ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

ラテン系?

2006-08-09 | 日記・エッセイ・コラム

 ドイツにいた頃気付いたことですが、それまで、「ヨーロッパ系の外国人」といえば、みんな同じ顔に見えていました。でも、慣れてくると、例えばドイツ人とフランス人の顔だちが、全く違うことに気付きます。そして、「ゲルマン系」「ラテン系」という言葉の意味が、なんとなくわかってきます。

 あまり詳しいことは知りませんが、「謹厳実直、几帳面、きれい好き、時間に厳しい、家庭的...。」こんな感じがゲルマン系。それに対し「自由を愛する、想像豊か、当たりがいいけどいい加減、芸術的、ファッションセンス抜群...」こんな感じがラテン系。

 しばらくドイツで過ごした後、フランスやイタリアに旅行すると、まず信号機の前であ然とします。ドイツでは、横断歩道前で、人が渡ろうとしていたら、どんな時でも車が止まります。赤信号の時は、たとえ救急車でも止まり、エンジンまで切ります。(特に緊急を要するときには、救急ヘリを使うらしい。)

 ところが、フランスやイタリアだと、青信号だから渡ってるのに、平気で車が走ってきます。信号なんて、あってないようなもの。縦列駐車をしようとして、スペースがたりない時は、平気でドーンとぶつけて、無理やりスペースを作り、留めるのは常識だそうな...。(汗)

 私は、PTAの役員で「交通安全」関係の担当をしてるのですが、先日、県警からの臨時招集がかかりました。何でも、今年に入ってから、町内で死亡事故が多発しているための対策会議ということでした。県単位で見ても、ここ数年の平均では、事故が約100件に対して1名の死亡者の割合なのに、大洗町では、現在、事故17件に1名の割合で起きている状況だとか...。

 そんなことがあった矢先のある日、私は凄い光景を見ました。盆踊りのあった夜、娘を迎えに行くため、信号待ちをしていたところ、一人のお婆さんが道路を横断してくる。あれ?と思って見ると、まったくの「赤」。「青から変わったばかり」とか「もうすぐ青」とかいう状況ではなく、完全なる「赤」。そこにいた全員も呆れ顔で見ている。しかも、認知症とかそういう感じには見えず、あきらかに確信犯的なのである。走ってきた車がクラクションを鳴らしても、ニヤリと不適な笑い顔を浮かべ...。怖!(・o・;)

 もしや、死亡事故が多発するのはこういう態度が原因なのでは? 更に、大洗町のお年寄りはラテン系に近い気質? などと、いろいろ考えてしまった出来事でした。

コメント (8)
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