memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

被災漁民がハンモックを作る     気仙沼

2011-09-27 07:02:06 | 東北地震津浪災害 3.11
気仙沼のセイリョウ寺で漁師がハンモックを造っている。漁師らは地震と津波で被災したが漁業資材から造った手製のハンモックの利益で海に戻る日のための足しにしようとしている(9月12日Daily Mainichi)

このアイデアはボランテイアとして現場に来た外国人が自分の休息のためにハンモックは造れないかと頼んだのがきっかけ。この漁師の手編みのハンモックは品質が良く、新しい漁船や漁具資材を買うための基金になればというもの。この漁師は現在市内のセイリョウ寺の避難所にすんでいるが、3月11日の災害ですべての漁業資材を失った。 半年たった今財政的危機に直面、いまだ海に戻るために格闘している。

「自分の心と体は網に触っているとリラックスできる」とある漁師はいう。「とにかく海に戻りたい」ハンモックの値段はひとつ1万円で運賃を含んでいる。連絡は090-2276-3066である。


深海漁業は問題をかかえている(2)

2011-09-26 08:54:35 | 水産・海洋
「50年前には誰もオレンジラフィーを食べなかった」とブリテッシュコロンビア大学UBCの漁業生物学者Daniel Pauly博士はいう。「事実この魚はslimeheadと呼ばれ、誰もが食べられるとは思わなかった。しかし我々が沿岸魚を獲り尽くした後変化が起き名前も変わった」オレンジラフィーOrange roughyは性的成熟には30年を要し、その寿命は125年である。ほとんどの沿岸魚にくらべてこの魚はスローモーションである。残念ながら彼らや深海サンゴは漁業から逃れることができない。

「オレンジラフィーの漁業はニュージーランドで始まった。1980年から1990年にかけて急速にこの漁業が成長した。しかしほとんどの漁業が過剰開発され、漁獲レベルは劇的に減少あるいはすべての漁業が中止された」とNZの漁業生物学者Malcolm Clark博士はいう。「同じようなパターンが豪州、ナミビア、南西インド洋、チリー、アイルランドで見られた。イカに深海魚が脆弱で乱獲により資源が壊滅するかの例証である」
しかし世界には維持不可能な深海漁業についてのわずかな例外もある。その一つはアゾレスにおけるクロタチウオblack scabbardfish漁業であるそこではポルトガル政府がこの魚を乱獲する底引き網操業を禁止。アゾレスの魚は釣りやはえ縄により小船で維持可能な漁業がおこなわれている。 しかしトロール漁船は国の200浬漁業専管水域を超えて出漁する。政府の管理の手からは外れる。

「深海漁業は魚資源の成長が迅速な場合にのみ魚の生息域を荒らすことのない漁具を用いて諸規模漁業を行う場合のみに維持可能である」とNorse博士はいう。「成長の遅い魚については経済的要因が魚を全滅させる。より高い投資効果をえるために別の方面に投資すべきだ。深海の生命をあるところで死滅させ別に移動することは我々の海や経済にとって良いことではない。ブームと破たんの漁業は漁業というより鉱山採掘である」とNorse博士。深海の無法は深海の乱獲を招く。

遠洋漁業は毎年政府の支援1.62億ドルを得ているそれは船団の漁獲高の25%に相当するとUBCの漁業経済学者Rashid Sumaila博士はいう。海洋政策報告の著者らは最上の政策は経済的に割が合わない深海操業を止めることだ。追い立てられた漁業者を補助し、港や市場に近い生産力のある水域を再建することである。「地球の最大のしかし脆弱な生態系を乱獲するのではなく、各国は沿岸水域により生産性の高い魚資源を復元すべきとNorse博士はいう。 「深海漁業は我々がみる限りどこにおいても深甚な問題をかかえている。政府は納税者の金を無駄に使わず、持続不可能な維持漁業再建に向けるべきだ」

深海漁業は問題をかかえている(1)

2011-09-26 08:54:05 | 水産・海洋
科学者らはほとんどの深海漁業が持続不可能であり、そうした漁業を停止し、政府の補助金で支援すべきと(9月7日Marine Conservation Institute)

世界中の有数の海洋科学者のチームは深海におけるほとんどの漁業を停止すべきと勧告。その代わりに消費者に近い水域での生産をすべきであると。
この総合的な分析結果は今週のオンラインサービスによる海洋政策ジャーナルで発表された。海洋生態学者、漁業生物学者、経済学者、数学者、国際法専門家はどは、一部の例外を除き、深海漁業は維持不可能であると指摘している。「深海漁業の持続性」研究はおもにLenfest海洋プログラムとして設立されたもので、国連は少し前に国連が“high seas”と呼ぶ、国際水域での遠洋での漁業を存続すべきか否か提示していた。

生命は海洋の冷たい深場ではほとんどまばらで、光合成の援けとなる日光に遠い。よって餌は少なく、海表面に比べ生命の生成プロセスは遅くなる。一部の深海生物は一世紀を生き延び、深海サンゴは4,000年を生きている。底引き漁船が深場の生命をはぎ取れば、深海にすむ声明は人間の時間単位の間にふたたび増殖することはない。強力な漁獲技術が生命を圧倒する。「深海は世界でも最も漁獲をしてはならないところだy」と海洋生態学者の Elliott Norse博士はいう。同博士は米国ワシントン州のMarine Conservation Institute の所長であり研究主著者である。「深海の魚は乱獲されたら再生産が遅く、脆弱であると。

深海からの生産は世界水産物の1%以下である。しかしそこで漁業がおこなわれ特に底引きにあっては深遠な原因となり、海底の魚や生命に損害を残す。たとえば深海サンゴなどにである、と専門家はいう。
1970年代以降、沿岸漁業が過剰開発されると、商業船団ははるか沖合や深場の漁場に移動した。いまやある種の魚対象では1マイルに及ぶ深さである。

「こうした深海の魚はゆっくりと成長、そして長く生きる。彼らは低い程度の漁業にしか耐えられない」と著者でありオレゴン大学の漁業生態学者Selina Heppellはいう。「遠洋ではそこで行われている漁業の総量を制御したり、監視することは不可能である。資源い与える影響は甚大である」著者らは世界中の深海操業の破たんを記録し、その中にはサメやオレンジラフィーなどが含まれる。その他の商業的漁獲種としては長い尾をもつラットテイルやブルーリングがある。

巨大イカの死骸がカルフォルニア沿岸に漂着

2011-09-25 09:52:29 | 水産・海洋
ものによっては20ポンドを超える巨大イカがここ数日オレンジ・カントリーの浜辺に漂着、地元民の話題となっている(9月23日CBS/AP)

サンクレメンテでも数百の死骸が打ち上げられている。人々が浜辺を歩くときこうしたイカに足を取られたくはないだろうし、それをかわすに違いない。ニューポートビーチの漁民はそれらを拾い上げることを喜んではいない。「袋いっぱいの巨大イカ」とKCBSの通信員 Michele Gileはいう。

ある競技大会では水曜日に990尾のこの大きな生物が獲れている。Davey's Locker Sportsfishing のDave Schmittは「 まったくの騒動だ、どこにでもある」漁師のDan PhillipsはGileにこのイカを獲るのは簡単ではないという。「大変な格闘で、機械的にそして手巻きでリールを巻かねばならない、それにジェット噴射をする」

このイカはフンボルト・イカとして知られ以前オレンジ・カントリーに表れたのは2年前だった。普段は深場にいるので表面や打ち上げられたりするのはいる珍しい。地元漁業局によればこれらのイカは産卵後に死んだものと思われるという。

ニシンとサバの移動が速い

2011-09-25 09:51:47 | 水産・海洋
魚群の移動が速い、たとえば3日前いい魚群をGlettinganes沖で見つけた。非常にいい魚群だったが、それを追尾していると、3日間でおよそ100浬移動。最初は東に、そして南東へと移動した。昨日は南東30浬で多く見られたが、夕方には消えてしまった。魚群は100ファゾムにまで沈下した模様でいつもとは状況が違う、どうしてなのかはわからない(9月10日WFT)

これはLundery NSの船長Stefán Geir Jónssonの話で午後のこと、LunderyはVopnafjördurに向かっていたが本船には380トンの漁獲があった。220トンのニシンと160トンのサバだ。Stefán Geir Jónsson は夜間魚群が薄かったのでVopnafjördurに向かうことにした, Lundey はFaroeとの境界線から50浬にあり、ほとんどの船が30~40浬のところで操業している。 操業場所は現在はNordfjördur の真東120浬でHvalbak とThors Bank のあたりである。底では表層魚船と凍結トロール船が数週間操業し、今はほとんど漁獲はない。

「問題は魚種の混ざった魚群しかないことだ。夏のはじめにはニシンだけの魚群を発見するのは問題なかった。今はニシンとサバが混在している」とStefán Geir Jónsson はいう。「Vopnafjördurに行くには100浬ある。十分な時間がある。自分としてはそこに行くまでにまともな魚群を発見し1網か2網操業したい」と彼はいう。今陸上工場はFaxi RE号が Vopnafjördurに水揚げした魚を扱っている。今晩中に終わると思われる。またIngunn AKは今晩漁場に戻る。現在3隻の船がVopnafjördurの向上のために稼働している。

ナマコ採取を商業化  英国

2011-09-25 09:51:14 | 水産・海洋
ナマコ採取が本格的商業化される。加工会社は一次加工の許可を申請した(9月10日The Telegram)

加工業者はアジア市場向けのライセンスを申請した。New-Wes-Va-lley の Quin-Sea Fisheries Ltd.社、Old Perlican および Beothic Fish Processors Ltd社. はナマコの一次加工許可を申請した。漁業海洋局資源管理担当官Larry Yetman, はすでに調査により十分な資源がSt-Pierre Bank にあることを確認しているという。「さらなる資源開発と漁業に新しい漁獲を追加できる機会ととらえている」という。過去3年間漁業は規模を拡大してきた。2008年698トン、39.6万米ドル相当を水揚げした。2010年は水揚げは898トン、金額で60万米ドルとなった。ナマコの採捕は通常秋に行われる。

Fogo 島の組合はアジア市場からよい評価を受けているとYetman氏。「市場が注目し製品を欲しがっている」という。「幸いにもこれは持続可能な漁業で、関係者に利益をもたらす」10~30センチ長さのナマコはどこであれアジアの食卓に用いられる、その食の効用は医学的効果のあることも認められている。DFOはニューファウンドランドとラブラドルでの調査を行っている。あたらっしいビジネスチャンスとして会社は注目していると。

「こうした未利用資源を開発することは会社にとって初めてのことではない」Beothic社はこの地区のカニの最初の加工を手掛けている。 「我々の従業員が従来の仕事にこだわらずほかの機会を求めることが必要と考えている」 Quin-Sea社のGM はナマコ加工によって工場の雇用が増えることになる」と。
Yetman氏はナマコ漁業によって現在の漁業界の問題を解決できるわけではない。DFOは漁業を見届けてゆく。ナマコの収穫はホタテ底引きと同様の道具を使うがこれはホタテ引きほど海底を破壊しないという。

韓国漁船の火災で4人が重傷   モンテヴィデオ港

2011-09-24 19:56:20 | 海事
モンテヴィデオ入港中の韓国のイカ釣り漁船から出火、4人が重傷、船体は全損となった。金曜日朝の段階では依然燃えていた(9月9日MP)

消防隊は徹夜で鎮火に努力、火元は機関室であることが明らかであるが、工場甲板にも燃え移り、結局船全体に燃え移った。火曜日午前中に炭化した残骸となったs of “Aureola 9”はモンテヴィデオ湾にタグボートで引き出された。本船の数か所からの爆発で近くのオフィスの窓も壊れる被害を受けた。

初期情報によればアンモニアのタンクが爆発の原因とみられる。韓国漁船は冷凍庫のためにアンモニアを利用。揮発性のこの方式を他国はもう使用していない。ベトナム人2人、インドネシア人2人の4人お乗組員は重傷のため病院に搬送された。蒸気と高温により気道に障害を起こしているとみられる。

ウルグアイ海軍によれば、火災が発生したのは火曜日の午前1時20分で、消火に6時間を要した。乗組員34人は4人を除き自力で退避できた。「消火活動は可燃物の多いこと、本船の燃料の半分が残っていることから非常に危険であった。また本船がほかの船の次に係船していたことも災いした」とモンテヴィデオ消防局報道担当は語った。

「爆発により状況が複雑となり、全損となった火は鎮火されたが爆発に備え本船は湾内に引き出された」とモンテヴィデオ港の運航オペレータ次長は語った。金曜日の日中はモンテヴィデオ消防局は数隻のタグボートから高圧水の放水を行った。

もっと魚を食べ続ける      ドイツ人

2011-09-24 08:33:58 | 

四旬節の時にだけ水産物を食べるという時代は終わった。ドイツの漁業界の会社や協会により設立された魚情報センターFish Information Center (FIZ)のデータによれば、この国の水産物消費は増え続けている。(9月7日SeafoodSource)

1960年代、70年代80年代の水産物消費は一人当たり11キロであった。2010年にはそれが15.7キロとなった。スケソウダラがそのなかで第1位で23.3%、それに続くのがニシンで20%、サケは12.8%、マグロ10%、パンガシウス・ナマズ5.6%ととなっている。

それらの製品形態でみると、34%が缶詰、マリネが26%、鮮魚の比率は8%である。「我々は今、ブラッセルでの共通漁業政策と共通市場機構の討議結果を待っている」とFIZ会長であるThomas Lauenrothはいう。 「ドイツ漁業界の魚資源の持続性を推進する自発的な対策は将来の魚と水産物の供給を確実にするために重要なステップである。しかし、長期にわたる成功のためには欧州全体に持続可能な漁業政策がとられるべきである」と。

中秋節のフェリー事故    中国

2011-09-24 08:32:20 | 海事
中国中部で休日の帰省児童らを乗せたフェリー事故で11人が亡くなったと当局が発表した(9月10日AP)

9人の児童と2人の成人が43人以上が乗船していたフェリー事故で溺れ亡くなった。学生らは中秋節で帰省したものがほとんど。沈没は金曜日の午後に発生したと湖南省邵陽市の安全局のLIU氏が発表した。負傷した16人を救助した後依然3人の捜索が続いている。残りの13人は船の転覆後自力で泳ぎ着いた。

2隻の船の船主は警察に逮捕されたと新華社通信が伝えた。フェリーの転覆はFuyi川の中に張られた鋼製のケーブルによるという。亡くなった児童は近くの学生は近くの. Tantianshiの街から帰省するところであったという。警察は事故原因の究明を行うというが、目撃者によれば定員オーバーが原因ではないかという。

ささやく入札    マレーシア

2011-09-24 08:31:37 | 亜細亜海道
買い人のTANさんが漁師の耳元でささやいている。Kuala Mudaの入札では叫ぶ必要はない。ただ囁けばよい(9月8日newstaritstimes)

押したり、肘をひっぱったり、叫んだりする必要がなく、囁くのがKuala Muda魚市場の入札だ。漁業者がその漁獲を籠や箱やトレーに入れて戻り、市場の床に広げ買い人が品定めをする。そして入札が始まるが、みんな紳士のようにふるまう。買う気のある買い人は漁師に対して指値を囁く。漁師が入札者の中の相手を決め、漁獲はその買い人にわたり金が支払われる。争いは全くない。入札では数千リンギットの現金がやり取りされる、毎日午前10時に始まり、最後の漁船の分が終わるのは午後2時ごろだ。

この囁く方式の入札は、彼らの祖先から引き継いだものだという。こうした取引方式は国内でもここだけだという。魚商の Koay Beng Hock (34歳)はペナン島から来る。毎朝入札にに来て新鮮な魚を買い, Batu Lanchang の彼の店で午後の市場に並べる。彼の家族は父の時代から30年この入札の常連であるという。「ここには州の各地からやってくる。値引きもできる」と彼はいう。

この囁き方式の入札では買いたいと思う人は控えめな値をいい、落札のチャンスを待つ。しかし、入札参加者は同業の常連であるからほかの人がどのくらいで指値をするかの推測がつく。買い人のほとんどは卸売業者や魚商である。しがし、漁師はレストランや住民に売ることもわずかだがある。「漁師は彼の水揚げをいっぺんに競ることはしない。小分けにして地位さんなグループにもわたるようにする。「この囁く入札方式が漁師にとって良いのは直接消費者に渡せることだ」とKuala Muda Seberang Prai漁業者組合長のJasmin Saadはいう。およそ250人の漁民がKuala MudaのSeberang Prai側で操業、残る250人はKedahの河の方で操業するという。



探索で6隻の船舶の残骸と戦闘機を発見   エストニア

2011-09-23 00:02:04 | 海事
この夏に行われたエストニアとスエーデンによる共同探査で海洋考古学者が西エストニア諸島とリガ湾で6隻の船の残骸を発見した(9月8日Permalink)

船の存在はすでに地元の漁業者やダイバーは知っていたが、その位置は定かではなかったもので、KIHNU島の近くの水面下15mにドイツの貨物船 Meyersledgeが沈没していた。未確認の記録によれば、この長さ63mの船は1944年9月4日KIHNUの沖合3浬でソビエト空軍機により沈められたものという。

「Saaremaa沿岸の沖合の Suur Katel湾ではさらに2隻の沈船が発見され現在識別作業中であり航空機IL-2も発見された」遺産委員会のアドバイザーで水中探査のリーダーであるMaili RoioはMeie Maa紙に語った。IL-2は第2次世界大戦で使用された地上攻撃機である。残念ながら現在の水中の視程は極めて悪いとRoioはいう。このため考古学者ら目視よりもソナーによる探索に頼っているという。

またある程度の確度で潜水艦もあるという。Ruhnu島の2.5浬沖合水深37mにはソビエトのC-310潜水艦があるとされる。これは1950年代にロシアが演習の標的として沈めたものとRoioはいう。またリガ湾では2隻の帆船も発見されており識別のためのさらなる調査が必要である。この貝のエストニアとスエーデンによる探査はバルチック海の水中文化遺産のデータベースを作成する目的のものである。

沿岸クルーズ船が出火   ノルウエー

2011-09-23 00:00:46 | 海事
ノルウエーのフィヨルド観光客船の機関室から出火2人が亡くなり200人以上が脱出の際その中の一部が負傷した(9月16日MP)

262人乗船のうち200人以上が船客であった。 写真はAlesund港の沖合でけむりをあげるNordlys号。警察は2人がなくなり、4人が行方不明というが未確認情報であると。病院関係者は6人が運ばれ、うち2人がやけどと煙により重症であると。運航者によると搬送されたうちの3人は乗組員であると。また一部の乗組員が262人が確かに脱出したかどうかの確認を行っているという。

「火災はいまだ鎮火していない」と救難センターのAnders BangがAFPに伝えた。「現場には消火を必要とする箇所が多い」と本船Nordlysから通報を受けた3時間後に語った。本船はHurtigruten社の沿岸クルーズ船のうちの一つでAlesund 港の沖合で出火、直ちに入港した。Andersen氏は乗船者の国籍については不明だが、ほとんどがノルウエー人という。本船は外国人観光客も多いという。

4億ドルのマグロ産業の命運がかかっている

2011-09-22 23:58:14 | 水産・海洋
フィリッピンの4億ドル規模のマグロ産業はジャカルタにかかっている(9月7日mb.com ph)

業界のプレーヤーらは指を交差して、インドネシア政府の優遇措置を期待している。マグロ取引におけるより多い配分と、現在フィリッピンが加工しているマグロの7割以上が来る海事領域での共同開発についての優遇である。
悪いことにドイツを含むEU諸国が皮肉にも有機野菜サラダが無処理の動物の糞尿による大腸菌蔓延問題で揺れた。最近お病害蔓延問題は欧州諸国における鳥インフルエンザでより厳しい国境や検疫管理をせざるを得なくなっている。フィリッピンのマグロの輸出の半分はEU諸国向けであり、マグロ輸出禁止が業界に大きな傷を与えていると専門家はいう。

Aquilino “Koko” Pimentel III上院議員はマグロ産業はミンダナオに年間4億ドルをもたらし、8社の缶詰工場が稼働、うち2社はザンボアンガに、6社はジェネラルサントス市にある。10万以上の人々が直接雇用され、間接的な雇用は5万人であるという。

農業大臣のProceso J. Alcalaは先週ジェネラルサントスで会合を招集、海面養殖パークと養殖への転換のために資金を投下し、インドネシア領海との間で行われているマグロ漁業会社の破たんを防止し、付加価値を高めることを呼びかけた。Alcala大臣はマグロ漁業会社に対して、調査と開発を進め、病原菌への耐性がありウイルス感染に屈することのない魚やエビの生産を提唱した。ふ化事業に乗り出したり、国内市場に適した魚種の宣伝も必要である。またマグロ生産削減のための準備もされていると示唆した。

Pimentel 議員はAlcala 大臣を呼び、大臣の持つ魅力で、インドネシア人乗組員を0%以上雇用する条件で、フィリッピン漁船が国籍変更せずにインドネシア領海での操業が持続できるよう協定を締結してほしいと求めた。こうした協定なしには漁業者とくにジェネラルサントス市の漁業にあっては脆弱でその4割から全部が破産すると。回遊性のマグロ魚種は熱帯のPNGにまで広がっている。これを懸念する南Cotabato の当局はSarangani から州の南までマグロ魚群を集めるサンクチュアリを設定し、さ魚の誘集めに一部成功している。

水曜日にPimentel議員はアキノ大統領とAlcala大臣に会い、マグロ問題に関し 11月24・25日に予定されている交渉で公正な協定を結んでほしいと要請した。彼は最良の交渉要員を送り隣国であるインドネシアが地元マグロ漁業を守るため公正で公平な漁業協定を結んでほしいと要請した。

缶詰会社2社は資産設備を拡充のため3.47億ドルを投資しており、新しい547人の雇用を生み出したが今年の12月3日に終了する漁業協定をジャカルタが破棄すれば無になってしまうと。協定更新の交渉は11月24・25日に再開される。

Vinashin が34,000 トンの貨物船を進水 ベトナム

2011-09-22 16:16:34 | 海事
Vinashinの子会社であるPha Rung造船所 (PRSY)は34,000トンの貨物船 ‘Inlaco Express’ を9月6日ハイフォン港で進水させた(9月7日INFOVN)

本船はデンマークのCarlBro A/S社と上海のHengar Ship Design社の設計で、ノルウエーの船級協会DNVの監督による長さ180m、幅30mの船で貨物容積は 45,500 立方米である。
‘Inlaco Express’は国際海事規則にもとづいた最新の航海計器や電子機器を装備している。この船はVinashinとVinalineが契約した20隻の連続建造契約によるもので34,000トンの船としてはPRSYで4隻目である。

フカヒレスープ禁止に一歩近づく   カルフォルニア

2011-09-22 00:01:42 | 
州議会は火曜日25対9の票決で中国の伝統的スープの主原料であるフカヒレの販売、交易、所有の禁止を決め、知事のJERRY BROWNに送達した。(9月6日LATimes)

この施策は保護団体によってフカヒレ採取抑制のために支持され、実施されれば世界中のサメの急速な減少防止に役立つことになるが、カルフォルニアの中国系米国人社会を2分している。

数世紀にわたり乾燥したフカヒレによりゼラチン質のスープが高価な中国料理として提供されてきた、しかしこの法案に反対する側は主要原料に禁止は.文化的伝統を差別するものだと。中国料理店や商人らは法案反対のロビー活動を行い、中国系米国人弁護士の支持も得ている。
サンフランスシスコ地区選出Leland Yee議員は「アジアの文化と食べ物に関する不公平な攻撃だ」と表明。しかし一方で中国系米国人立法者、シェフ、セレブにバスケットボールで有名な Yao Mingなどは保護主義者を支持している。

立法者らは火曜日に追加的な条項を承認。その中で、剥製師がフカヒレを所有すること、許可を持つ漁業者が研究機関にフカヒレを寄付すること、レストランがすでに所有するものは例外として免除するとしている。 「今日は世界中のサメの保護にとって記念すべき日だ。西海岸のフカヒレ交易禁止よりも一歩前進した」と保護団体Oceanaの太平洋担当理事Susan Murrayはいう。

同様の立法はワシントン、オレゴン、ハワイでも署名されている。オバマ大統領は今年米国水域でのフカヒレ採取禁止に署名する。州知事のJerry Brown はこの法案に署名するかどうかいまだ明らかにしていない。州議会はこの5月に65対8で法案を議決した。しかし反対派の主張により、カルフォルニア州内で合法的に漁獲された限られたサメの種類からののフカヒレの販売を認めるよう修正提案があった。
数千万尾のサメが毎年フカヒレのために殺されている、科学者らはフカヒレ取引が海洋生態系を混乱させているという。漁業者は活きたサメの鰭だけを切り取り海に投げ入れている。

議員で議案の提出者であるPaul Fongは中国で生まれフカヒレスープを食べて育ったが、フカヒレの取引によりサメの数が減少していることを映画で見て、数年前に保護に転向したという。「この状態が続けば我々の生きている間にサメはいなくなるであろう」「最上位の捕食者が亡くなれば海の生態系は深刻な不均衡に陥ることになる」とFong氏はいう。「自分は中国人としてのルーツや文化はフカヒレがなくとも永続する」と付言。州知事が法案に署名すれば2013年中盤には効力を発行する。

写真:フカヒレ禁止を支持する中国系バスケットボール選手Yao Mingの看板の前を歩く少年。