午前中は生物多様性や植物関係の講座。(以後の記述の正確性は?です)
生物多様性 適度な攪乱を受ける方が生物の種類は多くなるという仮説。これはそうかなと思った。
少ない生物量であっても生態系へ大きな被害を与える生物(キーストーン種)「ヒトデ」を取り除いたら、影響を受けていたいくつかの生物「イガイ」と「カメノテ」が占有し、他の「カサガイ」「フジツボ」減少する生物があること。
外来生物オオクチバスを除去すると、天敵がいなくなり、在来種も増えるが「アメリカザリガニ」も増えて「ヒシ」に被害が出て減少した。
などの話もあった。なかなか複雑なことだ。
個体数が減少によって、遺伝的に均質化が起こり、近交弱性から減少から絶滅に至るという種の絶滅の仕組み。
なるほどと思うものもあり、ではどうすればいいの?と思うこともあった。
初めて聞く生物用語も出てきて、学生に戻った気分。(落ちこぼれ学生) ちょっと消化不良です。
午後は近くの講演で観察会。
冬の樹木やロゼットの観察
ハンノキ 雄花穂が目立つ。雌花も見えた。 ヤマモモ 雄花序(雄花)蕾
ヒメジョオン ロゼット ブタナ ロゼット
こんな小さくて花をつけていたフラサバソウ トゲミノキツネノボタン群生 花はまだ。
カスマグサ 根に付いていた根粒。この中にはバクテリアが共生している。
根粒菌は大気中の窒素をアンモニアに変換し(窒素固定)植物の生育に欠かせない窒素を(マメ科)植物に供給。
代わりに、根粒菌は植物が光合成で生産した炭水化物を得る。
根粒の色は薄いピンク色。これはヘモグロビンの色で、根粒バクテリアの窒素固定がスムーズにいくように植物が作っているらしい。
これも未消化・・とにかく、人間のように脳みそもない植物やバクテリアもいろいろ考えているのには驚きます。