宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

石けんの使い方

2011年10月29日 19時05分18秒 | スキンケア
夕方になると、陽の落ちるのが日に日に早くなっているようです。

暗くなるのが早まり、寒さも感じます。
冬がひたひたと近づいているのでしょう。

さて。

寒さが増してくると、発汗の量も減り、皮膚の潤いが失われてきます。
肩や腰回り、すねなどの皮膚の乾燥が目立ってきます。

乾燥肌が進むと、静電気がおこりやすくなり、皮膚は洋服の繊維がちくちくと感じるようになり、敏感肌となります。
その結果、かゆみ肌になっていきます。
このかゆみの予防は、なんと言っても保湿クリームが有効です。
保湿クリームはさまざまなタイプが処方できます

このようなかゆみ肌になると、石けんを使って良いのかというご質問がよくあります。

肌は汗の量が減っても一日の汚れがついています。
ですから、石けんできれいにする必要があります。
ただし。
ナイロンタオルやボディブラシでごしごしこするのはもってのほかです
ごしごし洗いは、皮膚の乾燥をいっそう進め、肌荒れや湿疹の原因になるのです。

洗い方にはポイントがあります
それは。
無香料で低刺激の石けんをよく泡立てて、手のひらで優しく洗うことが大切です。
香料の強いボディソープは刺激が強いので、合わない肌の方も多いですね。

汗をかいていないからといって、お風呂を省略・・・なんて、ダメですよ
肌には皮脂汚れや花粉がついているので、一日一回はきちんと清潔にしましょうね

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