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志位氏は共通政策、政権協力、選挙協力の三つがそろい、本気の共闘態勢で総選挙に臨めるのは市民の力のおかげだと強調しました。

2021-10-25 | 世直し文化・野党共闘

2021年10月24日(日)

多様性の統一で新しい政権を

未来を変える市民と野党街宣

志位委員長・立民 枝野代表訴え

 市民グループによる「UNITE FOR OUR FUTURE 未来を変えるための市民と野党街宣」が23日夜、東京・新宿駅東南口で開かれ、日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表が、自民党政治を変えようと訴えました。


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(写真)市民と野党の街宣で訴える志位和夫委員長=23日、東京・新宿駅東南口

 志位氏は「みなさんの大きな力がはたらいて、野党がそろってたたかう態勢がつくられました」と述べ、共通政策、政権協力、選挙協力の三つがそろい、本気の共闘態勢で総選挙に臨めるのは市民の力のおかげだと強調しました。

 志位氏は、4野党党首と市民連合が合意した20項目の共通政策は、安保法制の違憲部分の廃止、従来の医療費削減政策の転換、選択的夫婦別姓はじめジェンダー平等、原発のない脱炭素社会など豊かな政策だと紹介。日本共産党と立憲民主党が党首間で合意した政権協力は「共通政策を実現するための立派な合意です」と力説し、選挙協力で289の小選挙区の7割で野党が一本化できたのは、「みなさんが6年前から『野党は共闘』と声をあげ続けてくれたおかげです」と語りました。

 志位氏は「野党はそれぞれ異なるところもありますが、互いによく理解し合い、リスペクトして、一致点で協力することが一番強い。それが多様性の統一です。多様性の統一で新しい政権をつくろう」と呼びかけ、「あなたの1票で政治は変えられる。政権交代を始めよう」と力強く訴えました。

 枝野氏は「党派を超えて、いまの政治をまっとうにしないといけない。いざというときに支えになる政府を取り戻さないといけない。その政治を変える力を持っているのはあなたです。一緒に政治を変えましょう」と訴えました。社民党の福島瑞穂党首のメッセージが代読され、れいわ新選組の渡辺てる子氏があいさつしました。

 夫婦で育児休暇をと呼びかける「ペア休」発起人の境野今日子さんは、夫が育休を取得しようとしたら会社から拒否されるなど、この社会にはいくつものジェンダー不平等があると訴え。「みんなでこの景色を変えませんか。そのためには、おじさんばかりの国会に多様性が必要です」

 反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんは「今日も10円しかないとSOSでの電話がよせられた。生存権を守るためには、与野党逆転が必要です」と訴えました。

 国際環境NGO「350.org Japan」のメンバー・荒尾日南子さんは、若者をはじめ気候危機に関心がある人たちは選挙への関心も強いと述べ、「なぜなら、この問題を解決できる大きなチャンスだからです」と語りました。

 大学で非常勤講師をしている塩田潤さんは学費についてスピーチ。「私も奨学金という借金があります。これは社会の問題です」と訴え。長年、こうした政治をつくってきた自民党では解決できないと強調し、「だから政権交代が必要です。みんなで政治を変えよう」と呼びかけました。

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2度にわたる消費税増税は個人消費を落ち込ませ、日本は成長しない国になってしまいました。

2021-10-21 | 世直し文化・野党共闘

総選挙の公示

希望の政治をつくるチャンス

 総選挙が公示され、31日投開票に向け大激戦がスタートしました。野党が本気で共闘の態勢を築いて政権交代をめざす歴史的選挙です。格差と貧困を広げ、コロナ失政で感染爆発を起こした自民党・公明党にこれ以上政治を任せるわけにいきません。有権者の力で政治を変える絶好のチャンスです。

未来示せない岸田首相

 岸田文雄首相の第一声には、五輪開催の強行などでコロナの感染急拡大を招いた政治に反省の言葉はなく、検査拡大の具体策も示されませんでした。科学を無視したこれまでの対応を根本的に切り替えなければなりません。

 コロナで傷ついた社会、経済の立て直しとともに、どういう日本をつくるのかが問われています。

 9年間の「アベノミクス」で、大企業・富裕層がもうかれば庶民に分配が回る「トリクルダウン」などまったく起こりませんでした。2度にわたる消費税増税は個人消費を落ち込ませ、日本は成長しない国になってしまいました。首相は「成長と分配の好循環」と繰り返しますが、自民党総裁選で掲げた「金融所得課税の見直し」を先送りし、大企業優遇税制も改めようとしません。消費税減税も拒んでいます。自公政権では暮らしも営業も再建できません。

 庶民の暮らしを底上げする政治への転換が求められます。最低賃金を時給1500円に引き上げ、人間らしく働くルールを確立し、消費税を5%に減税することが急務です。不公平な税制を正し、大企業・富裕層に応分の負担を求めることが欠かせません。日本共産党は、弱肉強食の新自由主義を終わりにし、命と暮らしを何よりも大切にする政治をつくります。

 首相は「未来選択選挙」と言いますが、世界と日本の未来がかかる気候危機の打開について第一声で一言も触れませんでした。岸田政権は石炭火力発電から撤退する道筋を示さず、新増設すら進めています。地球の未来に責任を果たす政治に切り替えることが緊急に必要です。日本共産党は、省エネルギーと再生可能エネルギーの普及で2030年度までに二酸化炭素を最大60%減らす大改革を提案しています。

 岸田政権はジェンダー平等にも後ろ向きです。圧倒的多くの国民が求めている選択的夫婦別姓について首相は、公示前日の党首討論会でただ一人、賛成に手を挙げませんでした。男女の賃金格差解消に向けて企業に実態を公表させることにも首相は反対しました。

 世界で賛同の動きが高まっている核兵器禁止条約にも首相は背を向けています。唯一の戦争被爆国の政府としてあるまじき姿勢です。禁止条約に署名・批准し「核兵器のない世界」の実現の先頭に立つ政権をつくる時です。

有権者の力で変えよう

 日本共産党を含む野党共闘で政権選択を問う選挙は日本の政治史上初めてです。市民と野党4党が共通政策で合意し、共産党と立憲民主党はその実現のための政権協力に合意しました。7割以上の小選挙区で候補を一本化し、与党と1対1の構図でたたかいます。自公政権を終わらせ、新しい政権を築きましょう。

 ぶれず、誠実に共闘発展に力を尽くしてきた日本共産党の躍進こそ、安心と希望の新しい政治を切り開く最大の力です。

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「とくに『新政権』において両党が協力していくことが合意されたことは極めて重要な前進です。こうした合意を得られたことを心からうれしく思っています」と語りました。

2021-10-01 | 世直し文化・野党共闘

政権協力で合意

共産・志位委員長と立民・枝野代表が会談

 日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表は30日、国会内で会談し、(1)次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する(2)「新政権」において、市民連合(「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」)と合意した政策を着実に推進するために協力する。その際、日本共産党は、合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする(3)両党で候補者を一本化した選挙区については、双方の立場や事情の違いを互いに理解・尊重しながら、小選挙区での勝利をめざす―とした3点(別項)で両党が協力することで合意しました。会談には日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の福山哲郎幹事長が同席しました。


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(写真)会談する志位(中央左)、枝野(中央右)の両氏。同席は小池(左)、福山の両氏=30日、国会内

 会談では、冒頭、枝野氏が、総選挙での両党の協力について3点を提案したのに対して、志位氏は、「全面的に賛同します。枝野代表の決断に敬意を表します」と応じ、両党の公式の合意として確認されました。

 志位氏は「今回の党首合意は、市民と野党の共闘を大きく発展させる、画期的な内容になったと思います」と述べ、「とくに『新政権』において両党が協力していくことが合意されたことは極めて重要な前進です。こうした合意を得られたことを心からうれしく思っています」と語りました。

 また、日本共産党の99年の歴史でこうした合意を得て総選挙をたたかうのは初めてのことだと述べるとともに、2015年9月に国民連合政府を呼びかけて以来、市民と野党が協力して新しい政権の実現を訴えてきたが、「それに向けて大きな一歩を踏み出す合意を得られたことを、重ねて心から歓迎します」と表明しました。

 さらに、この間、党として「閣内協力も閣外協力もありうる」と表明してきたと述べ、今回の「限定的な閣外からの協力」という合意に「とても満足しています」と表明。合意で「新政権」における協力を確認した市民連合との共通政策は、「あれこれの部分的な政策ではなく、9年間の『安倍・菅自公政治』をチェンジする要となる政策がしっかり盛り込まれている」として、「『新政権』において、そうした政策の実現のための協力が合意されたことの意義は大変に大きいと考えます」と述べました。

 その上で「この合意を力にして、協力して選挙に勝ち、政権交代を実現し、新しい政権をつくるために全力をあげる」と表明しました。

 会談では、枝野氏から4日の首相指名選挙での投票の要請もあり、志位氏は「こういう内容が合意された以上、当然、枝野代表に投票します」と答えました。また、臨時国会では、本会議での代表質問にとどめず、予算委員会での一問一答で国政の基本争点を明らかにして国民の審判をあおぐべきことを、党首レベルで発信していくことでも合意しました。

■党首会談での合意事項

 両党は以下の点を協力することで合意した。

1、次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する。

2、立憲民主党と日本共産党は、「新政権」において、市民連合と合意した政策を着実に推進するために協力する。その際、日本共産党は、合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする。

3、次の総選挙において、両党で候補者を一本化した選挙区については、双方の立場や事情の違いを互いに理解・尊重しながら、小選挙区での勝利を目指す。

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志位氏は、「国民民主党も含めて協力してやっていきたいというのが私たちの気持ちです。政党だから違いがあるのは当たり前です。違いはそれぞれ主張しながら、やっぱり一致点をよく見極めて、団結していく・・

2021-09-25 | 世直し文化・野党共闘

2021年9月25日(土)

自公政権を倒すという大局に立って結束を

テレビ朝日番組 志位委員長が発言

 日本共産党の志位和夫委員長は24日、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」に他の野党党首らとともに出演し、総選挙に向けて野党共闘の推進やコロナ対応、原発・エネルギー政策、経済政策と消費税減税について語りました。立憲民主党の江田憲司代表代行、維新の会の片山虎之助共同代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が出演しました。


 志位氏は、総選挙に向けた野党共闘について、日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組の野党4党と市民連合の合意文書について「大変画期的な合意」「安倍・菅政治のチェンジとなる政策」と強調。「あとは、この政策を実行する政権をどうやってつくっていくかだ」と述べました。志位氏は「政権選択の選挙でもある総選挙ですから、選挙協力をする各党がどういう政権をつくるのか。このビジョンを示しませんと、国民に責任ある態度とはいえませんから、ぜひ近々に話し合って、結論を得たい」と述べました。江田氏は「立憲民主党に投票したら、どういう政権の枠組みができるのかを明確にしないと無責任だと思います。これから党首同士、幹事長同士で話し合っていただくということだ」と述べました。

 コメンテーターの玉川徹氏が、野党が総選挙で与党に勝つためには「小異を捨てて大同につけるかだ」と述べたのに対し志位氏は、日米安保条約の廃棄など不一致点は共闘に持ち込まないと述べ、「“大異”があっても横に置いて大同につく。みんなで力を合わせて、いまの自公政権を倒すという大局に立った行動が必要だ」と強調しました。

 志位氏は、「国民民主党も含めて協力してやっていきたいというのが私たちの気持ちです。政党だから違いがあるのは当たり前です。違いはそれぞれ主張しながら、やっぱり一致点をよく見極めて、団結していくという立場が野党は大事だ」と語りました。

 コメンテーターの長嶋一茂氏は「野党の方たちに頑張っていただけたら国民への信頼回復は起きると思いますし、いま体たらくな部分が自民党にあります。チャンスではないか」と述べました。

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総裁選:全候補が一致しており「安倍・菅政権を自民党幹部や主要大臣として支えてきた人ばかり。野党がしっかりと対抗する政権構想を示し、政権交代で政治を変えようと訴えていきたい」

2021-09-25 | 世直し文化・野党共闘

野党がしっかり政権構想示し

政権交代で政治を変えよう

BS番組 小池書記局長が出演

 日本共産党の小池晃書記局長は22日夜放送のBS日テレ番組「深層NEWS」に出演し、自民党総裁選や総選挙の争点などについて、司会者からの質問に答えました。立憲民主党の江田憲司代表代行も出演しました。

総裁選、具体的コロナ対策ない

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く下での自民党総裁選について、小池氏は「国民の最大の関心事はコロナをどう抑え込むかなのに、自民党の総裁候補は誰も菅政権のコロナ対策の問題点も、具体的な緊急対策も示していない」と批判。憲法改悪や原発再稼働推進では全候補が一致しており「安倍・菅政権を自民党幹部や主要大臣として支えてきた人ばかり。野党がしっかりと対抗する政権構想を示し、政権交代で政治を変えようと訴えていきたい」と語りました。小池氏と江田氏はともに、早急に国会を開きコロナ対策を議論すべきだと主張しました。

 自民党総裁候補から格差是正や新自由主義への反省が出ていることについて、司会者は日本共産党の政策との類似性を質問。小池氏は「一緒なのは言葉だけで、あちらには具体策がない」と強調しました。雇用の流動化の名で正規雇用を非正規雇用に置き換えてきたことが労働分配率を低下させたのに、その転換や最低賃金の抜本引き上げへの言及がなく、河野太郎規制改革担当相からはさらなる雇用の規制緩和や法人税減税の主張が出ているとし「逆に格差を広げることにしかならない」と批判しました。

ケアを支える政治へ転換訴え

 小池氏は、日本共産党が同日発表した「新経済提言」で新自由主義を終わらせると訴えたことについて「コロナの経験を踏まえて、命と暮らしを守る政治に転換していこうというものだ」と紹介。ケアに冷たい政治からケアを支える政治への転換▽非正規雇用を増やしてきた雇用政策の転換▽消費税減税、富裕層・大企業への優遇政治の転換―などを、具体的な財源も示して説明しました。

 江田氏も富裕層・大企業への増税による所得再分配が必要だと語りました。

 河野氏が全額消費税による最低保障年金を主張していることについて、小池氏は、最低保障年金は必要だが、消費税を財源とすることには反対だと表明しました。さらに、いまの年金の緊急問題は、マクロ経済スライドが当初の想定以上に長引き、基礎年金が最終的に3割も目減りすることだと指摘。マクロ経済スライドを撤廃し、その財源を厚生年金の保険料の上限引き上げや積立金などによって賄う党の提案も示し「基礎年金の目減りを緊急に止めたうえで、最低保障年金の実現に向かうべきだ」と語りました。

 総選挙の野党共闘の在り方について小池氏は「総選挙では、どういう政権をつくるのか、国民に形を示すことが今の野党の責任だ」と指摘。同時に「選挙協力にあたっては、新しい政権への日本共産党の協力の形態について、一定の合意がなければいけない」と語りました。

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「命と暮らしに無頓着な政治を、これ以上続けるわけにはいかない。戦争法の強行で憲法と政治を壊した安倍・菅政治を支えてきた自民党・公明党の政権を総選挙で退場させよう」

2021-09-20 | 世直し文化・野党共闘

違憲の安保法制 政権交代で廃止しよう

憲法と政治壊した自公政権は退場を

田村副委員長らあいさつ

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(写真)市民・野党代表とともに訴える田村智子副委員長(右)。右から3人目は菅直人衆院議員(立民)=19日、国会正門前

 戦争法=安保法制の強行成立から6年となる19日、自公政権の退陣、総選挙での市民と野党の勝利に向けた国会前行動が行われ、日本共産党の田村智子副委員長、立憲民主党や社民党の代表が連帯のあいさつを行いました。

 田村氏は「6年間、共闘を前へという努力によって、4野党が市民連合と総選挙での共通政策に合意し、党首がそれぞれ政権を代える決意を表明した。総選挙で政権交代を実現し、新しい政治へと踏み出そう」と訴えました。

 田村氏は、野党が要求する臨時国会召集を自公政権が拒否する中、事業者の廃業、医療崩壊によって自宅で亡くなる人が相次いでいると指摘。「命と暮らしに無頓着な政治を、これ以上続けるわけにはいかない。戦争法の強行で憲法と政治を壊した安倍・菅政治を支えてきた自民党・公明党の政権を総選挙で退場させよう」と呼びかけました。

 立民の菅直人衆院議員は、「この集会を総選挙での政権交代のスタートとし、総選挙で政権交代を実現しよう」と呼びかけました。

 ビデオメッセージを寄せた社民の福島瑞穂党首は、「コロナで人々の命が軽く扱われた。そういう政治は戦争への道につながっている。野党と市民の力で政権交代を実現し、戦争法を廃止しよう」と訴えました。

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43都道府県から参加し、4野党と市民連合が共通政策に合意したことをうけ、総選挙での勝利と政権交代にむけた各地の革新懇の取り組みを交流しました。

2021-09-16 | 世直し文化・野党共闘

政権交代へ経験交流

全国革新懇が事務室長会議

穀田氏が報告

 平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)は14日、オンラインで都道府県革新懇事務室(局)長会議を開きました。43都道府県から参加し、4野党と市民連合が共通政策に合意したことをうけ、総選挙での勝利と政権交代にむけた各地の革新懇の取り組みを交流しました。

 今の政治状況や総選挙の意義を報告した日本共産党の穀田恵二国対委員長は「菅首相の政権投げ出しは、国民の怒りが追いつめた結果だ。確信をもとう」と呼びかけ。自民党総裁選の候補は安倍・菅政治の共同責任者で、「誰が総裁になっても変わらない」と批判しました。

 穀田氏は、総選挙の意義を(1)コロナ禍の下で命がかかった選挙(2)安倍・菅政治の総決算とチェンジを図る選挙(3)政権交代に挑戦する選挙―と述べ、「日米支配勢力からの激しい逆流を打ち破ることなしに(政権交代は)実現できない」と指摘。革新懇の各地の草の根活動の重要性を訴え、革新懇運動が「政権奪取をめざす今も、政権をとった以後も重要な役割を果たす」と述べました。

 全国革新懇代表世話人の小田川義和氏が、総選挙勝利に向けた取り組みを報告。共闘の到達点や野党連合政権の必要性を革新懇に参加する市民・団体に伝えることや、各地の「市民連合」との連携強化、無党派層に接近するキャンペーンの具体化、総選挙の取り組みを伝えるニュースの発行、比例の重視、革新三目標をめざす勢力の躍進、総選挙を通じた革新懇の組織づくりなどを提起しました。

 香川県革新懇の泉敏裕さんは、総選挙で「共同をさらに発展させ、四国ブロックの過半数の議席を野党が獲得しようと議論している」と発言。ジェンダー平等が大きな世論となっているとして「女性の議席ゼロを克服する党派を超えた取り組みが広がっている」と語りました。

 千葉県革新懇の柴田英二事務局長は、4日の総会での渡辺治一橋大名誉教授の記念講演が最高の視聴者数となったことを報告。「いよいよ総選挙という中で、市民と野党の共闘に高い関心が寄せられている」「さらに、8日の4野党と市民連合の政策合意もあって期待と元気が高まってきている」と述べました。

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野党の共闘は東京都議選で大きな成果を上げました。

2021-07-06 | 世直し文化・野党共闘

2021年7月6日(火)

野党共闘で重要な成果

都議選で大きな力発揮

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 野党の共闘は東京都議選で大きな成果を上げました。日本共産党が立憲民主党や無党派の幅広い市民などから支援を受けて5選挙区(文京区、豊島区、北区、日野市、北多摩4区)で勝利しました。一方、7選挙区(渋谷区、中野区、立川市、武蔵野市、小金井市、小平市、北多摩2区)では、日本共産党が支援・推薦した立憲民主党などの候補が当選しました。

 日野市(定数2)では、市民と野党の共同候補としてたたかった日本共産党の清水登志子氏が当選。前回(2017年)から得票数を4925票、得票率を12・65ポイント増やし、自民党の現職に競り勝ちました。文京区(定数2)では、前回215票差で惜敗した福手裕子氏が共闘の輪を広げ、得票数4033票増、得票率7・93ポイント増となり、自民の現職に勝利しました。北多摩4区(定数2)の原紀子氏も他党の議員や幅広い市民からの支援を受け、2265票増、10・43ポイント増でトップ当選を果たしました。

 日本共産党の米倉春奈氏(豊島区・定数3)、曽根肇氏(北区・定数3)も、市民と野党の共同代表として現有議席を守り抜きました。

 1人区でも共闘の力で議席を勝ち取りました。武蔵野市では、日本共産党の小池晃書記局長が応援に入った立憲民主党の五十嵐衣里氏が初当選。19年の参院比例票と比べると得票数は1万207票増、得票率は22・51ポイント上回りました。小金井市では共産・立民などが推薦する無所属の漢人(かんど)明子氏が、得票数1万8789票、得票率45・40%を獲得し、都民ファーストの会の現職を破りました。

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空港での水際対策、選手村、競技会場などでの感染対策が機能しているのかを現地調査を含めて点検していくもの。座長は立民の山井和則衆院議員、副座長には日本共産党の塩川鉄也衆院議員らがあたります。

2021-07-01 | 世直し文化・野党共闘

五輪総点検 野党チーム立ち上げ

国対委員長が合意

 新型コロナウイルスの感染拡大なかで政府が東京五輪・パラリンピックの開催を強行しようとしているのに対して、日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は30日、国会内で会談し、「東京オリンピック総点検野党合同チーム」(仮称)を立ち上げることを決めました。

 合同チームは、空港での水際対策、ホストタウンや選手村、競技会場などでの感染対策が機能しているのかを現地調査を含めて点検していくもの。座長は立民の山井和則衆院議員、副座長には日本共産党の塩川鉄也衆院議員らがあたります。また、全体の感染実態解明のヒアリングも行い、医療体制の逼迫(ひっぱく)や事業補償などの対策を迫っていくことや、ワクチン接種をめぐる政府の失政を追及することでも一致しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は「五輪中止を求めていく立場は変わらない。『五輪よりも命を大切に』と訴え、中止させるために最後まで力を尽くしたい」と語りました。同時に、「国民の不安に応え、五輪の感染対策を総点検することは野党として当然の責任だ」と述べました。

 会談では、経済産業省のキャリア官僚2人が家賃支援給付金の詐欺容疑で逮捕された事件についても野党として徹底的に追及していくことを改めて確認しました。

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英国で開催中の主要7カ国首脳会議(G7)について小池氏は「大国だけで世界の流れを決めていく時代ではない。中小国と市民社会とともに世界のあるべき姿を議論していくべきだ」と述べた

2021-06-15 | 世直し文化・野党共闘

国民には我慢、命より五輪の菅政権を倒し、

新たな政治に

小池書記局長が表明

NHK「日曜討論」

 日本共産党の小池晃書記局長は13日のNHK「日曜討論」で、16日に会期末を迎える通常国会対応などについて各党幹事長(代行)と議論しました。

 英国で開催中の主要7カ国首脳会議(G7)について小池氏は「大国だけで世界の流れを決めていく時代ではない。中小国と市民社会とともに世界のあるべき姿を議論していくべきだ」と述べた上で、菅義偉首相が東京五輪開催で「コロナ感染という難局を乗り越えていけることを日本から世界に発信する」と発言したことに対して「乗り越えてからいうべきことだ」と批判。「まず日本がコロナ感染を克服し、途上国にワクチンを提供する責任も果たすべきだ」と語りました。

国会会期延長

 野党が国会会期の大幅延長を求めたのに対し与党側は重要法案成立のめどが立ったとして「延長する必要はない」と述べました。小池氏は「国会は政府の通したい法案を通すだけのものでない」と反論。会期を3カ月延長し、コロナ対策や五輪開催の是非、補正予算の議論をすべきだとし、基本的人権を侵害する土地利用規制法案は廃案にすべきだがLGBT法案など通さなければならない法律もあると語りました。

 9日の党首討論で共産党の志位和夫委員長が「命をリスクにさらしてまでしてなぜ五輪を開催するのか」という、国民が一番聞きたい質問にも菅首相は一切答えなかったと述べ、「このまま国会を終わらせたら、国民に対する責任が果たせないことになる」と強調しました。

 小池氏は緊急事態宣言の延長について「変異株が広がり、医療の逼迫(ひっぱく)が続くもとで宣言解除していいのか」と述べ、宣言を解除するなら明確な基準と科学的根拠を示すべきだと主張。今年に入り122日間も緊急事態宣言が続いていることについて「もはや『緊急』の名に値しない」として、宣言を出すだけでやるべきことをやってこなかった菅政権の人災だと批判しました。

 やるべきことは明白だとして、大規模なPCR検査、ワクチン接種、医療機関への減収補填(ほてん)によるコロナ対応ベッドの増加、十分な補償と生活支援を挙げました。さらに、宣言が続き「もう耐えられない」と悲鳴が上がっている中で、持続化給付金の拡充・再支給、生活困窮者への給付金、住居支援の拡充、消費税減税が必要だと語り、「国会を延長して補正予算を組むべきだ」と重ねて強調しました。

 東京五輪について小池氏は、政府分科会の尾身茂会長が「今より感染リスクが高まるのはどう考えても普通だ」と述べていることを指摘し、「そうまでしてどうして五輪を開くのか。国民の命をギャンブルにかけるようなことは絶対やってはいけない。中止の決断を一刻も早くするべきだ」と語りました。

“政治とカネ”

 “政治とカネ”の問題で自民党の野田聖子氏が「反省」を口にしたのに対し、小池氏は河井案里氏、克行元法相も菅原一秀前経産相も疑惑について一切説明せず、自民党も菅首相も一言も国民に語らず、二階俊博幹事長は「ずいぶん政治とカネの問題できれいになっている」と述べたことを批判。「1億5000万円もの多額の政治資金の提供を自民党のだれがどこで決めたのか。原資は国民の税金である政党助成金ではないのか。まず政府・与党は国会で真相解明の責任を果たすべきだ」と強調しました。

 秋までに行われる総選挙で何を訴えるかを問われた小池氏は「国民には我慢ばかりを強い、命より五輪という政権を続けては命も暮らしも守れない」と強調。加藤勝信官房長官がコロナ禍は改憲の絶好の契機だと述べたことを「言語道断だ」と述べ、「総選挙で日本共産党が議席を増やすことが菅政権の問答無用の強権政治、命と暮らしをないがしろにする政治を止める力になる。市民と野党の共闘で政権交代を実現し、コロナ感染を封じ込め、国民の暮らしを立て直し、憲法を生かす新しいまともな政治をつくっていきたい」と表明しました。

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菅政権には痛撃となる一方、共闘の力で菅政権を追い詰め、倒し、新しい政権を目指すたたかいを飛躍させる大きな成果です。

2021-04-26 | 世直し文化・野党共闘

3国政選 市民と野党全勝

北海道2区 松木氏 長野 羽田氏 広島 宮口氏

菅政権に痛打

 衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙と参院広島選挙区再選挙が25日に投開票され、3選挙区で野党統一候補が勝利しました。菅政権発足後最初の国政選挙で、新型コロナ対策や安倍政権以来の政権中枢による金権腐敗、政治の私物化に対する国民の厳しい審判が下りました。広範な市民と野党は、三つの選挙区すべてで安保法制廃止・立憲主義回復を基本とする政策協定を結び、幅広い勢力を結集してたたかいました。日本共産党はどの選挙区でも、統一候補勝利のために全力を挙げ、最後まで奮闘しました。菅政権には痛撃となる一方、共闘の力で菅政権を追い詰め、倒し、新しい政権を目指すたたかいを飛躍させる大きな成果です。


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(写真)当選確実が伝えられ、支援者から贈られた花束を掲げる市民と野党の統一候補・松木謙公氏=25日、札幌市北区

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(写真)当選確実の報道を受け、市民や野党の代表ら支援者の祝福を受ける羽田次郎・野党統一候補(壇上青い上着)=25日、長野市

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(写真)当選確実が報じられ関係者から花束を渡される前に涙ぐむ、野党統一候補の宮口治子氏(右)=25日、広島市中区

衆院北海道2区補選

 北海道2区は、自民党の吉川貴盛元農水相=収賄罪で在宅起訴=の辞職に伴う選挙。松木謙公野党統一候補(62)=立憲民主党公認=が当選しました。自民党は候補を立てられませんでした。

 2016年4月の衆院北海道5区補選以来、築き上げてきた北海道の市民と野党の共闘がまた前進。「やったー」。札幌市北区の松木氏の選挙事務所に「当確」の報が伝わると拍手と歓声が湧き起こりました。松木氏が姿を見せるとひときわ大きな拍手と歓声で、駆け付けた市民と野党関係者が次々松木氏とグータッチを交わしました。

 選挙中「野党統一で頑張り、次は政権交代を目指す」と訴えた松木氏は、「戦争させない市民の風・北海道」や日本共産党を含む各野党に感謝を表明。駆け付けた支援者らに、PCR検査拡充などコロナ対策に全力をあげる考えを改めて表明しました。

 会場に駆け付けた「市民の風」の山口たか共同代表は、「共闘の成果が出ました。次の総選挙での共闘、政権交代に実るようあきらめないで頑張りたい」と語りました。

参院長野補選

 参院長野補選は、立憲民主党の羽田雄一郎氏が新型コロナ感染症により死去したことに伴うもの。雄一郎氏の実弟で新人の羽田次郎氏(51)が、立憲民主党公認、日本共産党、社民党推薦の野党統一候補としてたたかい、自民党新人との事実上の一騎打ちを制し、当選しました。

 羽田氏は市民連合と野党各党の間で、新型コロナ収束へ「国民の命と健康、暮らしを最優先した対策」「憲法9条改定に反対」などを盛り込んだ政策を締結。「子どもに自己責任を押し付けない政治」「ジェンダー平等社会」の実現などを街頭で訴え抜き、業界団体の締め付けなど組織戦で追い上げをはかった自民党元衆院議員の小松裕候補=公明推薦=をかわしました。

参院広島再選挙

 参院広島選挙区での再選挙は、19年参院選の大規模買収事件をめぐる河井案里前参院議員=自民党を離党=の有罪確定、当選無効に伴うもの。自民党本部と同広島県連の丸ごとの責任が問われた選挙で、市民と野党の幅広い支援を受けた野党統一候補の宮口治子氏(45)=諸派、新人=が自民党地盤の強い同地域で、市民と野党の共闘による勝利という歴史的勝利を果たしました。自民党公認、公明党推薦で元中央官僚の西田英範氏(39)との事実上の一騎打ちを制しました。

 宮口氏と県内の三つの市民連合は▽金権腐敗選挙の払拭(ふっしょく)▽日本政府への核兵器禁止条約参加要求▽安保法制廃止―などの政策協定を締結。日本共産党、立憲民主党など推薦・支援した野党が市民連合とそれぞれ同じ協定を結び、初の野党共闘のたたかいとなりました。

 

大義あるたたかいで勝利 重要な成果

3国政選 野党統一候補全勝

小池書記局長が会見

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(写真)記者の質問に答える小池晃書記局長=25日、党本部

 日本共産党の小池晃書記局長は25日、同日投開票された衆院北海道2区補選で松木謙公氏、参院長野選挙区補選で羽田次郎氏、参院広島選挙区再選挙で宮口治子氏の野党統一候補3氏が全勝したことを受け、東京都内で記者会見し、「多くの市民と力をあわせた大義あるたたかいで、三つとも勝利できたことは極めて重要な成果だ」と述べました。

 小池氏は、いずれの選挙でも菅義偉政権の新型コロナウイルス対策の無為無策への怒りに加えて、選挙の原因となった自民党の金権腐敗に「極めて強い批判の声が寄せられた」と強調。今回の結果を踏まえ、日本共産党として、東京都議選(6月25日告示、7月4日投票)と来たるべき総選挙での躍進、共闘勝利に向けて「全力をあげる決意だ」と表明しました。

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その選択の時に、立憲野党は、まとまって次の日本を切り開くための選択肢を提示する責務を負っています。市民連合はそのような位置づけから、立憲野党に次の行動をとるよう求めます。

2021-02-09 | 世直し文化・野党共闘

市民連合から野党への申し入れ(全文)

 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)が4~5日にかけて日本共産党など各野党に行った「立憲野党への市民連合からの申し入れ」の全文は以下の通りです。6日に、市民連合のホームページで公表されました。


 菅義偉政権による新型コロナウイルス対策が失敗を続け、あまつさえ与党政治家の不祥事や腐敗が次々と露見する中、立憲野党の議員の皆さんによる国会における追及と提案は、政治の暴走を防ぐために大きな効果を持っていることに、深く感謝いたします。

 もはや菅政権がこの危機に際して統治能力を持っていないことは明らかであり、今年秋までに行われる衆議院総選挙は、国民にとって危機を打開するための政治的選択の機会として、さらに重要な意義を持つことになります。

 その選択の時に、立憲野党は、まとまって次の日本を切り開くための選択肢を提示する責務を負っています。市民連合はそのような位置づけから、立憲野党に次の行動をとるよう求めます。

1 新型コロナウイルス蔓延(まんえん)を食い止めるための医療政策の拡充

 コロナ感染の第2波、第3波の到来が予想されたにもかかわらず、安倍―菅政権の怠慢により日本の医療は危機的な状況に陥っています。医療現場に対する人的、物的支援を飛躍的に拡充することが急務です。

2 生命、生活、雇用を守るための政策の拡充

 コロナ禍の中で生命、生活、雇用、経営の危機に直面している人や企業を救うために、資金を惜しんではなりません。また、支援の実務を担当する地方自治体と緊密に情報共有を図り、必要とする人に確実に届く支援の体制を構築することが急務です。

3 総選挙に向けた政治転換の意志の明確化

 この間、立憲野党の皆さんが政権交代の意思を明確に表明したことを私たちは高く評価します。連立政権の樹立に向けて立憲野党、更には危機感を同じくする政治家による連立政権の構想を打ち出すことによって、国民の政治転換への期待は一層高まると考えます。

4 総選挙における選挙協力の明確化

 小選挙区においてできる限り多くの野党統一候補を立てることはもはや立憲野党と市民にとって自明の前提となりました。4月の補欠選挙から総選挙の戦いは始まります。選挙協力の体制を整備し、それに関する情報について野党を支える市民と共有することが待望されています。

5 総選挙における共通政策

 昨年市民連合が提出した15項目の政策要望を踏まえ、政権選択の戦いの旗印となる重要政策について早急に共有を図ることが求められています。

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「明るい会」の清野真人事務局長は「高い投票率と得票率の背景にある、新型コロナに無為無策の菅政権に対する県民の強い怒りを実感した」と語ります。

2021-01-26 | 世直し文化・野党共闘

山形知事選 吉村氏4選

自公候補に圧勝 命と暮らし守る政策訴え

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(写真)当確の報に万歳する吉村氏=24日、山形市

 野党各党と「明るい県政をつくる会」などの市民団体が推す現職の吉村美栄子氏(69)と、自民・公明両党が推薦する新人の大内理加氏(57)の一騎打ちとなった山形県知事選挙は24日投開票され、吉村氏が約40万票、得票率70・31%で圧勝し、4選を果たしました。

 午後8時すぎ、投票締め切り直後に「当確」の報が入りました。夕方まで県庁で公務にあたっていた吉村知事は「これだけ早く当確が出るとは」と感極まって決意を表明。「豪雪の中、県内35市町村を回り、コロナ克服と山形経済再生を訴えました。新型コロナ対策に県民の命がかかっています。市町村と一緒になって取り組みます」

 祝福に駆け付けた鶴岡市の皆川治市長は「誰一人取り残さないという姿勢で県内を駆け巡り、命と暮らしを守る政策を訴えた」とたたえました。

 知事選はコロナ禍から県民の命と暮らしを守る吉村県政の継続か、自公政権の新自由主義路線、「国との連携」を強調する自民党県政の復活を許すのかが最大の争点となりました。

 「明るい会」の清野真人事務局長は「高い投票率と得票率の背景にある、新型コロナに無為無策の菅政権に対する県民の強い怒りを実感した」と語ります。

コロナ対策 県民評価

実績重ね悪政の「防波堤」に

 知事選で吉村知事は「新型コロナを早く収束させ、県民の命と暮らしを守るために命がけで取り組む」と公約し、検査料5000円で全国初となるPCR検査センターの2020年度内開設を表明しました。知事は、県独自に医療機関、児童関係施設職員への支援金を支給。そのコロナ対策に89%が「評価する」との民間の調査がありました。

 一方、元県議の大内氏はコロナ禍への具体的な方策を語らず、新型コロナ対策には口をつぐみ、国との連携を強調するだけ。自民衆院議員、県議会最大会派の自民26人、保守系の市町村議など「分厚い陣立て」(山形新聞)で選挙戦を展開。公明党も積極的に支援し、吉村県政に襲いかかりました。

 圧勝の要因に、国の悪政の「防波堤」となり、県民目線で築いた吉村県政の実績があります。低所得者の学童保育利用料の軽減(2人目半額、3人目以降は無料)や中小企業支援、農業、労働行政など全国に誇れる施策の数々です。

 大内陣営には、菅内閣の支持率低下が逆風になりました。吉村陣営は、過去2回の参院選で野党統一候補を当選させた市民と野党の共闘を軸に、3期12年の実績を踏まえ運動を展開。選挙の中では、自治体首長、ヤマコー社長、でん六社長などの地元経済人、JA山形中央会会長など、県内の各界・各層から支持が寄せられました。

 日本共産党の本間和也県委員長は「この勝利は、知事が命と暮らしを守り、新型コロナへの具体的な施策を示した政治姿勢が県民の支持を得たもので、無為無策、逆行の自公政権への厳しい審判です」と強調。「野党連合政権樹立に向け、総選挙で市民と野党の共闘勝利と共産党の躍進を果たしたい」と語っています。

 (山形県・佐藤誠一)

 選挙結果は次の通り。

当吉村美栄子69無現

 400374

 大内 理加57無新

 169081

 (投票率62・94%)

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2015年の安保法制=戦争法強行以降の5年間のたたかいの積み重ねが「政権交代」にむかう歴史的局面をつくったとの発言があり・・・、

2020-09-29 | 世直し文化・野党共闘
2020年9月29日(火)
政権交代 目標すえて
全国革新懇が代表世話人会
志位・小池両氏が参加


      

(写真)全国革新懇代表世話人会=28日、衆院第2議員会館

 全国革新懇は28日、東京都内で代表世話人会を開催しました。菅内閣の発足と解散・総選挙をみすえた「市民と野党の共闘」の発展など激動の情勢と革新懇の課題などを議論しました。日本共産党の志位和夫委員長と小池晃書記局長が参加しました。

 安倍政権の継承と「自助」を強調する菅政権が発足するもと、首相指名選挙で日本共産党が立憲民主党の枝野幸男代表に投票し、「市民連合」が野党に政権交代を求める政策要望書を各党に届けるなど「政権交代」にむけた共闘が大きく発展していると報告されました。そのうえで、「次の総選挙は、政権交代を必ず勝ち取ると野党としてはっきり目標にすえてたたかう必要がある。さらに日本共産党を含めた野党連合政権にふみきるかが大事なポイントになる」と強調され、この二つを腹を据えて宣言し、市民連合の要望書も踏まえた政権公約をつくることが国民の支持を広げるには必要だと語られました。

 2015年の安保法制=戦争法強行以降の5年間のたたかいの積み重ねが「政権交代」にむかう歴史的局面をつくったとの発言があり、「全国各地で政権交代への決意と覚悟を伝える革新懇の運動を広げることが重要」「憲法の理想を現実にできる政府をつくりあげる間口に立っているのではないか」などの発言がありました。選挙にむけては、「政治を変えることが職場や学生生活を変える」とわかる工夫や呼びかけが必要だとの声もだされました。

 大阪から、大阪市を廃止・分割する「大阪都」構想の是非を問う住民投票(11月1日投票)のたたかいの報告があり、「全国的問題であり、ぜひ支援を」と呼びかけられました。

 各分野から「部分では医療崩壊が始まっている。市民連合の要望で新自由主義的な政策からの脱却が掲げられたのは重要」(民医連)、「少人数学級実現の署名を2カ月で15万人分集めた。要求と政治を結びつける運動が大事」(新婦人)、「農業破壊の安倍農政の継承か、持続可能な方向への転換かの呼びかけはかつてなく浸透する可能性がある」(農民連)などの意見が出されました。

 コロナ危機を乗り越える社会を学びあうシンポジウムを12月に開催する計画と、全国革新懇アピールを発表することを確認しました。
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(立憲民主党・小沢一郎衆院議員)、(同党・中村喜四郎衆院議員)など、「野党共闘」に尽力してきた穀田氏に心のこもった激励メッセージが寄せられました。

2020-09-28 | 世直し文化・野党共闘
京都1区で本気の共闘
穀田氏激励 立民・社民議員エール
熱気の集い


            

(写真)総選挙で野党共闘をさらに広げようと訴える穀田氏(右)=26日、京都市中京区

 来たる総選挙に向け、日本共産党の穀田(こくた)恵二国対委員長・衆院議員(近畿ブロック比例・京都1区予定候補)が必勝をめざす京都1区で「本気の野党共闘」を切り開こうと、「新しい日本をめざす1区・市民のつどい」が26日夜、京都市中京区で開かれました。100人が参加し、オンラインでは50人が同時視聴し、熱気につつまれました。

 立憲民主党と社民党の国会議員から、「政権交代を目指す、志をともにする同志。穀田さんが日本共産党の顔として勝利することを期待する」(立憲民主党・小沢一郎衆院議員)、「野党のパイプ役になって、党派を超えた非常に人望のある方。1区のみなさんの特別の支援を」(同党・中村喜四郎衆院議員)など、「野党共闘」に尽力してきた穀田氏に心のこもった激励メッセージが寄せられました。

 穀田氏と思春期アドバイザーの、あかたちかこ氏が対談。穀田氏は、この5年間の「野党共闘」の発展とともに、国民の運動で改憲を阻止し、検察庁法改定を断念させたことに触れ「国民のたたかいが野党共闘を支え、前進させてきた」と強調。

 あかた氏が「コロナ前から私たちは苦しめられてきた。声を集めて一日も早く選挙で希望を」とよびかけ、穀田氏は「オール野党で選挙をたたかい、オール野党の政権をつくろうと到達できるかがカギ。ともに希望をつくっていきたい」と力を込めました。

 武山彩子・比例近畿ブロック予定候補が参加し、渡辺和俊・党府委員長らが訴えました。
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