ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

1分あるいは10秒でも我慢できれば、防げる自殺も多いはず(神田沙也加の死について)

2021-12-20 00:00:00 | Weblog

あ、すみません。今日も違う記事を予定していたのですが、これも時事ネタですので。何をいまさらながらのニュースを。

>歌手・俳優の神田沙也加さん死去 35歳
2021年12月19日 18時36分 

歌手で俳優の神田沙也加さんが18日、滞在していた札幌市内のホテルで倒れているのが見つかり、搬送先の病院で亡くなりました。35歳でした。関係者によりますと部屋の窓から転落したということで、警察は自殺の可能性もあるとみて調べています。

関係者によりますと、18日午後1時ごろ、札幌市内のホテルの14階部分にある屋外スペースで倒れているのが見つかり、病院で手当てを受けていましたが死亡しました。

滞在していた上層階の部屋の窓から転落したということで、警察は現場の状況などから自殺の可能性もあるとみて詳しい状況を調べています。

神田さんは俳優の神田正輝さんと歌手の松田聖子さんの長女で、2001年のデビュー後は歌手や俳優、声優としても活躍し、大ヒット映画「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版では主人公・アナの声を演じました。

神田さんは18日、札幌市内で上演されているミュージカルに出演する予定でしたが、直前になって体調不良を理由として出演の取りやめが発表されていました。

(以下略)

自殺と断定できるわけではありませんが、たぶん自殺の可能性が高いと思いますので、非常に失礼ではありますが、彼女は自殺したということを前提として記事を書いていきます。

特に私は、神田沙也加を好きとかいうわけではありませんが、ただ彼女って生まれた時から注目される人ではありましたからね。彼女のサイトより。

>神田沙也加に関するお知らせ
2021.12.19

これまで神田沙也加を支えてくださった皆様にご報告させていただきます。
2021年12月18日午後9時40分、神田沙也加(享年35歳)が急逝いたしました。

応援してくださったファンの皆様、お世話になった関係者の皆様にこのようなご報告を差し上げることは大変残念でなりません。私共もまだ信じ難く、受け止めることができない状況でございます。

詳しい状況は現在調査中ですが、マスコミの皆様におかれましては、ご親族への取材や、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。

株式会社 ローブ
代表取締役 蒲池 光久

彼女は、松田聖子とは関係がよくないという報道もありますが、そのあたりの真偽は私の知るところではありませんが、事務所代表の蒲池氏は松田聖子の兄だったはずで、伯父と姪の関係にあるわけであり、そのあたりは母方とも関係のバランスを取っていたのかもしれません。

それで、彼女が自殺したという前提で話を進めますと、彼女の場合どういう事情でそこまで追いつめられたかはわかりませんが、発作的なものですかね。そんなに売れていないということもなかったかと思いますが、やはり心の中に鬱屈したものもあったのか。

そのあたりは彼女の内面なので他人にうかがえるはずもありませんが、私が思うに、発作的な自殺は、自殺したいときに1分間、あるいは10秒間でも我慢できればなんとか防げることもあるはずなんですがね。しかし彼女は、それができなかったということなのでしょう。

ホテルから飛び降りて亡くなった有名な芸能人というと、私が知っているのが 沖雅也ですね。沖は1983年6月26日に偽名で京王プラザホテルにチェックイン、28日に本館最上階から飛び降りて亡くなっています。31歳の誕生日を迎えてから間もなくでした。

沖の場合、舞台の座長公演が終わったあとで、仕事もいろいろ入っていたわけで、彼がどうして自殺したのかは不明ですが、神田沙也加もまさにミュージカルの主演で公演中だったわけで、当面仕事に困っていたわけではない。事故死だったらまた話が違いますが、自殺であったらやはり精神的な疲れみたいなものもあったのかもですね。

それで考えるに、上にも書いたように、発作的な自殺の場合、その瞬間を自殺しないで過ごせれば自殺しないで済みます。沖の場合、自殺の1週間前くらいに京都の松竹の撮影所を訪問していて、後にしてみるとどうも最後のお別れに来たのではと関係者は推察しているくらいで、たぶん沖は覚悟の自殺なのでしょうから、彼の自殺は防げなかったのでしょうが、神田沙也加はどうか。おそらく防ぐことも可能だったのではないか。そうはいっても35歳で独身(離婚経験あり)ですからね。自分で相談なりなんなりする必要があったのでしょう。なお上のNHKの記事には、最後にこのようにあります。ほかの記事にも、似たような文言を見かけました。

>悩みを抱えている方へ 相談窓口の情報
「日本いのちの電話」
▽ナビダイヤル 0570-783-556
午前10時~午後10時

▽フリーダイヤル 0120-783-556
毎日:午後4時~午後9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時

厚生労働省は、悩みを抱えている人に対して相談窓口の利用を呼びかけています。
厚生労働省のホームページでは、自治体などの電話相談の連絡先や複数のNPO法人がSNS上で行っている相談窓口のQRコードなどを掲載しています。
インターネットでは「厚生労働省」「まもろうよ こころ」などで検索できます。

というわけで、読者の皆さまも、いろいろ苦しくなったら、上のようなところに相談をしましょう。自殺をしたってしょうがない。

なお神田沙也加が(理由はともかく)飛び降りたホテルは、こちらのようですね。写真は、こちらより。

ホテルの紹介文として、

>19世紀末のウィーンを飾ったゆたかな創造の息吹をたどって。地上60m以上に位置し、昼は札幌市街、夜は煌めく夜景をお楽しみ頂けます。全室完全禁煙/全館Wi-Fi接続フリー/空気清浄機完備

とあります。神田沙也加が落ちたらしい
 
>14階部分にある屋外スペース
 
の部分も確認できますね。沖の時代は、飛び降りたホテル名が大々的に報道されましたが、今回はそのようなことがないのは、時代の変化でしょう。

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