memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

タイ漁船での強制労働 (5)

2014-02-14 00:03:05 | 亜細亜海道

数日後のビルマ、我々はBagoの竹で出来た小屋に座っていた。ラングーンのおよそ100kmに当たるところだ。これがKenの家だった。牧歌艇ではあるものの貧困を感じた。Ken の両親らはここ4年間彼からの便りは無く、彼は今や32歳である。

彼の父親はやせていてやつれた顔で、ビンロウの実を噛んでいるのでその歯は赤く染まっている。母親は太っていて白髪を串で掻き揚げている。自分はKenのビデオを見せた。「彼だ、彼だ、息子だ」と認識し叫んだ。彼女は顔に手を当てて泣いた。父親は彼女に手を載せた。「自分たちは何も知らない」 「何も聞いてはいない」と彼女は言う。

「でもうれしい、とてもうれしい」と父親は言う。画面から彼の赤い眼のふちを引き裂くことは出来なかった。Kenと同じような境遇の息子や亭主を待つ家族がどのくらいいるのか知ることは難しい。漁船のなかにはひと月以上あるいは数年を洋上で過ごすものもある。チェックされることがないこの仕組みが虐待を許容している。は問題に突入する。

究極のところは,ある船長がいった言葉だ。ビルマやカンボジャの経済がブームとなれば男たちが母国に帰り就く仕事がうまれる。そこでタイ漁船は問題に突入する、と。こうしたことによって産業自体が方向転換を強いられる。消費者圧力とは別物である。ひかしこの現在はいまだ人身売買が続いている。

関門海峡で衝突

2014-02-14 00:02:31 | 海事
バラ積み貨物船"Sunroad Yatsuka"と"Giant Ocean"が2月2日関門海峡で衝突した。両船ともに損傷、"Sunroad Yatsuka" は門司港から出港"Giant Ocean" はYingkou (中国遼寧省営口港)から川崎に向かっていたもの。両船ともに門司港に係船した。( 2月2日SNT)

Bulk carrier Sunroad Yatsuka, IMO 9317274, dwt 24989, built 2005, flag Panama, manager KYOWA SANSHO CO LTD, Japan.
General cargo vessel Giant Ocean, IMO 9596923, dwt 5418, built 2011, flag HK, manager STAR VIEW INTERNATIONAL-CHR, China.

サバ紛争の交渉は結論でず    欧州

2014-02-14 00:02:10 | 水産・海洋
長期にわたる紛争のため再開した交渉では合意を見出せず、このためアイスランドとファロー諸島に対するEUの制裁が週末再浮上した。(2月3日FUD)

ロンドンからノルウエーのベルゲンに場所を移して行われた週中の交渉では良い結果は出なかった。EUはこの2カ国が独自に設定したサバ漁獲枠はサバ漁業の将来にとって脅威となるとしてまったく独立したこの2カ国に対して制裁の脅しをかけていた。ファロー諸島は別件のニシンでも精彩に直面している。
アイスランド代表団のSigurgeir Thorgeirsson代表は,交渉が終了してもまだ再び召集される可能性があり、交渉のかの清華まだ残っていると表明した。

ある報告によると様々な側のギャップは大きなものではないという。ノルウエーの新聞Fiskeribladet / Fiskaren はEU交渉団の代表John Spencerの発言を引用、紛争のギャップはわずか0.6%ほどのものであると。アイスランドはICESによる科学的助言を必要としているが、総漁獲量は依然公式助言を宇和待ったものである。ファロー諸島の漁業大臣Jacob Vestergaardは交渉が再開されることの希望が持てる。ロンドンを海上として今週中にも行われるのではと。

ノルウエーの漁業大臣Minister Elisabeth Aspakerはベルゲンの交渉で合意に達すると期待していただけに失望を禁じえないと表明。彼女はノルエーはその立場を変えることも表明したがアイスランドとファロー諸島からは同様な動きが無かった、と。