「チェコ」シリーズの3回目。
「三十年戦争」は、チェコがはじまりである。
チェコの「プラハ城」にプロテスタント派が入り込み、
カトリック派のフェルディナント2世(後の神聖ローマ皇帝)の、
補佐官3人を、窓から放り投げて、三十年戦争がはじまった(1618年)。
1848年まで続いた三十年戦争で、ヨーロッパは疲弊した。
ドイツは廃墟となり、2,100万人の人口は、
1,350万人になった。
チェコに関するブログはつぎです。
1)「チェコもヨーロッパへの回帰」、2008年6月13日、
2)「チェコの二つのプラハの春」、2008年6月17日、
3)「プラハの春の音楽祭」、2008年6月21日、
4)「チェコの世界遺産」、2008年6月26日、
5)「トラバントは生産中止に、シュコダはフォルクスワーゲンの子会社に」、
2009年4月5日、
6)「西ドイツのBMWと東ドイツのトラバント」、2008年8月16日、
7)「経済戦争で、計画経済が市場経済に負けた」、2009年4月8日、
8)「プラハの春のおもかげは、「共産主義の犠牲者たちを記念して」」、
2009年4月12日、
9)「プラハの春からビロード革命まで、21年の悲惨」、2009年4月15日、
10)「 日本人のアイデンティティを生む、日本の5つの特徴」、2009年4月22日、
11)「三十年戦争のはじまりとなったプラハ城の窓」、2009年4月25日、
12)「チェコの通知表」、2009年5月3日、
13)「世界の通知表をみる」、2009年11月29日、
14)「プラハの景観」、2010年12月1日、
15)「プラハのランドマークはプラハ城」、2010年12月5日、
16)「世界で一番悲惨な言葉」、20120年7月8日、そして、
17)「ミュシャがプラハから東京へ」、2013年4月21日。
合計17になる。
「チェコ」シリーズの第3回は、つぎの10)~13)。
10)「 日本人のアイデンティティを生む、日本の5つの特徴」
11)「三十年戦争のはじまりとなったプラハ城の窓」、2009年4月25日、
12)「チェコの通知表」、2009年5月3日、
13)「世界の通知表をみる」、2009年11月29日、
「チェコ」シリーズ3の閲覧状況はつぎです。
長いタイトルは、短い文字でも検索した。
10)「日本人のアイデンティティを生む、日本の5つの特徴 」、
2009年4月22日
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/552add9be8b150489781bc2d561218d1
世界の市民は、日本人の「アイデンティティ」を、
「日本人は、優れた創造力とテクノロジーがあり、
国を発展させた高い能力がある」。それに、
「独自の文化を育て、文化財を保護している」
と、みていた。
この日本人のアイデンティティは、どうして生まれたのだろうか?
世界の市民に触れ、外から日本をみると、日本の特徴として、次がある。
「改善をする遺伝子」をもっている、
「子どもの教育」に力を入れている、
「排他的な宗教」ではないし、偏狭ではない、
「治安のいい街」で、「美しい自然」がある。そして、
「民主主義陣営」に属した、ことが挙げられる。
11)「三十年戦争のはじまりとなったプラハ城の窓」、
2009年4月25日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/1c06f33ba496c5692b8606fc740c371f
「三十年戦争」は、チェコがはじまりである。
チェコのプラハ城にプロテスタント派が入り込み、
カトリック派のフェルディナント2世(後の神聖ローマ皇帝)の、
補佐官3人を、窓から放り投げて、三十年戦争がはじまった(1618年)。
ツアー・ガイドは、左に突き出た城(ルドヴィーク翼)の、
左の端、上から2番目の窓を指して、
「ここから、15メートル下に放り投げたが、
ゴミ置き場の上で、助かりました」
と、話す。
地面にある、とがった⇒モニュメント」が場所を示す。
そのプラハ城の遠景。手前はモルダウ川。
今では、平和な眺めだが、三十年戦争当時は、
「フェルディナント2世の軍によって、
プロテスタントは敗北し、
モルダウ川は、死体であふれていました」
と、ツアー・ガイドは言う。
プロテスタントとカトリックは、殺戮を繰り返して、
ヨーロッパは疲弊し、1648年にやっと、
講和が成立して三十年戦争は終わった。
この三十年戦争で、ドイツは廃墟となり、
2,100万人の人口は、1,350万人になった。
1618年に三十年戦争がはじまるが、
その前に、「ヤン・フス」による宗教改革運動があった。
プロテスタント運動の先駆けで、ヤン・フスは、
1415年に火あぶりの刑になっている。
そのヤン・フスの像が、
プラハの旧市街の広場にある。
この旧市街の広場には、「天文時計」のある旧市庁舎があるが、
ヤン・フスの像は、この天文時計がある旧市庁舎の右奥になる。
天文時計の上部の窓から、時間になると、人形が表れ、
それを見る観光客で、天文時計の前は埋まる。
ハプスブルク家の支配下にあったチェコは、
チェコ語が禁止され、ドイツ語が強制された。
チェコ語が許されたのは、「人形劇」の中だけだった。
三十年戦争を経験し、チェコ語が禁止され、
第2次世界大戦後では、共産政権下でプラハの春、
ビロード革命を経験した。大変な忍耐が要求されてきた。
チェコは、国民一人当たりのピルスナー・ビールの消費量が世界一である。
これは、忍耐とウサを晴らすため?
12)「チェコの通知表」、2009年5月3日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/1877d8a8e56fd5b5c54ec257381f5593
「世界の表彰・評価」から、「指標」を定めて、「数値」で、
「チェコの通知表」を見る。2009年。
ランク…AA=3位以内 A=10位以内 B=20位以内 C=30位以内 D=40位以内。
1)創造力: ノーベル賞の受賞者1人は21位→ランクC。
2)芸術力: カンヌ映画祭でパルム・ドール受賞作品1は11位→ランクB。
3)学力: PISA2006の15歳の知識と技能は19位→ランクB。
4)文化力: 文化遺産は12で12位→ランクB。
5)運動力: サッカーのランキングは12位→ランクB。
陸上競技世界記録は、3人は8位→ランクAを採用。
6)経済力: 国民総生産は38位→ランクD。
7)援助力: 政府開発援助国ではない→ランクF。
8)総合力: ランクC。
[総合評価]
「経済力」は、これから再興を目指し、
「援助力」は、援助を受ける国であることから、
レーダーチャートがいびつになっている。
「文化力」が高い。
国土が日本の5分の1で、人口が1千万人を考えると、
文化遺産の12はりっぱだ。日本は11。
この文化遺産は、共産政権になる前の文化である。
共産政権下では、文化遺産は荒れ放題になったが、
半世紀ぶりに民主主義体制になり、整備して、世界遺産になっている。
「芸術力」として、チェコ・フィルハーモニーがある。
ドヴォルザークが指揮した初演からの長い歴史があり、
世界一級とされて、世界各地を駆け巡って演奏している。
チェコ・フィルハーモニーの本拠地、ルドルフィヌム。
音楽祭「プラハの春」では、会場の一つになる。
青いバナーは、音楽祭が開催中であることを示す。
手前、中央はドヴォルザーク像。
「学力」は、PISA2006では、19位と健闘している。
「運動力」は、ほかに、
アイスホッケーは世界のトップ・レベルにあり、
テニスでは、プロ選手のマルチナ・ナブラチロワ、
イワン・レンドルがいる。
体操の女王チャスラフスカもなつかしい。
オリンピックの女子体操個人総合で、
1964年の東京と、1968年のメキシコで2連勝した。
「総合力」は、さらに経済力をつけ、やがて、政府開発援助国になれば、
面積が大きく、バランスのとれたレーダーチャートになる。
チェコは、三十年戦争、共産主義体制下と、
何世紀も困難な歴史を体験してきた。
国の荒廃から復興を目指しているが、
国土が日本の5分の1、
人口が1千万人を考えれば、
りっぱな通知表である。
13)「世界の通知表をみる」、2009年11月29日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/1c4bb88e4758029a0b22dc32eb530361
ノーベル賞をベースにして、指標の順位をみる。
ノーベル賞が同順位の場合は、ODA、GDPを優先。赤い数字は、10位以内。
*印は、ブログで通知表を扱った国。
アジア、オセアニアでは、日本、中国、韓国、香港、台湾、シンガポール、
オーストラリア、の7か国。
南北アメリカでは、カナダ、アメリカ、メキシコ、コスタ・リカ、ブラジル、
ウルグアイ、アルゼンチン、の7か国。
ヨーロッパでは、フィンランド、スウェーデン、イギリス、アイルランド、
フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、デンマーク、オーストリア、スイス、
イタリア、スペイン、ポルトガル、ポーランド、チェコ、ブルガリア、
ギリシャ、トルコ、ロシア、の20か国。
アフリカでは、チュニジア、ケニア、南アフリカ、の3か国、合計37か国。
8)共産国、もしくは旧共産国の特徴として、
ノーベル賞、カンヌ映画祭、PISAが不振である。
ハンガリー(18位、-、26位)、ポーランド(20位、11位、23位)、
チェコ(20位、11位、19位)、中国(-、-、-)、ブルガリア(-、-、44位)。
ただし、東ドイツとソ連は、ドイツ、ロシアとして、つぎになる。
ドイツ(3位、8位、17位)、ロシア(7位、8位、36位)。
(ノーベル賞、カンヌ映画祭、PISA)。
9)共産国、もしくは旧共産国は、国内総生産GDPが低く(ロシア、中国を除く)、
政府開発援助国ではない。政府開発援助ODAを受ける国である。
ロシア(8位、-)、ハンガリー(51位、-)、ポーランド(18位、-)、
チェコ(39位、-)、中国(3位、-)、ブルガリア(71位、-)。
(国内総生産GDP、政府開発援助ODA)。
10)共産国、もしくは旧共産国は、
陸上競技世界記録と世界遺産が多い。
ロシア(1位、10位)、ハンガリー(-、24位)、ポーランド(-、12位)、
チェコ(8位、12位)、中国(7位、5位)、ブルガリア(12位、24位)。
世界遺産は、共産政権になる前のものである。
(陸上競技世界記録、世界遺産)。
11)共産国、もしくは旧共産国は、ノーベル賞、カンヌ映画祭、PISAが不振で、
陸上競技世界記録が好成績、共産政権前の世界遺産が多い、ということになるが、
これは、革命を追い続ける体制が、創造力、芸術力、学力を育まなかった。
共産主義体制になる前は、文化力があった。そして、
国威の発揚は、運動力(競技大会)に求めた。
経済振興は遅れ、政府開発援助ODAを受ける国となった。
ここからは、私の本の宣伝です。
検索サイトで、
「チェコの通知表」、あるいは、
「世界の通知表」と検索すると、
「世界がみる日本の魅力と通知表」がでてきます。
これは私の本です。チェコのことを含めて世界15か国、
それに、世界からみた日本のことが書いてあります。
つぎのような書評もいただいています。
「世界が、各国が、日本が、そして戦後史が、
よくわかる優れものであると実感しました」、
「世界に範たる国、日本で生まれ育ったことを誇りに思い、
もっと大らかに生きていこうと、この本を読みながら、
気持ちを切り換えました」
参考にしてください。
「三十年戦争」は、チェコがはじまりである。
チェコの「プラハ城」にプロテスタント派が入り込み、
カトリック派のフェルディナント2世(後の神聖ローマ皇帝)の、
補佐官3人を、窓から放り投げて、三十年戦争がはじまった(1618年)。
1848年まで続いた三十年戦争で、ヨーロッパは疲弊した。
ドイツは廃墟となり、2,100万人の人口は、
1,350万人になった。
チェコに関するブログはつぎです。
1)「チェコもヨーロッパへの回帰」、2008年6月13日、
2)「チェコの二つのプラハの春」、2008年6月17日、
3)「プラハの春の音楽祭」、2008年6月21日、
4)「チェコの世界遺産」、2008年6月26日、
5)「トラバントは生産中止に、シュコダはフォルクスワーゲンの子会社に」、
2009年4月5日、
6)「西ドイツのBMWと東ドイツのトラバント」、2008年8月16日、
7)「経済戦争で、計画経済が市場経済に負けた」、2009年4月8日、
8)「プラハの春のおもかげは、「共産主義の犠牲者たちを記念して」」、
2009年4月12日、
9)「プラハの春からビロード革命まで、21年の悲惨」、2009年4月15日、
10)「 日本人のアイデンティティを生む、日本の5つの特徴」、2009年4月22日、
11)「三十年戦争のはじまりとなったプラハ城の窓」、2009年4月25日、
12)「チェコの通知表」、2009年5月3日、
13)「世界の通知表をみる」、2009年11月29日、
14)「プラハの景観」、2010年12月1日、
15)「プラハのランドマークはプラハ城」、2010年12月5日、
16)「世界で一番悲惨な言葉」、20120年7月8日、そして、
17)「ミュシャがプラハから東京へ」、2013年4月21日。
合計17になる。
「チェコ」シリーズの第3回は、つぎの10)~13)。
10)「 日本人のアイデンティティを生む、日本の5つの特徴」
11)「三十年戦争のはじまりとなったプラハ城の窓」、2009年4月25日、
12)「チェコの通知表」、2009年5月3日、
13)「世界の通知表をみる」、2009年11月29日、
「チェコ」シリーズ3の閲覧状況はつぎです。
長いタイトルは、短い文字でも検索した。
10)「日本人のアイデンティティを生む、日本の5つの特徴 」、
2009年4月22日
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/552add9be8b150489781bc2d561218d1
世界の市民は、日本人の「アイデンティティ」を、
「日本人は、優れた創造力とテクノロジーがあり、
国を発展させた高い能力がある」。それに、
「独自の文化を育て、文化財を保護している」
と、みていた。
この日本人のアイデンティティは、どうして生まれたのだろうか?
世界の市民に触れ、外から日本をみると、日本の特徴として、次がある。
「改善をする遺伝子」をもっている、
「子どもの教育」に力を入れている、
「排他的な宗教」ではないし、偏狭ではない、
「治安のいい街」で、「美しい自然」がある。そして、
「民主主義陣営」に属した、ことが挙げられる。
11)「三十年戦争のはじまりとなったプラハ城の窓」、
2009年4月25日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/1c06f33ba496c5692b8606fc740c371f
「三十年戦争」は、チェコがはじまりである。
チェコのプラハ城にプロテスタント派が入り込み、
カトリック派のフェルディナント2世(後の神聖ローマ皇帝)の、
補佐官3人を、窓から放り投げて、三十年戦争がはじまった(1618年)。
ツアー・ガイドは、左に突き出た城(ルドヴィーク翼)の、
左の端、上から2番目の窓を指して、
「ここから、15メートル下に放り投げたが、
ゴミ置き場の上で、助かりました」
と、話す。
地面にある、とがった⇒モニュメント」が場所を示す。
そのプラハ城の遠景。手前はモルダウ川。
今では、平和な眺めだが、三十年戦争当時は、
「フェルディナント2世の軍によって、
プロテスタントは敗北し、
モルダウ川は、死体であふれていました」
と、ツアー・ガイドは言う。
プロテスタントとカトリックは、殺戮を繰り返して、
ヨーロッパは疲弊し、1648年にやっと、
講和が成立して三十年戦争は終わった。
この三十年戦争で、ドイツは廃墟となり、
2,100万人の人口は、1,350万人になった。
1618年に三十年戦争がはじまるが、
その前に、「ヤン・フス」による宗教改革運動があった。
プロテスタント運動の先駆けで、ヤン・フスは、
1415年に火あぶりの刑になっている。
そのヤン・フスの像が、
プラハの旧市街の広場にある。
この旧市街の広場には、「天文時計」のある旧市庁舎があるが、
ヤン・フスの像は、この天文時計がある旧市庁舎の右奥になる。
天文時計の上部の窓から、時間になると、人形が表れ、
それを見る観光客で、天文時計の前は埋まる。
ハプスブルク家の支配下にあったチェコは、
チェコ語が禁止され、ドイツ語が強制された。
チェコ語が許されたのは、「人形劇」の中だけだった。
三十年戦争を経験し、チェコ語が禁止され、
第2次世界大戦後では、共産政権下でプラハの春、
ビロード革命を経験した。大変な忍耐が要求されてきた。
チェコは、国民一人当たりのピルスナー・ビールの消費量が世界一である。
これは、忍耐とウサを晴らすため?
12)「チェコの通知表」、2009年5月3日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/1877d8a8e56fd5b5c54ec257381f5593
「世界の表彰・評価」から、「指標」を定めて、「数値」で、
「チェコの通知表」を見る。2009年。
ランク…AA=3位以内 A=10位以内 B=20位以内 C=30位以内 D=40位以内。
1)創造力: ノーベル賞の受賞者1人は21位→ランクC。
2)芸術力: カンヌ映画祭でパルム・ドール受賞作品1は11位→ランクB。
3)学力: PISA2006の15歳の知識と技能は19位→ランクB。
4)文化力: 文化遺産は12で12位→ランクB。
5)運動力: サッカーのランキングは12位→ランクB。
陸上競技世界記録は、3人は8位→ランクAを採用。
6)経済力: 国民総生産は38位→ランクD。
7)援助力: 政府開発援助国ではない→ランクF。
8)総合力: ランクC。
[総合評価]
「経済力」は、これから再興を目指し、
「援助力」は、援助を受ける国であることから、
レーダーチャートがいびつになっている。
「文化力」が高い。
国土が日本の5分の1で、人口が1千万人を考えると、
文化遺産の12はりっぱだ。日本は11。
この文化遺産は、共産政権になる前の文化である。
共産政権下では、文化遺産は荒れ放題になったが、
半世紀ぶりに民主主義体制になり、整備して、世界遺産になっている。
「芸術力」として、チェコ・フィルハーモニーがある。
ドヴォルザークが指揮した初演からの長い歴史があり、
世界一級とされて、世界各地を駆け巡って演奏している。
チェコ・フィルハーモニーの本拠地、ルドルフィヌム。
音楽祭「プラハの春」では、会場の一つになる。
青いバナーは、音楽祭が開催中であることを示す。
手前、中央はドヴォルザーク像。
「学力」は、PISA2006では、19位と健闘している。
「運動力」は、ほかに、
アイスホッケーは世界のトップ・レベルにあり、
テニスでは、プロ選手のマルチナ・ナブラチロワ、
イワン・レンドルがいる。
体操の女王チャスラフスカもなつかしい。
オリンピックの女子体操個人総合で、
1964年の東京と、1968年のメキシコで2連勝した。
「総合力」は、さらに経済力をつけ、やがて、政府開発援助国になれば、
面積が大きく、バランスのとれたレーダーチャートになる。
チェコは、三十年戦争、共産主義体制下と、
何世紀も困難な歴史を体験してきた。
国の荒廃から復興を目指しているが、
国土が日本の5分の1、
人口が1千万人を考えれば、
りっぱな通知表である。
13)「世界の通知表をみる」、2009年11月29日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/1c4bb88e4758029a0b22dc32eb530361
ノーベル賞をベースにして、指標の順位をみる。
ノーベル賞が同順位の場合は、ODA、GDPを優先。赤い数字は、10位以内。
*印は、ブログで通知表を扱った国。
アジア、オセアニアでは、日本、中国、韓国、香港、台湾、シンガポール、
オーストラリア、の7か国。
南北アメリカでは、カナダ、アメリカ、メキシコ、コスタ・リカ、ブラジル、
ウルグアイ、アルゼンチン、の7か国。
ヨーロッパでは、フィンランド、スウェーデン、イギリス、アイルランド、
フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、デンマーク、オーストリア、スイス、
イタリア、スペイン、ポルトガル、ポーランド、チェコ、ブルガリア、
ギリシャ、トルコ、ロシア、の20か国。
アフリカでは、チュニジア、ケニア、南アフリカ、の3か国、合計37か国。
8)共産国、もしくは旧共産国の特徴として、
ノーベル賞、カンヌ映画祭、PISAが不振である。
ハンガリー(18位、-、26位)、ポーランド(20位、11位、23位)、
チェコ(20位、11位、19位)、中国(-、-、-)、ブルガリア(-、-、44位)。
ただし、東ドイツとソ連は、ドイツ、ロシアとして、つぎになる。
ドイツ(3位、8位、17位)、ロシア(7位、8位、36位)。
(ノーベル賞、カンヌ映画祭、PISA)。
9)共産国、もしくは旧共産国は、国内総生産GDPが低く(ロシア、中国を除く)、
政府開発援助国ではない。政府開発援助ODAを受ける国である。
ロシア(8位、-)、ハンガリー(51位、-)、ポーランド(18位、-)、
チェコ(39位、-)、中国(3位、-)、ブルガリア(71位、-)。
(国内総生産GDP、政府開発援助ODA)。
10)共産国、もしくは旧共産国は、
陸上競技世界記録と世界遺産が多い。
ロシア(1位、10位)、ハンガリー(-、24位)、ポーランド(-、12位)、
チェコ(8位、12位)、中国(7位、5位)、ブルガリア(12位、24位)。
世界遺産は、共産政権になる前のものである。
(陸上競技世界記録、世界遺産)。
11)共産国、もしくは旧共産国は、ノーベル賞、カンヌ映画祭、PISAが不振で、
陸上競技世界記録が好成績、共産政権前の世界遺産が多い、ということになるが、
これは、革命を追い続ける体制が、創造力、芸術力、学力を育まなかった。
共産主義体制になる前は、文化力があった。そして、
国威の発揚は、運動力(競技大会)に求めた。
経済振興は遅れ、政府開発援助ODAを受ける国となった。
ここからは、私の本の宣伝です。
検索サイトで、
「チェコの通知表」、あるいは、
「世界の通知表」と検索すると、
「世界がみる日本の魅力と通知表」がでてきます。
これは私の本です。チェコのことを含めて世界15か国、
それに、世界からみた日本のことが書いてあります。
つぎのような書評もいただいています。
「世界が、各国が、日本が、そして戦後史が、
よくわかる優れものであると実感しました」、
「世界に範たる国、日本で生まれ育ったことを誇りに思い、
もっと大らかに生きていこうと、この本を読みながら、
気持ちを切り換えました」
参考にしてください。