memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁獲枠にかかわる話   ナミビア

2011-09-29 12:59:33 | 水産・海洋
PescanovaグループのNovaNamは2011/2012漁期のヘイクの最大の許可を受けた。この会社はヘイクの漁獲と加工を行っている。オレンジラフィーとイセエビについては18,585トンの漁獲枠を受けている。NovaNamの雇用は1959人である(9月9日allafrica)

国立漁業公団FISHCORは100%国家所有の企業であるが2番目に大きい漁業許可を取得。ヘイク14,286トンとなった。以上はナミビアヘイク協会が発表した。この会社は国法により1991年設立された。Consortium Fisheries社は Ohlthaver & List (O&L) Group の子会社であるが9858 トンの漁獲枠を取得した。Tunacor漁業社は1200人を雇用する会社であるが4897トンの枠を、またLalandi White Fish Processors社は5841トンのヘイク枠を取得した。Kuiseb FishProducts社は7304トンCadili FishingとOryx Fisheries社はそれぞれ5692トン、3086トンを取得。

ヘイクのTACは2010/2011漁期が14万トンであったものが18万トンとなった。ヘイク漁期は2011年5月1日から2012年4月1日までである。漁業部門はランド通貨高、燃油の高騰、高価格製品の需要低下などにより災いを受けているが政府によるTACの増加を歓迎している。

ヘイクの輸出金額は17億ナミビアドルで9000人の雇用を生んでいる。ナミビアの輸出の9割はEU、米国、豪州、向けでありポルトガル、スペインが単独国としてはヘイクの輸入が大きい。


沈船から200トンの銀塊を発見

2011-09-29 00:04:07 | 海事
最大規模の発見のひとつともいえる1.5億ポンドの価値が見込まれる銀塊が英国の沈船で発見された。この船は1941年インドから英国に向かう途上ドイツのUボートにより撃沈されたもの(9月27日Times of India)
 
この沈没船 SS Gairsoppaは200トンの銀塊を積んでいることを米国の探査会社Odyssey Marineが発見。この価値の8割を同社が受け取ることになると、契約した英国運輸省。95人の屈強な乗り組みのうち魚雷による襲撃で生存者はわずか一人、本船はアイルランドにたどり着こうとしたものとBBCが報道している。本船はインドから英国に向かう帰路悪天候の中で燃料が不足、Galway港を目指したが、ドイツ潜水艦に阻まれたのち撃沈された。

412フィート長さのこの船は今年の夏北大西洋のアイルランドから距岸300浬、水深4700mで発見され、先週 SS Gairsoppaであることが確認された。本船引き上げの作業は来年の第2四半期から開始されるとOdyssey Marine's社のプロジェクトマネジャーAndrew Craigが発言。


沈没寸前の画像

2011-09-29 00:03:20 | 海事
インドネシア船籍の船舶が南シナ海のTioman島の沖合8浬で他船と衝突したのち沈没した(9月13日SNT)

本船 MT Cendanawatiの船長Dadi SuyadiはこのCOSMIC10との衝突で頭と首を負傷した, ほかの19人の乗組員は無屑で脱出できた。マレーシア東部海事執行局の局長Captain Syd Mohd Fuzi Syd Hasan は乗組員は現場を航行中のLady Anyvisiaにより救助されたと。「マレーシア海軍は調査のためKD Jarak を派遣した」「乗組員はここ Tanjung Gelang基地に移送された」と彼は語った。

調査の初期情報として、MT Cendanawatiは潤滑油を積んでタイからスマトラに向かっていた。乗組員によれば、本船を避けるために相手のCosmic10は左舷に舵を切ったという。しかしこれが間違いで、このために衝突が発生した。「 Cendanawati は機関のある船体中央部に衝突されこれが沈没原因となった」とCapt Syd Mohd Fuziはいう。Cosmic10は航海を継続することを決定したという。

タンカーM/T PHOENIXが無事“沈没” ダーバン沖

2011-09-29 00:01:57 | 海事
長さ164mのタンカーが沈んでいった。ダーバンの北Sheffield Beachから78㎞曳航されてから2日後のことで、本船は7月から現場にあった(9月9日SNT)

Sheffieldビーチに座礁して以来41日、とどのつまりMT Phoenixはダーバンの視界から消えていった。当初は建造以来47年のこの船に物見の人たちが詰めかけた。

南ア海事局の地区マネジャーCaptain Saroor Aliがおよそ3400万ランドの作戦に就任したが、本船が水深1000メートルの海底に沈み安堵した。「サルベージの乗り組みは現場に24時間留まり、Samsaが沈没の状況を監視する」と。Samsaは予期せぬ事故の防止のため安全基準に従う。「常に環境を心にとめて」 「われわれは農業省が環境破壊の無いように決めた3か所以外にも行った。沈んだあと水中に油は認められなかった。すでに油が十分に抜かれていたことを示す」と。農業環境局はこの作戦の結果に満足の意を表明した。本船船主は当初ナイジェリアであろうと思われたが、いまだ判明していない。