ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

勝新太郎の主演・プロデュース・半分以上のエピソードで脚本・監督をつとめた『警視-K』がCSで放送される(あと『消えた巨人軍』も)

2020-05-08 00:00:00 | 映画

最近自宅にいることが多いので、CSなどでやっている勝新太郎主演の座頭市の映画やドラマを観ています。で、私が得た結論は、「座頭市って結構面白い」ということです。現在映画もちょいちょい放送されていますが、『新・座頭市』の第一シーズンを現在時代劇専門チャンネルで2話ずつ土曜深夜に、BSフジで火曜日に1話ずつ放送しているので、興味のある方は乞うご視聴。ちょっと現在のテレビドラマでは考えられないようなゲストが登場しますし、なかなか貴重です。

それで勝といえば、来週月曜日から、1980年に勝がプロデュース、主演、半分以上のエピソードで脚本・監督をつとめた『警視-K』がCSのAXNミステリーで放送されます。このドラマは、半年26回の予定だったのですが、視聴率が悪すぎて3か月ワンクールでの打ち切りとなりました。予算オーバーもひどく、翌年勝プロダクションは倒産の憂き目にあいます。このころから彼は、映画『影武者』での主役降板などトラブルメーカーとしてひどくなった感があります。

このドラマは、のちに再評価されたようで、現在DVDでも購入可能です。

警視-K DVD-BOX

実際このドラマは、勝と仲のいい緒形拳原田芳雄ジュディ・オング原田美枝子らも出演しています。原田など、勝撮影のヌード写真集も発売しているくらいです。ただWikipediaを引用すれば、

>勝の意図で作品にリアリティを出すため、脚本はストーリーの骨格など主要な部分だけを残し、出演者のやりとりは全編ほぼアドリブで行われている。そのため、フィルム撮りでロケーション主体の作品ながら、どんな撮影状況でも音声は同時録音で行うという、テレビドラマとしては比較的特殊な撮影が行われ(現場録音が困難な場合アフレコなどの音声別録りが行われることが多い)、演者の音声が周囲のノイズと混然となり、聞き取りにくい箇所が多く存在する。また状況説明のみの演出で台詞のやりとりは俳優の個々の解釈に委ねるなど、即興性や臨場感にこだわった結果、出演者が台詞に詰まる場面も見受けられた。実際に第1話放映の最中から「台詞が聴こえない」「言ってる意味がわからない」などと抗議の電話が殺到、日テレの電話回線がパンクして、勝プロにも対応専用電話が設置されるまでになった

とあるくらいです。このようなドラマは、同時代でなくむしろ過去の時代になった時点で鑑賞するほうが面白いのかもしれません。ここは私も期待します。

あとついでに。これもDVD化はされていますが、1978年制作のドラマ『消えた巨人軍』が同じAXNミステリーで放送されます。10日日曜日に全5話が一挙放送されるとのこと。

消えた巨人軍

よくこれも、CSとはいえ放送されるなと思うし、また1978年制作とだいぶ昔のドラマとはいえ、よくこれが製作されましたね。いくら関連会社である日本テレビでの放送とはいえです。原作は西村京太郎、主演は藤岡弘水沢アキです。当方、別に野球が好きな人間ではありませんが、キワモノ好きということで、ぜひ楽しみたいと思います。読者の皆さまもよろしければぜひどうぞ。


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