みどりの野原

野原の便り

3月19日 高取ひな祭り

2017年03月19日 | Weblog
毎年、町をあげて行われている高取町のひな祭り。
午後から行ったがすごい人。近くの駐車場は満杯で、ちょっと遠かった。

約100軒のお家が雛飾りを出しておられるらしい。
右、左 気になるところを覗きながら町を歩いた。

思い出のある雛飾りや昔からの雛、見ごたえがある。

 
     岐阜から来たという土雛           外島家のお雛様
説明によると 『大和の豪族十市氏の重臣、外島加賀守が松永久秀との戦いに敗れ、三輪郷に居を構えた。江戸時代には三輪商人として材木商や両替商で財力を蓄え、町人だけでなく高取藩にも貸し付けた記録が残っている』『そんな頃にこのひな人形が外島家に来た』そうだ。
『大正時代に水害に遭い、蔵も水に浸かり、長持ちに入っていたこの雛だけが難を免れた』とのこと。『屏風や台などは水でぐちゃぐちゃになって捨てられた』そうだ。『飾ってもらってうれしい気持ちでいっぱいです』と雛人形の気持ちが書かれていた。

夢想館の庭を覗いてみたら奈良の生薬「大和当帰」を煎じた湯で足湯ならぬ手湯?手を浸せるようになっていた。しばらく手を浸しているとつるつるに。当帰のいかにも効きそうなニオイが帰るまで続いた。


鉢植えの「大和当帰」展示 漢方薬に使われたり、入浴剤にも使用される。

薬の町として有名な高取町は薬の製造業が多い。 又、江戸時代から置き薬として各地を行商して歩く売薬も盛んで、現代の配置販売に続いている。

 
昔の「置き薬」の箱はこんなんだったのか。  
引き出しの中にいつも気になっていた「みみず一風散」が入っていた。
成分表の中に「地竜エキス」とあるのがみみずの成分。
お~やっぱり「みみず」が入っているんだ。この薬は鎮痛剤らしい。今も売ってるのかな?

 
懐かしい「かきもち」 家の座敷の天井に吊るしてあったのを懐かしく思い出す。
 右)人通りの盛んな通りの上の電線にイソヒヨドリがとまった。ひな人形が見たいのかも。


漢方薬局の店先にはお雛様とともに漢方薬に使われる秤や薬研や土瓶が並んでいた。

紙雛や布雛・ガラス雛・・いろんな手作り雛も展示してある。

 
折り紙の「百人一首」百体並ぶと壮観だ。すごい。写真は「小野小町と蝉丸」
同じ作家さんのミニチュア雛もあった。お道具も皆和紙で作られている。
 右)小さくてもお道具の引き出しは開けられる。開けて見せてくださった。中には畳んだ着物が納まっていた。

 
手まりの展示。たくさんの手まりが並んでいた。写真はごく一部。こんなにいろいろの模様ができるとは。  右)ビンの中に手まり。??どうやって?
作家さんが秘密を教えてくださった。  内緒です。

そんなこんなで・・毎年開かれるひな祭も、年によって工夫されているので飽きません。
野菜などを買って帰った。
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