淡水産外来魚がマダラ、八ドックといった脅威にさらされている海産魚にかわり英国の貯水池で養殖されることになるかも知れないと科学者らはいう。(8月27日 Telegraph)
研究者らはアジア産淡水外来魚を英国の晩の食卓に持ち込む努力をしている。それらの魚の種類にはハクレン、メコンナマズなども含まれ果断ではあるが旨い魚といしてマダラ、サケ、マスなどの代替えになる。すでにBournemouth大学の研究者らは目隠しテストで食味について合格しているという。
100人の消費者にテストをしたところ、39%がメコンナマズpangasiusを16%がコイを43%が伝統的なマダラを選んだという。Big headed carpコクレンはコイの一種であるが東アジアの池では100ポンドにも成長する。その身はピンク色で研究者らはマスやサケの代わりに使えるのではないかと考えている。Silver carp ハクレンは中国で養殖され、pangasiusはメコン河のナマズである。その両者とも白身であり、マダラの格好の代替え魚となる。
それらの魚は植物性の餌を捕食することから環境には優しい。つまり養殖のマスやサケのように海産の小型の天然魚を必要としない。養殖のサケやマスは動物性の餌を捕食するので海でとれた魚からペッレト餌料として与えられる。2.2ポンドの養殖サケマスの生産には9ポンドの天然魚を必要とする。貯水池などでの淡水魚の養殖は同時に水路を塞いだり水に毒を与える植物や水草の除去にもつながる。
研究者らは今英国の貯水池で外来淡水魚の試験を行おうとしている。Bournemouth 大学の生態保護部門の研究リーダーであるSean Grahamは
「我々は淡水環境で持続性のある養殖可能な魚種の確認をおこなっている」と。「海産魚についてはすでに開発されつくしている、また養殖魚にあってはサケマスの場合その餌となる魚に圧力を与えている」 「我々の研究では消費者らが代替え魚を認め、実際にその味に満足している場合もある」(以下省略)
写真はコクレン