memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁船Mirzaの救助に"Murmanryba"を派遣

2011-09-10 14:43:39 | 水産・海洋

漁船がバレンツ海の南で航行不能となった。漁船Mirzaはバレンツ海南部で操業していたが悪天候の視界不良の中でプロペラがトロール網に絡まり航行不能となった(9月2日 ロシア漁業者新聞)

漁船の船長は緊急信号を発信した。FSI "Murmanrybvod"によればタグボート"Murmanryba"が派遣された。本日 5:00 am救助船は現場に到着、問題の漁船の曳航を開始、Kola 湾のSemiostrovskyに向かっている。15時間ほどで湾に到着の見込みという。

イカ漁業の衰退

2011-09-10 00:01:10 | 亜細亜海道
LAタイムスが素晴らしい話を掲載している。韓国の沖合の小島の老女は生計のために乾したイカを商っている。(8月29日SCIOENCE2)

それがどんなイカであるか自分にはわからないがたぶんアカイカ(1短い強力な腕と大型の菱形の末尾鰭を持つ非常に活発な円筒状のイカ)であると思うこの属にはフンボルトイカも含まれる。地理的にみてOmmastrephes ないしは Todarodesと思う。

<LAタイムスの記事によれば・・・>
ひと世代前、島の住人のほとんどおよそ1万人がイカ産業に従事していた商人としてのキムさんや半農半漁の人々は毎年の冬には陸で艱難辛苦してはたらき夏場は海に出た。Ulleungdo鬱陵島の名声は高かった、美味なイカはかつては韓国本土や日本に出荷されていた。火山島でありこの島一週は車でおよそ3時間。島には断崖や美しい風景があり観光客をひきつけた。

飽くなき水産物市場との結びつきで鬱陵島は乱獲を始めたのでイカの漁獲は急落した。さらに観光客を呼び込んだので島の仕事は漁業から観光業へと様変わりした。非常に簡単に。自分が興味をもったのはこの完璧な切り替えだ。こうしたことはしばしば世界中の環境保護主義者が宣伝し企画されたりする。熱帯雨林の伐採を止めてツアーガイドで生計を立てる。象撃ちをやめてサファリガイドになる。といったことである。

いくつかの場所では環境破壊は自暴自棄の行為であり、長年の文化伝統の表現ではなく、切り替えお容認するのは簡単だ。しかし鬱陵島のような場所では漁業はまず普遍的な生計の道である。以降について葛藤を感じないことは難しい。

キム(金)さんにとって訪問者の流入は手短に売り上げをのばすことになる。でも彼女は自分の島の性格が変わることを恐れる。「もしイカがいなくなったら、ここはもう昔と同じでない」と彼女はいう。地元のイカ精神のためにこの島は毎年イカ祭りを開く。しかしい自分はモントレーのイカ祭りを思い出さずにはいられない。自分がイカの研究のために尋ねたときよりもそれは衰退してしまった。

もちろんやわらかい心を持ったイカの抱擁者、それが自分だ。自分はイカが裁かれ食べられる光景が好きだ。「イカはかわいい。あの丸い胴体と脚で噴射する。だめなことはない」

記事の著者DANNAはイカについて研究カルフォルニア大学で修士号を取得した。