ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

情報(松田優作の駆け出し時代出演作にして、原田美枝子のプレデビューの映画である日活児童映画が、DVD化されていた)(追記あり)

2018-09-14 00:00:00 | 映画

あ、すみません。今回は、原田美枝子つながりで、思わず「お!」と思った情報をお伝えします。すでに2年弱前のリリースですから、ご存知の方多数でしょうが、でも知らない方もいると思うので、記事にします。

1974年に公開された日活児童映画の作品である『ともだち』が、DVD発売されていました。

私は以前日活児童映画について、次のような記事を書きました。

昔、日活児童映画というのがあった

「日活児童映画」でググると、6年も前に書いたこの記事がいまだ(2018年9月13日現在)上から2番目に出てくるくらいで、いかに世間から「日活児童映画」なるものが忘れ去られているかよくわかります。いや、それはもちろん私の記事が上に出てくるのはうれしいですが、でもいろんな人が記事を書いていれば、私の記事がこんな上に出てくるわけがない。

それでその記事の中で私は、

>しかし、これらの映画って、DVDとかで発売されていないんですよね。

ビデオなども不完全にしか発売されていないし、しかもその価格はべらぼうだったりします。好きな人は、このような映画は本当に好きだから、大喜びで購入しますから(映画ファンでない人には、いまひとつピンと来ない話かもしれませんが、映画のソフトとかを買うのが好きな人間(たとえば私)にとっては、本当にこういうものは他人からすれば「馬鹿か」というような値段で買います)高い値段になっちゃうわけです。

と書きました。この現状は特に変化はないと思いますが(6年も経っていますので、VHSソフトの入手はまずます難しくなっていると思います)、実は1本の映画が2016年にDVD化されていることを知りました。それが、タイトルにもあるように、松田優作の駆け出し時代の出演作で、原田美枝子のプレデビューの映画でもある『ともだち』のわけです。

つまり『松田優作DVDマガジン』の1巻として発売されたわけです。講談社の宣伝HPにも、

>松田優作出演映画作品全コンプリート!
『蘇える金狼(1979年)』『野獣死すべし(1980年)』はもちろん、初のDVD化となる『ともだち(1974年)』、自ら監督主演を果たした『ア・ホーマンス(1986年)』、ハリウッドデビュー作『ブラック・レイン(1989年)』、ドキュメンタリー映画『SOUL RED 松田優作(2009年)』も収録!

とあるくらいで、この作品の収録は1つの目玉であったことがわかります。

いやー、それにしても日活自身は、現段階日活児童映画をDVD化する予定はないようですから、実にこれはありがたいですね。講談社さんには感謝の言葉もありません。日活も、いいかげん、日活児童映画コンプリートBOXでも発売してもいいと思うんですけどね。図書館や教育委員会、私のような好き者が購入するんじゃないんですかね。

そんな話はともかく、それで、松田優作の役はというと、こちらから引用しますと、

>松田優作は、主人
公の少年の家が営むお弁当屋で住込みで働く小松役です。

>松田優作は、主人公の新太を応援してあげるとても優しいお兄
さんという役柄。これもまた松田優作のいい味が出ています。

とのことです。

いくら駆け出しで、作品をえり好みできるような時期ではないとはいえ、よくこのような映画の出演オファーが来たし、またご当人も出演したなと思いますが、これはこの映画の澤田幸弘監督が、『太陽にほえろ!』の監督をしていた関係で出演となったようですね。このドラマの関係では、下川辰平や、のちの出演ですが、地井武男も出演しています。松田がこのドラマに出演していたのは、1973年7月20日放送の第53話から、74年8月30日放送の第111話までです。ただこの間澤田監督が演出したエピソードは、2話のみです。同時撮影で2話演出したのでしょう。第80話、81話で、それぞれ74年の1月25日、2月1日放送です。以上の情報は、Wikipediaのこちらの項目より。また澤田監督は、のちに『大都会 PARTII』でも、松田と一緒に仕事をしています。

それでお待ちかね(?)原田美枝子ですが、Wikipediaからいただきますと

>「勉強のために」と勧められて日活児童映画『ともだち』(澤田幸弘監督、1974年7月24日公開)に、主人公の少年の姉役として出演した。

とのこと。下が、その時の模様のようです。すみません、私も未見なので、未確認です。

うーん、だいぶ胸がでかいですね。

前の記事でも書きましたように、現在このような映画やドラマは、なかなか制作されることもないかと思いますが、でもこのような映画を観てそろそろ半世紀近く前になる時代を想ってもいいかもしれません。私は早速注文しました。すでにプレミア価格ですが、仕方ありません。読者の皆様もぜひどうぞ。

なお、よろしければこちらの記事もお読みください。

「透明ドリちゃん」についての情報、あと柿崎澄子についての話

情報(未ソフト化の原田美枝子の出演作『恋は緑の風の中』をCSで鑑賞できる)(なぜかDVD(あるいはBD)化されない映画(2))

原田美枝子のヌード(明日が、『恋は緑の風の中』の放送日!)

同日の追記:こちらのサイトに、貴重な証言がありましたので引用いたします。

>これ(引用者注:『恋は緑の風の中』)が劇場公開作としてはデビューにあたるが、実はそれ以前にテストの形で一歩を踏み出している。全国の学校を回って上映される児童映画「ともだち」(74年/日活)というタイトル。監督は松田優作のアクション映画で名をはせた澤田幸弘である。
「主人公の男子児童のお姉さん役が決まらなくて、当時の人気アイドルだった桜田淳子にお願いしてみようとなったんですよ。彼女が所属するサンミュージックに打診したら『桜田を超える期待の新人がいます』と言われたんです」
 それが中学3年生の原田である。澤田は面接をしてみると、原田が白い服を着ていたせいもあるが、まるで「羽の生えた天使」に見えた。もちろん、その場ですぐに姉の役を決めた。
 意外にも原田はアイドル歌手志望だったそうだが、澤田は「素直にセリフを言ってさえくれれば」と思った。
「演技力うんぬんじゃなく、最初に会ったイメージがすべて。まだあどけなかったけど、とにかく光っていたよね。撮影が終わって最後に『歌手になれるよう頑張ってね』と言ったら、大きな声で『はい!』と返事したのを憶えています」
 同作品には、のちに盟友となる松田優作も出演している。そして原田は歌手になることはなく、本格派の女優を目指す旅に出た。

俳優 原田美枝子   映画に生きて生かされて

原田は、自著の中でもこの件を語ってくれているようですので、これは私も入手して読まないとですね。また上の記事では、彼女は歌手志望だったとありますが、Wikipediaによると

>アイドル全盛の当時、原田も歌手としてデビューする話で進んでいたが、当人は乗り気ではなく

とありますので、上の記事と話が食い違います。真相はわかりませんが、たぶん事務所も彼女も、彼女の方向性をいろいろ考えていたのでしょう。また、原田は『太陽にほえろ!』の287話(1978年1月27日放送)に出演していますが、これは監督は、木下亮氏でした。タイトルは、『ある娘』とのことで、彼女をかなり中心にしたエピソードかと思います。

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