ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

花田紀凱は、過去の自分の仕事すら徹底的に裏切っていると思う(追記あり:inti-solさんの記事をご紹介)

2022-08-02 00:00:00 | 社会時評

bogus-simotukareさんの記事を読んでいて、なかなか興味深いことを知りました。

今日の産経ニュースほか(2022年7/31分)(副題:安倍暗殺続報ほか)

>【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(884)安倍元首相射殺報道、話が逸れている - 産経ニュース
 花田と産経では予想の範囲内ですが「山上は殺人犯だ」の一点張りで「犯行動機である安倍と統一教会の癒着」から話をそらそうとしていることには心底呆れます。

私も花田(と産経)の反応は予想の範疇ですが、ただ産経はまだしも、花田が旧統一協会(統一教会)の問題に、このような態度を取るというのは、過去の自分の仕事への完全な背信行為だと思いますね。だいたい日本における統一協会問題の仕掛け人の1人は、花田じゃないですか。たとえばこちらの本

脱会―山崎浩子・飯星景子報道全記録

は、せんだっての参議院選挙で落選した有田芳生氏と「週刊文春」編集部の編著ですし、当時の「週刊文春」の編集長が花田だったわけだし、また大きな話題となった山崎浩子の手記について、花田は、

>新体操で知られた山崎浩子が統一教会の合同結婚式に参加後、洗脳を解かれた際は独占手記を獲得。その号の売れ行きは爆発的だった。ゲラを読んだ花田は、入手してきたデスクに「これは平成三大手記のひとつだよ」と話した。

自慢したくらいです(苦笑)。

でですよ、花田は、「マルコポーロ事件」で閑職に飛ばされて文春を退社するという事態にならなければ、そして彼が文春で社長その他の最高幹部に出世していれば、自分の手柄を自慢しているでしょうにね(笑)。そしておそらく安倍晋三批判、自民党批判も辞さない態度ではないか。どんだけ馬鹿でクズなんだか。なにしろ産経の記事では、

>たかだか現在の信者は10万人(8万人とも)、多額の献金をしているわけでもない。選挙ともなれば、その程度の組織でも、反対に回られるよりは。それだけの関係だろう。

共産党の志位和夫委員長はツイッターで、「〝何が悪いのか〟と開き直りを始めた」と書いているが、実際「何が悪いのか」。

統一教会の名称変更問題もそうだ。じゃ、新聞はその時(平成27年)に反対キャンペーンでも張ったのか。

ですからねえ(呆れ)。

まあ今の花田を、「雑誌編集者」としてより「政治活動家」としてとらえている人がすでに多数なのかもですが、さすがにこれはひどすぎますね。もはや彼にとって、自分が主導した統一協会追及なんてのは、黒歴史なんですかね。そうなんでしょうが、たいていの人間にとっては、今の彼のほうがよっぽど狂っているとしか言いようがないでしょうに。呆れかえるにもほどがあるというものです。

bogus-simotukareさんに感謝を申し上げてこの記事を終えます。

8月4日23時57分ごろ追記:inti-solさんが、同じこの花田の駄文を批判するテーマで記事を書いてくださいました。軽めの拙記事よりもずっと読み応えのある記事ですので、ぜひお読みになってください。

共犯者が必死で擁護している

で、記事中私もよく知らなかったので、あらためて呆れ切ったのがこちら。

>統一教会の傘下にある国際勝共連合の機関紙として思想新聞、更に実質的な機関紙として「世界日報」があります。

その世界日報の編集長(当時)の藤橋進は、2019年6月、花田が編集長を務めるネトウヨ誌「月刊HANADA」に記事を執筆し、更にYouTubeにて二人の対談の動画が公開されています。
動画再生数に貢献したくないのでリンクは張りません。興味がある方はURLをコピペしてご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=QUarV9TIAic

言うまでもなく、元週刊文春の編集長であった花田が、世界日報を統一教会の実質的機関紙であることを知らないはずはありません(週刊文春は、かつて統一教会批判キャンペーンをやったことがある)。

拙記事でも指摘しているように、花田のクズぶりは半端じゃないですね。どんだけ堕落すれば気が済むのか。

もう1つ、こちらも。

>さらに、その世界日報のWikipediaの説明を見ると、
読者向けの「世日クラブ」の講演者として小室直樹や松原正、木村治美、清水馨八郎、渥美堅持、井尻千男、三根生久大、入江通雅、大原康男、細川珠生、冨士信夫、吉原恒雄、渡部昇一、長野拓也、中條高徳、藤井裕久、石平、竹田恒泰、石井昌浩、呉善花、コシノジュンコ、高田純、上甲晃、田村重信、八木秀次、高橋史朗、小林正、中西輝政、櫻井よしこ、渡辺利夫、川上高司、遠藤誉、小川和久、濱口和久、仲村覚、小川榮太郎、渡部恒雄、安積明子、浅野和生、坂東忠信、楊海英、新田均、河添恵子、江口克彦、西岡力、島田洋一、高橋利行、荒木和博
世界日報社が制作するインターネット番組「パトリオットTV」のゲストが出演者として伊藤俊幸、香田洋二、山口昇、岩田温、八幡和郎、阿比留瑠比、江崎道朗、小川和久、古川勝久、松田学、渡瀬裕哉、小川榮太郎、西岡力、遠藤誉、平井宏治、安積明子、渡部恒雄、永岩俊道、鷲尾英一郎、神津健一、ロバート・エルドリッチ、デービット・アトキンソン、行徳哲男、中根滋、孫向文
の名が紹介されています。(両者に重複あり)
その全員とは言いませんが、大半が、お決まりの顔ぶれの保守文化人(産経文化人、ネトウヨ文化人)であり、HANADAやWiLL、産経の常連執筆者も大勢見当たります。というか、産経のスター記者(笑)その人の名もあるじゃないですか。

つまり、統一教会が霊感商法や信者からの高額な寄付で巻き上げたお金で原稿料や講演料をもらっていた連中が、花田であり、そのほか多くのネトウヨ文化人というわけです。タダで秘書を派遣してもらったり選挙運動をやってもらっていた自民党と、たいして変わらないし、こういう連中がやたらと持ち上げていた安倍元首相がやはり統一教会と近い関係だったことも、こう考えれば納得です。

上の連中は、日々韓国を批判しているわけですが、それが韓国系の宗教の関連組織から銭をもらっている(そしてそれらは、主に日本人から巻き上げたものが原資である)なんて、どれだけ人間のクズなのか。阿比留瑠比など、どんだけ社会常識が欠如しているのか、信じがたいものがあります。大原康男みたいな狂信的神道学者が、こんなものにかかわって、最低レベルの常識もないとしかいいようがない。まったく無様で無残とはこのことです。盗人猛々しいとはこのことです。

inti-solさんに感謝を申し上げて、この追記を終えます。

コメント (4)
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