宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

塗り薬の塗り方その3

2009年04月08日 05時59分04秒 | 診断と治療
国立はいまや桜が満開です!!。
こんなに長く咲いているのを見るのは、何年かぶりです。
いつも、すぐ散ってしまうので、今年のようにゆっくり楽しめるのは良いですね

さて、今日は治療とスキンケアの違いについて。

患者さんから、どの薬をいつ塗るのか迷う・・といわれることがあります。

塗り薬には、大きく分けて、治すための薬と、スキンケア用の薬があります。
痒かったり、痛かったり、じゅくじゅくしていたり、腫れていたり・・・の場合、まずこれを治す必要があります。
その時、必要なのが治療のための塗り薬です。
治したい場所にのみ塗ります。
薄くぬるか、厚くぬるかは、症状によって違う指導をいたします。
また、顔なのか首なのか、耳なのか頭の中なのか、身体なのか手や足なのかにより、選ぶ薬も違いますよ
原則的に、治す部分のみに塗り、治ればつけるのをやめます。

それに対し、スキンケア用なのが、保湿クリームやローションです。
こちらは、原則的に皮膚のひろい部分に塗り、毎日のお手入れのように塗り続けて頂きます。

これらの事は、ご診察の際にいつもご説明していますが、迷う事もあると思います。
どうぞ、解らない時は、何でもご質問くださいね


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