宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

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2010年12月06日 16時32分21秒 | 診断と治療
暖かい冬の日が続いています

イチョウの葉っぱはほとんど散って、地面を金色に染めています。

黄色い地面の上を自転車で走ると、何だか下からスポットライトを浴びているみたいで、ちょっと不思議な感覚になります。

さて・・。

湿疹やかぶれを治療している時
「治ったら、塗るのを止めてください」とか
「治ったら、保湿クリームにかえて下さい」とご説明することがあります。

患者さんから
「治った・・というのは、どうやって分かるんでしょうか?」
と質問されました。

これは、とても良いご質問です

確かに、湿疹やかぶれが治ったという判断は、実は難しいんですね。

で、ひとつの目安をお教えしましょう。

かゆくなくなる。
赤みが消える、またはうすくなる。
茶色に色素沈着のみとなる。
さわってぶつぶつがなくなる。
ざらざらしていなくて、すべすべになる。

これらが、治った・・・というサインです

よく、かゆみが無くなると治ったと思いこんで、治療を中断してしまう方がいますが。
実は、まだざらざら、かさかさが残っている場合があります。
こういう時、治療を止めると、またかゆみがぶり返すことが多いんですね。

もちろん、病気によってケースバイケースですから、全部が同じというわけではありません。
ですから、細かいことは、ご質問下さい。
でも、参考にして下さいね。

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