この写真の土器は、大洗町の中でも、私が住む地区にある遺跡から発掘されたものだそうです。土器というと、我々素人は、「縄文式土器」「弥生式土器」など、歴史の教科書の最初の数ページに書いてあるものしか想像しないけど、何千年前の縄文時代から、つい最近まで、土器(途中で名前は変わるらしいけど...)の歴史は、延々と続いているらしいです。
この写真の、黒い大きなものは、土鍋だそうで、よく見ると、内側に、紐か何かを通す所があります。この3つとも、中世(室町時代から戦国時代あたり)のものだそうな...。
こういう物が、身近な土地から出てくる不思議...。この小さな町にも、遥か昔からの歴史が流れてるんだなァと思うと、ロマンというか、何か大きなものを感じます。
右に見える小さな物を拡大すると、 こんな感じ。左は、油を入れて、そこに紐を入れ、先に火を点けて、灯りとりに使ったものだそうです。
右の写真は、「かわらけ」と云い、儀式か何かで、ただ一回だけ、そこにお酒を入れ、飲むためのものだとか。500年くらい前のものなのに、こんなにきれいな状態で、土の中から出てくるとは、驚きです。
以上、昨日の郷土史を研究する会の定例会にて、とら先生より教わった内容でした。(^^)