北朝鮮による拉致被害者・増元るみ子さんの弟である増元照明氏の暴走ぶりがひどいですね。
氏は、自分のHPの７月６日の記事で、このような主張をします。
＞この時期に、わが国では本気で「被害者救出のシナリオ」を考えておくべきだ。
外交機密費を駆使し、脱北者からの情報収集を綿密に行い、被害者の生息している地域と人数を把握していくことが肝要だ。
氏は、北朝鮮の崩壊が近いという認識のようです。私はその意見には全く同意しませんが、しかしここは彼の意見を拝聴することにしましょう。
で、「被害者救出のシナリオ」って何なんでしょうね。
＞被害者の生息している地域と人数を把握していくことが肝要だ
って、そんなことわかるわけないでしょう。
「生息」という言葉もかなり違和感がありますが、拉致被害者の居住している場所なんかわかるはずがないし、自衛隊か警察の救出部隊を北朝鮮に派遣するなんてできるわけがないじゃないですか。
日本政府だってそんな馬鹿じゃないし、そんなことをもしほんとにしたら、まあ想像を絶するほど悲惨な事態になるだけでしょうね。
実は、私がこのブログでいつも馬鹿にしている荒木和博もそのような主張をしています。荒木がそんな誇大妄想なことを主張しまくっているうちは「馬鹿」と思うだけでしたが、拉致被害者家族がそんなことを主張しだすと、もうあんまり笑ってばかりもいられませんよねえ。
また増元氏は次のような主張もします（６月１９日の記事）。これは、蓮池透氏の発言を踏まえてのものです。
＞ここで、不思議なのは、未だ帰国をはたしていない「拉致被害者」の家族が北朝鮮に対し、厳しい制裁を望み、帰国をはたしてしまった家族会の一部が「宥和」を唱えていることだ。
帰国していない被害者の家族は、北朝鮮にいる被害者に危害が加えられるかもしれないというリスクを持ちながら、「制裁の発動」という厳しい道を選択し、リスクを持たない帰国被害者家族の一部が、有識者然として「宥和」を叫んでいることだ。
リスクを持たない人が北朝鮮寄りの発言をし、リスクを有する家族会が「制裁」を叫んでいることだ。
氏がそのようなことを叫びたくなる気持ちはわかりますが、でも現実問題として増元氏らの態度は、安倍とか巣食う会とか日本会議みたいなところを利するだけですよねえ。氏が04年の参議院選挙に立候補した時、あまり票を取れず敗れたのも氏の姿勢がけっして有権者が支持できるようなものではなかったからでは。
さらに６月１７日の記事では、朝日新聞に寄稿した田原総一郎氏の文章を批判し
＞それが出来ないなら、北朝鮮のプロパガンダに走る人物は、金正日政権の擁護者であり、確信的に日本を危ない方向に持っていくことになる。そして、北朝鮮人民をも見捨てる非人道的なジャーナリストとなる。
とまで論難します。
氏の基本的な思考様式ではそういう話になるのかもしれませんが、こんなこと主張したって一部の極右が喜ぶだけですね。いや、氏はすでに極右か。
こんな態度じゃ、蓮池透氏が家族会を離れるのも仕方ないですね。増元氏からすれば、蓮池氏は卑劣な裏切り者になるのかもしれませんが、私は蓮池氏が冷静になったのだなと思うだけです。
また、これは増元氏だけの話ではありませんが、氏はこのように書いています。（６月１９日の記事）
＞しかし、家族会の総意は家族会総会で確認していることだが、１、訪朝はしない。２、すべての被害者を救出するには「制裁の発動」という圧力が不可欠。というものであることは間違いない。
２はともかく、１の訪朝はしないというのは、横田夫妻にはちょっとひどいと私は思います。失礼ながら、亡くなっている可能性が非常に高い（と言わざるを得ません）増元氏らとちがい、横田さんはお孫さんが生きていることが分かっているんですからね。いや、その他の拉致被害者家族の方々の中にも、ぜひ北朝鮮に行って、自分の家族の生活の証を見たいという方もいるんじゃないんですかね。いたとして、拉致被害者家族仲間だろうとなんだろうと、それを非難する資格はだれにもないでしょう。
ていいますか、私が何回も書いている通り、とりあえず横田さんはお孫さんに会ったほうがいいんじゃないの？
そうすればいろいろな情報が入るし、わからないこともいろいろわかります。常識的に考えて、会って損はしないし、得はたくさんあります。
非常に厳しい言い方をしますが、もしかしたらめぐみさんが亡くなったということを、横田夫妻も納得するかもしれません。いや、正直ご夫妻は、もうめぐみさんが生きているとはあまり期待はしていないでしょう。北朝鮮のへの復讐のためにお孫さんに会わないのでしょう。が、そんなことは不自然だと思います。
蓮池透さんは横田夫妻に訪朝してほしいと語っています。増元氏も、それくらいのことを言える心の広さがほしいのですが、できない相談でしょうね。
氏は、自分のHPの７月６日の記事で、このような主張をします。
＞この時期に、わが国では本気で「被害者救出のシナリオ」を考えておくべきだ。
外交機密費を駆使し、脱北者からの情報収集を綿密に行い、被害者の生息している地域と人数を把握していくことが肝要だ。
氏は、北朝鮮の崩壊が近いという認識のようです。私はその意見には全く同意しませんが、しかしここは彼の意見を拝聴することにしましょう。
で、「被害者救出のシナリオ」って何なんでしょうね。
＞被害者の生息している地域と人数を把握していくことが肝要だ
って、そんなことわかるわけないでしょう。
「生息」という言葉もかなり違和感がありますが、拉致被害者の居住している場所なんかわかるはずがないし、自衛隊か警察の救出部隊を北朝鮮に派遣するなんてできるわけがないじゃないですか。
日本政府だってそんな馬鹿じゃないし、そんなことをもしほんとにしたら、まあ想像を絶するほど悲惨な事態になるだけでしょうね。
実は、私がこのブログでいつも馬鹿にしている荒木和博もそのような主張をしています。荒木がそんな誇大妄想なことを主張しまくっているうちは「馬鹿」と思うだけでしたが、拉致被害者家族がそんなことを主張しだすと、もうあんまり笑ってばかりもいられませんよねえ。
また増元氏は次のような主張もします（６月１９日の記事）。これは、蓮池透氏の発言を踏まえてのものです。
＞ここで、不思議なのは、未だ帰国をはたしていない「拉致被害者」の家族が北朝鮮に対し、厳しい制裁を望み、帰国をはたしてしまった家族会の一部が「宥和」を唱えていることだ。
帰国していない被害者の家族は、北朝鮮にいる被害者に危害が加えられるかもしれないというリスクを持ちながら、「制裁の発動」という厳しい道を選択し、リスクを持たない帰国被害者家族の一部が、有識者然として「宥和」を叫んでいることだ。
リスクを持たない人が北朝鮮寄りの発言をし、リスクを有する家族会が「制裁」を叫んでいることだ。
氏がそのようなことを叫びたくなる気持ちはわかりますが、でも現実問題として増元氏らの態度は、安倍とか巣食う会とか日本会議みたいなところを利するだけですよねえ。氏が04年の参議院選挙に立候補した時、あまり票を取れず敗れたのも氏の姿勢がけっして有権者が支持できるようなものではなかったからでは。
さらに６月１７日の記事では、朝日新聞に寄稿した田原総一郎氏の文章を批判し
＞それが出来ないなら、北朝鮮のプロパガンダに走る人物は、金正日政権の擁護者であり、確信的に日本を危ない方向に持っていくことになる。そして、北朝鮮人民をも見捨てる非人道的なジャーナリストとなる。
とまで論難します。
氏の基本的な思考様式ではそういう話になるのかもしれませんが、こんなこと主張したって一部の極右が喜ぶだけですね。いや、氏はすでに極右か。
こんな態度じゃ、蓮池透氏が家族会を離れるのも仕方ないですね。増元氏からすれば、蓮池氏は卑劣な裏切り者になるのかもしれませんが、私は蓮池氏が冷静になったのだなと思うだけです。
また、これは増元氏だけの話ではありませんが、氏はこのように書いています。（６月１９日の記事）
＞しかし、家族会の総意は家族会総会で確認していることだが、１、訪朝はしない。２、すべての被害者を救出するには「制裁の発動」という圧力が不可欠。というものであることは間違いない。
２はともかく、１の訪朝はしないというのは、横田夫妻にはちょっとひどいと私は思います。失礼ながら、亡くなっている可能性が非常に高い（と言わざるを得ません）増元氏らとちがい、横田さんはお孫さんが生きていることが分かっているんですからね。いや、その他の拉致被害者家族の方々の中にも、ぜひ北朝鮮に行って、自分の家族の生活の証を見たいという方もいるんじゃないんですかね。いたとして、拉致被害者家族仲間だろうとなんだろうと、それを非難する資格はだれにもないでしょう。
ていいますか、私が何回も書いている通り、とりあえず横田さんはお孫さんに会ったほうがいいんじゃないの？
そうすればいろいろな情報が入るし、わからないこともいろいろわかります。常識的に考えて、会って損はしないし、得はたくさんあります。
非常に厳しい言い方をしますが、もしかしたらめぐみさんが亡くなったということを、横田夫妻も納得するかもしれません。いや、正直ご夫妻は、もうめぐみさんが生きているとはあまり期待はしていないでしょう。北朝鮮のへの復讐のためにお孫さんに会わないのでしょう。が、そんなことは不自然だと思います。
蓮池透さんは横田夫妻に訪朝してほしいと語っています。増元氏も、それくらいのことを言える心の広さがほしいのですが、できない相談でしょうね。
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ほんとそうなんですよね。「訪朝はしない」という家族会のやり方は、事実上横田夫妻をけん制するためではないかと思います。ぬけがけは許さんみたいな。その態度の延長が、蓮池氏に対する態度なのだと思います。それにしても、仲間をそのように非難する姿というのは、関係ない私から見てとても空しいものに感じられました。
「拉致被害者を救う！日本を信じる！」というキャッチだったんですが、いつも間に「日本を変える！」になってますね。もう信じるものが無くなって周りが見えなくなったんでしょうか、まあそこに付け込む自称救出団体が余りに打算的なんですが。
冷静になれば、さすがにあんな態度にはならないと思いますが、櫻井よしこその他、付け込むクズどもがいるわけで、ほんとに困ってしまいます。