memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ほとんどのサバは食用に漁獲する   アイスランド

2011-09-07 17:40:50 | 水産・海洋
表層魚を漁獲するアイスランドの代表的漁業会社HB Grandiはほとんどのサバは食用目的で漁獲される,過去のようにフィッシュミールや魚油目的ではないと(8月29日FUD)

アイスランドはEUとノルウエーに対し独自に設定したサバの漁獲枠146,500トンが長期間にわたり資源を破壊すると異を唱えられている。ともあれ今年の漁期は来月終了するがおよそ1万トンのサバとニシンの冷凍品がHB Grandi社のVopnafjördurの表層魚工場にあるとされ、昨年の同時期に比べおよそ3,000トン多いと同社はいう。

この増加は同社の水揚げにおいて“特に顕著なもの”であるという。水揚げは今年は昨夏よりも少なかった。その理由は3隻の漁船の出漁が遅くなったからだ、など様々な理由がある。

HB Grandiの表層魚部門の Vilhjálmur Vilhjálmssonによれば同社の枠の割り当ては良い位置にある。これまでに8,000トンのニシンと9,000トンのサバを漁獲した。また同社は太西洋-スカンジナビアニシンの漁獲枠20,800トンと15,500トンのサバの枠を持っている。すべてHBである。
Grandi社の船は19,000トンを漁獲し、さらにとることのできる分が36,300トン残っている。同社は漁獲も加工も順調、特にサバがそうだ。昨今の漁獲はサバですべて食用向けである。アイスランドは濃密なサバに恵まれ、レイキャビック港の中にさえサバが入り込んでいる。アイスランド、ノルウエー、EUとの間の紛争解決のための交渉が持たれた。

ベトナム沖でインド軍艦に遭遇    中国海軍

2011-09-07 00:02:03 | 海事
正体不明の中国艦がインド軍艦に対し属性を明らかにすることとベトナム沖の南シナ海にいることについて質した、とFinancial Timesが伝えた(9月1日AFP)

ロンドンの新聞によれば、この事件に関して詳しい5人が伝えるところでは、インドの強襲揚陸艦INS Airavatがベトナムへの入港連絡をしたあとのことで、公海上であった。これは今年の一連の中国の行動の最新のもので、周辺諸国に対する、特にベトナムとフィリッピンに対する海事上の積極性を背景にしている。
中国は世界の通航の要所である南シナ海の主権を有し、石油資源い富むとされるスプラトリー諸島の領有を公言している。しかしそれはベトナム、フィリッピン、台湾、ブルネイ、マレーシアの主張と相容れない。ベトナムと中国は別の長期間にわたる紛争としてその北方にあるパラセル問題がある。

インド海軍のINS Airavat はベトナム中南部の港 Nha Trangと北部のHaiphong港を7月後半に訪問している 。この事態に詳しい一人は「何かがあった」といい、中国とインド艦船の遭遇がベトナムからどのくらい沖合で発生したのかまでは不明という。「これは典型的な中国のアプローチだ」といい、中国側の当該船は「ここは自国の領海だ。この領海で何をしているのか」と言い切ったという。

ベトナム外務大臣はそれに対し直ちに答えることはできず、またハノイのインド大使は国外にいたという。ここ最近、フィリッピンとベトナムは中国が石油探査船や南シナ海の漁民への嫌がらせをしていると発言。米国務省長官ヒラリー・クリントンは7月に自由航行できる海域での恫喝行為を非難している。ペンタゴンの水曜日の報告は中国が海軍力に焦点をあて強めている。南シナ海における商船レーンと地下資源の戦略的確保を目論んでいると。中国の首脳部は軍事の近代化計画は単に“自衛”目的のためだと主張している。

写真:インドの強襲揚陸艦INS Airavatである。要目は下記のとおり
Class and type: Shardul class landing ship
Displacement:5650 tons
Length: 125 m
Beam: 17.5 m
Draft: 4 m
Propulsion:Kirloskar PA6 STC engines
Speed: 16 knots
Capacity: 11 MBT
10 infantry trucks or APC
500 troops
Troops: 500
Complement:11 officers, 145 sailors
Electronic warfare and decoys:Chaff launchers
Armament: 2 x WM-18 rocket launchers
4 x CRN-91 AA (Naval 30mm Medak) guns, MANPAD's
shoulder-launched IGLA SAMs
Aircraft carried: 1 Westland Sea King or HAL Dhruv[3]



グリーンピースへの対抗策を検討中

2011-09-07 00:01:18 | 水産・海洋
シーロード社Sealordはオークランドの街がポスターや幟であふれかえり、同社が持続不可能な“マグロ漁業を行っているという宣伝に対し対抗措置を考えている(8月31日WFAN)

ポスターはシーロード社のロゴに“ロゴはすてきだが悪いマグロ”というフレーズを配した物。しかしその活動は止まらずThree Kings貯水池ではシーロード社のマグロ缶詰を模した上に“よくないマグロ、持続できない資源を漁獲”と付け加えてある。また環境団体は航空機により同じ言葉の吹き流しで宣伝している。

グリーンピースはまき網漁法の禁止とマグロのほかにサメやマグロの稚魚、ウミガメなどおひきつける蘇魚誘集装置の使用禁止を求めている。このキャンペーンはここ数か月で勢いを増していて英国の主要缶詰会社はその漁法を止めること約束。加えて太平洋公海からのマグロ資源確保をしないことにした。とはいえ、シーロード社は人々の問いに答え“誤解を招くような極端な行動主義に騙されない”と主張。
シーロード社の市場担当専務 David Welshは声明文で「シーロードのマグロは持続可能である。混獲比率も極めて低くサメ類では0.16%,マグロ以外の魚で1~2%である。われわれは紛らわしい攻撃に対しいかに対応するか法的阻止について検討している」

しかしながら、シーロードの弁護士からの公開質問状を受け取ったのちにシーロード社のマグロ資源についての「我々の声明文の背後に立つと。我々は人々が買う食品の生態学的影響について知る権利があるとか考えている。チェックポイントでの選択が必要だ」と。

餌となる魚がカルフォルニアでは

2011-09-07 00:00:04 | 水産・海洋
もしあなたが事情を知らなければマイワシやイカのような餌となる魚はカルフォルニアでは危機に瀕していると思っているだろう(8月27日montereyherald)

それは活動家がほのめかしたことで事実でじはない。カルフォルニア沖の餌となる魚forage fishの表層魚漁業は漁獲率を下げて行う世界で最も保護された漁業である。厳しい漁獲規制に加え海洋生物保護法を実行、鳥類や海洋生物の保護を行っている。ところが、活動家たちは議会法案1299でさらなる規制をしようとしている。

カルフォルニアはすでに餌となる魚種について科学的根拠による管理過程を行っている。連邦大平洋漁業管理審議会もまたカルフォルニア現状生態系管理計画をつくりカルフォルニア州だけではなくは西海岸全体を網羅している。さらにまた、連邦沿岸表層魚管理計画は10年以上前からこうした魚の生態系を基準とした管理政策を実行している。

新しい法制を始めるにあたり、カルフォルニアの管理の歴史においてAB1299のような財政的に無責任かつ無礼な法制はなかった。国家海洋漁業局NMFSはこの法案の冗長性と重複性について懸念を表明した。これにより生態系に基づいた管理を妨害することになると指摘した。AB1299法案は餌となる魚の保護にはならず、カルフォルニア州の範囲を越えていると。

しかしこの法案はカルフォルニアの歴史的なWETFISH(マイワシ、カタクチ、サバなどの総称)の将来を危うくするものではない。WETFISHはカルフォルニアの漁業経済の背骨である。AB1299は不当にカルフォルニアの漁業者を規制する。こうした魚に連邦政府がか発に管理し監視しているし、ほとんどの魚種は西海岸全体で漁獲されるからである。

この経済危機の中、なぜカルフォルニアが数百万ドルを散財しなければいけないのか、そして数千人の雇用を犠牲にし、既存の法律と重複してまで。あきらかにこれは彼ら活動家にとっては関係のないことなのだ。彼らの論理はカルフォルニアで乱獲が行われているから変化が必要という論旨だ。

AB1299法案の支持者には餌となる魚についての誤った主張がみられる。たとえば、彼らはNOAAによるカルフォルニアの現在の生態系を参考にしイカなどを含む海洋生物の減少傾向を予測している。しかしNOAAの資料はまだ単純なドラフト案にすぎない。評価では南カルフォルニア水域のことが除外されている。そこではイカの漁獲の8割が行われている。記録的な産卵が2020年には見られている。