宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

日焼けの副作用!

2008年08月09日 15時45分54秒 | 診断と治療
猛暑なので日差しが強く、その紫外線量も大変多いです
夏らしい夏ともいえますが・・・・・。
当然、海にプールに山に川に・・・・・と行楽に絶好のお天気が続いています

さてそろそろ増えてきたのが、日焼け後のトラブルです。
顔や肩、背中など真っ赤に日焼けしてひぶくれになって、痛みが強いため来院される方が多くなってきました。
楽しくてはしゃいで、つい時間がたってしまい、うっかりひどく日焼けしてしまった方が多いですね。
しかしこれは立派なヤケドなんですよ。重症化すると発熱も伴います。
まずは水や冷やしたタオルで十分熱を冷やさなくてはいけません。
皮膚科では治療のための適切な塗り薬や飲み薬を処方しますが、どうしても皮膚科に受診できない時はとにかく冷やしましょう。
そのあと水疱になった所には抗生物質を含んだ塗り薬を塗っておきましょう。その他のところには化粧水をつけてください。
数日して茶色く色素沈着しはじめ、皮がどんどんむけ始めます。このころから皮膚はひどく乾燥しますので保湿クリームを塗りましょう。

その他、日焼けの副作用としては単純ヘルペスがあります。顔に水疱ができてぴりぴり痛みます。
皮膚科では飲み薬を処方します。

しばらくあとになって、顔がくすんできたとかシミが増えてきた・・・というご相談も増えます
ビタミンCの内服を処方したり、医療用ビタミンC誘導体ローションをお奨めしたりします。
いずれにせよ、楽しい夏休み。トラブルで悩まないよう、日焼けには十分お気をつけて下さい。
日焼け止めクリームの一手間が大切なんですね

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