宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

アセモとは

2013年05月19日 19時17分41秒 | 診断と治療
今日は、とてもとてもさわやかな5月晴れでしたね

一年でいちばん過ごしやすい気候なのではないでしょうか。

家の窓から緑を眺めていたら、気持ちが癒されるのを感じます

目からの情報は、心と密接に関わっているのだと、つくづく実感します。
思わず、今日は、20センチほど髪を切りました

さて。

そんな、爽やかなこのごろですが。
アセモの患者さんが増えてきました。
こんな爽やかなのに、どうしてでしょう。
それは。
乾燥肌の存在です。

乾燥肌・・・・・これは言い換えると、角質層の潤いが低下し、外部からの刺激に弱くなっている状態です。
角質層の潤い・・・これはバリアー機能ともいうのですが、これがしっかりしているとかぶれにくく、湿疹にもなりにくいです。

湿度の低い爽やかな気候ですが、一方で乾燥肌になりやすいともいえます。
角質層が弱くなると、汗やホコリ、花粉などの刺激に弱くかぶれやすくなります。
汗は、かいたとたんは綺麗なのですが、時間がたつとべたべたした汚れたアルカリ性の物質に変わり、弱い角質層を通過して、皮膚をかぶれさせるのです。
これが、アセモの悪化したものですね。

外でたくさん遊ぶ季節です。
帰宅後はシャワーを浴びて、汚れを落とし、その後保湿ケアをしましょう

基本は、清潔保湿ですね


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