memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

希少種のサメが魚油市場に (1)

2014-02-06 00:39:58 | 亜細亜海道
香港に本部を置く野生生物保護団体は希少種であるジンベイザメwhale sharkについて警鐘を鳴らしたこのサメは米国での魚油製品の需要の餌食となっている。ほとんどの場所でこのサメの漁獲は違法であるが、中国では違法な加工が行われている(1月29日russiatoday)

しかし中国東部の浙江省のある加工場では写真のような血の海の光景が見られ、作業員らは年間およそ600尾のジンベイザメの加工を行っている。漁師にとっては儲かる仕事で、このサメ1尾あたりがおよそ20万元(3.1万米ドル)になるとNGO団体のWildLifeRisk(WLR)が調査報告に記載している。 WLRのAlex Hofford と Paul Hiltonのふたりの活動家は地元の保護団体に接触し数次にわたり調査を実施、 ポーズをとる買主の様子をカメラやオーデイオで記録している。「一箇所だけでもかなりの大虐殺が行われている」と報告書は述べている。

このサメは成体の場合12mに達する絶滅危惧種である。このためほとんどの国はこの魚買うを禁じている。しかし中国沿岸の沖合の南シナ海では依然漁獲が行われている。このサメは回遊魚であり、豪州、フィリッピン、メキシコと回遊する。

拿捕したロシア漁船を釈放   セネガル当局

2014-02-05 11:39:41 | 海事
DAKAR発:セネガル当局は西アフリカ沿岸で違法操業をしたかどで拘束していたロシア漁船を釈放したと発表(1月24日AP/MOSCOW TIMES)

漁業大臣Ali Haidarは sロシア船の船主が6億西アフリカ・フランを国庫に収めたことから本船尾出港を許可したと水曜日遅くに発表した。本船は1月5日にセネガルとギニアビサウ国境近くで発見されダカールに連行されていたもの。ロシア船主はこの拿捕の裏にはグリーンピースがいたと非難している。

300kg相当の魚(ハタGROUPER)を結納に要求     サウジアラビア

2014-02-05 11:39:06 | 
サウジのある男はショックを受けた。花嫁が珍奇な結納の品として300kgのハタを要求したため(1月29日EMIRATES.24)

花嫁となる女性は東サウジのQateef州の自宅で魚を盛ってくれば結婚を許諾すると求婚者に伝えたという。彼女の条件は求婚者である彼自らが漁獲したものであることだった。彼女の家を出た後彼はこの条件はこても可能なことではないとAl Sada daily 紙にはなした。
資料写真より

Evergreen社のコンテナ船が救助活動  ベトナム沖

2014-02-04 00:04:24 | 海事
7,024-TEUのコンテナ船Ever Summit が16人のインド人船員を南シナ海で救助した。本船は中国シンセンの蛇口ターミナルからマレーシアのTanjung Pelepasに向かっていたもの(1月23日SNT)

救難信号を14:00時に受信した本船はベトナム沖合40海里の沈没船に向かいライフボートに乗っていた船員らを16:35に無事救助した。この船はムンバイを母港とする Lilly Maritime社が船主である。救助された彼らはTanjung Pelepasから帰還することになる。

ロシア極東は北朝鮮漁船の最終の場所

2014-02-04 00:02:56 | 亜細亜海道
ロシア極東は北朝鮮漁船の最終地

ロシア最大のウラジオストク港モスクワの東9,500kmに位置している。ロシアと北朝鮮を隔てるTumen川に沿った17kmの国境がある。(1月23日RBTH)

北朝鮮の密漁者は嵐や霧のためにしばしばロシアの岸辺に上陸する。この岸辺は多くの北朝鮮漁船の最後の場所となっている。この漁船の墓場といえる場所はウラジオストクの250km先にあり極東海洋生物圏保護区にあたる。それはピヨートル大帝湾の10%に相当する。ロシア極東地区でさいもっとも南の温暖水域である。
ロシア国境警備兵は彼らを密猟者を拘束するものの直ちに北朝鮮に帰還させる。彼らの漁船を運搬することはコストがあわない。だから漁船やボートはその最後の日々をロシアの沿岸で過ごすことになる。

魚と水産物の価格を管理する    カタール

2014-02-04 00:01:47 | 水産・海洋
DOHA発:カタール政府は魚とその他の水産物の価格を日々決定することで管理する方向を決めた(1月23日thepeninsula)

現在の中間業者に支配されているによる価格決定が変化することになる。漁民はその漁獲を低く値決めされ、価格はしばしば操作され、消費者は価格高騰の被害を受ける。経済商業省は2011年早くに中央果実野菜市場に介入、生鮮物の価格は日々設定されるようになった。
同省の消費者保護局(CPD)はこの日々の価格設定で果物と野菜の価格安定を図ることが出来た。

経済大臣の魚とその他の水産物についての価格設定および供給システム変更の案はh氏捨ても変更の案は初期承認を得た。自治体及び都市計画省によればこの価格固定方式はもうすぐ導入されるという。このドラフト案は中央市場における水産物の価格設定と販売方法について規則を設けることになり管理される。詳細にわたる連絡の中で、市民省は公共代表機関であるCMC(中央自治審議会)に対して経済大臣尾決定を伝えている。CMCへの市民省による「連絡は地元漁業とその背景であるカタール漁民の改善支援の勧告書によるものである。

計画ではカタール漁業者協会の設立についても進行中であり、是によりよりよい体制を生み出そうとするものである。ドーハのAl Wakrah と Al Khor水揚げ岸壁は施設も備え拡充されると言い、現在政府はその計画作業中である。またCMCはドーハ港の近くに漁具製作施設が必要であることも要求している。(「以下省略)


漁獲枠削減は投棄魚の増加に繋がる

2014-02-03 00:51:39 | 水産・海洋

EU委員会は北海の主要魚種であるハドック、ホワイテイング、セイスなどの漁獲枠削減を計画しているがこれにより投棄される魚が増えるのではないかとシェットランド漁業者が警告している((1月3日FUD)

1月27日に開催予定のEUとノルウエーの対話に先立ち、シェットランド漁業者協会役員のSimon Collinsはシェットランド周辺には魚はたくさんいる事実を挙げている。「誰もがまったく健全かつ品質の良い魚を海に捨て殺したくはない」とMr Collinsはいう。「しかし多年度計画ににしたがって投棄禁止が実現する前に行われるよう仕組まれEUはすでに不十分な漁獲削減を提案している」

「その初回だけではなく、漁獲枠は単純に減少し、我々の漁場に何が起こるだろうか。その結果は投棄である、純粋に管理上の理由である」 「委員会が漁獲枠削減を主張することを耳にするのはひどく皮肉なことだ、これにより更なる投棄を招く、それはいわゆる魚投棄の原動力となる。魚投棄について真剣に取り組んでいるのだろうか」

Mr Collinsはシェットランド漁船は いかにして投棄を禁止するかの試験を行っている。表層魚にについては201年1月から発効となりその他については次の年からと鳴る。「我々の白身魚船団は自発的にこのことについてはリードしている、設計や試験操業も行っている、その結果はEU委員会とスコットランド政府にフィードバックされる」「委員会によるこの動きは複雑の問題をさらに悪化させ、顔に平手打ちをするようなものだ」シェットランド漁業者にとっての主要資源であるマダラ、ハドック、セイス、ホワイテイングなどについてはEUとノルウエーが合意に達しない限り解決しないだろう。


太平洋産のサケは安全、放射能の影響認められず

2014-02-03 00:51:00 | 水産・海洋
サケ販売業者とアラスカシーフードマーケテイング協会ASMIは福島原発からの放射能汚染について一般大衆の誤解やインターネットによる噂が広がっていることを懸念している(1月23日SFCOM)

テストによりバックグラウンドの放射能汚染のレベルについてテストが行われたことで消費者にパニックを与えた。バナナはたとえば日常のテストではおよそ130ベクレルであったがFDAの安全基準は370ベクレルである。シアトルのLOKI seafood 社は7件のサケのテストを行った。1尾のKeta(シロザケ)と1尾のPink(カラフトマス)の値はそれぞれ1.2および1.4ベクレルであった。つまりバナナのそれよりも100分の一も低い値である。このことからも消費者のおそれが市場に影響することがわかる。

ロシアへの水産物輸出は明るい見通し  ベトナム

2014-02-03 00:50:27 | 亜細亜海道
ベトナムはロシア、ベラルーシ、カザフスタンの税関同盟とFTA(自由自由貿易協定)の交渉を行っている(1月23日TFSND)

この交渉結果によってベトナムの輸出業者はこの儲かる市場に浸透することが出来るとベトナム大使館通商参事官の Pham Quang Niemはいう。ロシアの最近のWTO加盟により2014年にはベトナム製品の輸出が可能となりさらに関税上の優遇が受けられるとVASEPはいう。

しかしながら、世界経済の成長は依然低迷しているもののロシアの繊維製品、靴、茶、コーヒー及び水産物の需要は鋭い伸びを示すと予測されている。ベトナムのロシアへの輸出による稼ぎは2015年に70億ドル、2020年には100億ドルに達するという予測がなされている。

食糧安全保障への脅威  インドネシア  (5)

2014-02-02 00:18:42 | 亜細亜海道
「我々は16カ国ほどを調査した。50~90%のタンパク質が魚由来のものだ」と太平洋島嶼国家を支援する専門家のJohann Bellは水産物の脅威について語る。「非常に大きな問題がある。多くの人々がレーダー画像に映らなくなる」と。

南太平洋のクック諸島のようなところでは彼らの食料は輸入に頼っている。それは鶏肉、ムールガイ、牛肉、豚肉、エビなどであるが、その収入は産業による二酸化炭素のリスクぬ多肉ぐう肉、Some を受けている。サンゴ礁での釣り、カキ養殖、サンゴ礁観光など。 東アフリカのタンザニアでは4分の三の家系が漁をし、問題のあるサンゴ礁に活きている。、他に仕事が無いのだ。多くの住民は仕事がなく、食料に乏しいところから移住してきた。「他の仕事を得ることは養殖業を始めたりワイン倉を建てることだが、このふたつとも巨額の先行投資が必要だが彼等はそれを持たない」と豪州ジェームスクック大学の研究員 oshua Cinnerはいう。

マダガスカルの貧しいバニラ農民は様々な仕事を持っている。にも関れずサンゴ礁で漁をして食料や金を得ている。ハイチやセネガルでは多くの住民が栄養不足に見舞われている。大量の野生の貝類を食べているが、それらはすでに酸性化の影響を受けている。酸性化による脅威である。アラスカの南東部の沿岸集落も非常に辺鄙でリスクのある貝類やカニの自給が不可欠である。

海面から10m下ではTadino息子のLaodaが高値のコショウダイsweetlipsに接近している。彼は銛中の引き金を絞った。金属製のシャフトが魚を貫通した。Laodaは浮上し息をついている。この村の若者たちの一部はすでに船で働くためにマレーシアに出て行った。そのほかのものたちも子供が陸上で働けることを望んでいる。研究者らは魚の養殖が遠隔地の集落の幼児を飢餓から救うことを期待している。一部のBajauの集落では海藻類を収入源として養殖している。

然し二酸化炭素の削減なしには、荒海に立ち向かうようなものである英国プリムス海洋研究所のCarol Turleyは沿岸の住民が, 温暖化と酸性化によってすでに多くの人々が飢餓の機器に直面しているという。「それが間違いであって欲しいと思うのだが、デモそういうことは無いだろう」と彼女はいう。
今TadiとLaodaは漁を続けている。そして将来のことは考えないようにしている。それはTadiがいかに立ち上がるかであるし、同Laodaを育てるかにある。Laodaはその息子のAdiに教育を受けさせたい。そして望むことををやらせたい。, Laoda と Tadi はAdiが漁師になってくれればOKだという。Adiはすでに祖父のTadiに銛の腕前を見せている。

マングローブ林保護区の破壊を調査   マレーシア・ペナン

2014-02-02 00:17:42 | 水産・海洋
この出来事は法を犯し、国家亜森林法1984に違反しているのみでなく環境への脅威と地元漁民尾生計にも影響することで非常に落胆している(1月23日THESTAR)

およそ500人のKam-pung Sungai Tuntung の漁民がカニ養殖業者によるマングローブ林の破壊と彼らの収入へ悪影響を訴えている。彼らの漁獲はカニと貝類が収入の主なもので、その数が減少し、たちまち消滅するのではないかという。漁民らは一日にかつてはRM100 リンギット稼いでいたものが、いまは20リンギットに過ぎないという。

CAP(ペナン消費者協会)は土地及び鉱物局(PTG)および環境局(DOE)にたいしこの事態の調査をし早く手を打つよう督促している。 我々はそのプロジェクトが環境やマングローブ林保護区で働いている人々の生計に影響していることに驚いている。もし何の対策もなされなければ漁業者と環境に与える影響は大きい。CAPはPerakの森林局に調査した結果を公表しこれが環境に影響を与える深刻な社会問題であることを明らかにすべきと。CAPは漁民が受けた収入のロスは補償されるべきだと。

Taal湖で緊急漁獲の勧告    フィリッピン

2014-02-02 00:17:14 | 水産・海洋
およそ120トン金額にして1050万ペソのテイラピアとバンガス(サバヒー)がバタンガス州のTaal湖で先週末に死んだとBFAR漁業水生生物資源局養殖が報じた(1月22日TFSND)

BFARの4-A地区長の Esmeralda Paz Manalang はTaal 湖の硫黄分の湧昇流がbarangays Aya, Quiling, Tumaway やSampaloc で発生し魚を殺したものという。Tlisay町では2,000の生簀のうち51がこの影響をうけ70トンのバンガス(サバヒー)と50トンのテイラピアが死んだとABS.CBNが報じている。 Manalang はこの減少は湖水が転倒現象をおこしたことと北東モンスーンにより硫黄分が上昇したことによるものという

転倒減少は冷たい水が表面にきて重くなり沈下、温かい水が表面に上がるという。これにより湖底の硫黄分やその他の有機物が魚の生簀に影響を及ぼしたものと彼はいう。生簀の持ち主は市場に出せるサイズのテイラピアやバンガスを緊急に水揚げすべきと勧告した。(以下省略)

食糧安全保障への脅威  インドネシア  (4)

2014-02-01 03:22:50 | 亜細亜海道
浅瀬の水草に囲まれたTadiの家から数百ヤード離れたところの隣人Mbiliaは彼女のカヌーの中に座り、ウニを水柱から獲り鉈で半割りにしていた。彼女サンゴ礁の魚を釣り上げることができず、ほとんど魚はいなかった。その様は彼女には楽しみのように見えた。「自分は老女だ」とMbilia。「あまり多くは考えない」という。

Tadiや Laoda にあっても彼等はあまり多くを考えることはない。彼らが漁をしているときの一日はゆっくりとしているがそのことを彼等は無視しない。「時には何もかに一日で食べてしまう」とLaoda.「デモ見つからなければ何も食べない」と一部のBajau人は任が値が海の世界を変えることができるとは信じていない。把握することがさらに困難な行動は将来の崩壊を引き起こす可能性があると見ている。.ここでは漁がうまくいった場合も気まぐれな海の神々によって決まると。

「彼等は結果とその効果を考えるという我々がやる方法をとらない」と西オーストラリア大学のTadiの集落について研究しているJulian Clifton教授は言う。「Bajau人は この方法を持たない。彼らの時間との関係は我々のものとは違う。彼等は常に現在に生きている」だから彼らが自分の年齢を知らないこともあるのだ。もし漁がTadiにとって劇的にうまくいかないとき、とるべき選択は限られている。量h氏は海に出ることを続けるか村をたたんで他に出てゆく、あるいは魚の養殖をする。最初の選択は可能だろうが、2番目、3番目は難しい。Bajau費とは金に窮し影響力に欠けている。

彼等はこの地方の住民のなかで沿岸でもっとも貧しい。人種的に弱小民族はしばしば誹謗される。そうして彼等は本当のトラブルに巻き込まれる。世界のほかの地域でmそれはあるだろう。少なくとも99カ国の600万人がサンゴ礁で漁をしている。雑誌PLOS One の6月号によればこのほかに400万人が間接的にサンゴ礁と関係があるという。インドネシアだけでおよそ1000の人の居住する島がある。そこではヒトデあふれかえり、人々はサンゴ礁によって生きている。

非難にもかかわらず国が捕獲や屠殺を擁護 太地のイルカ漁

2014-02-01 03:21:52 | 水産・海洋
日本政府の報道官は月曜日、毎年行われるイルカの捕獲を擁護した。米国大使Caroline Kennedyはこの残虐な行為をツイッターで懸念を表している(1月21examiner)

日本の漁師らはTV カメラや記者から隠れるようにしているかの群れを浅瀬に追いこみを行っている。21日のCNNニュースによれば日本政府はこの行為を擁護しているという。およそ500頭のイルカがかの有名な太地の入江に追い込まれ、少なくとも100等が殺された後残りは解放されると漁師はいう。

米国と英国の大使は日本に対してこの殺害に導く方法を海の動物に対しひどい苦しみを与えるものだとして非難している。この入江にイルカが誘導されるとそのうちの一部が殺す場所に導かれる。太地の入江ではウエットスーツやシュノーケルをつけた漁師らがイルカに飛びつく。イルカの尾部は逃げないようにロープで結ばれる。今年はターポリンの幕が入江の前に張られ活動家や記者らはイルカの殺害を見ることが出来ないようになった。

金属製の棒がイルカの脊髄に打ち込まれそこから出血するとともに窒息してイルカは死んでゆくと保護団体シーシェパードの活動家Melissa Sehgal がロイター通信に語っている。然し日本政府は漁民らの権利とイルカの殺害を擁護している。


改造を終えたトロール船が出漁した  アイスランド

2014-02-01 03:21:23 | 水産・海洋
冷凍加工から生鮮保存へと改造されたアイスランドの漁船 Helga Mariaが新しい任務に就くために出漁した(1月
21日FUD)

旧船名Haraldur Kristjánsson HFとその姉妹船Sjóli HFはアイスランドに2年前に投入された冷凍トロール船である。 この船主は昨年初めに冷凍から生鮮トロールに転換することを決定した。経営陣は底魚の加工を陸上で強化し洋上凍結を少なくすることを決めた。この改造工事はGdansk(ポーランド)の造船所が受注昨年11月に工事を完了した。本船Helga María は11月末にレイキャビックに戻り、その後アイスランドの業者が漁獲物を扱う甲板の最終改装を行った。

1989年以来本船に乗っている船長の Eiríkur Ragnarsson, は当初は一等航海士でありリリーフ船長であったが1995値にこうは正式に船長を務めている。レイキャビックからの出漁には何の問題もないという。陸上での聞きのテストは全て完了したので、今は海上テストを行うことになった」と。最初の航海は慣れるためのもので、17人の乗組員と4人の技術者が乗船する。同船長によれば今後数日間の天気予報は良くないとのことで、条件は目的にかなっていると。

Helga Maríaの漁獲物扱いを行う甲板では洗練されたシステムが導入されていて、最善の鮮度を保つように設計されている。魚が甲板に上がるや血抜きと内蔵抜きが行われた後、血ぬきタンクに導かれ、そのあと冷却倉に入れられる。この倉の温度は0度まで下げられるがそれに要する時間はおよそ40分である。ダブルのシステムを用いて1時間あたり16トンの処理が可能である。冷却後の魚は4種類の分類をされたあと魚倉でスラリー氷のタブに保存される。