生涯忘れられない「ラーメン」となりました。

コメント (14)
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