みどりの野原

野原の便り

(5) マダガスカル 11月20日③-2 アンツカイ植物園

2008年12月12日 | Weblog
チュレアールのアンツカイ植物園は1980年スイス人が作った
プライベートの植物園。

 

サラさんという女性ガイドが案内してくれた。
4haの園内には900種の植物があり、その90%は固有種、その内
80%は薬草になると説明があった。

ユーフォルビアやバオバブやゾウノアシ他いろんな植物があった。
この旅でたびたびお目にかかるユーフォルビアはトウダイグサ科の
属の一つで、1年草・多年草・草・木・多肉植物などいろんな形態を持つ。
砂漠に生育するものは葉が退化し、茎が多肉になり、トゲのあるサボ
テンそっくりなものが多い。

 
     ユーフォルビアの中を歩く 多くの種類がある 

 
モリンガ バオバブかと思ったが葉が違う   実

種は川の水を浄化し、殺菌力がある。と説明された。

モリンガはネットで調べたら、マルンガイ(フィリピンのタガログ語)
というので出てきた。
西洋わさび科で豊富な栄養と薬効・水や空気の浄化・種子はオイル
や香水に・・となどで奇跡の植物として、栽培され、お茶のように
して販売されているようだ。花も葉も実も食べられ無駄のない植物
らしい。

  
タコノキ(ディディエレア科) ゾウノアシ(キョウチクトウ科)
                    バオバブではない

タコノキと言うと、沖縄などで見る アダンのようなもののことを
思い出す。それとはまったく違うもので、ディディエレア科。
サボテンのようにトゲトゲで間に小さい丸い葉がある。
何本のの茎が伸びて、タコの足のようなところからの名前のようだ。
乾季には葉を落とし、雨季には葉をつける。汁は毒とのこと。
ちなみに、今11月は雨期のはじめと聞いている。

 
    ゴマ科のトゲトゲの実   鮮やかなオレンジの実(ムラサキ科) 

鳥もたくさんいて、賑やかに鳴いていた。


レストランの近くの木にいっぱい草で作った鳥の巣がぶら下がっていた。
ニシマダガスカルハタオリドリの巣だという。

古い巣もあるが、その1つは鳥が巣の下から盛んに出入りして私たち
を楽しませてくれた。頭が黄色くてきれい。

国鳥のマダガスカルオウチュウ・M サンコウチョウ・Mシキチョウ・
ハシリジカッコウなど固有種の鳥を何種も見た。

前見たのとは違う種類のカメレオンやトカゲも間近にみた。
ここに住み着いているらしい。


帰ってから調べたらブキオトカゲ(イグアナ類 ブキオトカゲ科)
らしい。
尾が鎧のような鱗状になっていて、恐竜を思わせる。
マダガスカルこの旅行中よく見た。マダガスカル固有種とのことだが、
ネットでは爬虫類ショップで売られている。なぜ?

お昼は植物園のレストランでチーズスパゲティやサンドイッチを食べる。
スパゲティはやわらかくてハッキリ言って・・おいしいとは言いにくい。
やわらかいフランスパンに卵を挟んだサンドイッチも、う~~ん。
その上うるさく飛び回るハエを追いながらの食事。
ハエ、気にならないのかなあ。

 
      涼しそうな草葺き屋根        レストラン

ガイドさんが注文したこぶ牛のステーキを1切れもらった。これが一番
ましだった。

午後はR7でイサロ国立公園のあるラヌヒラの町までドライブ

長くなるので次に続く。
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