食事のことに触れたついでに、ドイツ人たちの食事スタイルについて。まず、朝食。基本的にパンとコーヒー。ゆで卵くらいは食べる家もあるそうだけど、まず「調理」することはないらしい。ただ、パンにはこだわりがあり、早朝暗いうちから、パン屋に買いに出かけます。その買い物は、男性が担当する家が多い感じでした。
昼食。今では、職場の食堂などですませる人が多いらしいけど、本来は、自宅で食べるのが、伝統的なスタイルらしい。一日のうち、メインの食事が、この昼食なので、かなり本格的に作るようだ。肉の煮込み料理など。この付け合せに、パスタ、ライス、じゃがいもなどが使われる。昼休みはたっぷり2時間。(^^) スーパーだろうが、クリーニング店だろうが、しっかり2時間は休みになってしまうので、買い物や用事は、時間内にしっかり済ませる習慣がつく。(笑)
夕食。伝統的なドイツの夕食は、「カルテスエッセン」と言って、「冷たい食事」が普通。要するに「あとは寝るだけ」ということで、あまり食べない。内容は、黒パン(パサパサの大きな丸いパンを、薄くスライスして食べる。)、ハム・ソーセージなど、チーズ、こんな感じ。飲み物は、ワインやビール。元来、野菜類をあまり食べないらしいけど、最近は、「ヘルシー」を意識して、サラダを取り入れる人も増えてきたそうだ。
現地で知り合ったドイツ人主婦の人の話では、昼食が食堂だと、いつも手料理を食べないことになってしまうので、「ウチでは、夕食に暖かい料理を作る。」とのことでした。
確かに、健康のためには、夕飯をあまり食べない方がいいらしい。でも、一日の終わりに、ホッとしながら暖かいものを食べる...これは、精神衛生上、大事なんじゃないかと思うのだが...。