宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

クレンジングの選び方

2020年10月11日 07時32分49秒 | スキンケア
いきなりの寒さに、身体がびっくりしています
風邪をひきやすい気候なので、くれぐれもお気をつけください。

さて。

台風が過ぎ去るごとに、秋がどんどん深まっていきます。

すると。。。

顔のお肌の状態がごろっと変化します。
汗をかく量がぐ~~んと減少するのです。

ついこのまえまで、顔は汗と脂でベタベタしていて、マスクの下がむれて真っ赤になっていたと思います。
それが、いきなり汗が減ってしまい、寒さで血流が落ちると、潤いのキープが出来なくなっていきます。
ほんの1~2週間のうちに、顔の肌の状態は劇的に変化しているのです

洗顔の後、顔がつっぱりませんか?
くちびるが乾いたり、ひりひりしたりしませんか?

これは顔の肌の水分量が減少し、潤いを保つことが出来にくくなっている証拠です。
これが続くと、顔がかゆくなったりひりひりしたり、くちびるのかわがむけたり赤くかゆくなったり、マスクの下の肌ががさがさブツブツしたりするのです
男性ですと、ひげそり負けをおこしやすくなります

さて、ここで今日のテーマですが。

クレンジングのお話です。

これはメイクのクレンジングはもちろん、日焼止めクリームのオフも関係します。

顔に一日つけているメイクや日焼止めクリームは、肌の表面だけでなく毛穴や汗の穴などの小さな溝やしわの中に入り込んでいます。
これを毎日きちんとオフしないと、かぶれたりニキビや吹き出物の原因になります。
さらに、くすみの原因にもなるのです。
ですから、毎日のメイクや日焼止めクリームやホコリや雑菌をきちんと落とさなくてはいけないことは、皆さまもご存じですね。

でも。
ここからが本題

クレンジングのチョイスを間違えると、肌荒れや湿疹の原因になるばかりか、その後のシミや黒ずみの原因にもなるのです

まず、しっかりメイクをしたり、濃いめのアイメイクをしている方は、オイルクレンジングを選ぶと良いです。
オイルクレンジングはメイクオフのパワーが強く、きれいに落ちます。
一方で、界面活性剤の量が多く、肌ダメージが強いので、敏感肌やアトピー性皮膚炎や花粉症のある方には向きません。
皮膚科に縁のない丈夫な肌をお持ちの方は、使いやすいと思います。

敏感肌の方は、メイクは薄めにして、ミルククレンジングやジェルクレンジング、クリームタイプが刺激が少なめで良いと思います。
ただ、いずれも洗い流すタイプが良いです。
ティッシュやコットンで拭き取るタイプは、摩擦で肌荒れが進み、かえって危険だからです。

シートに洗浄剤が含まれている拭き取りコットンタイプは、簡単便利な一方、肌の摩擦が強くアルコールなどを含む場合が多いので、肌荒れしやすくおすすめしにくいです。
敏感肌やアトピー性皮膚炎や花粉症の体質のある方は避けた方が良いですね。

今回、肌保湿研究所のYouTube動画ではこういったクレンジングのことをくわしくお話ししています。
健康な肌を守るために、正しいクレンジングのチョイスは欠かせません。
クレンジングで肌荒れして、その後ブツブツしてくると、クレンジングが原因と気づかずお化粧品が合わなかったと思いファンデーションを買い換える人も少なくありません。
でも、ぜひ、クレンジングのことをじっくり考えてみてくださいね

さて。
話は変わりますが、私はいよいよ重ね着をスタートしました。
急に寒さを感じると、すぐにエアコンを入れる方も知ると思いますが。
私は絶対に大反対
まずは重ね着です

ヒンヤリを感じる室内で、私はいま、靴下をはいて、ネックウォーマーをつけて腹巻きを一枚着ました。
もう、今はぽかぽかして、じんわりと汗をかき始めるくらいです。
これは、暖房による乾燥の予防だけでなく、秋や冬でも自分からの汗を誘導できるので、いっそう肌の乾燥を予防できます

これから本格的な寒さがやってきます。
安易に暖房ばかりにたよらないで丈夫な潤いのある肌を守るためのアドバイスをこれから続けていきますので、このブログにご注目くださいね

~~~おまけ~~~
肌保湿研究所のYouTube動画ではもう20本アップしています。
スキンケアは、健康な肌の基本です。
私は医師ですが、薬ばかりにたよりきっている治療にかねてから疑問を感じています。
だから、YouTube動画を通じて、正しいスキンケアを学んで欲しいのです。
20本の中から興味のあるものを選んで見てくださいね。
最近は、化粧品かぶれの原因、クレンジングの選び方をアップしました。
以前出した、メンズスキンケアの動画が予想以上に反響があります。
どうぞご覧くださいね。









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マスクのトラブルが増えています!!(その1)

2020年05月29日 07時28分24秒 | スキンケア
緊急事態宣言が解除されたと思ったら、全国でじわじわと感染者が微増しています
気を緩めすぎてはいけませんね

なので、これからもマスクを外すことはできないですね

ところで・・・。
当院では、マスクの下の皮膚のトラブルの患者さんがたくさん来院されます
昨年までもこういう患者さんは結構いましたが、今年は特に増加しています

これはコロナウィルス対策に夜マスクの着用の徹底によるもので、全国で増加しているようで、最近は報道番組でもよく特集していますね。

これから気温が上がり、マスクの下の肌の気温も上がり、トラブルはいっそう増えると思います

マスクの下の皮膚トラブルは以下のようなものです。
1、ほほが赤くなり、ぶつぶるしたりかゆくなる。
2、ニキビや吹き出物ができる。
3、ほほが赤くなりひりひりしたり、痛いこともある。
4,マスクの角の固い部分に赤みがでる。
5、ゴムの当たる耳の後ろに皮膚炎やかゆみがでる。

これから気温があがる季節になり、こういったトラブルはいっそう増える危険性があります

こういった症状は治療が必要な場合が多いです。
また、症状と肌質にあわせて、細かいアドバイスが必要です
肌質を見て治療いたしますので、ご相談ください。

マスクのお話は、長くなるので、次回に続きます

~~~YouTubeをご活用ください~~~
皮膚科医の立場から、治療に役立つ日常のスキンケアを、YouTubeでわかりやすくお伝えする活動を始めました
ためになる情報を、わかりやすく、面白くお伝えするよう工夫しています。
肌保湿研究所で検索してください。
皆さまの毎日の正しいスキンケアが、皮膚疾患の治療にも役立つと思い、頑張って作っています。
ぜひチャンネル登録してください。
新しいものが更新されてくるので、オススメです。
これまで、手荒れ、頭のかゆみ、ニキビなど・・すでに7本をオンエアしています。
本日アップ予定は、実はマスクトラブルです。
ためになると信じています。
ぜひ、ご覧くださいね

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スキンケアと花粉症の関係

2020年01月19日 18時37分53秒 | スキンケア
昨日雪が降って、真冬らしいお天気でした

でも、明日からの一週間は暖かくなりそうですね。
春は近づいていますね

さて。

春はスギ花粉症の季節ですね
まったく、憂鬱な問題です

今日はスキンケアのお話です。

当院は、皮膚科の治療を当然メインに行っていますが、スキンケアのみのご相談も積極的に行っています。
それは。
毎日のスキンケアを正しく行っていないと、様々な皮膚病や肌荒れの悪化につながるからです。
間違ったスキンケアを続けていると、皮膚病の治療もスムーズにいかず、余計な薬を必要としてしまうと考えます。

洗顔の仕方や、保湿化粧品の選択など、その方に合ったスキンケアのアドバイスも行っています。

毎年、春になると、実感することですが。
顔の湿疹や肌荒れの患者さんが急増するのです
まぶたが腫れたり、頬が真っ赤になったり、くちびるの皮がむけたり・・・こういった方がとても多くなります。

治療にのみ薬や塗り薬は必要ですが、早く効果をだすことと再発を防ぐためには、正しいスキンケアの知識はとても大切ですね

本格的なスギ花粉の飛散が始まる前に、正しいスキンケアの知識を持っていたいものですね

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丈夫な肌を作るために(その5)

2019年12月22日 09時14分57秒 | スキンケア
早いもので、12月もあと9日を残すのみとなりました

10年ぶりの風邪でぐったりしているうちに日が過ぎていったみたいで、なんだかやり残したことがいくつもあるような気持ちです

年内の診療は、28日土曜日までですが、この日はお薬の処方のみとなります。
多めに処方が可能なので、お申し付けください。
通常の診察は27日金曜日が最終です。
年末年始は多くの診療所や病院がお休みになりますので、少しでもご心配なことがあれば、この日までにご相談ください。

当院では、皮膚に安全で効果的な化粧品をいくつも取り扱っておりますが、12月に入ってまとめ買いの方が増えていますね。
アレルギーをおこしにくい基礎化粧品や石けんやシャンプー。
冬でもむれて匂う脇や頭の汗のにおいを抑えるクリームやシャンプー。
アンチエイジングに効果的な美容液。
シミや肝斑にぬる美白クリーム。
肌荒れでも使用できるファンデーション。
肌を傷めないクレンジング。
一年中使用するための日焼止めクリーム。
・・・・・など、さまざまな商品を取り扱っています。
これは、きれいで丈夫な健康的な素肌を保つために、毎日使用する基礎化粧品の選択が間違えてはならないという考えからです

シミやくすみ、小じわなどを気にされて受診する方も多いですが、実は大切なのは毎日の正しいスキンケアです

シミやくすみ、小じわなどがすべて年齢に伴うものと思い、早く効果の出る高い化粧品を買おうと思う方は少なくありません。

でも。

洗顔料でこすったり、クレンジングで摩擦したり、早くつるつるにしたくてピーリングしたり、なんとなくマッサージしたりをくり返している方は意外にも多いのです。
その結果、肌がヒリヒリして赤くなったり、かゆみを感じたりすることがあります。
実はこれは、とても怖いことなんです
これをくり返すと・・・・・実はシミや色素沈着や変なしわしわになってしまうからです

肌は安全な洗顔をすること。
その後、ゴシゴシこすったり摩擦せずに、シンプルで効果的な保湿ケアを行うこと。
これをくり返すうちに、丈夫な角質層が保たれていきます。
丈夫な角質層は、外部からの異物の侵入を予防し、その結果、潤いを保ち続けていきます。
つやのある、小じわの目立たない、健康な素肌作りのお手伝いも、立派な皮膚科診療の一環であると考えています

スキンケアのみのご相談も承ります。
最近は男性のスキンケアのご相談も増えてきました。
都会の冬は、砂漠以下の超乾燥ですから、当然と言えますね

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丈夫な肌を作るために(その4)

2019年12月18日 16時27分07秒 | スキンケア
やっと咳が止まりました・・・。

空気が乾燥していると、喉が治りにくく、咳が長引きました。
咳が止まり、やっと快適になりました

でも、もうエアコンはいやです
電車に乗るのも憂鬱だし、デパートにも行けなくなりそうです

さて・・・。

空気の乾燥と、エアコンやファンヒーターや床暖房といった部屋全体を暖める生活のせいで、患者さんの肌がかさかさガビガビになってきました
顔の肌のかさつきもひどいですが、特にひどくなってきたのが、手指のヒビキレです。
固くなった角質がパカッと切れて、とても痛そうです

当院では、顔のクリーム、ハンドクリーム、全身の保湿クリーム、かかとのひび割れクリーム、リップクリームの処方を行っています。
毎年、とても好評で、処方を希望される方がたくさん来院されます。

今年はこれに加え、院長が7年前に開発したしっとり!もちもち!オールインワンジェルを購入される方がとても多いです。

自分で開発しておいて、自慢するようで恐縮ですが・・・
このジェルの評価が、どんどん爆上げなんです

特に患者さんの方から教えていただいたご感想でとても増えていることがあります。
それは。
このジェルをハンドクリームとして使うと、ひび割れが早く治る!ということです。

とてもうれしいご意見ですね

これは、このジェルが、皮膚の角質層にたっぷりの水分をすばやく浸透させ、しかも長時間その水分が角質層にとどまるからなんです。
ぜひともお試しいただきたいと思います

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丈夫な肌を作るために(その3)

2019年12月16日 06時51分15秒 | スキンケア
皆さま、ご心配をおかけしました

10年ぶりの風邪をひいて、本当に久しぶりにダウンしました
発熱がものすごく久しぶりすぎて、回復はしたもののまだ多少ふらふらします
このところ、忙しすぎたかもしれません。
でも。何より一番の原因は。
電車やあらゆる建物(ホテル、飲食店、デパート)の過剰暖房です

エアコンをなるべくつけず、重ね着と貼るカイロで毎年快適に乗り越えてきた私ですが、先週の土曜日の都内での忘年会の際の、暑すぎる暖房の熱と屋外の厳しい冷気のせいで、ひどい温度差に体力がやられてしまいました

これからはいっそうエアコンをさけて、うまく温度調節をしながら体調管理に努めたいと思います

なので。。。
ブログは短め。

空気が乾燥するこれからの季節。
お肌に必要なのは、とにかく水分です

とはいえ、単に水分を飲んでもそれほど効果は出ません。
また、肌の上から水のスプレーをしても、かえって逆効果です。
さらにパサパサになります。

この続きは、また次回。
まだ、体力が完全ではないため、次回にじっくりお話ししますね

~~お知らせ~~
年内は、12月28日土曜日までとなります。
しかし診療は27日金曜日が最後です。
28日土曜日は、お薬のみの処方となりますので、お気をつけください。
12月は、年末の処方を行います。
いつもより多めの内服、外用薬の処方が可能です。
( ただし、内容によりご希望に添えない場合もありますので、ご了承ください。)

なお、来年は、1月11日土曜日より診療を開始いたします
例年より、やや遅いスタートになりますので、お気をつけください









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丈夫な肌を作るために(その2)

2019年11月30日 07時25分14秒 | スキンケア
ひどい乾燥肌の方が増えてきました

冬本番に入りかけたばかりなのに、今の時期でこれでは、この先が心配ですね

そもそも、乾燥肌とは、いったいどういうことでしょうか?
乾燥肌とは・・・皮膚の一番外側の角質層の水分量が減少した状態です。
皮脂・・というアブラは、高齢者では減少していますが、それ以下の年齢では季節にはそれほど関係しません。
ですから、アブラを塗っても大きな効果を期待できません。
最近のはやりのオイル美容などは、表面がオイルでべたべたするので、一瞬良いような気がしますが、角質層の水分量が上がるわけではないので、どうかな~と思います。

乾燥肌は、ふたつの原因で進行します。
ひとつは・・・・・発汗の低下
二つ目は・・・・・環境の湿度の低下

寒くなると、毎日の発汗が低下します。
身体の内側からの汗の量が大きく低下します。
そこに、エアコンやファンヒーター、床暖房といった部屋全体を暖める暖房の過剰使用により湿度が下がると、わずかに残っている角質層の水分が蒸発してしまうのです。

こうして、冬の乾燥肌が進行していくのです

だから、まずは、重ね着

このブログを書いている私の部屋は、14度です。
綿のTシャツ
暖かなインナー
ワンピース
ベスト
カーディガンの2枚重ね
腹まき
首にはネックウォーマー
足にはレッグウオーマー
重ね着しても寒い場合は、電気ストーブか、床暖房を一番弱めにつけます。

ショウガ入りのホットミルクティを飲んで、全身がじんわり汗ばんできました。
ちょっと暑いくらいに感じ始めています
温かい血流が全身を回り、顔の素肌もしっとりしてきました。
これが私の究極の美容法なんです
保湿クリームの効果も上がりますし、乾燥小じわも減らせますね。

この続きは、また次回に書きますね

~~お知らせ~~
年内は、12月28日土曜日が最終となります。
28日土曜日は、お薬のみの処方となりますので、お気をつけください。
12月は、年末の処方を行います。
いつもより多めの内服、外用薬の処方が可能です。
( ただし、内容によりご希望に添えない場合もありますので、ご了承ください。)

なお、来年は、1月11日土曜日より診療を開始いたします。
例年より、やや遅いスタートになりますので、お気をつけください




















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丈夫な肌を作るために(その1)

2019年11月28日 07時57分45秒 | スキンケア
寒い日々が続きますね

あちこちで紅葉が進み、色とりどりに色づく木々の美しさを楽しめる季節です

このブログを書いている私の部屋の温度は今17度です。
私はこのくらいでは暖房はいっさいつけません。
足にレッグウオーマーをつけ、カーディガンをはおり、膝掛けをつけて、ぽかぽかしてきました
温かい血流がじわじわとめぐり始めました。

こうして自分の身体を、暖房をつけずに重ね着で暖めると、良いことずくめです

電気代が節約できます
全身にじんわりとほんのりと汗をかき、乾燥しにくくなります。
顔のお肌も潤います(肌老化を予防しますね。スキンケアのお金も節約できます。)
空気が乾燥しにくくなるので、風邪をひきにくくなりますよ。

そうなんです
あちこちでがんがんエアコンをかけまくっているので、鼻炎や咳がひどい方が増えてきました。
インフルエンザにもかかりやすくなります。
お肌は乾燥し、高価な化粧品を塗りまくってもカピカピが改善しません。

前置きはここまで。
次回は、効果的なスキンケアについてお話しします

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暖房をつける前に

2019年11月19日 07時32分13秒 | スキンケア
だんだん寒さを感じる季節になってきましたね

クリニックにはすでに乾燥肌のご相談が増えてきました

まだ暖かい気温の日もあるのに、電車やデパートなどにエアコンが強く効いていることが多くなっています。
「まだ早いだろ!!」
と突っ込みを入れたくなります

近年つくづく思うのですが・・・東京の冬は砂漠以下の湿度の生活で、世界で一番乾燥がひどいのではないかと感じます

都会の生活は、夏は猛暑の日が増えがんがんクーラーをかけて室内で過ごすことが多くなり、秋から冬は長い期間エアコンなどの室内をぽかぽかに暖める暖房の中で生活します。
昭和の子供に比べて平成生まれの子供は屋外での運動が減り、室内でゲームなどであそぶケースが増加しています。

そのせいで、運動能力の低下が危惧されていますが、同時に、発汗の機能も下がっているようです
つまり・・・。
上手に毎日発汗していないので、汗をかくにくくなっているのです。

その結果、初夏には熱中症になりやすくなり、これからの季節はすぐに乾燥肌になってしまうのです

皆さまにアドバイスです

室内でちょっと寒いな・・・と感じたら。
すぐにエアコンをつけるのではなく、まずは一枚羽織るとか、靴下をはくとかしてください。

最近の子供は、運動不足で発汗の機能が落ちていいるのに、冬はエアコンや床暖房などのぽかぽかの部屋で裸足で薄着の生活をしがちです。
これでは全身が乾燥し、かゆみや湿疹だけでなくアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症や喘息にもなりやすくなるのです

暖房をつける前に・・・まずは洋服や靴下などで調節する工夫をしてください。
これ、すごく大切です。
お子様が一生アレルギーの治療を必要とすることをなんとか食い止めたい・・・と思うのです

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保湿オタクな医者のひとりごと

2019年06月10日 07時07分24秒 | スキンケア
皮膚科学会に出席して参りました

まるまる4日間の勉強合宿でした
さすがに少々疲れ気味です。

さて・・・。

近年、保湿ケアはもう日本人にとって当たり前になりました。
いまや、女性だけでなく、若い男子から成年男性もお肌に保湿ケアをするのが普及しています。
また。
生まれた途端の赤ちゃんから、全身の保湿ケアをするのが、常識にもなっていますね

ただ。
やたらに肌に塗りたくっていれば良いわけではないんです。
肌にたくさんのベタベタを塗り重ねると、かえって肌トラブルのもとにもなってしまうんです

その方のお肌に合わせて、正しいアドバイスを行っています
正しいスキンケアを行うのが、あらゆる皮膚病の予防にもなるし、また、皮膚の老化を予防することにもつながるのです。

スキンケアのアドバイスも行っています。
お気軽にご相談ください

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