拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

オルガヌム~パロディ・ミサ~第九

2016-12-24 17:16:51 | 音楽

これも、大分前に作ってFBにアップした音源。少し前に投稿した「曲当てクイズ」と同様、今回はユーチューブにアップして、ブログ、さらにFBにリンクさせた。「曲当てクイズ」と同じ楽章の少し前の部分、やはり同じ部分を3回に分けて、1回目は第1ヴァイオリンを除いたパートで、2回目は第1ヴァイオリンだけ、そして3回目でトゥッティ。この音源を作ったのは、第1ヴァイオリン以外の、主に管楽器が主題を長ーーーく伸ばしていて、それに第1ヴァイオリンがからむのだが、その長く伸ばされた主題を味わいたかったから。絵に「オルガヌム」と書いたのは、中世のオルガヌムが、長ーーーく保持された音(テネーレ)の対旋律(カウンター)として他の音がからむというもので、第九の(あっ、答を言っちゃった、って今回のタイトルに書いちゃって、もはやクイズではなくなってたっけ)件の部分がオルガヌムっぽいな、と思ったからだ。そういえば、少し前に投稿したデュファイの「もしも私の顔が青いなら」に代表されるパロディ・ミサもそうだった。長ーーーく伸ばされたシャンソンの主題に他の声部がからんでいく。あ、言い忘れたけど、ここで言うシャンソンってルネサンス期のフランスの世俗曲のことで、エディト・ピアフや美輪明宏さんが歌ってる歌ではありませんので、念のため。因みに、「カウンター・テナー」っていうのは、いまではファルセットで歌う男性歌手のことを指すが(私もそう言われるが)、元は、テナーの対旋律をことを言った。

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