memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

インド人による密漁に抗議  スリランカ北部漁民

2011-09-05 15:48:15 | 水産・海洋
北部州の漁民集落の集団はインド人漁船による領海への侵入について討議するため漁民を招集することを決めた(8月28日newsdesk)

集会は9月10日インドに最も近い影響を強く受けているThalaimannarで行われる。彼らは密漁者に対し抗議するとともに、権利維持のためにとるべき対策についての討議を行う。北部州の漁民らはスリランカ領海で密漁するインド漁船の数は一日に2,000隻という。それが持ち去る一日の漁獲量は北部州の漁民がのひと月の生活に足る分という。インド漁船のスリランカ水域への侵入は週3日が習慣となっているという。

この密漁は両国政府にとって常に問題となっている。 両国当局による度重なる交渉にもかかわらずインド漁民の侵入は続き、ほとんどがインドのTamil Naduの漁民によるものだという。しかしながらTamil Naduの漁民と新たに選出された担当大臣は逆にスリランカ漁民により嫌がらせを受けていると主張、騒ぎを起こしている。
インド外務大臣S.M. Krishnaは先ごろ、スリランカ漁民104人が拘束されていると指摘、インド漁民が漁業規則違反でスリランカに拘束されている者はいないと。


見かけのよくない泥鰌が流行に・・・・その特徴

2011-09-05 05:27:25 | 
日本の野田新首相がドジョウの再発見に拍車をかけた。この泥に棲み餌をあさる淡水魚はCobitidae類である。(9月3日Seafood Source)

選出されたあとのに公式会見で新しい民主党の総裁で首相となる彼はアイダミツオのドジョウの詩を引き合いに出した。困難な日本の現状にかんがみ自分はドジョウのようだとし「自分はたとえ泥の中であろうと、辛抱して、とのべた。ドジョウの詩にはこんな一節がある。「ドジョウは金魚のまねはしない」この詩は1991年にアイダの亡くなる5年前に刊行されたもの。主題は人の真似はするな」である。

火曜日、出版社のダイアモンド社はこの詩を含むアイダの詩集を急遽5,000部増刷することにした。また東京にあるアイダミツオ記念館の訪問者が50%増えたという。そこにはドジョウの詩は展示されていないが多くの参観者が問合せしたので展示をすることになるかもしれないと。同館の学芸員であるアイダノ長男は驚きを隠せない。彼は父親の作品が再び広く知られることに喜びを隠せない。

日本では “dojou,”と呼ばれる。ドジョウは一般には鍋にして食べることが多い。野菜も入れて健康的で滋味豊かなシチューとなる。しかし今回の動きで、日本人はすぐに流行に走る、とくに食物についてそうなのでの、レストランのドジョウ需要が増加するかもしれない。
この魚 Misgurnus anguillicaudatus種で“天気予報ドジョウ”とも呼ばれる。それは気圧の変化を察知し、反応藩王して必死に泳いだり、直立して泥に潜ろうとしたりする。この魚は最大30センチほどにまで成長する。底に生息するゴミ掃除役で有機物を捕食する。水族館では金魚と仲良しである、だからアイダはその相違を詩にしたのであろう。かたやきれいな水を好み、土壌は泥に穴を掘る。それぞれに特性があり競争したり真似することはない。

ドジョウは池や川で簗で獲られる。しかし中国では養殖されている。江蘇省、連雲港のLoach-sea Co社は日本や韓国向けにトン当たり368.42ドルで輸出していると。

海外漁船に対する労働条件についての調査  NZ

2011-09-05 05:26:54 | 海事
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海外籍漁船における労働基準とその実態についての調査をNZ政府が行われるが海員組合は「暗部に光を当てることになるだろうと」発言。>(8月25日WFAN)<この問題は最近の水域内の外国籍漁船の乗組員虐待などに起因するもの>

この動きを海員組合の専務理事Joe Fleetwoodは歓迎,政府の目的は良いことであるが「労働基準に対する強制可能な規制規則と雇用を含め我々の資源を利するような大きな案件であるべき」と表明した。また同氏はこれは長年の懸案であるとされてきた。「不名誉な慣行が常態化しこの産業で受け入れられてきた・・・長年にわたり放置されてきた問題である」と。

この問題の解決に関する彼の見解は簡潔である。「我々はNZの運航者によりまともな賃金と条件によるNZ人を雇用しての漁業と加工を望んでいる。我々はJV方式の段階的廃止を望む。ところが実態はその逆に失敗し、その結果NZは国際的に不名誉な慣行が容認される国とみられてきた」とFleetwood 氏は付け加えた。「もし外国人乗組員がフェーズアウトすればその虐待や搾取、未払い問題なども解決する」
しかしながら国際的な漁業コラムニストのMenakhem Ben-Yami氏は問題はすでにNZの門口にまで来ている譲渡可能な漁獲枠システムが原因と指摘。「漁獲枠は数社の手に集まり、自分の船を持つより安価な外国船を傭船することにつながる」という。