みどりの野原

野原の便り

6月3日 長居公園・植物園 ポピー 赤星病 ユーカリハムシ カロリナポプラ綿毛  

2018年06月03日 | Weblog

久しぶりの観察会で長居へ。今日は当番

だいぶ早く着いたのでいつものように長居公園園路でいろいろ見る。

 
  ヒシバデイゴ 今から見ごろ    グレビリア ロブスタ 今年は花が少ないようだ。

ヒトツバタゴはここで花を見たことはない(日が合わない)が果実が出来ていた。
セイヨウトチノキの高い枝先には果実。アズキナシやタラヨウも果実


スモークツリー紅白 (満開とはいわないか)ビヨウヤナギやキンシバイも花盛り。


花と緑の情報センターに付いたが、まだ時間があるので、ちょっと横の方へ。

 
コガネノウゼン(イペ)の毛むくじゃらの果実がぶら下がっていた。
                     右)アカンサス

花と緑の情報センター前にはたくさんの花が飾られていた。
 
     スカシユリ            ホタルブクロ

他、アジサイいろいろ・バラ・アマリリスなど・・

全員集合して、植物園へ。

お昼の弁当を挟んでぐるりと回った。

ヒメコウゾ果実 満開のサンゴジュ クスノキ果実 ユズリハ・・

 
ポピーが満開 種の出る隙間を観察  ハマナスの花と果実(偽果)コアオハナムグリが花芯に頭を突っ込んで無心に花粉か蜜を食べていた。そんな無防備では捕まってしまうよ~。

 
ユーカリの樹皮をめくってみたら・・ユーカリハムシの幼虫がいっぱい。
若葉をかじっている幼虫もいた。落ち葉もかじり跡だらけで、無傷のものはない。
      右)ボケは果実(偽果)が出来ていたが、葉は赤星病に感染していた。
赤星病はバラ科などにサビ菌が寄生することによる病害。
夏にはバラ科のリンゴ・ナシ・ボケ・・などに病変が起こる。そして、冬には胞子が飛んでビャクシン属に移り、冬胞子を作って、春になるとまたバラ科へと繰り返す。
リンゴやナシに感染すると果実に被害がでるので、果樹園の多いところでは、条例で近くにイブキなどを植えることを禁じているところもあるそうだ。

昔はイブキの垣根が近くにあり、冬胞子を見たことがある(雨に濡れるとオレンジのセリー状になる)が、最近は見たことがない。

 
   鈴なりのロウバイ        メタセコイアの葉を観察していて、
この小片が1枚の葉である証拠に「短枝を水に挿しておくと葉腋から芽が出るらしいので、家で挿している」と話をしていたら、一人のメンバーが小枝を持ってきてくれた。
見つけてくれた短枝の葉腋には確かに芽のようなものがあった。
見つけてくれた人の観察眼に感嘆。すばらしい。

家で差したものはまだ一向に変化がない・・

 
カロリナポプラの根元や近くは飛び散った綿毛で雪が積もったようだった。


最後にアジサイ園を回り、博物館前へ。

この後、博物館を見学して自由解散となる。

私は2階のミニ展示「帰化植物の調査プロジェクト」などを見た。
新種の外来生物もぞくぞく見つかっている。


このごろどこでも見られるようになったアメリカオニアザミ
この標本は2mを越す。こんな大物にはまだお目にかかったことはない。

縄文時代の植物食も面白かった。
あくの強いものや毒のあるものも、あく抜きや水にさらすなどして食べていたらしい。


どんぐりなどを生のままで貯蔵して使っていた。

縄文時代にもヒョウタンやエゴマ・アズキ・ソバ・クリなど栽培をしていたという。
すごいなあ。
 

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