memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

太平洋の漂流者:健康状態が悪化 (1)

2014-02-12 00:49:50 | 海事
一年間以上太平洋を漂流していたと漂流者の状態が悪化、彼の送還は遅れている(2月6日BBC)

そのJose Salvador Alvarengaはマーシャル群島の病院に戻った。彼はここで発見された。Mr AlvarengaはFRP製のボートで2012年12月に船出したが、同上の友人はボートの上で亡くなったという。彼の年下の友人の詩をその家族らは聞きたがっているという。マーシャル諸島の首都にあるマジュロ病院の医師らは彼Mr Alvarengaは旅立つには脱水がひどすぎるという。 「我々は彼の健康を配慮する必要があるまた医師の見解を聞くべきだ。後3,4日と思うが、とメキシコ大使館の係官Christian Clay Mendozaはいう。

Mr Alvarenga は木曜日に公衆の面前に現れたが、通信員によれば月曜日の最初の記者会見に比べてやつれて見えたという。AP通h真意語った匿名の人物は彼には精気が無かったという。「正直言いって、彼は疲れ果てているように見えた。あたかもマラソンを3回も連続したかのようだった」と。

タイ漁船での強制労働 (3)

2014-02-12 00:47:07 | 亜細亜海道
将軍と彼のチームはビルマ語を話す男たちとは直接対話が出来なかった。通訳を同行していないためでこのため彼等が人身売買されたものかどうかの判定は出来なかった。それから20分後将軍は我々を下船するよう案内した。 「通訳がいれば仕事が楽になるのでは?」と自分が聞くと、彼はいつもは乗船している船頭などビルマ語がしゃべれる人物に頼っているのだという。しかし船頭が玉タイヤ暴力をふるうのが常である。「では「どうやってここで強制労働や人身売買が行われていなかったと判断するのか?」と聞いてみた。

「我々が見たものからだ。ここには施錠する監禁部屋はない」と彼はいう。「また乗り手たちの顔や体にも暴力の痕跡はない。彼らの顔と目を覗き込めば彼等が強制労働にあっていたとは感じられない」これは誰にでも出来るシステムではない。当局が人身売買された乗り手を救出する場合、彼等はバンコックの郊外の政府の拘置使節につれてゆかれる。

Ken はそうしたものの一人である。彼は工場での良い仕事があると約束されたが、実際は小さな漁船で働くことを強制された。一日に20時間以上、一週間に7日間働かされた。ブローカーはKenには仕事探しのために費やした多額の借金があるとして港につれてこられた。ひと月たっても金は一銭も払われなかった。「誰かが逃げようとすればその脚を折られ、腕を折られ、殺されもすると人々が言った」と彼はいう。

逃げ出す代わりに彼は海に飛び込んで外洋を6時間泳ぎ続けた。そのあとヨットに救助されてリゾート地のパタヤに上陸した。人身売買された男たちは手ぶらで故郷に戻ることを恥じる。だから彼は警察に発見され追放されたが、彼はまた国境を越えて仕事を求めてタイに密入国したという。そのとき彼はパイナップル缶詰の工場の仕事があるといわれ、彼は合意した。でもそこには工場は無く、また別の漁船があり、乗り越えられない負債が残っているだけであった。然し幸運なことに彼の船の仲間が船の電話を使って、タイ特別捜査局に救助を要請したのであった。

MOLのバラ積貨物C.S. Sunshineが24人を救助  グアム西沖

2014-02-12 00:46:05 | 海事
Mitsui O.S.K. 社は1月29日同社が運航している石炭運搬船C. S. Sunshineが1月20日グアム島の西700km野のところで、事故で動けなくなった中国運搬船の船員24人を救助したと発表(1月31日SNT)

C.S. Sunshineは豪州のNewcastleから日本の福井県敦賀港に向かっていたところ, 1月20日現地時間08:15AM パナマ船籍の機関故障で動けなくなっていた貨物船から急難信号を受信した。
C.S. Sunshineはただちに変針し出来る限りの速度で相手船に向かった。20日の 15:40 中国人船員全員が無事救助された。22日10:45に彼等は米国沿岸警備隊に移乗した。CS SUNSHINEは46,700トン、長さ228.4m、日本人2人とフィリピン人19人が乗船しているパナマ船籍の船である。

タイ漁船での強制労働 (2)

2014-02-11 09:09:07 | 亜細亜海道
多くの船主や船頭は乗組員の雇いいれをブローカに頼っている。しかしこのブローカーらは悪辣で、若い男性を隣国で騙し連れてきて逃げられないようにする。警察のボートはマレーシア国境近くまで乗り出した。我々は4隻のおんぼろ漁船に近づいた。SWAT要因が一隻目の漁船に乗り移ったが抵抗は無かった。

「今日の役務の焦点は人身売買と強制労働を摘発することだ」と、主にビルマ人の船員が甲板に並ぶ前に将軍はタイ語で発言した。彼ら乗り手はシャツに穴が開いているかあるいはシャツの無いものも見受けられた。ほとんどが裸足だ。我々は漁船の上の網や鱗や内蔵で足が滑った。自分がビルマ語で話しかけると、彼等は船長や船頭のほうを見やりながら静かに話し出した。

あるグループによれば彼等がビルマ(ミヤンマー)西部のRakhine州を出るときには漁船に乗ることを知らなかったという。彼らはここに来るだけでブローカーに70ドルの借金をした。ある男は潮焼けしたモップのような髪の間からまなざしを向け「ここにきて7ヶ月になるが給料はまったくもらっていない」という。自分の簡単なビルマ語の能力によって乗組みと会話は不本意なもので、状況の調査は難しかったが、ブローカんーによる詐欺と負債は強制労働で行われる。

カンボジャやビルマからの違法労働者らは工場の仕事だとブローカーに誘われるのが典型的である彼等はブローカーからブローカーへと引き渡され、港にたどり着くことになる。こうした犠牲者らは多額の借金をしているという。よく仕組まれた罠である。もし彼が逃げ出せば、書類のない違法移民は警察に逮捕されそして追放される。自分が話をしたカンボジャ人の男は3年間のあいだ無給で働かされていた。”借金返済のため”というがいくら借金したのかは彼はいわなかった。

中国人はアラスカの海産物が好き

2014-02-11 09:08:35 | 
中国はいまやアラスカの水産物ほかの最大の輸入者となった。(1月31日FUD)

The Alaska Dispatchによると2013年の中国への輸出総額は13億ドルに達する見込みであるが、これは食品の安全に関する不安から健康な代替の品として天然物水産物に消費が向かっていることによる。世界最大の人口を抱える国へのアラスカからの輸出は想像できないほどの伸びを示し、2000年のそれは1.03億ドルであったことから10倍となっている。中国輸出の半分以上が魚類である。この国は歴史的に魚原料を買い、加工してから米国をはじめとする各国に輸出してきた。

タイ漁船での強制労働 (1)

2014-02-10 00:57:31 | 亜細亜海道
タイは世界第3位の水産物輸出国であり、欧州、米国のスーパーマーケットに輸出している。しかしその乗組員であるカンボジャ人やビルマ人が人身売買され強制労働を強いられていることが非難されている(1月23日BBC)

軍隊の音楽が熱帯の陽光にしみ込んでゆく。我々の目の前にはおよそ100人の警察官が整列し、2組のSWTチームは直立不動である。警察の次官のChatchawal Suksomjit将軍がその整列の前を歩み握手し、うなづき、敬礼をする。色の黒いサングラス、撫で付けた髪、輝く灰色の制服はかれにとって大事なもの。彼は我々を待機している警察のボートに案内した。そこはマレーシア国境に近いマラッカ海峡である。

将軍は新たに編成された漁業における人身売買を取り締まる委員会のボスである。彼は漁業を「汚くて、危険で、困難なもの」と描写する。人権団体はタイの漁船がもっとも性質が悪いという。人権監視HRW)の Phil Robertsonは国際移住機関に報告を書き強制労働は組織的かつ広がっているという。「中でも問題なのは彼らが船上で働けなくなったとき、あるいは無用になったとき、彼等は殺され海に投げ入れられることだ」と彼はいう。「これが全ての漁船で行われているわけではないがこの産業が無法状態にあること深刻に疑わせることに十分である」と。
ここでは雇用の問題がある。労働省の調査によればタイ漁船では5万人が不足しているという。Chonburi港である船長は絶望的だという。「タイの漁業は難しい状況にある。一部の人を我々は強制的に乗せなければならないからだ」という。

NYのオイスターバーが閉店に    米国

2014-02-10 00:56:40 | 
NY でもっとも有名なオイスターバーが50余年の歴史を閉じた(1月31日FUD)

ミッドタウンのシーフードレストランFamous Oyster Bar はその最後の食を提供した。店主は店舗の賃料に耐えかねたという。その壁の絵画と貝類が天井を飾っていた。同一の家族が1959年からこのFamous Oyster Bar を経営していたもの。しかしあたら意思ファミリーメンバーが賃料に音を上げたもの。この場所で商売を続けるつもりはないという。

奄美沖で中国船火災、6人死亡 救助要請取り消し

2014-02-09 00:24:33 | 海事
第10管区海上保安本部(鹿児島市)に7日午後入った連絡によると、鹿児島県・奄美大島の西北西約280キロの東シナ海で中国の漁船(約700トン)が火災を起こした。乗組員の中国人24人のうち6人が死亡。ほかに2人がやけどを負い、うち1人が重傷、別の1人が軽傷という。(2月7日共同通信)

10管によると、漁船から中国当局に6人が死亡したと連絡が入った。午後2時半ごろ、中国側から救助要請を受けた海上保安庁の巡視船3隻が現場に向かったが、夜になり中国側が「重症者は近くにいる中国船が救助する」として要請を取り消したため、途中で引き返した。火災は船の倉庫で起きたとみられ、鎮火した。

写真: 火災を起こしたとみられる中国の漁船=7日午後6時ごろ、鹿児島県・奄美大島の西北西約280キロ(第11管区海上保安本部那覇航空基地提供)

ステルス潜水艦を黒海艦隊に投入する     ロシア

2014-02-09 00:24:07 | 海事
MOSCOW発:ペテルスブルグ造船所は水曜日、6隻のVarshavyanka級デイーゼル電気式潜水艦のうちの2隻目を5月に完成し2年以内に黒海艦隊に引き渡すと発表した(1月29日RIA Novosti)

この待望の潜水艦は、米国海軍は別名”海洋のブラックホール”と呼んでいるがその理由はこの間が潜水するとほとんど探知不能なことによる。このことは地中海でのロシア艦隊の戦略の鍵となるものである。モスクワは最近およそ10隻の水上艦艇による永久的な役務につかせたところである。

この2隻目の潜水艦Rostov-on-Donの建造は2011年11月 Admiralty 造船所で始まったものでこれに続くのが2012年8月のStary Oskolである。この第1グループの1番艦Novorossiiskのドックでの試運転は2月1日に始まり,4番艦Krasnodarの建造は2月10日に開始されると造船所。グループ全部で6隻はNovorossiisk海軍基地に配属されるがその就役は2016年になる。

この Varshavyanka級 (Project 636)潜水艦はKilo級の改良型で最新のステルス機能、攻撃範囲の拡大、海陸及び水中攻撃力を備えている。この潜水艦は主に浅い海域での対商船や対潜水艦攻撃に用いられる。
乗組員数52人、水中速力20ノット、航続距離400海里で45日間の活動が可能である。18基の魚雷と8基の滞空ミサイルを装備している。ロシア黒海艦隊はこの数十年間新しい潜水艦を得ておらず、現在就航しているのは1990年い就役したAlrosa1隻のみである。

EUソマリア海賊対策部隊が地元漁船に対応  アフリカの角の沖

2014-02-09 00:23:41 | 海事
先週、EU海軍部隊(EU NAVFOR)のソマリアATALANTA作戦にあたる船団中のドイツ艦FGS HESSENが3隻のイラン国籍のダウ船が止まっているのを発見した。FGSHASSENは無線で救助が必要か否か呼びかけた。これらのうちの一隻の船長からダウに来て乗船するよう返事を得た(1月28日ALLSFRICA)

FGS HESSENの司令官Jacobusは小規模なチームを編成し”友好的な接近”を行った。ボートが近づくとダウ船の船長は上部甲板にたってチームを待っていた。船に乗り込むと、HESSENのチームは船長の居室に招かれた。対話の中で彼とその乗組員は海賊に対する懸念と海上での様々な出来事について話をした。乗組員の中にはかつて海賊の被害を受けたものもいて、EUの警備艦隊の存在を喜んでいて、安心を感じると話したという。

HESSENのチームはATALANTA作戦の役割について説明し、全ての海員はこの海域で海賊行為の疑いのある船を発見した場合には通報が重要であることを促した。一時間の対話のあと、この対話には参加した全員が深い理解を得て、ソマリア沖の安全確保の支援をすると。さらに支援が必要な場合の連絡の詳細などについて容量を伝えたこの友好的な相互接近についてドイツ艦側は船長と乗組員に謝意を表した。分かれたあとこのダウは操業を続けている。

船内がネズミだらけのロシア客船が漂着するかも     英国

2014-02-08 00:16:18 | 海事
この放棄された客船は伝えられたところでは人間をも齧るというネズミに満ちているという。この船は12ヶ月以上も大西洋をさ迷いやがて英国の陸岸漂着するのではないかと見られている(1月28日MP)

専門家によれば、このロシア客船Lyubov Orlovaはかつては100人の客を載せていたものでコーンウォール、スコットランド、あるいはアイルランドに漂着するのではないかと専門家はいう。この船齢40年の船は昨年カナダのドックから曳航されていたときに曳き綱が切断したもの。沿岸警備隊によれば、この地方の嵐により英国に押し流されているという。
本船 Lyubov Orlovaはかつては北極の離れた場所に客を運んでいたが、船主が負債の解決をつけられず、ニューファウンドランドで2010年に差し押さえられたもの。乗組員らは船主からの給与支払いが無いため船を放棄した。その後はネズミが生き延びるために共食いを初めたという。「そこはネズミだらけで彼等は互いに共食いをしている。どこでも毒と戦わなければならなくなる」とベルギーの会社のPim de Rhoodes はいう。この船の解体にはおよそ100万ドルを要するとスクラップ業者らは見立てている。
差し押さえとなって2年後、この4,250総トンの船はドミニカで解撤されることになった、しかし時化により曳航索が切断された。

その後は本船Lyubov Orlovaがどこにあるのかはナゾのままであった。昨年3月には緊急信号が発信されたがこれは嵐で壊れたライフラフトからのもの見られた。昨年はスコットランドの沖合いでこの船をいったん発見したがその把握できなくなった。

フィリッピン漁民は中国の規則を無視

2014-02-08 00:15:52 | 海事
MANILA 発:フィリッピン漁民は中国が新たに発表したPanatag (Scarborough) Shoal 岩礁での中国発表の漁業規則を無視している、と昨日国防大臣Voltaire Gazmin が発表した(1月26日The Phillippine Star)

Gazmin は木曜日には現場では7隻の地元漁船が確認された。ザンボアンガノ沖合いにある地元では別名Bajo de Masinlocは彼らの伝統的な漁場であると。 木曜日の時点でBajo de MasinlocにはAFPフィリッピン軍は3隻の中国沿岸警備隊の船舶を認めたが、ここにはフィリッピンの7隻の漁船もまた視認されたと彼はいう。

中国はこの物議を醸している規則をPanatag岩礁にも適用するのかとの質問にたいし、「もしそうなれば彼らフィリッピン漁民が逮捕されることになる」と発言。Gazminは地元漁民は自由に操業できており嫌がらせも受けていないという。地元漁民らはフィリッピン当局の護衛無しで自発的に出漁しているという。ザンボアンガ市から沖合い124海里にある現場は地元漁民尾伝統的な漁場である。中国は中国の密漁者をフィリッピン海軍の逮捕から逃れようとして中国監視船がこれを妨害したのは2012年4月10日のことで中国側はこの岩礁でのプレゼンスを強化している。中国密漁者らはここで大型の貝類やサンゴを密漁している。

中国は様々な艦船を現場に就役させているが現場はフィリッピンの経済水域200海里の範囲にある。フィリッピン側は中国船舶と対峙すべく民間船舶を派遣していたが2012年6月15日には悪天候のために引き揚げた経緯がある。今月はじめに中国政府が西フィリッピン海に入域する外国漁船には事前通告を求めることを発表h舌と中国メデイアが伝えている。海南省人民会議のこの決定は12月には発効し、その及ぶ範囲は200万ヘクタールに当たる。これに対しフィリッピン側は「国際法に対する全面的な暴虐である」としている。国防省は必要であれば漁民の護衛をいつでも行う用意があると発表している。(以下省略)

希少種のサメが魚油市場に (2)

2014-02-07 00:27:29 | 亜細亜海道
問題の原因は北米における魚油製品の需要の成長である。これには医薬品、化粧品、その他製品が含まれる。この産業は依然ブームであり2009年にトン当たり620ドルであったものが、2010年魚油は2,100ドルとなった。昨年だけで米国はおよそ120億ドル相当の魚油を購入したと推計される。

問題の中身は中国ではこの動物の鰭、胃などに価値があるからでフカヒレは中国領身で美味とされる。また魚肉にあっては近隣諸国や押収のレストランに輸出されると加工場の責任者のLi Guang がNGOの調査員に語っている。撮影されたことを知らない彼はサメの油のコンテナが地元で馴染みのテイラピアと違う表記をされることがあるとも語った。ジンベイザメだけが殺されるのではなくヨシキリザメやウバザメも殺されおよそ300トン相当がサメ肝油として輸出されるという。

中国では全ての魚種が保護下にある。法律によって、特別な許可がない限り漁獲してはならない。ウバザメとジンベイザメは国際機関CITESによって絶滅危惧種とされている。ホホジロザメはまた別の種でありその状況が現在検討されている。

千島列島で国境警備兵10人が死亡か  ロシア極東

2014-02-07 00:26:12 | 海事
MOSCOW発:ロシア国境警備兵の乗ったボートが転覆、時化の海であり10人全員が死亡と見られる(1月26日NOVOSTI)

ボートが転覆した際は、国後島のYuzhno-Kurilskに投錨していたシエラレオネ船籍の密漁線と思しき船の検問に向かっていたところであった。ボートは一陣の強風により転覆したと報じられている。金曜日の日没時で陸岸からわずか600mのところであった。捜索は続いてはいるが10人は死亡したと見られると当局が発表している。「彼らはまだ生きている筈だ」と彼らの同僚たちはいう。千島列島の最南端の4島のうち国後島は北海道からわずか33kmにあり、1945年にソビエトが領土に併合した島で日本との間に領土紛争が続いている。

帆とエンジンのハイブリッド、次世代帆船開発中

2014-02-07 00:25:34 | 我愛船艇
 東京大や大手海運・造船会社などでつくる産学連携グループ「ウィンドチャレンジャー計画」が、風力を推進力にして燃料の大幅削減を図る「次世代大型帆船」の開発を進めている(1月2日読売新聞)

 長崎県佐世保市で行われている強化プラスチック製の帆の陸上実証実験が25日、報道陣に公開された。
 次世代帆船は、航行距離が長い貨物船などの大型商船を想定。強化プラスチック製の帆(高さ50メートル、幅20メートル、厚さ4メートル)で海上の風を推進力として取り込み、不足分をエンジンで補うハイブリッド型だ。
 
船の推進力を高める帆の角度は、コンピューターで自動調整する。帆は5段階に伸縮可能で、荒天の場合などは縮めて空気抵抗を減らす。帆を4基積む8万トンクラスの場合、東京―米・シアトル間の北太平洋航路往復で年間平均約30%、最大50%以上の燃料削減が見込め、二酸化炭素の排出削減にもつながるという。エンジンと併用することで、運輸業に求められる定時性と省エネの両立を図る。
 
実証実験の場所は、冬場に偏西風で強い風力が得られる佐世保市が選ばれ、縮小サイズ(高さ20メートル、幅8メートル)の実証機で強度や風の制御などを検証。今後は10月から2年間、実際に船に搭載して海上で試験を行い、実用化を目指す。