今の時期のアセモ

暑さのぶりかえしで、少々ばてています。

街を歩く人たちを見ると、まだ皆さん真夏の装い。
ノースリーブから出るお子様のうでのこんがりとした日焼けの色が、夏の思い出を語っているようです。

さて。

このところ同じようなご相談をされる方がいます。
それは。
「この数日、急にアセモができた。」
とか
「最近、アセモが急にひどくなった。」
というものです。

確かに、首や胸回りや肘の内側やふともも、ひざ裏など。
アセモがでやすい部位に悪化している方が多いようです。
でも。
よくよく考えてみると、９月に入り徐々に最高気温が下がってきています。
８月の酷暑のような３６度などという無茶な暑さはなくなり、暑くても３０度くらいです。
ですから、８月は大丈夫だったのに、９月に入ってからアセモになるのは、ちょっとおかしいですね。

これは、秋の花粉症なのです。
ブタクサ花粉やイネ花粉など、秋の雑草の花粉がこのところ飛散し始めています。
これが、首回りやうで、足などの汗のたまるところに付着してかぶれているのです。
一見アセモのようですが、実は汗についた花粉のかぶれなんですね。

まだ暑い日が多いので、半袖や素足など、露出部位は多いです。
そこに花粉がたくさんつくのです。

治療は。
帰宅後にはすぐにシャワーで汗と花粉を洗い流しましょう。
そして、治療薬でしっかりと治しましょう。
その後は。
しっかりと保湿クリームで保湿ケアをしましょう。
夏はローションを使っていた人も、そろそろクリームがオススメです。
クリームでしっかりと保湿しましょうね。

～～～おわび～～～
ホームページの予定表で間違いが見つかりました。
今月の１９日木曜日は、いつもどおり休診です。
間違って平常診療となっています。
すぐに訂正できず、申し訳ありません。
お教えくださった方、ありがとうございました。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

～～～おまけ～～～
最近、東京オリンピック関連で、「お・も・て・な・し」が話題になっています。
このおもてなしという言葉になじみを感じるのは、若者ではいったい何歳までなんでしょうか。
最近の子供は、このおもてなしの言葉の意味を知っているのかしら・・・と疑問に思いました。
でも。
あらためて、日本人が誇れる性質であるおもてなしの意識を正しく知る良いきっかけになると思いました。
おもてなし・・・は、気配りや相手を思いやる、あるいは状況を察するという、日本人のもっている繊細な気質だと思います。
何でもメールやケータイですませる若者にも大事にして欲しいと感じました。